JPH059086U - 画像ミユート回路 - Google Patents

画像ミユート回路

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Publication number
JPH059086U
JPH059086U JP062680U JP6268091U JPH059086U JP H059086 U JPH059086 U JP H059086U JP 062680 U JP062680 U JP 062680U JP 6268091 U JP6268091 U JP 6268091U JP H059086 U JPH059086 U JP H059086U
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JP
Japan
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circuit
image
signal
voltage
mute
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Application number
JP062680U
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English (en)
Inventor
幸夫 高取
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な回路構成で入力画像信号の切換時に過
不足なく良好に画像ミュートをかける。 【構成】 サンプルホールド回路12では、入力映像信
号から取り出された水平同期信号をサンプルパルスとし
てフライバックパルスがサンプルホールドされる。ホー
ルド電圧は、比較回路18で基準電源22の基準電圧と
比較され、比較結果は積分回路24で積分される。これ
により、非同期期間が検出される。この期間中、画像消
去回路30によってCRT36の第1グリッド38が負
バイアスされ、画像が消去される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、不要な画像を消去する画像ミュート回路にかかり、たとえばコンピ ュータ端末用のCRTディスプレイ装置などにおける入力画像信号切換時の画像 の乱れの消去に好適な画像ミュート回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
NTSC方式で代表される標準テレビジョン信号は水平走査周波数が15.7 5KHzと固定であるが、コンピュータ端末用のCRTディスプレイ装置では必 ずしも固定されておらず、水平同期周波数の異なる多種多様な画像信号が存在す る。そこで、これらの種々の規格の画像信号に1台で対応できるようにしたバリ スキャンディスプレイ装置が要望されている。
【0003】 このようなバリスキャンディスプレイ装置では、入力画像信号の切換えに伴っ て水平同期周波数が変化すると、装置側の水平発振回路やAFCなどが新たな画 像信号の水平同期周波数に同期するまでの間、画像に乱れが生じて表示品位が低 下する。このため、入力画像信号の切換時に一時的に画像ミュートをかけて品位 の改善が図られている。
【0004】 図2には、従来の画像ミュート回路の一例が示されている。同図において、入 力画像信号から分離された水平同期信号は、周波数−電圧変換を行うF−Vコン バータ90に入力され、ここで水平同期周波数に比例した電圧に変換される。こ の変換後の電圧は、電圧変化検出回路92に入力され、ここでその電圧変化が検 出される。入力画像信号が切り換えられると水平同期周波数が変化し、F−Vコ ンバータ90の出力電圧も変化する。すると、電圧変化検出回路92によってそ の電圧変化が検出される。電圧変化の検出信号は、ワンショットマルチバイブレ ータ94に出力される。
【0005】 ワンショットマルチバイブレータ94では、入力された検出信号に基づいて所 定時間分のミュート信号が出力される。このミュート信号は、画像消去回路96 に供給され、ミュート信号の入力期間中CRT98における画像消去が行われる 。具体的には、CRT98における第1グリッド電圧が、ミュート信号の期間中 通常の電圧値から負の電圧に切り換えられて、電子ビーム出力がカットされる。 あるいは、ミュート信号の期間中CRT98のカソードに供給される画像信号自 体がカットされる。 このように、従来は、水平同期信号の変化を検出し、この時点から一定時間画 像ミュートの処理が行われる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、CRT98を含むバリスキャンディスプレイ装置では、回路定数や 調整のバラツキなどのため、入力画像信号が切り換えられてから同期の安定した 画像表示が行われるまでの時間にバラツキが生じる。このため、前記従来例にお けるワンショットマルチバイブレータ94におけるミュート信号の出力時間が不 足して、同期の乱れた画像を完全に消去できない場合が生ずる。
【0007】 このような不都合は、ワンショットマルチバイブレータ94によるミュート信 号の出力時間を長く設定することによって解決できるとも考えられるが、すると 、新たな画像が表示されるまでに相当長い時間が必要となり、却って使い勝手が 悪くなってしまう。また、この従来技術では、F−Vコンバータ90や電圧変化 検出回路92などを必要とし、回路構成が複雑になるという不都合もある。
【0008】 本考案は、この点に着目したもので、簡便な回路構成で入力画像信号の切換時 に過不足なく良好に画像ミュートをかけることができる画像ミュート回路を提供 することを、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、入力画像信号の非同期状態に応じて表示装置における画像消去を行 う画像ミュート回路において、前記画像信号から取り出された水平同期信号に基 づいてフライバックパルスのサンプルホールドを行うサンプルホールド回路と、 これによるホールド値を所定の基準値と比較する比較回路と、これによる比較結 果を積分して前記非同期状態の期間を検出する積分回路と、これによる検出結果 に基づいて表示装置における画像消去を行う画像消去回路とを備えたことを特徴 とする。
【0010】
【作用】
本考案によれば、非同期の場合には、水平同期信号とフライバックパルスの周 波数や位相が多くの場合一致しなくなることを利用して非同期状態が検出される 。このとき、積分を行って稀にそれらが一致したときの誤検出が防止されている 。そして、この非同期期間中、画像ミュートの処理が行われる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を、図1及び図2を参照しながら説明する。図1には 、本実施例による画像ミュート回路の構成が示されている。同図において、画像 ミュート回路の入力端子10には、水平偏向コイル(図示せず)を流れるのこぎ り波の帰線期間に発生するフライバックパルス10が入力されている。入力端子 10は、サンプルホールド回路12のFET14のドレイン側に接続されている 。FET14のゲート側には、水平同期信号が入力されており、ソース側はコン デンサ16を介してアースに接続されている。また、FET14のゲート側はサ ンプルホールド回路12の出力側となっており、比較回路18の入力側に接続さ れている。
【0012】 次に、比較回路18は、オペアンプ20を有しており、サンプルホールド回路 12の出力側がオペアンプ20の非反転入力側に接続されている。また、オペア ンプ20の反転入力側には、所定の基準電源22が接続されている。更に、オペ アンプ20の出力側が積分回路20の入力側に接続されている。積分回路24は 、抵抗26とコンデンサ28とによって構成されている。
【0013】 積分回路24の出力側は、画像消去回路30のスイッチ32の制御入力側に接 続されている。スイッチ32の切換端子の一方は直接アースに接続されており、 他方はバイアス電源34に接続されている。また、スイッチ32の共通端子は、 CRT36の第1グリッド38に接続されている。
【0014】 以上の各部のうち、サンプルホールド回路12は、フライバックパルスを水平 同期信号に基づいてサンプルホールドするためのものである。すなわち、水平同 期信号が論理値の「H」レベルの間FET14が導通してフライバックパルスが コンデンサ16に供給され、水平同期信号の立ち下がり時点におけるフライバッ クパルスのレベルがコンデンサ16にホールドされるようになっている。
【0015】 次に、比較回路18は、サンプルホールド回路12から出力されるホールド電 圧を基準電源22の基準電圧と比較するためのものである。また、積分回路24 は、比較回路18の出力電圧を積分するためのもので、その積分の時定数(抵抗 26の抵抗値R,コンデンサ28の容量Cに対しR×Cで表わされる)は、画像 信号の垂直走査周期程度に設定されている。
【0016】 次に、画像消去回路30は、入力信号によりスイッチ32が切り換えられて画 像消去を行うためのものである。すなわち、ミュート信号が積分回路24から入 力されている間はスイッチ32がa側に切り換えられ、CRT36の第1グリッ ド38にバイアス電源34による負電圧が印加されるようになっている。これに よって、CRT36における第1グリッド38〜カソード40間におけるバイア スが深くなり、電子ビームがカットさせるようになっている。
【0017】 なお、通常の動作中は、スイッチ32はb側に切り換えられており、第1グリ ッド38は通常の電子ビーム出力のバイアス状態となる。また、装置の構成によ っては、第1グリッド38に正の電圧が与えられたり、帰線消去用の電圧制御が 行われることがある。
【0018】 次に、以上のように構成された本実施例の動作について、図2のタイムチャー トを参照しながら説明する。最初に、ある水平同期周波数の画像信号が入力され ており、これに基づいて同期のとれた状態で表示が行われているとする。この同 期状態では、水平同期信号とフライバックパルスとは、周波数,位相とも一致し ている(図2(A),(B)参照)。
【0019】 このため、サンプルホールド回路12からは一定の高い電圧が出力されること になる。この電圧値は、比較回路18における基準電源22の基準電圧よりも大 であるため、比較回路18の出力は論理値の「H」である(同図(C)参照)。 また、積分回路24の出力も「H」であり(同図(D)参照)、画像消去回路3 0のスイッチ32はb側に接続された状態にある。
【0020】 この状態で、水平同期周波数の異なる他の画像信号に切り換えられたとすると 、水平同期信号とフライバックパルスが一時的に非同期状態となる(同図(E) ,(F)参照)。すなわち、フライバックパルス,水平同期信号間で周波数や位 相に差が生じることになる。このため、サンプルホールド回路12におけるホー ルド電圧は、非同期のほとんどの間基準電源22の基準電圧以下となる。しかし 、フライバックパルスと水平同期信号のタイミングが一致したわずかな期間では 、ホールド電圧は基準電圧以上となる。
【0021】 このようなホールド電圧が入力されるため、比較回路18の出力はほとんどの 場合論理値の「L」となるが(同図(G)参照)、わずかな期間では論理値の「 H」となる。これが積分回路24に入力されると、入力電圧の積分が行われるた め、非同期期間中は論理値の「L」となり(同図(H)参照)、これがミュート 信号として画像消去回路30に供給される。
【0022】 画像消去回路30では、入力ミュート信号に基づいてスイッチ32がa側に切 り換えられる。このため、バイアス電源34による負電圧がCRT36の第1グ リッド38に印加され、画像の消去が行われることになる。
【0023】 次に、所定時間経過して、新たな画像信号に同期した状態となると、その画像 信号から取り出された水平同期信号とフライバックパルスとが再び同期状態とな る。このため、サンプルホールド回路12から出力されるホールド電圧が基準電 源22の基準電圧よりも高い電圧となり、比較回路18の出力は論理値の「H」 に戻る。従って、積分回路24の出力も速やかに「H」となり、画像消去回路3 0のスイッチ32はb側に切り換えられる。
【0024】 これにより、非同期状態から同期状態への変化に遅れることなく画像ミュート が解除される。なお、積分回路24を省略すると、非同期期間中であってもたま たま比較回路18の出力が「H」となったときに画像消去が解除されてしまうこ とになる。
【0025】 この実施例によれば、画像信号が切換えに伴って生ずる非同期の期間を検出し 、その期間中は画像消去が行われるので、回路定数や調整のバラツキに関わらず 過不足なく画像ミュートが実行できる。また、サンプルホールド回路,比較回路 ,積分回路など、従来と比較して簡便な回路構成となっている。
【0026】 なお、本考案は、何ら上記実施例に限定されるものではない。たとえば、カラ ー表示用のCRTに適用したり、CRTの第1グリッドに対する負バイアス以外 の方法で画像消去を行うなど、同様の作用を奏するように種々設計変更が可能で あり、これらのものも本考案に含まれる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による画像ミュート回路によれば、入力画像信号 から取り出された水平同期信号を利用してフライバックパルスをサンプルホール ドし、このホールド電圧を基準値と比較するとともに、比較結果を積分して非同 期期間を検出することとしたので、簡便な構成で過不足なく良好に画像ミュート を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による画像ミュート回路を示
す構成図である。
【図2】前記実施例における主要部の信号波形例を示す
タイムチャートである。
【図3】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
12…サンプルホールド回路、14…FET、16,2
8…コンデンサ、18…比較回路、20…オペアンプ、
22…基準電源、24…積分回路、26…抵抗、30…
画像消去回路、32…スイッチ、34…バイアス電源、
36…CRT、38…第1グリッド、40…カソード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 入力画像信号の非同期状態に応じて表示
    装置における画像消去を行う画像ミュート回路におい
    て、前記画像信号から取り出された水平同期信号に基づ
    いてフライバックパルスのサンプルホールドを行うサン
    プルホールド回路と、これによるホールド値を所定の基
    準値と比較する比較回路と、これによる比較結果を積分
    して前記非同期状態の期間を検出する積分回路と、これ
    による検出結果に基づいて表示装置における画像消去を
    行う画像消去回路とを備えたことを特徴とする画像ミュ
    ート回路。
JP062680U 1991-07-12 1991-07-12 画像ミユート回路 Pending JPH059086U (ja)

Priority Applications (1)

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JP062680U JPH059086U (ja) 1991-07-12 1991-07-12 画像ミユート回路

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JP062680U JPH059086U (ja) 1991-07-12 1991-07-12 画像ミユート回路

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JPH059086U true JPH059086U (ja) 1993-02-05

Family

ID=13207246

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JP062680U Pending JPH059086U (ja) 1991-07-12 1991-07-12 画像ミユート回路

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JP (1) JPH059086U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001177824A (ja) * 1999-12-17 2001-06-29 Asahi Optical Co Ltd 電子内視鏡用信号切替装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001177824A (ja) * 1999-12-17 2001-06-29 Asahi Optical Co Ltd 電子内視鏡用信号切替装置

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