JPH0444844Y2 - - Google Patents

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JPH0444844Y2
JPH0444844Y2 JP1985120486U JP12048685U JPH0444844Y2 JP H0444844 Y2 JPH0444844 Y2 JP H0444844Y2 JP 1985120486 U JP1985120486 U JP 1985120486U JP 12048685 U JP12048685 U JP 12048685U JP H0444844 Y2 JPH0444844 Y2 JP H0444844Y2
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fuel
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supply
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、内燃機関の燃料供給装置とりわけ
電子制御により開閉する燃料噴射弁を備えた燃料
供給装置に関する。
従来の技術 周知のように、電子制御燃料噴射装置を備えた
内燃機関の燃料供給装置にあつては、燃料圧力が
例えばインテークマニホルドとの差圧で約2.55
Kg/cm2となるように一定に調整されており、これ
によつて燃料噴射量を噴射弁の開時間で決定でき
るようにすると共に、夏季などにおいて燃料温度
が60℃以上となつても燃料のベーパロツクによる
噴射量の変化が生じないようにしている。
第5図及び第6図は斯かる従来の燃料供給装置
の一例を示している。概略を説明すれば、図中1
は4気筒機関の各気筒に夫々配設された燃料噴射
弁、2は該燃料噴射弁1に接続されたデリバリパ
イプであつて、上記燃料噴射弁1はボデイ本体3
の先端部に電磁コイル4を介して開閉するニード
ルバルブ5を配設されていると共に、後端部には
燃料入口6と連通する燃料導入通路7と、燃料戻
し口8と連通する燃料導出通路9が形成されてい
る。一方、上記デリバリパイプ2は、内部に、上
記燃料入口6に接続された燃料供給通路10と、
上記燃料戻し口8に接続された燃料戻し通路11
が平行に形成されており、該各供給通路10と戻
し通路11は噴射弁1を介して所謂開ループ状
(直管状)となつている。
したがつて、図外の燃料ポンプから供給された
燃料は、供給通路10を経て各噴射弁1から各気
筒に供給され、ここで余剰燃料が導出通路9及び
燃料戻し口8から戻し通路11に流出し、プレツ
シヤレギユレータ12で比較的低圧に調整されて
図外の燃料タンクへ戻されるようになつている
(特開昭57−171073号公報参照)。尚、図中13は
各噴射弁1に対応して形成された接続孔である。
考案が解決しようとする問題点 然し乍ら、上記従来の燃料供給装置は、燃料供
給通路10と燃料戻し通路11が、上記のように
連続した開ループ状に形成されているため、第3
図の鎖線で示すように噴射弁1のニードルバルブ
5の開閉作動(パルス電圧による)に起因して燃
料圧力の脈動が大きくなり、またその減衰作用も
十分に得られない。よつて、各噴射弁1の燃圧が
変動し、夫々の噴射量に差が生じて、第4図の鎖
線で示すように、例えば6気筒であれば、各気筒
の混合比が約±5%以上のばらつきが生じる。こ
のため、機関の燃焼が不安定となり、運転性や燃
費が悪化すると共に、また排気組成上も好ましく
ない。
また、他の従来例として実開昭58−72458号公
報に記載された技術も提供されているが、これは
単に燃料供給通路を閉ループ状に形成したにすぎ
ない。したがつて、燃料噴射弁が開作動した際
に、該燃料噴射弁内には上記燃料供給通路のみか
ら燃料が供給されるだけであるから、該燃料を速
やかに供給することが困難である。この結果、上
記従来例と同様に大きな脈動が発生し、各気筒間
での噴射量のばらつきが生じる。
問題点を解決するための手段 この考案は、上記従来の燃料供給装置の問題点
に鑑みて案出されたもので、一端が燃料タンク内
に連通し、燃料ポンプにより上記燃料タンク内の
燃料を送給する燃料供給主通路と、該燃料供給主
通路の他端から2方に分岐して、該分岐した両端
部が接続された燃料供給集合通路と、該燃料供給
集合通路から分岐して、各燃料噴射弁の燃料入口
に連通する燃料供給分岐通路と、一端が上記燃料
タンクに連通する燃料戻し主通路と、該燃料戻し
主通路の他端から2方に分岐して、該分岐した両
端部が接続された燃料戻し集合通路と、該燃料戻
し集合通路から分岐して上記各燃料噴射弁の燃料
出口に連通する燃料戻し分岐通路と、上記燃料戻
し集合通路と燃料戻し分岐通路内の燃料圧力を所
定の圧力に保つプレツシヤレギユレータとを備え
たことを特徴としている。
作 用 前記構成の本考案によれば、燃料ポンプから圧
送された燃料タンク内の燃料は、燃料供給集合通
路で2方向に分流され、そのまま各燃料供給分岐
通路内で再び合流して各燃料入口から燃料噴射弁
に速やかに供給される。一方、斯かる燃料噴射弁
で噴射されなかつた余剰燃料は、燃料出口から燃
料戻し集合通路で2方向に分流されて、燃料戻し
主通路で再び合流して燃料タンクに戻される。
そして、燃料噴射弁の開弁時に、該噴射弁内の
燃料圧力が低下しようとすると、上記燃料供給集
合通路から多量の燃料が噴射弁内に速やかに供給
されることは勿論のこと、燃料戻し集合通路で一
旦分流してプレツシヤレギユレータにより所定の
圧力に保たれている余剰燃料が逆流してそのまま
燃料噴射弁内に速やかに戻される。したがつて、
該燃料噴射弁内には、燃料供給集合通路と燃料戻
し集合通路の両方の通路から多量の燃料が速やか
に供給される。つまり、該噴射弁には、全体とし
て通路断面積が大きくなつた上記各集合通路から
燃料が供給されるため、該供給通路の単位時間当
たりの流量が多くなる。したがつて、各噴射弁内
の燃圧の低下が防止されると共に、各集合通路内
で燃料脈動が効果的に抑制される。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。
第1図はこの考案に係る燃料供給装置の一実施
例を示し、図中21は内部に燃料ポンプ22を備
えた燃料タンク、23は一端が上記燃料ポンプ2
2に接続され、かつ他端がダンパー24に接続さ
れた燃料供給主通路、25は燃料フイルタ、26
は上記ダンパー24を介して供給主通路23の下
流に配設された燃料供給集合通路であつて、この
供給集合通路26は、ダンパー24の両側から閉
ループ状に形成されていると共に、このループの
下流側が6気筒機関に対応して配設された6つの
燃料噴射弁27…に燃料供給分岐通路28…を介
して接続されている。上記ダンパー24は、燃料
ポンプ22の作動に伴い発生する燃料脈動を抑制
するようになつている。
更に、図中29は一端が上記燃料タンク21に
接続され、かつ他端がプレツシヤレギユレータ3
0に接続された燃料戻し主通路、31はプレツシ
ヤレギユレータ30を介して上記燃料戻し主通路
29の上流に配設された燃料戻し集合通路であつ
て、この戻し集合通路31は、プレツシヤレギユ
レータ30の両側から閉ループ状に形成されてい
ると共に、このループの上流側が各燃料噴射弁2
7に燃料戻し分岐通路32を介して接続されてい
る。尚、上記プレツシヤレギユレータ30は、燃
圧が図外のインテークマニホルドとの差圧で約
2.55Kg/cm2になるように調整している。
第2図は上記燃料噴射弁27を断面して示し、
33はボデイ本体34の側部に接続され、かつ先
端の燃料入口35に上記供給集合通路26の分岐
通路28が接続された燃料導入通路、36はボデ
イ本体34の先端部に配置されたニードルバル
ブ、37はコネクタ38を介して図外の制御回路
からのパルス電圧が供給される電磁コイル、39
は上記ニードルバルブ36の基端側に固設された
可動コアであつて、この可動コア39は電磁コイ
ル37が通電されて励磁されると図中上方へ吸引
されてニードルバルブ36が噴孔40を開き、非
通電の場合はリターンスプリング41によつて図
中下方へ付勢され、ニードルバルブ36が噴孔4
0を閉じるようになつている。また、図中42は
先端部の燃料戻し口43が上記分岐通路32に接
続された燃料導出通路であつて、噴孔40から噴
射されなかつた余剰燃料を戻し集合通路31へリ
ターンさせるようになつている。44,45は上
記導入通路33及び導出通路42に配設された燃
料フイルターである。
したがつて、この実施例によれば、燃料タンク
21から燃料ポンプ22によつて圧送された燃料
は、第1図の矢印で示すように供給主通路23か
らダンパー24に流入し、ここで、燃料ポンプ2
2の作動によつて発生した脈動が減衰され、その
まま供給集合通路26に流入する。そして、分岐
通路28から各噴射弁27へ分配された燃料の一
部が、噴孔40から各気筒内に噴射され、一方余
剰燃料が燃料導出通路42及び分岐通路32を経
て戻し集合通路31に流入し、プレツシヤレギユ
レータ30及び戻し主通路29から燃料タンク2
1へ戻される。
そして、上記噴射弁27の開閉作動により発生
する燃料圧力の脈動は、供給集合通路26及び戻
し集合通路31の夫々が閉ループ状になつている
ため、該各通路26,31内で十分に吸収抑制さ
れる。即ち、燃料噴射弁27が開作動して、該噴
射弁27内の燃料圧力が低下しようとすると、上
記燃料供給集合通路26から各分岐通路28を介
して多量の燃料が噴射弁27内に速やかに供給さ
れると共に、燃料戻し集合通路31で一旦分流し
てプレツシヤレギユレータ30で所定圧力に保た
れた余剰燃料が逆流して、そのまま各分岐通路3
2、燃料導出通路42を介して燃料噴射弁27内
に速やかに戻される。つまり、該各燃料噴射弁2
7には、全体として通路断面積が大きくなつた各
集合通路26,31から燃料が供給されるため、
該供給燃料の単位時間当たりの流量が多くなり、
かつ速やかに供給される。したがつて、各噴射弁
27の開弁時における燃圧の低下が防止されると
共に、各集合通路26,31内で開閉作動時の燃
料の脈動が効果的に抑制される。このため、斯か
る燃料の脈動は、第3図に実線波形で示すように
時間の経過に伴い徐々に小さくなり、短時間で略
一定状態となる。これにより、各噴射弁27の燃
圧がいずれも略一定となり、各噴射量も略同量と
なる。したがつて、各気筒の混合比が、第4図の
一点鎖線で示すようにいずれも略最適値となり、
各気筒間のばらつきが少なくなる。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る
内燃機関の燃料供給装置にあっては、とりわけ複
数の燃料噴射弁の燃料入口側に、閉ループ状の燃
料供給集合通路が配設されると共に、燃料戻し口
側に、閉ループ状の燃料戻し集合通路を配設する
構成としたため、噴射弁の開閉作動により発生す
る燃料脈動が、上記各集合通路内で十分に吸収抑
制される。
即ち、各噴射弁の開弁時に、該噴射弁内の燃圧
が低下しようとすると、燃料供給集合通路からは
勿論のこと、燃料戻し集合通路で2方向に分流さ
れてプレツシヤレギユレータにより所定の圧力に
保たれた余剰燃料が逆流してそのまま燃料噴射弁
内に供給されるので、該各噴射弁内には多量の燃
料が速やかに供給される。したがつて、開弁時の
燃圧の低下が十分に防止されると共に、両集合通
路内で燃料脈動が吸収抑制される。これによつ
て、各噴射弁の燃圧がいずれも略一定となり、各
噴射量も略同量となる。この結果、各気筒間の混
合比のばらつきが少なくなり機関の燃焼が安定
し、運転性や燃費が良好となるばかりか、排気組
成も改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る燃料供給装置の一実施
例を示す概略図、第2図はこの実施例に供される
燃料噴射弁を示す断面図、第3図は噴射弁の開閉
によつて発生する燃料の脈動を本実施例と従来例
とを比較して示す脈動波形図、第4図は本実施例
と従来の各気筒における混合比を比較して示す特
性図、第5図は従来の燃料供給装置を示す断面
図、第6図は同従来の装置を一部切欠して示す側
面図である。 21……燃料タンク、22……燃料ポンプ、2
3……燃料供給主通路、26……燃料供給集合通
路、27……燃料噴射弁、28……燃料供給分岐
通路、29……燃料戻し主通路、30……プレツ
シヤレギユレータ、31……燃料戻し集合通路、
32……燃料戻し分岐通路、35……燃料入口、
43……燃料戻し口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が燃料タンク内に連通し、燃料ポンプによ
    り上記燃料タンク内の燃料を送給する燃料供給主
    通路と、該燃料供給主通路の他端から2方に分岐
    して、該分岐した両端部が接続された燃料供給集
    合通路と、該燃料供給集合通路から分岐して、各
    燃料噴射弁の燃料入口に連通する燃料供給分岐通
    路と、一端が上記燃料タンクに連通する燃料戻し
    主通路と、該燃料戻し主通路の他端から2方に分
    岐して、該分岐した両端部が接続された燃料戻し
    集合通路と、該燃料戻し集合通路から分岐して上
    記各燃料噴射弁の燃料出口に連通する燃料戻し分
    岐通路と、上記燃料戻し集合通路と燃料戻し分岐
    通路内の燃料圧力を所定の圧力に保つプレツシヤ
    レギユレータとを備えたことを特徴とする内燃機
    関の燃料供給装置。
JP1985120486U 1985-08-06 1985-08-06 Expired JPH0444844Y2 (ja)

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JP1985120486U JPH0444844Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06

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Publication Number Publication Date
JPS6229469U JPS6229469U (ja) 1987-02-23
JPH0444844Y2 true JPH0444844Y2 (ja) 1992-10-22

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ID=31008842

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH112160A (ja) * 1997-06-12 1999-01-06 Nissan Motor Co Ltd エンジンの燃料供給装置
KR20020077763A (ko) * 2001-04-03 2002-10-14 (주)모토닉 가스연료 차량용 인젝터 및 그를 이용한 연료공급 장치

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JPS6229469U (ja) 1987-02-23

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