JPH0444997Y2 - - Google Patents

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JPH0444997Y2
JPH0444997Y2 JP10723287U JP10723287U JPH0444997Y2 JP H0444997 Y2 JPH0444997 Y2 JP H0444997Y2 JP 10723287 U JP10723287 U JP 10723287U JP 10723287 U JP10723287 U JP 10723287U JP H0444997 Y2 JPH0444997 Y2 JP H0444997Y2
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JP
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smoke exhaust
duct
smoke
outer frame
clean room
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JP10723287U
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JPS6413452U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、インダストリアルクリーンルー
ム、バイオクリーンルーム等のクリーンルームに
設けられる排煙設備に係り、特に、排煙設備の吸
い込み側に設けられるクリーンルーム用排煙口に
関するものである。
「従来の技術」 インダストリアルクリーンルーム、バイオクリ
ーンルーム等のクリーンルームにおいても、一室
の面積が法律で定められた値を越える場合には、
火災時の対策として、排煙口、排煙ダクト、排煙
フアン等から構成された排煙設備を設置しなけれ
ばならない。
このようなクリーンルームにおいて設置される
排煙設備は、通常、その排煙口が天井に取り付け
られており、このような天井取り付け型の排煙口
として、第3図に示すような片持軸扉型、第4図
に示すような中軸扉型、第5図に示すような多翼
ダンパー型などがある。
ところで、クリーンルームにおいては、集積回
路の製造等に使用する場合、室外から塵埃などの
汚染物質が流入することを防止して室内を高い洗
浄度に保つことが要求され、バイオハザード対策
室として使用する場合、室内の微生物、組み換え
体などが漏洩して室外に放出するの防止すること
が要求される。このため、従来は、汚染物質の流
入、または、微生物等の漏洩などを防止するため
に、排煙口を気密化することが試みられていた。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、上述した片持軸扉型、中軸扉型の排
煙口は、扉と枠の間にパツキンを入れて、ある程
度の気密性を持たせることは可能であるが、完全
に気密化することが不可能であり、通常の建具と
して使用される扉と同等またはそれ以下の気密性
しか得られない。また、多翼ダンパー型の排煙口
に至つては、構造上の制約から気密化が不可能で
あつた。例えば、第3図に示す片持軸扉型の排煙
口を使用した場合、排煙口扉の内外の差圧と漏気
量との関係は第6図に示すような関係にある。
このため、現状では、少しでも漏気を抑えるた
めに、排煙口の扉と枠の接合部分の改良、扉締め
付け機構の強化などの方法によつて気密性の向上
を図つている。しかし、このような方法によつて
改良を図つてもなお、排煙口の気密性は不十分で
あり、しかも、気密化のために扉締め付け機構を
強化するた場合には、扉の開放機構が堅くなると
いう問題点があり、また、重量が増大するなどの
問題点もあつた。
この考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、平常時に、塵埃等の流入または微生物等の漏
洩などがなく、かつ、火災時に、室内の煙を速や
かに排出するクリーンルーム用排煙口を提供する
ことを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、排煙フアンを作動させることによ
つてクリーンルーム内の煙を排煙ダクトに排出す
るクリーンルーム用排煙口であつて、上記クリー
ンルームを外部から遮蔽する遮蔽材に取り付けら
れ、上記ダクトを連結する排煙口外枠と、この排
煙口外枠の内部を室内側とダクト側とに隔離する
ようにして設けられ、ダクト側が室内側より負圧
になつたときにダクト側に湾曲する材と、上記
排煙口外枠内の室内側に設けられた排煙口扉と、
上記排煙口外枠内のダクト側に設けられ、上記
材が湾曲したときに接触して材を破く材カツ
ターとを具備してなるものである。
「作用」 この考案のクリーンルーム用排煙口において
は、平常時に、排煙口扉が閉鎖され、排煙フアン
が停止している。この場合、排煙口扉と排煙口外
枠との隙間を僅かながら空気が流通しているが、
この空気は材を通して室内とダクト内との間を
流通するため、この空気に含まれる塵埃、微生物
などは材によつて除去され、流通しない。
また、火災発生時に、排煙口扉が開放され、排
煙フアンが作動すると、排煙ダクト内が室内より
負圧になり、排煙口外枠内の室内側とダクト側と
の圧力差によつて材がダクト側に湾曲し、材
カツターに接触して破かれる。そして、破かれた
材が排煙ダクトを通つて排出されて、排煙口外
枠内が貫通し、クリーンルーム内の煙が抵抗を受
けずに速やかに排出される。
「実施例」 以下、この考案の一実施例を第1図、第2図を
参照して説明する。
この考案のクリーンルーム用排煙口は、排煙フ
アンを作動させることによつて排煙ダクトから送
られる煙を排出する排煙設備において、クリーン
ルーム内の煙を排煙ダクトに排出するものであ
り、この実施例においては、上記クリーンルーム
の天井に取り付けられた排煙口外枠1と、この排
煙口外枠1の内部に設けられた材2と、上記排
煙口外枠1の室内側の端部に設けられた排煙口扉
3と、上記排煙口外枠1内の上記材2より室外
側に設けられた材カツター4とから構成されて
いる。
排煙口外枠1は、管状に形成されたものであつ
て、その一端がクリーンルームの天井板5の開口
部に挿入された状態で取り付けられ、その縁部と
天井板5との隙間がシール材6によつて閉塞され
ている。そして、この排煙口外枠1の他端には、
排煙ダクト7の一端が連結されている。
材2は、高能率特殊エアフイルタ(HEPA
フイルタ)、超低浸透エアフイルタ(ULPAフイ
ルタ)などを平板状に形成してなるものであつ
て、その縁部が、上記排煙口外枠1の内面に固定
された材支持枠8にエポキシ系接着材などによ
つて固定され、その周囲を空気が通過しないよう
に構成されている。この材2は、その表側と裏
側との圧力差によつて低圧側に湾曲するようにな
つている。
排煙口扉3は、片軸型であつて、排煙口外枠1
の室内側の端部にヒンジ結合され、上記端部を開
閉するようにしたものである。
材カツター4は、排煙口外枠1の内部に取付
部9を上記材2よりダクト側に位置するように
して固定し、この取付部9の材2側に刃部10
……をその刃先を材2へ向けた状態で取り付け
たものである。この材カツター4の刃先と材
2との間隔は、平常時にには接触せず、排煙フア
ン起動時には、材2が材カツター4の刃先に
接触して材2を完全に破くことが可能な距離に
調整されている。
このような構成のクリーンルーム用排煙口を備
えた排煙設備をクリーンルームに設置した場合、
平常時には、第2図aに示すように、排煙口扉3
が閉鎖され、排煙フアンが停止している。この場
合、排煙口扉3の排煙口外枠1との隙間を僅かな
がら空気が流通しているが、この空気は材2を
通して室内と排煙ダクト7内との間を流通するた
め、この空気に含まれる塵埃、微生物などは材
2によつて除去され、流通しない。
また、火災発生時には、排煙口扉3を開放し、
排煙フアンを作動させる。このようにすると、排
煙ダクト7内が室内より負圧になり、第2図bに
示すように、排煙口外枠1内の室内側とダクト側
との圧力差によつて材2がダクト側に湾曲し、
材カツター4に接触して破かれる。そして、破
かれた材2が排煙ダクト7を通つて排出され
て、第2図cに示すように、排煙口外枠1内が貫
通し、したがつて、クリーンルーム内の煙が抵抗
を受けずに速やかに排出される。
なお、この実施例では、排煙口を天井に設けた
が、壁または床などに設けても差し支えない。ま
た、排煙口扉として、片軸扉を使用したが、中軸
扉、多翼ダンパー等を使用しても良い。
「考案の効果」 この考案のクリーンルーム用排煙口によれば、
平常時に、排煙口扉の隙間を通つて室内と室外と
の間を流通する空気が材を通過するため、この
空気に含まれる塵埃、微生物などが材によつて
除去される。したがつて、インダストリアルクリ
ーンルームにおいては、汚染物質の流入による清
浄度の低下を防止することができ、バイオクリー
ンルームにおいては、室外への微生物、組み換え
体などの流出による空気汚染を防止することがで
きる。
また、火災発生時には、排煙口外枠内の材が
ダクト側に湾曲して材カツターに接触し、この
材を破いて排煙口外枠内を貫通するようにした
ので、クリーンルーム内の煙を抵抗なく、速やか
に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、この考案の一実施例を示す
図であつて、第1図はクリーンルーム用排煙口の
縦断面図、第2図a,b,cは同作動説明図であ
る。第3図ないし第6図は従来の例を示す図であ
つて、第3図は片軸扉型排煙口の概略構成図、第
4図は中軸扉型排煙口の概略構成図、第5図は多
翼ダンパー型排煙口の概略構成図、第6図は排煙
口扉の内外の差圧と漏気量との関係を表している
図である。 1……排煙口外枠、2……材、3……排煙口
扉、4……材カツター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排煙フアンを作動させることによつてクリーン
    ルーム内の煙を排煙ダクトに排出するクリーンル
    ーム用排煙口であつて、上記クリーンルームを外
    部から遮蔽する遮蔽材に取り付けられ、上記ダク
    トを連結する排煙口外枠と、この排煙口外枠の内
    部を室内側とダクト側とに隔離するようにして設
    けられ、ダクト側が室内側より負圧になつたとき
    にダクト側に湾曲する材と、上記排煙口外枠内
    の室内側に設けられた排煙口扉と、上記排煙口外
    枠内のダクト側に設けられ、上記材が湾曲した
    ときに接触して材を破く材カツターとを具備
    してなることを特徴とするクリーンルーム用排煙
    口。
JP10723287U 1987-07-13 1987-07-13 Expired JPH0444997Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10723287U JPH0444997Y2 (ja) 1987-07-13 1987-07-13

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JP10723287U JPH0444997Y2 (ja) 1987-07-13 1987-07-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6413452U JPS6413452U (ja) 1989-01-24
JPH0444997Y2 true JPH0444997Y2 (ja) 1992-10-22

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JP10723287U Expired JPH0444997Y2 (ja) 1987-07-13 1987-07-13

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