JPH067631Y2 - 映像信号処理回路 - Google Patents
映像信号処理回路Info
- Publication number
- JPH067631Y2 JPH067631Y2 JP8090388U JP8090388U JPH067631Y2 JP H067631 Y2 JPH067631 Y2 JP H067631Y2 JP 8090388 U JP8090388 U JP 8090388U JP 8090388 U JP8090388 U JP 8090388U JP H067631 Y2 JPH067631 Y2 JP H067631Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- clamp
- horizontal
- voltage
- frequency
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- Television Receiver Circuits (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、映像信号処理回路に係り、特に映像入力信号
の直流分を再生するためのクランプが、複数の異なる水
平周波数の映像入力信号の場合にも、良好に動作するよ
うにした映像信号処理回路に関する。
の直流分を再生するためのクランプが、複数の異なる水
平周波数の映像入力信号の場合にも、良好に動作するよ
うにした映像信号処理回路に関する。
(従来の技術) 映像信号処理回路は、一般的にはCRT(陰極線管)上
に画像を表示する従来からのテレビジョン受像機やコン
ピュータ用のディスプレイ装置等に用いられている。
に画像を表示する従来からのテレビジョン受像機やコン
ピュータ用のディスプレイ装置等に用いられている。
コンピュータ用のディスプレイ装置の場合は、最近のコ
ンピュータ技術の進歩により、画像表示される映像信号
の水平周波数は、従来の標準NTSC信号における1
5.75kHz以外の多種多様な周波数のものが増加して
いる。
ンピュータ技術の進歩により、画像表示される映像信号
の水平周波数は、従来の標準NTSC信号における1
5.75kHz以外の多種多様な周波数のものが増加して
いる。
これらの多種多様な水平周波数の映像入力信号に対応で
きる映像信号処理回路が必要とされてきた。
きる映像信号処理回路が必要とされてきた。
第3図は従来の映像信号処理回路を示すブロック図であ
る。
る。
第3図において、入力端子1より入力された映像入力信
号は、クランプ回路2でそのブランキング期間をクラン
プされ、周知の通り直流分の再生が行われている。
号は、クランプ回路2でそのブランキング期間をクラン
プされ、周知の通り直流分の再生が行われている。
前記クランプ回路2の出力信号は、映像増幅回路3で増
幅され、CRT4のカソードへ供給され、周知の通り画
像を表示するよう動作している。
幅され、CRT4のカソードへ供給され、周知の通り画
像を表示するよう動作している。
一方、入力端子1より入力された映像入力信号は、同時
に同期分離回路5において同期信号のみが分離され、水
平同期信号出力が得られる。
に同期分離回路5において同期信号のみが分離され、水
平同期信号出力が得られる。
前記水平同期信号出力はクランプパルス発生回路6へ供
給され、周知のように水平同期信号を微分等することに
より後縁部付近からスタートするクランプパルスを発生
している。
給され、周知のように水平同期信号を微分等することに
より後縁部付近からスタートするクランプパルスを発生
している。
このクランプパルスは、前記クランプ回路2へ供給さ
れ、前記映像入力信号のブランキング期間のペデスタル
レベルをクランプして、直流分の再生が行われている。
れ、前記映像入力信号のブランキング期間のペデスタル
レベルをクランプして、直流分の再生が行われている。
又、同時に前記水平同期信号出力は、水平偏向回路7へ
供給されている。水平偏向回路7は、周波数電圧変換回
路8,位相比較回路9,電圧制御発振器10,水平偏向
出力回路11等により構成されている。
供給されている。水平偏向回路7は、周波数電圧変換回
路8,位相比較回路9,電圧制御発振器10,水平偏向
出力回路11等により構成されている。
この水平偏向回路7の動作を説明する。
前記水平同期信号出力は、周波数電圧変換回路8と位相
比較回路9へ供給される。
比較回路9へ供給される。
周波数電圧変換回路8では、水平周波数(水平同期信号
の繰返し周波数)Hに比例した直流電圧Eを発生
し、これを周波数制御電圧として電圧制御発振器10へ
供給する。電圧制御発振器10は、この周波数制御電圧
Eに応じた繰返し周波数の方形波の出力信号Dを発振
し、水平偏向出力回路11へ供給している。
の繰返し周波数)Hに比例した直流電圧Eを発生
し、これを周波数制御電圧として電圧制御発振器10へ
供給する。電圧制御発振器10は、この周波数制御電圧
Eに応じた繰返し周波数の方形波の出力信号Dを発振
し、水平偏向出力回路11へ供給している。
水平偏向出力回路11は、水平偏向コイルに鋸歯状波の
偏向電流を流すことにより、CRT4の電子ビームを水
平方向に偏向すると共に、発生したフライバック・パル
スPcを昇圧,整流することにより高圧を発生させて、
CRT4のアノードへ供給している。
偏向電流を流すことにより、CRT4の電子ビームを水
平方向に偏向すると共に、発生したフライバック・パル
スPcを昇圧,整流することにより高圧を発生させて、
CRT4のアノードへ供給している。
前記フライバック・パルスPcは、位相比較回路9へ供
給されている。位相比較回路9は、前記水平同期信号と
前記フライバック・パルスPcの位相を比較し、その位
相差に応じた直流電圧Epを出力して、電圧制御発振器
10へ供給しており、このフィードバックループによ
り、前記水平同期信号と前記フライバック・パルスPc
の位相同期がとられる。
給されている。位相比較回路9は、前記水平同期信号と
前記フライバック・パルスPcの位相を比較し、その位
相差に応じた直流電圧Epを出力して、電圧制御発振器
10へ供給しており、このフィードバックループによ
り、前記水平同期信号と前記フライバック・パルスPc
の位相同期がとられる。
この水平偏向回路7の動作は、映像入力信号の水平周波
数Hが変化した場合には、周波数電圧変換回路8にお
いて、水平周波数Hに比例した直流電圧Eを発生し
て電圧制御発振器10に供給し、この周波数制御電圧E
に応じた繰返し周波数の方形波の出力信号Dを発振さ
せ、水平偏向出力回路11へ供給するよう動作し、自動
的に水平周波数Hの変化に対応できるように構成され
ている。
数Hが変化した場合には、周波数電圧変換回路8にお
いて、水平周波数Hに比例した直流電圧Eを発生し
て電圧制御発振器10に供給し、この周波数制御電圧E
に応じた繰返し周波数の方形波の出力信号Dを発振さ
せ、水平偏向出力回路11へ供給するよう動作し、自動
的に水平周波数Hの変化に対応できるように構成され
ている。
なお、この動作の詳細については、特願昭60−157
649号等にも具体的に述べられているので、ここでは
省略する。
649号等にも具体的に述べられているので、ここでは
省略する。
第4図は従来の映像信号処理回路の具体的回路を示す図
である。特に、第3図におけるクランプ回路2,映像増
幅回路3の部分の具体的回路が示してある。第3図と同
一部分は同一符号を付して示す。
である。特に、第3図におけるクランプ回路2,映像増
幅回路3の部分の具体的回路が示してある。第3図と同
一部分は同一符号を付して示す。
第4図において、入力端子1より入力された映像入力信
号は、クランプ用のコンデンサC1を介して、NPNト
ランジスタQ1のベースへ供給されている。抵抗R
1は、エミッタ抵抗である。
号は、クランプ用のコンデンサC1を介して、NPNト
ランジスタQ1のベースへ供給されている。抵抗R
1は、エミッタ抵抗である。
そして、コレクタの負荷抵抗である抵抗R2に得られた
増幅された映像出力信号は、CRT4のカソードへ供給
され、周知の通り画像を表示するように動作している。
増幅された映像出力信号は、CRT4のカソードへ供給
され、周知の通り画像を表示するように動作している。
なお、NPNトランジスタQ2は、周知の通りNPNト
ランジスタQ1のコレクタ容量と負荷抵抗R2を分離
し、高域周波数特性の劣化を防止するためのトランジス
タである。
ランジスタQ1のコレクタ容量と負荷抵抗R2を分離
し、高域周波数特性の劣化を防止するためのトランジス
タである。
抵抗R3,R4で分割された前記映像出力信号は、電界
効果トランジスタQ3を介して演算増幅器OPの+側入
力端子へ供給されている。演算増幅器OPの+側入力端
子とアース間には、電位保持用のコンデンサC2が接続
されている。
効果トランジスタQ3を介して演算増幅器OPの+側入
力端子へ供給されている。演算増幅器OPの+側入力端
子とアース間には、電位保持用のコンデンサC2が接続
されている。
電界効果トランジスタQ3のゲートには、クランプパル
ス発生回路6よりクランプパルスが供給されている。
ス発生回路6よりクランプパルスが供給されている。
このクランプパルスは、映像信号のペデスタルレベルを
クランプするためのものであり、このパルス期間内のみ
電界効果トランジスタQ3が導通して、この抵抗R3,
R4で分割された電圧が、演算増幅器OPの+側入力端
子へ供給され、コンデンサC2を充電し、その電位が保
持される。
クランプするためのものであり、このパルス期間内のみ
電界効果トランジスタQ3が導通して、この抵抗R3,
R4で分割された電圧が、演算増幅器OPの+側入力端
子へ供給され、コンデンサC2を充電し、その電位が保
持される。
一方、演算増幅器OPの−側入力端子には、クランプレ
ベル設定用の可変抵抗VR1により設定される基準電圧
が供給されている。
ベル設定用の可変抵抗VR1により設定される基準電圧
が供給されている。
演算増幅器OPの出力電圧は、抵抗R5を介してNPN
トランジスタQ1のベースへ供給され、NPNトランジ
スタQ1のDCバイアスを設定している。VA,VB,
VCは、直流電圧源である。
トランジスタQ1のベースへ供給され、NPNトランジ
スタQ1のDCバイアスを設定している。VA,VB,
VCは、直流電圧源である。
この様な構成にすることにより、抵抗R3,R4で分割
された点の電圧が、可変抵抗VR1により設定される基
準電圧に等しくなる様にフィードバックが掛り、必然的
に、CRT4へ供給される映像信号のペデスタルレベル
の電位VLが決定され、クランプ動作が行われたことに
なる。
された点の電圧が、可変抵抗VR1により設定される基
準電圧に等しくなる様にフィードバックが掛り、必然的
に、CRT4へ供給される映像信号のペデスタルレベル
の電位VLが決定され、クランプ動作が行われたことに
なる。
第5図は第4図におけるクランプ回路の等価回路を示す
図、第6図は第5図の動作説明用の信号波形図である。
併せて説明する。
図、第6図は第5図の動作説明用の信号波形図である。
併せて説明する。
第5図中のV0,R0は、次式で表わされる。
V0=VL・R4/(R3+R4)…(1) R0=R3・R4/(R3+R4)…(2) なお、Riは演算増幅器OPの入力抵抗,ICはコンデ
ンサC2への平均充電電流,IDはコンデンサC2の平
均放電電流,ΔVは抵抗R0におけるドロップ電圧,S
Wは電界効果トランジスタQ3の動作を示したスイッチ
である。
ンサC2への平均充電電流,IDはコンデンサC2の平
均放電電流,ΔVは抵抗R0におけるドロップ電圧,S
Wは電界効果トランジスタQ3の動作を示したスイッチ
である。
電界効果トランジスタQ3のゲートには、第6図(A)
に示すパルス幅Tp1のクランプパルスが供給されてい
る。
に示すパルス幅Tp1のクランプパルスが供給されてい
る。
第5図より分るように、A点の波形は第6図(B)に示
すように、コンデンサC2の充電期間には、V0から充
電電流ICによる抵抗R0でのドロップ電圧ΔVだけ下
った電圧(V0−ΔV)となり、この電圧(V0−Δ
V)がクランプの基準電圧となる。
すように、コンデンサC2の充電期間には、V0から充
電電流ICによる抵抗R0でのドロップ電圧ΔVだけ下
った電圧(V0−ΔV)となり、この電圧(V0−Δ
V)がクランプの基準電圧となる。
水平周期をTH1とすれば、コンデンサC2の充電期間
はTp1,放電期間は(TH1−Tp1)となる。コン
デンサの充放電量は同一であるので、 Tp1・IC=(TH1−Tp1)ID…(3) 又、サンプリング周波数に対してし十分に大きな時定数
にC2を選べば、 ID=(V0−ΔV)/Ri…(4) (3),(4)式より、ΔVを求めると、 ΔV=V0−Ri・IC・Tp1/(TH1−Tp1) ≒V0−Ri・IC・Tp1/TH1…(5) となる。
はTp1,放電期間は(TH1−Tp1)となる。コン
デンサの充放電量は同一であるので、 Tp1・IC=(TH1−Tp1)ID…(3) 又、サンプリング周波数に対してし十分に大きな時定数
にC2を選べば、 ID=(V0−ΔV)/Ri…(4) (3),(4)式より、ΔVを求めると、 ΔV=V0−Ri・IC・Tp1/(TH1−Tp1) ≒V0−Ri・IC・Tp1/TH1…(5) となる。
(考案が解決しようとする課題) (5)式より明らかに、ΔVは水平周期TH1即ち、水平
周波数により変化する。
周波数により変化する。
前記説明の第6図(A),(B)の場合を、例えば、従
来の標準NTSC信号における15.75kHzの水平周
波数の場合とすれば、約2倍の水平周波数31.5kHz
の場合を考える。
来の標準NTSC信号における15.75kHzの水平周
波数の場合とすれば、約2倍の水平周波数31.5kHz
の場合を考える。
この場合は、クランプパルスの波形は第6図(C)に示
すようになり、水平周期はTH1の約半分TH2になる
ので、第6図(D)に示す第5図におけるA点の波形よ
り明らかなように、ドロップ電圧ΔV2は、第6図
(B)におけるドロップ電圧ΔV1の約半分となり、ク
ランプの基準電圧が変ってしまう。
すようになり、水平周期はTH1の約半分TH2になる
ので、第6図(D)に示す第5図におけるA点の波形よ
り明らかなように、ドロップ電圧ΔV2は、第6図
(B)におけるドロップ電圧ΔV1の約半分となり、ク
ランプの基準電圧が変ってしまう。
即ち、画像表示される映像信号の水平周波数が変化する
と、クランプの基準電圧が変化してしまい、画面の明る
さ等が変化してしまうという不具合が発生していた。
と、クランプの基準電圧が変化してしまい、画面の明る
さ等が変化してしまうという不具合が発生していた。
本考案は、上記課題を解決することを目的とするもので
あり、画像表示される映像信号の水平周波数が変化して
も、水平周期に比例してパルス幅を変化させたクランプ
パルスを発生させ、クランプの基準電圧が変化しないよ
うにして、常に一定電位にクランプ動作が行われ、所望
の画像が良好に表示できるようにした映像信号処理回路
を提供するものである。
あり、画像表示される映像信号の水平周波数が変化して
も、水平周期に比例してパルス幅を変化させたクランプ
パルスを発生させ、クランプの基準電圧が変化しないよ
うにして、常に一定電位にクランプ動作が行われ、所望
の画像が良好に表示できるようにした映像信号処理回路
を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するために、映像入力信号をそのブラ
ンキング期間においてクランプパルスによりクランプす
るクランプ回路と、前記クランプパルスのパルス幅を、
前記映像入力信号の水平周期に比例して変化させ、前記
クランプ回路へ出力するクランプパルス発生回路とを有
して構成したことを特徴とする映像信号処理回路を提供
するものである。
ンキング期間においてクランプパルスによりクランプす
るクランプ回路と、前記クランプパルスのパルス幅を、
前記映像入力信号の水平周期に比例して変化させ、前記
クランプ回路へ出力するクランプパルス発生回路とを有
して構成したことを特徴とする映像信号処理回路を提供
するものである。
(実施例) 第1図は、本考案の映像信号処理回路の実施例を示すブ
ロック図である。第3図と同一部分は同一符号を付して
示す。第2図は第1図の動作説明用波形図であり、併せ
て説明する。
ロック図である。第3図と同一部分は同一符号を付して
示す。第2図は第1図の動作説明用波形図であり、併せ
て説明する。
第1図において、第3図の従来例との相違は、新たなク
ランプパルス発生回路12を設けた点である。
ランプパルス発生回路12を設けた点である。
以下、動作を説明する。
第1図において、入力端子1より入力された映像入力信
号は、クランプ回路2でそのブランキング期間をクラン
プされ、周知の通り直流分の再生が行われている。
号は、クランプ回路2でそのブランキング期間をクラン
プされ、周知の通り直流分の再生が行われている。
前記クランプ回路2の出力信号は、映像増幅回路3で増
幅され、CRT4のカソードへ供給され、周知の通り画
像を表示するよう動作している。
幅され、CRT4のカソードへ供給され、周知の通り画
像を表示するよう動作している。
一方、入力端子1より入力された映像入力信号は、同時
に同期分離回路5において同期信号のみが分離され、水
平同期信号出力が得られる。
に同期分離回路5において同期信号のみが分離され、水
平同期信号出力が得られる。
前記水平同期信号出力はクランプパルス発生回路12へ
供給され、周知のように水平同期信号を微分等すること
により後縁部付近からスタートするクランプパルスを発
生している。
供給され、周知のように水平同期信号を微分等すること
により後縁部付近からスタートするクランプパルスを発
生している。
このクランプパルスは、前記クランプ回路2へ供給さ
れ、前記映像入力信号のブランキング期間のペデスタル
レベルをクランプして、直流分の再生が行われている。
れ、前記映像入力信号のブランキング期間のペデスタル
レベルをクランプして、直流分の再生が行われている。
又、同時に前記水平同期信号出力は、水平偏向回路7へ
供給されている。水平偏向回路7は、周波数電圧変換回
路8,位相比較回路9,電圧制御発振器10,水平偏向
出力回路11等により構成されている。
供給されている。水平偏向回路7は、周波数電圧変換回
路8,位相比較回路9,電圧制御発振器10,水平偏向
出力回路11等により構成されている。
この水平偏向回路7の動作は前記の如くであり、周波数
電圧変換回路8では、水平周波数Hに比例した直流電
圧Eを発生しているので、これをクランプパルス発生
回路12へ供給するようにした点に特徴がある クランプパルス発生回路12は、この水平周波数Hに
比例した直流電圧Eにより、映像入力信号の水平周期
(即ち、水平周波数Hの逆数)に比例したパルス幅の
クランプパルスを発生させるように動作している。
電圧変換回路8では、水平周波数Hに比例した直流電
圧Eを発生しているので、これをクランプパルス発生
回路12へ供給するようにした点に特徴がある クランプパルス発生回路12は、この水平周波数Hに
比例した直流電圧Eにより、映像入力信号の水平周期
(即ち、水平周波数Hの逆数)に比例したパルス幅の
クランプパルスを発生させるように動作している。
第2図(A),(B)は、前記説明の第6図(A),
(B)と同じものであり、それぞれ15.75kHzの場
合のクランプパルスの波形と、第5図におけるA点の波
形である。
(B)と同じものであり、それぞれ15.75kHzの場
合のクランプパルスの波形と、第5図におけるA点の波
形である。
一方、水平周波数が約2倍の周波数31.5kHz(即
ち、水平周期が約半分)の場合を考える。
ち、水平周期が約半分)の場合を考える。
この場合は、クランプパルス発生回路12は、周波数電
圧変換回路8より水平周波数に比例した電圧を得ること
により、クランプパルスのパルス幅を15.75kHzの
場合におけるTp1の約半分のTp2へと変化させて出
力するので、第2図(C)に示すようにΔVは変化しな
い。
圧変換回路8より水平周波数に比例した電圧を得ること
により、クランプパルスのパルス幅を15.75kHzの
場合におけるTp1の約半分のTp2へと変化させて出
力するので、第2図(C)に示すようにΔVは変化しな
い。
この理由は、(5)式においてTp1がTH1に比例して
変化するので、Tp1/TH1は変化せず、従って、Δ
Vも変化しないことになる。
変化するので、Tp1/TH1は変化せず、従って、Δ
Vも変化しないことになる。
即ち、以上説明したように、第1図に示す本考案の実施
例によれば、従来例における画像表示される映像信号の
水平周波数が変化すると、サンプリングの基準電圧が変
化してしまい、画面の明るさ等が変化してしまうという
不具合が解決されている。
例によれば、従来例における画像表示される映像信号の
水平周波数が変化すると、サンプリングの基準電圧が変
化してしまい、画面の明るさ等が変化してしまうという
不具合が解決されている。
(考案の効果) 本考案の映像信号処理回路は、上記の如く構成されてい
るので、画像表示される映像信号の水平周波数が変化し
ても、水平周期に比例してパルス幅を変化させたクラン
プパルスでクランプし、クランプの基準電圧が変化しな
いので、常に一定電位にクランプ動作が行われ、所望の
画像が良好に表示でき、実用上極めて優れた効果があ
る。
るので、画像表示される映像信号の水平周波数が変化し
ても、水平周期に比例してパルス幅を変化させたクラン
プパルスでクランプし、クランプの基準電圧が変化しな
いので、常に一定電位にクランプ動作が行われ、所望の
画像が良好に表示でき、実用上極めて優れた効果があ
る。
第1図は本考案の映像信号処理回路の実施例を示すブロ
ック図、第2図は第1図の動作説明用の信号波形図、第
3図は従来の映像信号処理回路を示すブロック図、第4
図は従来の映像信号処理回路の具体的回路を示す図、第
5図は第4図におけるクランプ回路の等価回路を示す
図、第6図は第5図の動作説明用の信号波形図である。 1……入力端子、2……クランプ回路、3……映像増幅
回路、4……CRT、5……同期分離回路、6,12…
…クランプパルス発生回路、7……水平偏向回路、8…
…周波数電圧変換回路、9……位相比較回路、10……
電圧制御発振器、11……水平偏向出力回路、TH1,
TH2……水平周期、Tp1,Tp2……クランプパル
スのパルス幅。
ック図、第2図は第1図の動作説明用の信号波形図、第
3図は従来の映像信号処理回路を示すブロック図、第4
図は従来の映像信号処理回路の具体的回路を示す図、第
5図は第4図におけるクランプ回路の等価回路を示す
図、第6図は第5図の動作説明用の信号波形図である。 1……入力端子、2……クランプ回路、3……映像増幅
回路、4……CRT、5……同期分離回路、6,12…
…クランプパルス発生回路、7……水平偏向回路、8…
…周波数電圧変換回路、9……位相比較回路、10……
電圧制御発振器、11……水平偏向出力回路、TH1,
TH2……水平周期、Tp1,Tp2……クランプパル
スのパルス幅。
Claims (1)
- 【請求項1】映像入力信号をそのブランキング期間にお
いてクランプパルスによりクランプするクランプ回路
と、 前記クランプパルスのパルス幅を、前記映像入力信号の
水平周期に比例して変化させ、前記クランプ回路へ出力
するクランプパルス発生回路とを有して構成したことを
特徴とする映像信号処理回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8090388U JPH067631Y2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 映像信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8090388U JPH067631Y2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 映像信号処理回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH024364U JPH024364U (ja) | 1990-01-11 |
JPH067631Y2 true JPH067631Y2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=31305716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8090388U Expired - Lifetime JPH067631Y2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 映像信号処理回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067631Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4896034U (ja) * | 1972-02-16 | 1973-11-15 | ||
JPH0744133Y2 (ja) * | 1988-09-12 | 1995-10-09 | シャープ株式会社 | 黒レベル設定回路 |
-
1988
- 1988-06-17 JP JP8090388U patent/JPH067631Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH024364U (ja) | 1990-01-11 |
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