JPH044407B2 - - Google Patents
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- JPH044407B2 JPH044407B2 JP13473183A JP13473183A JPH044407B2 JP H044407 B2 JPH044407 B2 JP H044407B2 JP 13473183 A JP13473183 A JP 13473183A JP 13473183 A JP13473183 A JP 13473183A JP H044407 B2 JPH044407 B2 JP H044407B2
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- rail
- balustrade
- fitting hole
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- fitting
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Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
- Fencing (AREA)
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
本発明は橋または道路の両側または片側に配置
される高欄の施工に関するものである。 かかる高欄は高欄用支柱を所定位置に列設し、
高欄用支柱に高欄用レールを挿通しまたは防護パ
ネルを取付けて施工される。まず高欄用レールを
挿通する場合について説明すると、ここで植設さ
れる高欄用支柱はたとえば第1図に示す如く中央
の縦長板体1の一側即ち施工した場合通行者から
見てその前縁に中空円筒形を一部切落した形のレ
ール嵌合孔2a,2b,2c………を該円筒の軸
がほぼ縦長板体1に垂直になるように設け、該縦
長板体1のレール嵌合孔以外の周縁には該縦長板
体1にほぼ垂直にかつレール嵌合孔2a,2b,
2c………と連設して鍔3を設け、レール嵌合孔
部にボルト孔4,4を穿設して構成し、この高欄
用支柱を所定位置に植設した後、高欄用レール5
をレール嵌合孔2a,2b,2c………に挿通
し、ボルト孔4,4に止めボルト6を螺入して高
欄用レール5をレール嵌合孔の開孔部方向に押圧
し、止めボルト6と該切落し部の上下端縁14
a,14bとによつて固定して高欄の施工を行な
つていた。 この場合高欄用レール5を固定するためにはレ
ール嵌合孔2a,2b,2c………の正面開孔部
は中空円筒形の半分以下にする、即ちレール嵌合
孔の切落し部の上下端縁14a,14a間の間隔
wを高欄用レール5の外径より小さくする必要が
あり、従つて高欄用レール5をレール嵌合孔2
a,2b,2c………に取付ける当つては縦長板
体1の全面から嵌入することはできず、既に植設
固定した多数の高欄用支柱のレール嵌合孔に高欄
用レール5をその軸方向の端部から挿通するを要
し、高欄用レール5が長くその重量も大きいため
高欄用レールがレール嵌合孔の開孔部の上下端縁
14a,14bを摺擦しながら挿通されるのは避
けられず、高欄用支柱の植設位置が2〜3mm程度
の正確度で行なわれていても高欄用レールの挿入
に際し高欄用レールに傷が付き、高欄用レールお
よび高欄用支柱に予め塗装してある場合には両者
の塗膜に傷が付くという支障があり、また高欄用
支柱を金属の鋳造により成形する場合にはレール
嵌合孔の内径が鋳造工程およびメツキ工程の段階
で縮小し高欄用レールの外径より小さくなること
が生ずるのを防ぐために、高欄用レールの嵌入に
必要な円筒形の内径の設計に多大の労力と費用と
を必要としていた。 本願の第1の発明は上記の欠点を除去し、高欄
用レール5をレール嵌合孔2a,2b,2c……
の中空筒たとえば中空円筒の切欠開孔部から即ち
高欄用支柱の一面たとえば正面方向から縦長板体
1の面の方向に嵌入するよう改良したものであつ
て、以下実施例を図面について詳細に説明する。 実施例 1 第2図は本願の第1の発明に使用する高欄用支
柱の一例を示し、縦長板体1の前縁に中空円筒形
をその円周の半分以上切落した形のレール嵌合孔
2a,2b,2cを該円筒の軸が縦長板体1に垂
直になるように設け、該縦長板体1のレール嵌合
孔以外の周縁には該縦長板体1と垂直にかつレー
ル嵌合孔2a,2b,2cと連設して鍔3を設
け、レール嵌合孔2a,2b,2cの内面にはそ
の円筒の軸の方向に溝7,7を設けるとともにボ
ルト孔4,4を穿設してなるものである。尚図中
3a,3aは補強のために設けた連結リブであ
る。 第3図は本発明に使用する高欄用レール5の一
例を示す正面図、第4図はその側面図を示し、中
空円筒状の本体に高欄用支柱の植設間隔に合わせ
て2本毎の短い小突起8a,8bを設けてなるも
のである。高欄用レール5の径は高欄用支柱のレ
ール嵌合孔2a,2b,2cの内径に合わせ、隣
接する小突起8aと8bとの間隔は溝7,7の間
隔に合わせ、小突起8a,8bの外縁間の幅vは
溝7,7の端縁間の間隔wより大きくする。 施工に当つては高欄用支柱を所定の位置に列設
し、高欄用レールの小突起8a,8bを高欄用支
柱のレール嵌合孔2a,2b,2cの位置よりず
らせて高欄用レールをレール嵌合孔2a,2b,
2cの正面より嵌合し、ついで高欄用レール5を
その軸方向に動かしてその小突起8a,8bをレ
ール嵌合孔内の溝7,7に収め、ボルト孔4,4
に止めボルト6,6を螺入し高欄用レール5をレ
ール嵌合孔2の開孔部方向に押圧固定して施工を
完了する。 実施例 2 第5図乃至第7図は本発明の他の実施例を示す
もので、第5図は高欄用支柱の斜視図、第6図は
その要部の垂直断面図である。図示の如く中空円
筒体をその円周の半分以上切落した形のレール嵌
合孔2の背面全幅に亙り平板9または9aを連設
し正面中央にはレール嵌合孔2から該平板9また
は9aにかけて垂直な補強板10または10a,
10aを連設し、レール嵌合孔2の内面には第7
図に明示する如く座金11を嵌入するための溝1
2および該座金11を介して高欄用レールを開孔
部に向け押圧固定する止めボルト6,6を挿入す
るための切欠部13,13並に第6図に示す如く
第3図、第4図に示す高欄用レール5の小突起8
a,8bを嵌入するための溝7,7を設けたレー
ル受けを形成する。溝7,7の端縁間の間隔wは
レール5の小突起8a,8bの外縁間の幅vより
小さくする。第5図に示す如く縦長板体1と前面
板3bとをT型鋼より截取り、これと底板3cと
を溶接してなる高欄用支柱本体に上記レール受け
をボルト締その他適宜手段によつて取付け、アン
カーボルト(図示せず)よつて所定位置に植設し
た後、第7図に示す座金11を溝12に嵌入し、
第3図、第4図に示す高欄用レール5の小突起8
a,8bを高欄用支柱のレール嵌合孔2a,2
b,2cの位置よりずらせて高欄用レール5をレ
ール嵌合孔2a,2b,2cの正面より嵌入し、
ついで高欄用レール5をその軸方向に動かしてそ
の小突起8a,8bをレール嵌合孔内の溝7,7
に収め、切欠部13,13より止めボルト6,6
を螺入して高欄用レール5をレール嵌合孔2の開
孔部に向け押圧し高欄用レール5を固定して高欄
の施工を完了する。 実施例 3 第8図乃至第12図はレール嵌合孔に筒軸方向
の溝を設けない例を示したもので、第8図は高欄
用支柱の前面鍔3の一部に高欄用レール5が嵌入
し得ない程度のレール係合用突起14,14を設
け、第3図、第4図に示す高欄用レール5の小突
起8a,8bのない部分において高欄用支柱の正
面より高欄用レール5を嵌入し、高欄用レールを
その軸方向に動かして小突起8a,8bを該レー
ル係合用突起14,14内に収め、前面鍔3の一
部に挿通した止めボルト6によつて高欄用レール
5を高欄用支柱の正面方向に押圧固定するもので
ある。第9図乃至第11図は実施例2に従い高欄
用支柱本体と別個に形成したレール受け9bにレ
ール係合用突起14,14を設け、小突起8a,
8bを設けた中空円筒形以外の種々の断面形状の
高欄用レール5を係合した例を示し、レール受け
9bは実施例2と同様高欄用支柱本体にボルトで
取付けるものである。高欄用レール5は第12図
にも他の例を示したがその他任意の断面形状のも
のを使用し得る。何れの場合にも高欄用レール5
の小突起8a,8bの外縁間の幅vはレール係合
用突起14,14間の間隔wより大きくする。 以上高欄用レールをレール嵌合孔に係合固定す
る方法につき本発明の実施例を説明したが、本発
明は列設する高欄用支柱間に防護パネルを設ける
場合についても全く同様に実施することができ
る。 従来高欄用支柱間へ防護パネルを固定するに当
つては、たとえば第13図に示す如く上梁15と
下梁16と立貫17とを組合わせた防護パネルを
用意し、第14図に示す如く高欄用支柱の背面に
背面鍔3cと連設して上梁嵌合孔18および下梁
嵌合孔19を設けて高欄用支柱を所定位置に植設
後上梁嵌合孔18および下梁嵌合孔19に上梁1
5、下梁16の両端を嵌入しボルトによつて固定
する(昭和56年実用新案登録願60177号)方法に
よればボルト孔を長孔にすることにより高欄用支
柱の植設位置が±10mm程度梁の即長さ方向に狂つ
ても施工できるが、支柱の植設位置がそれ以上に
狂うことも往々にして生じ、ボルト孔の位置が合
わずに施工ができなくなる。 本願の第2の発明は上記の欠点を除去し、上梁
15、下梁16の両端と高欄用支柱の上梁嵌合孔
18、下梁嵌合孔19とにボルトを挿通せず防護
パネルを固定し得るようにしたものであつて、以
上実施例により詳細に説明する。 実施例 4 第15図は高欄用支柱の上梁嵌合孔18の詳細
を示すもので、高欄用支柱の背面鍔3cの所定位
置に上梁嵌合孔18を穿設し、該嵌合孔18の上
下面に梁の軸方向に溝7a,7aを設ける。下梁
嵌合孔19も全く同様に構成する。一方防護パネ
ルは第16図に示す如く上梁15、下梁16の上
下面に高欄用支柱の植設間隔に合わせて短い小突
起8a,8a,8b,8bを設けこれと立貫17
とを組合わせて構成する。上梁15、下梁16の
断面サイズは夫々上梁嵌合孔18、下梁嵌合孔1
9に嵌入し得る大きさとし、小突起8a,8bの
外縁間の幅vは孔18,19の入口端縁間の間隔
wより大きくする。 施工に当つては高欄用支柱の所定の位置に列設
し、防護パネルの上梁15、下梁16の小突起8
a,8bの位置を高欄用支柱の梁嵌合孔18,1
9の位置より僅かにずらせて防護パネルの上梁1
5、下梁16を梁嵌合孔18,19の正面より嵌
入し、ついで防護パネルを梁の長さ方向に僅かに
動かしてその小突起8a,8bを梁嵌合孔18,
19の溝7a,7aに収め、梁嵌合孔18,19
の一部に挿通した止めボルト6により上梁15、
下梁16を第15図の如く梁嵌合孔の開孔部方向
へまたは垂直方向へ押圧し固定する。図において
は梁嵌合孔18,19および梁15,16の断面
形状を長方形としたが、円形その他適宜の形状を
選び得る。 第17図は第15図の梁嵌合孔18において上
梁15に突設した小突起8a,8bを収める個所
がはつきりとした溝の形をとつていない例を示
す。 尚以上第13図乃至第17図について防護パネ
ルを高欄用支柱の背面に取付ける例を説明した
が、防護パネルを高欄用支柱の前面に取付ける場
合も全く同様に実施し得る。 本願の第1の発明は前述の如く高欄用支柱に高
欄用レールを係合するに当り高欄用レール5に小
突起8a,8bを設け高欄用支柱のレール嵌合孔
2に該小突起8a,8bを収容し得る空間を設
け、高欄用レール5を小突起8a,8bのない部
分においてレール嵌合孔2に係合し、高欄用レー
ル5を軸方向に僅かに動かして小突起8a,8b
を該空間内に納め、レール嵌合孔2の一部に挿通
した止めボルト6によりレール嵌合孔2の開孔部
方向に押圧固定するようにしたので、従来の高欄
用レールをその軸方向から多数植設した高欄用支
柱のレール嵌合孔に挿通する場合の如く高欄用レ
ールまたはその塗膜がレール嵌合孔との摺擦によ
り傷付くおそれなく、高欄用支柱の植設位置が数
mm程度狂つても何等支障なく容易に高欄用レール
を脱落しないよう確実に高欄用支柱に係合し得る
効果を有するものである。 また本発明の第2の発明は前述の如く高欄用支
柱に防護パネルを係合するに当り防護パネルの上
梁15および下梁16に小突起8a,8bを設け
高欄用支柱の上梁嵌合孔18および下梁嵌合孔1
9に該小突起8a,8bを収容し得る空間を設
け、上梁15および下梁16を小突起8a,8b
のない部分において上梁嵌合孔18および下梁嵌
合孔19にその正面より係合し、防護パネルを上
梁15および下梁16の軸方向に僅かに動かして
小突起8a,8bを該空間内に納め、梁嵌合孔1
8,19の一部に挿通した止めボルト6により上
梁15および下梁16を梁嵌合孔18,19に押
圧固定するようにしたので、従来の如く上梁、下
梁と梁嵌合孔とに穿孔し両孔の位置を合わせてボ
ルト締する場合高欄用支柱の植設位置が狂つてボ
ルト締めができなくなる等のおそれなく、梁嵌合
孔のみに穿孔しボルト締によつて簡易に施工し得
る等、製造、施工の両面において簡易、廉価、か
つ確実に作業し得る効果を有するものである。
される高欄の施工に関するものである。 かかる高欄は高欄用支柱を所定位置に列設し、
高欄用支柱に高欄用レールを挿通しまたは防護パ
ネルを取付けて施工される。まず高欄用レールを
挿通する場合について説明すると、ここで植設さ
れる高欄用支柱はたとえば第1図に示す如く中央
の縦長板体1の一側即ち施工した場合通行者から
見てその前縁に中空円筒形を一部切落した形のレ
ール嵌合孔2a,2b,2c………を該円筒の軸
がほぼ縦長板体1に垂直になるように設け、該縦
長板体1のレール嵌合孔以外の周縁には該縦長板
体1にほぼ垂直にかつレール嵌合孔2a,2b,
2c………と連設して鍔3を設け、レール嵌合孔
部にボルト孔4,4を穿設して構成し、この高欄
用支柱を所定位置に植設した後、高欄用レール5
をレール嵌合孔2a,2b,2c………に挿通
し、ボルト孔4,4に止めボルト6を螺入して高
欄用レール5をレール嵌合孔の開孔部方向に押圧
し、止めボルト6と該切落し部の上下端縁14
a,14bとによつて固定して高欄の施工を行な
つていた。 この場合高欄用レール5を固定するためにはレ
ール嵌合孔2a,2b,2c………の正面開孔部
は中空円筒形の半分以下にする、即ちレール嵌合
孔の切落し部の上下端縁14a,14a間の間隔
wを高欄用レール5の外径より小さくする必要が
あり、従つて高欄用レール5をレール嵌合孔2
a,2b,2c………に取付ける当つては縦長板
体1の全面から嵌入することはできず、既に植設
固定した多数の高欄用支柱のレール嵌合孔に高欄
用レール5をその軸方向の端部から挿通するを要
し、高欄用レール5が長くその重量も大きいため
高欄用レールがレール嵌合孔の開孔部の上下端縁
14a,14bを摺擦しながら挿通されるのは避
けられず、高欄用支柱の植設位置が2〜3mm程度
の正確度で行なわれていても高欄用レールの挿入
に際し高欄用レールに傷が付き、高欄用レールお
よび高欄用支柱に予め塗装してある場合には両者
の塗膜に傷が付くという支障があり、また高欄用
支柱を金属の鋳造により成形する場合にはレール
嵌合孔の内径が鋳造工程およびメツキ工程の段階
で縮小し高欄用レールの外径より小さくなること
が生ずるのを防ぐために、高欄用レールの嵌入に
必要な円筒形の内径の設計に多大の労力と費用と
を必要としていた。 本願の第1の発明は上記の欠点を除去し、高欄
用レール5をレール嵌合孔2a,2b,2c……
の中空筒たとえば中空円筒の切欠開孔部から即ち
高欄用支柱の一面たとえば正面方向から縦長板体
1の面の方向に嵌入するよう改良したものであつ
て、以下実施例を図面について詳細に説明する。 実施例 1 第2図は本願の第1の発明に使用する高欄用支
柱の一例を示し、縦長板体1の前縁に中空円筒形
をその円周の半分以上切落した形のレール嵌合孔
2a,2b,2cを該円筒の軸が縦長板体1に垂
直になるように設け、該縦長板体1のレール嵌合
孔以外の周縁には該縦長板体1と垂直にかつレー
ル嵌合孔2a,2b,2cと連設して鍔3を設
け、レール嵌合孔2a,2b,2cの内面にはそ
の円筒の軸の方向に溝7,7を設けるとともにボ
ルト孔4,4を穿設してなるものである。尚図中
3a,3aは補強のために設けた連結リブであ
る。 第3図は本発明に使用する高欄用レール5の一
例を示す正面図、第4図はその側面図を示し、中
空円筒状の本体に高欄用支柱の植設間隔に合わせ
て2本毎の短い小突起8a,8bを設けてなるも
のである。高欄用レール5の径は高欄用支柱のレ
ール嵌合孔2a,2b,2cの内径に合わせ、隣
接する小突起8aと8bとの間隔は溝7,7の間
隔に合わせ、小突起8a,8bの外縁間の幅vは
溝7,7の端縁間の間隔wより大きくする。 施工に当つては高欄用支柱を所定の位置に列設
し、高欄用レールの小突起8a,8bを高欄用支
柱のレール嵌合孔2a,2b,2cの位置よりず
らせて高欄用レールをレール嵌合孔2a,2b,
2cの正面より嵌合し、ついで高欄用レール5を
その軸方向に動かしてその小突起8a,8bをレ
ール嵌合孔内の溝7,7に収め、ボルト孔4,4
に止めボルト6,6を螺入し高欄用レール5をレ
ール嵌合孔2の開孔部方向に押圧固定して施工を
完了する。 実施例 2 第5図乃至第7図は本発明の他の実施例を示す
もので、第5図は高欄用支柱の斜視図、第6図は
その要部の垂直断面図である。図示の如く中空円
筒体をその円周の半分以上切落した形のレール嵌
合孔2の背面全幅に亙り平板9または9aを連設
し正面中央にはレール嵌合孔2から該平板9また
は9aにかけて垂直な補強板10または10a,
10aを連設し、レール嵌合孔2の内面には第7
図に明示する如く座金11を嵌入するための溝1
2および該座金11を介して高欄用レールを開孔
部に向け押圧固定する止めボルト6,6を挿入す
るための切欠部13,13並に第6図に示す如く
第3図、第4図に示す高欄用レール5の小突起8
a,8bを嵌入するための溝7,7を設けたレー
ル受けを形成する。溝7,7の端縁間の間隔wは
レール5の小突起8a,8bの外縁間の幅vより
小さくする。第5図に示す如く縦長板体1と前面
板3bとをT型鋼より截取り、これと底板3cと
を溶接してなる高欄用支柱本体に上記レール受け
をボルト締その他適宜手段によつて取付け、アン
カーボルト(図示せず)よつて所定位置に植設し
た後、第7図に示す座金11を溝12に嵌入し、
第3図、第4図に示す高欄用レール5の小突起8
a,8bを高欄用支柱のレール嵌合孔2a,2
b,2cの位置よりずらせて高欄用レール5をレ
ール嵌合孔2a,2b,2cの正面より嵌入し、
ついで高欄用レール5をその軸方向に動かしてそ
の小突起8a,8bをレール嵌合孔内の溝7,7
に収め、切欠部13,13より止めボルト6,6
を螺入して高欄用レール5をレール嵌合孔2の開
孔部に向け押圧し高欄用レール5を固定して高欄
の施工を完了する。 実施例 3 第8図乃至第12図はレール嵌合孔に筒軸方向
の溝を設けない例を示したもので、第8図は高欄
用支柱の前面鍔3の一部に高欄用レール5が嵌入
し得ない程度のレール係合用突起14,14を設
け、第3図、第4図に示す高欄用レール5の小突
起8a,8bのない部分において高欄用支柱の正
面より高欄用レール5を嵌入し、高欄用レールを
その軸方向に動かして小突起8a,8bを該レー
ル係合用突起14,14内に収め、前面鍔3の一
部に挿通した止めボルト6によつて高欄用レール
5を高欄用支柱の正面方向に押圧固定するもので
ある。第9図乃至第11図は実施例2に従い高欄
用支柱本体と別個に形成したレール受け9bにレ
ール係合用突起14,14を設け、小突起8a,
8bを設けた中空円筒形以外の種々の断面形状の
高欄用レール5を係合した例を示し、レール受け
9bは実施例2と同様高欄用支柱本体にボルトで
取付けるものである。高欄用レール5は第12図
にも他の例を示したがその他任意の断面形状のも
のを使用し得る。何れの場合にも高欄用レール5
の小突起8a,8bの外縁間の幅vはレール係合
用突起14,14間の間隔wより大きくする。 以上高欄用レールをレール嵌合孔に係合固定す
る方法につき本発明の実施例を説明したが、本発
明は列設する高欄用支柱間に防護パネルを設ける
場合についても全く同様に実施することができ
る。 従来高欄用支柱間へ防護パネルを固定するに当
つては、たとえば第13図に示す如く上梁15と
下梁16と立貫17とを組合わせた防護パネルを
用意し、第14図に示す如く高欄用支柱の背面に
背面鍔3cと連設して上梁嵌合孔18および下梁
嵌合孔19を設けて高欄用支柱を所定位置に植設
後上梁嵌合孔18および下梁嵌合孔19に上梁1
5、下梁16の両端を嵌入しボルトによつて固定
する(昭和56年実用新案登録願60177号)方法に
よればボルト孔を長孔にすることにより高欄用支
柱の植設位置が±10mm程度梁の即長さ方向に狂つ
ても施工できるが、支柱の植設位置がそれ以上に
狂うことも往々にして生じ、ボルト孔の位置が合
わずに施工ができなくなる。 本願の第2の発明は上記の欠点を除去し、上梁
15、下梁16の両端と高欄用支柱の上梁嵌合孔
18、下梁嵌合孔19とにボルトを挿通せず防護
パネルを固定し得るようにしたものであつて、以
上実施例により詳細に説明する。 実施例 4 第15図は高欄用支柱の上梁嵌合孔18の詳細
を示すもので、高欄用支柱の背面鍔3cの所定位
置に上梁嵌合孔18を穿設し、該嵌合孔18の上
下面に梁の軸方向に溝7a,7aを設ける。下梁
嵌合孔19も全く同様に構成する。一方防護パネ
ルは第16図に示す如く上梁15、下梁16の上
下面に高欄用支柱の植設間隔に合わせて短い小突
起8a,8a,8b,8bを設けこれと立貫17
とを組合わせて構成する。上梁15、下梁16の
断面サイズは夫々上梁嵌合孔18、下梁嵌合孔1
9に嵌入し得る大きさとし、小突起8a,8bの
外縁間の幅vは孔18,19の入口端縁間の間隔
wより大きくする。 施工に当つては高欄用支柱の所定の位置に列設
し、防護パネルの上梁15、下梁16の小突起8
a,8bの位置を高欄用支柱の梁嵌合孔18,1
9の位置より僅かにずらせて防護パネルの上梁1
5、下梁16を梁嵌合孔18,19の正面より嵌
入し、ついで防護パネルを梁の長さ方向に僅かに
動かしてその小突起8a,8bを梁嵌合孔18,
19の溝7a,7aに収め、梁嵌合孔18,19
の一部に挿通した止めボルト6により上梁15、
下梁16を第15図の如く梁嵌合孔の開孔部方向
へまたは垂直方向へ押圧し固定する。図において
は梁嵌合孔18,19および梁15,16の断面
形状を長方形としたが、円形その他適宜の形状を
選び得る。 第17図は第15図の梁嵌合孔18において上
梁15に突設した小突起8a,8bを収める個所
がはつきりとした溝の形をとつていない例を示
す。 尚以上第13図乃至第17図について防護パネ
ルを高欄用支柱の背面に取付ける例を説明した
が、防護パネルを高欄用支柱の前面に取付ける場
合も全く同様に実施し得る。 本願の第1の発明は前述の如く高欄用支柱に高
欄用レールを係合するに当り高欄用レール5に小
突起8a,8bを設け高欄用支柱のレール嵌合孔
2に該小突起8a,8bを収容し得る空間を設
け、高欄用レール5を小突起8a,8bのない部
分においてレール嵌合孔2に係合し、高欄用レー
ル5を軸方向に僅かに動かして小突起8a,8b
を該空間内に納め、レール嵌合孔2の一部に挿通
した止めボルト6によりレール嵌合孔2の開孔部
方向に押圧固定するようにしたので、従来の高欄
用レールをその軸方向から多数植設した高欄用支
柱のレール嵌合孔に挿通する場合の如く高欄用レ
ールまたはその塗膜がレール嵌合孔との摺擦によ
り傷付くおそれなく、高欄用支柱の植設位置が数
mm程度狂つても何等支障なく容易に高欄用レール
を脱落しないよう確実に高欄用支柱に係合し得る
効果を有するものである。 また本発明の第2の発明は前述の如く高欄用支
柱に防護パネルを係合するに当り防護パネルの上
梁15および下梁16に小突起8a,8bを設け
高欄用支柱の上梁嵌合孔18および下梁嵌合孔1
9に該小突起8a,8bを収容し得る空間を設
け、上梁15および下梁16を小突起8a,8b
のない部分において上梁嵌合孔18および下梁嵌
合孔19にその正面より係合し、防護パネルを上
梁15および下梁16の軸方向に僅かに動かして
小突起8a,8bを該空間内に納め、梁嵌合孔1
8,19の一部に挿通した止めボルト6により上
梁15および下梁16を梁嵌合孔18,19に押
圧固定するようにしたので、従来の如く上梁、下
梁と梁嵌合孔とに穿孔し両孔の位置を合わせてボ
ルト締する場合高欄用支柱の植設位置が狂つてボ
ルト締めができなくなる等のおそれなく、梁嵌合
孔のみに穿孔しボルト締によつて簡易に施工し得
る等、製造、施工の両面において簡易、廉価、か
つ確実に作業し得る効果を有するものである。
第1図は従来の高欄用支柱に高欄用レールを係
合する方法の一例を示す斜視図、第2図乃至第1
2図は本願の第1発明により高欄用支柱に高欄用
レールを係合する方法の例を示すもので、第2図
は高欄用支柱の一例を示す斜視図、第3図は高欄
用レールの一例を示す正面図、第4図は同側面
図、第5図は高欄用支柱の他の例を示す斜視図、
第6図は第5図の高欄用支柱の要部の拡大断面
図、第7図は第6図の一部の拡大説明図、第8図
乃至第11図は第1発明の他の実施例を示す要部
の断面図、第12図は第1発明の他の実施例を示
す高欄用レールの断面図である。第13図は従来
の防護パネルの一例を示す斜視図、第14図は従
来の高欄用支柱の他の例を示す斜視図、第15図
乃至第17図は本願の第2発明により高欄用支柱
に防護パネルの上梁および下梁を係合する方法の
例を示すもので、第15図は高欄用支柱の上梁嵌
合孔18に防護パネルの上梁15を嵌合した態様
を示す要部の垂直断面図、第16図は防護パネル
の斜視図、第17図は上梁嵌合孔18に防護パネ
ルの上梁15を嵌合した他の態様を示す要部の垂
直断面図である。 図中2a,2b,2cはレール嵌合孔、5は高
欄用レール、6は止めボルト、7,7aは溝、8
a,8bは小突起である。
合する方法の一例を示す斜視図、第2図乃至第1
2図は本願の第1発明により高欄用支柱に高欄用
レールを係合する方法の例を示すもので、第2図
は高欄用支柱の一例を示す斜視図、第3図は高欄
用レールの一例を示す正面図、第4図は同側面
図、第5図は高欄用支柱の他の例を示す斜視図、
第6図は第5図の高欄用支柱の要部の拡大断面
図、第7図は第6図の一部の拡大説明図、第8図
乃至第11図は第1発明の他の実施例を示す要部
の断面図、第12図は第1発明の他の実施例を示
す高欄用レールの断面図である。第13図は従来
の防護パネルの一例を示す斜視図、第14図は従
来の高欄用支柱の他の例を示す斜視図、第15図
乃至第17図は本願の第2発明により高欄用支柱
に防護パネルの上梁および下梁を係合する方法の
例を示すもので、第15図は高欄用支柱の上梁嵌
合孔18に防護パネルの上梁15を嵌合した態様
を示す要部の垂直断面図、第16図は防護パネル
の斜視図、第17図は上梁嵌合孔18に防護パネ
ルの上梁15を嵌合した他の態様を示す要部の垂
直断面図である。 図中2a,2b,2cはレール嵌合孔、5は高
欄用レール、6は止めボルト、7,7aは溝、8
a,8bは小突起である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 中央の縦長板体1の一縁に中空筒を一部切落
した形のレール嵌合孔2を設けた高欄用支柱に高
欄用レール5を係合するに当り、レール嵌合孔2
に係合する高欄用レール5の部分に小突起8a,
8bを設け、レール嵌合孔2は高欄用レール5を
該小突起8a,8bのない部分において正面より
係合し得る形状にするとともに、レール嵌合孔2
の内面には該小突起8a,8bを収容し得る空間
を設け、高欄用レール5を該小突起8a,8bの
ない部分において正面よりレール嵌合孔2に係合
し、高欄用レール5を軸方向に僅かに動かして小
突起8a,8bを該空間に納め、レール嵌合孔2
の一部に挿通した止めボルト6により高欄用レー
ル5をレール嵌合孔2の開孔部方向に押圧固定す
ることにより高欄用レール5をレール嵌合孔2の
正面方向に引出し得ないようにすることを特徴と
する高欄用支柱に高欄用レールを係合する方法。 2 小突起8a,8bを収容し得る空間が筒軸方
向の溝7,7であり、小突起8a,8bの外縁間
の幅vを溝7,7の端縁間の間隔wより大きくす
る特許請求の範囲第1項記載の高欄用支柱に高欄
用レールを係合する方法。 3 レール嵌合孔を高欄用支柱本体と別個に成形
したレール受けとし、該レール受けを高欄用支柱
本体に着脱自在に装着して高欄用支柱となした特
許請求の範囲第1項記載の高欄用支柱に高欄用レ
ールを係合する方法。 4 中央の縦長板体1の一縁に中空筒を一部切落
した形の梁嵌合孔18,19を設けた高欄用支柱
に防護パネルの上梁15および下梁16を係合す
るに当り、梁嵌合孔18,19に係合する上梁1
5および下梁16の部分に小突起8a,8bを設
け、梁嵌合孔18,19は防護パネルの上梁15
および下梁16を該小突起8a,8bのない部分
において正面より係合し得る形状にするととも
に、梁嵌合孔18,19の内面には該小突起8
a,8bを収容し得る空間を設け、小突起8a,
8bの外縁間の幅vを該空間出口の幅wより大き
くし、上梁15および下梁16を該小突起8a,
8bのない部分において正面より梁嵌合孔18,
19に係合し、防護パネルを上梁15および下梁
16の長さ方向に僅かに動かして小突起8a,8
bを該空間に納め、梁嵌合孔18,19の一部に
挿通した止めボルト6により上梁15および下梁
16を梁嵌合孔18,19に押圧固定することに
より防護パネルを梁嵌合孔18,19の正面方向
に引出し得ないようにすることを特徴とする高欄
用支柱に防護パネルの上梁および下梁を係合する
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13473183A JPS6026704A (ja) | 1983-07-22 | 1983-07-22 | 高欄用支柱に高欄用レールまたは梁を係合する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13473183A JPS6026704A (ja) | 1983-07-22 | 1983-07-22 | 高欄用支柱に高欄用レールまたは梁を係合する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6026704A JPS6026704A (ja) | 1985-02-09 |
JPH044407B2 true JPH044407B2 (ja) | 1992-01-28 |
Family
ID=15135272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13473183A Granted JPS6026704A (ja) | 1983-07-22 | 1983-07-22 | 高欄用支柱に高欄用レールまたは梁を係合する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6026704A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0380831U (ja) * | 1989-12-07 | 1991-08-19 | ||
KR100909829B1 (ko) | 2009-03-03 | 2009-07-28 | 주식회사 누리플랜 | 차량방호 울타리 |
KR100899773B1 (ko) | 2009-03-03 | 2009-05-28 | 주식회사 누리플랜 | 차량방호 울타리 |
JP6383531B2 (ja) * | 2013-10-17 | 2018-08-29 | 積水樹脂株式会社 | 防護柵 |
-
1983
- 1983-07-22 JP JP13473183A patent/JPS6026704A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6026704A (ja) | 1985-02-09 |
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