JPH0444193A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動販売機、特にその商品の販売をテストする
ための販売テスト装置に関するものである。

従来の技術 自動販売機では商品の補給あるいは入れ替えかしばしば
行われるか、各商品別に確実に商品か収納されているか
とうか、あるいはスムーズに商品が搬出されるかとうか
をチエツクするため、商品の販売をテストする販売テス
ト装置が用いられていた。

従来、この種の販売テスト装置は第２図に示すような構
成であった。第２図において１は硬貨の種類を判別し硬
貨検知信号ａを送出する硬貨選別回路、２は投入硬貨の
合計金額を計数し記憶する投入金額計数器、３は投入金
額計数器２の金額を表示する金額表示器である。４は各
商品の販売価格を設定する価格設定回路である。５は投
入金額と各商品の販売設定価格を比較し販売可能であれ
ば販売可能信号すを送出しかつ商品の販売か行われると
選択信号Ｃを受けて投入金額と販売設定価格の差額を計
算し、釣銭払出し信号ｄを送出する販売制御回路である
。６は販売可能信号すを受けて販売リレー７を駆動する
駆動回路、８は釣銭払出し信号ｄを受けて釣銭払出し機
構９を駆動する駆動回路である。１０は返却スイッチで
、投入金額を払い戻したい時操作すると販売制御回路５
より釣銭払出し信号ｄが送出され、釣銭払出し機構９が
駆動される。

１１は釣銭払出し機構９に付属する釣銭収容筒（図示せ
ず）の中の釣銭硬貨を回収するための釣銭回収スイッチ
、１２は商品の販売をテストするための販売テストスイ
ッチ、１３は、販売テストスイッチ１２がオンされたこ
とを記憶するフリップフロップである。

以上のように構成された販売テスト装置について、以下
にその動作を説明する。

販売テストスイッチ１２はノンロック型のブツシュスイ
ッチやマイクロスイッチがよく用いられ、またフリップ
フロップ１３は入力がある毎にセット、リセットが交互
に行われるＴ型フリップフロップが用いられており、販
売テストスイッチ１２を１回オンするとフリップフロッ
プ１３かセントされ、販売テスト状態であることを示し
、販売テストスイッチ１２をもう１回オンするとフリッ
プフロップ１３かリセットされて販売テスト状態か解除
されたことを示す。販売制御回路５はこのフリップフロ
ップ１３の出力信号を受け、もしフリップフロップ１３
かセットされ販売テスト状態であるならば販売可能信号
すを送出する。これにより販売リレー７かオンして商品
の販売が可能な状態となる。商品の販売か行われると選
択信号Ｃか入力され、通常はここで販売可能信号すは旦
遮断される。商品の販売動作が１サイクル終了した時点
で販売制御回路５は再び販売可能信号すを送出し、さら
に次の販売テストが可能となる。ここで販売テストを中
断したければ販売テストスイッチ１２をもう１回オンす
る。これによりフリップフロップ１３がリセットされ販
売テスト状態は解除される。なお、第２図においては説
明をわかりやすくするため、販売可能信号す、販売リレ
ー７、選択信号Ｃを１つずつしか書かなかったが、実際
は商品の種類に応じて複数個ある。販売テストスイッチ
１２およびフリップフロップ１３は１組あればよく、販
売テスト状態であれば通常すべての商品の販売が可能と
なるよう構成される（このような従来の例としては実開
昭５８４７９７３号公報等がある）。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成による販売テスト装置においては
、販売テスト状態を解除するには販売テストスイッチ１
２をもう１回オンする必要かあるが、数多くの自動販売
機を扱うサービスマンはしばしば多忙のため、この販売
テストの解除を忘れ、商品のただ取りをされるおそれが
あった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、販売テス
ト状態を自動的に解除し、商品のたた取りを防止するこ
とを目的とする。

課題を解決するための手段 そしてこの目的を達成するために本発明は、投入硬貨の
合計金額を計数し記憶する投入金額計数器と、投入金額
と販売設定価格とを比較して販売可能信号を送出し、か
つ返却指令または商品販売指令に基づき釣銭払出し信号
を送出する販売制御回路と、商品の販売をテストするた
めの販売テストスイッチと、前記販売テストスイッチの
オン信号によりセントされ、販売テスト状態であること
を記憶するフリップフロップとを備え、前記販売制御回
路は前記フリップフロップの信号を受けてフリップフロ
ップが販売テスト状態の間販売可能信号を送出し、前記
フリップフロップは前記釣銭払出し信号または前記投入
金額計数器の投入金額無し信号によりリセットされるよ
う構成したものである。

作用 この構成によると、販売テスト状態にするためには必ず
硬貨投入を行う必要があり、商品の販売テストが終わっ
た後に投入した硬貨を返却または回収すれば、自動的に
販売テスト状態が解除される。また万一投入硬貨の回収
を忘れた場合でも、顧客の入金販売操作または返却スイ
ッチ操作により釣銭が払出されるか残額がなくなるかす
れば、販売テスト状態が解除され、以後商品のただ取り
を未然に防ぐことができる。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。なお、第２図の符号と同一符号のものは同一部
分を示す。

第１図は本発明の一実施例を示す自動販売機の販売テス
ト装置の回路図である。第１図において、１〜１３は第
２図と同様の機能を有するものであり、１４は投入金額
計数器２からの投入金額有り信号ｅをインバータ回路１
５を通して得た投入金額無し信号ｆと釣銭払出し信号ｄ
との論理和をとるＯＲ回路である。ＯＲ回路１４の出力
はフリップフロップ１３のリセット端子に接続され、販
売テストスイッチ１２のセット信号に優先してフリップ
フロップ１３を強制的にリセットするように働く。

以上のように構成された販売テスト装置について、以下
にその動作を説明する。

本実施例において販売テストを行うためには、販売テス
トスイッチ１２をオンする前にまず硬貨を投入する必要
がある。ただし投入金額は後述するように各商品の販売
設定価格未満（たとえば１０円）でよい。硬貨を投入し
なければ投入金額計数器２から投入金額有り信号ｅは“
θ″であり、インバータ回路１５は投入金額無し信号ｆ
（出力レベル゛１”）を出力する。この信号ｆはＯＲ回
路１４を通してフリップフロップ１３をリセ・ソトする
ように働くため、販売テストスイッチ１２をオンしても
販売テスト状態とはならない。硬貨を投入すると投入金
額有り信号ｅは“０”から“１゛′になり、その結果フ
リップフロップ１３のリセットが解除され、この時販売
テストスイッチ１２をオンするとフリップフロップ１３
がセットされて販売テスト状態となる。

販売制御回路５はこのフリップフロップ１３の出力信号
を受け、もしフリップフロップ１３がセットされ販売テ
スト状態であるならば販売可能信号すを送出する。これ
により販売リレー７がオンして商品の販売が可能な状態
となる。商品の販売が行われると選択信号Ｃが入力され
、販売可能信号すは一旦遮断される。販売制御回路５は
ここで投入金額計数器２の金額と販売設定価格との差額
、つまり釣銭額を計算する。前述のように販売テストに
おいては投入金額は各商品の販売設定価格未満にしてお
くため釣銭額は負となり釣銭払出し不可能という判定と
なる。この場合、販売制御回路５は釣銭払出し信号を出
力せず投入金額をそのまま保留する。その後、商品の販
売動作が１サイクル終了した時点で販売制御回路５は再
び販売可能信号すを送出しさらに次の販売テストが可能
となる、。

ここで販売テストを中断したければ投入金額を払い戻す
ようにすればよい。すなわち、返却スイッチ１０を操作
するか、釣銭回収スイッチ１１を操作すると、販売制御
回路５から釣銭払出し信号ｄが送出されるため、ＯＲ回
路１４からフリップフロップ１３ヘリセツト信号が送出
され、フリップフロップ１３はリセットされて販売テス
ト状態が解除される。また第２図の従来例と同様に販売
テストスイッチ１２をもう１回オンして販売テストを中
断することもできる。

上記のように販売テストを行うためには硬貨投入が必要
であり、販売テスト中は金額表示器３に投入金額が表示
されていることもあって、テストを行った人はテスト後
、投入硬貨を払い戻そうとするが、その時自動的に販売
テスト状態が解除できるのである。しかし、それでもな
お、投入硬貨の払い戻しを忘れて販売テスト状態のまま
放置した場合、次のようにして解除される。

通常自動販売機で商品を買おうとする顧客はまず硬貨を
投入しようとし、金額表示器３や販売可能ランプがあら
かじめ点灯していることに気が付かないことが多い。そ
して硬貨を投入し販売が終わった後、以前サービスマン
が投入した金額と顧客の投入金額の合計金額から商品の
販売価格を差引いた額が釣銭として払い出され、ここで
前述のように販売テスト状態が解除される。従ってサー
ビスマンが投入した分は損することになるが、それ以上
商品をただ取りされることはなくなる。

また硬貨を投入する前に金額表示器３に金額か残ってい
ることを顧客か気付いた場合、心理的に返却レバーを操
作してその金額を返却しようとするものであり、この時
釣銭払出し信号ｄか出力され同様に販売テスト状態が解
除される。もし返却レバーを操作せず、残っていた金額
にさらに硬貨を追加投入して金額表示器３の金額が希望
の商品の販売価格ちょうとになるようにして商品を購入
した場合、第１図において、釣銭払出し信号ｄは出力さ
れないが、販売後投入金額計数器２の残額が０となり、
投入金額有り信号ｅがなくなる（出力レベルが”　１　
”から“０”°になる）ため、インバータ回路１５は投
入金額無し信号ｆ（出力レベル゛’１”）を出力する。

この信号ｆはＯＲ回路１４を通してフリップフロップ１
３のリセット端子へ入力され、フリップフロップ］３を
リセットする。従ってこの場合も販売テスト状態か解除
される。

以上のように本実施例によれば、販売テストを行う場合
、販売テストスイッチ１２をオンする前に硬貨を投入す
るという条件を設け、これに従って販売テスト状態にて
販売テストを行った後に、あらかしめ投入した硬貨を払
い戻すという行為によって自動的に販売テスト状態を解
除することかできる。また、投入硬貨の払い戻しを忘れ
た場合には、顧客の入金販売行為または返却レバー操作
によって釣銭払出しかあるか残額が０になるかのいずれ
かによって販売テスト状態を解除することかできる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、販売テストスイッチのオ
ン信号によりセットされ、販売テスト状態であることを
記憶するフリップフロップを設け、このフリップフロッ
プは釣銭払出し信号または投入金額計数器の投入金額無
し信号によりリセットされるよう構成したので、販売テ
ストを行う時、必す硬貨投入した上で販売テストスイン
チをオンさせるようにし、販売テスト終了後は必然的に
硬貨の払い戻しまたは入金販売を行わせるようにすれば
販売テスト状態を自動的に解除し商品のたた取りを未然
に防止するという優れた効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による自動販売機の販売テス
ト装置を示す回路図、第２図は従来の自動販売機の販売
テスト装置を示す回路図である。 １・・・・・・硬貨選別回路、２・・・・・・投入金額
計数器、４・・・・・・価格設定回路、５・・・・・・
販売制御回路、９・・・・・釣銭払い出し機構、１０・
・・・・・返却スイッチ、１１・・・・・釣銭回収スイ
ッチ、１２・・・・・・販売テストスイッチ、１３・・
・・・・フリップフロップ、１４・・・・・・ＡＮＤ回
路、１５・・・・・・ＯＲ回路、１６・・・・・・イン
バータ回路、ｂ・・・・・・販売可能信号、Ｃ・・・・
・・選択信号、ｄ・・・・・釣銭払出し信号、ｅ・・・
・・・、投入金額有り信号。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 投入硬貨の合計金額を計数し記憶する投入金額計数器と
   、投入金額と販売設定価格とを比較して販売可能信号を
   送出し、かつ返却指令または商品販売指令に基づき釣銭
   払出し信号を送出する販売制御回路と、商品の販売をテ
   ストするための販売テストスイッチと、前記販売テスト
   スイッチのオン信号によりセットされ、販売テスト状態
   であることを記憶するフリップフロップとを備え、前記
   販売制御回路は前記フリップフロップの信号を受けてフ
   リップフロップが販売テスト状態の間販売可能信号を送
   出し、前記フリップフロップは前記釣銭払出し信号また
   は前記投入金額計数器の投入金額無し信号によりリセッ
   トされるよう構成した自動販売機。