JPH0443993Y2 - - Google Patents
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- JPH0443993Y2 JPH0443993Y2 JP1986032492U JP3249286U JPH0443993Y2 JP H0443993 Y2 JPH0443993 Y2 JP H0443993Y2 JP 1986032492 U JP1986032492 U JP 1986032492U JP 3249286 U JP3249286 U JP 3249286U JP H0443993 Y2 JPH0443993 Y2 JP H0443993Y2
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- turntable
- rollers
- motor
- metal rod
- coupling ring
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Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/6408—Supports or covers specially adapted for use in microwave heating apparatus
- H05B6/6411—Supports or covers specially adapted for use in microwave heating apparatus the supports being rotated
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は電子レンジのターンテーブル駆動装
置に関し、詳しくは安価で耐熱性に優れかつ放電
防止効果を有するターンテーブル駆動装置に関す
る。
置に関し、詳しくは安価で耐熱性に優れかつ放電
防止効果を有するターンテーブル駆動装置に関す
る。
(ロ) 従来の技術
従来、この種のターンテーブル駆動装置は、第
6図〜第8図に示すように、ターンテーブル駆動
用モータ1のモータ軸2の回転によつて、そのモ
ータ軸2の先端に取付けられた水平な3角形状の
カツプリング3を介してターンテーブル4を略水
平に支持するターンテーブルローラ(5、以下
TTRと略称する)を回転させてターンテーブル
4を回転させるように構成されており、TTR5
は第5図に示すようにターンテーブル4と電子レ
ンジ本体6のオーブン庫7の内底壁との間に介在
する3つのローラ8と、ターンテーブル4の下面
中央部に対応する位置からターンテーブル4の外
周縁に向かつて放射状に延出され前記ローラ8を
回転可能に支持する3本の延出部9と、これらの
延出部9の放射状の中心部に設けられカツプリン
グ3に係合する下向き凹状の係合凹部10とから
構成される。上記延出部9と係合凹部10は合成
樹脂の一体成形品からなる。
6図〜第8図に示すように、ターンテーブル駆動
用モータ1のモータ軸2の回転によつて、そのモ
ータ軸2の先端に取付けられた水平な3角形状の
カツプリング3を介してターンテーブル4を略水
平に支持するターンテーブルローラ(5、以下
TTRと略称する)を回転させてターンテーブル
4を回転させるように構成されており、TTR5
は第5図に示すようにターンテーブル4と電子レ
ンジ本体6のオーブン庫7の内底壁との間に介在
する3つのローラ8と、ターンテーブル4の下面
中央部に対応する位置からターンテーブル4の外
周縁に向かつて放射状に延出され前記ローラ8を
回転可能に支持する3本の延出部9と、これらの
延出部9の放射状の中心部に設けられカツプリン
グ3に係合する下向き凹状の係合凹部10とから
構成される。上記延出部9と係合凹部10は合成
樹脂の一体成形品からなる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
しかし、ヒータ付電子レンジに上記装置を用い
る場合には、その電子レンジ使用時にオーブン庫
7内の温度が上昇するため、TTR5の延出部9
と係合凹部10の材料に耐熱性に優れた合成樹脂
を用いる必要があるが、合成樹脂では耐熱性に限
度があり、また耐熱性に優れた合成樹脂を用いる
と、TTR5が高価になる欠点があつた。
る場合には、その電子レンジ使用時にオーブン庫
7内の温度が上昇するため、TTR5の延出部9
と係合凹部10の材料に耐熱性に優れた合成樹脂
を用いる必要があるが、合成樹脂では耐熱性に限
度があり、また耐熱性に優れた合成樹脂を用いる
と、TTR5が高価になる欠点があつた。
この考案は以上の事情に鑑みなされたもので、
安価で耐熱性に優れたTTRの提供を目的とする
ものである。
安価で耐熱性に優れたTTRの提供を目的とする
ものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段
この考案は電子レンジのターンテーブル駆動装
置であつて、電子レンジ本体のターンテーブル駆
動用モータと、このモータを駆動させることによ
つてターンテーブルを回転させるターンテーブル
ローラとを備え、このターンテーブルローラを電
子レンジ本体のオーブン庫の内底壁とターンテー
ブル下面の外周縁寄りの部位との間に介在してタ
ーンテーブルを略水平に支持する3以上のローラ
と、ターンテーブル下面の中心部に対応する部位
からターンテーブルの外周縁に向かつて放射状に
延出され前記ローラを回転可能に支持する前記ロ
ーラと同数の針金状の金属棒と、これらの金属棒
の放射状の中心部に取付けられ、オーブン庫内底
壁のターンテーブル下面の中心部に対向する部位
に突出する前記モータのモータ軸の先端に略水平
に取付けられかつ上面に前記金属棒が係合する係
合溝を有する三角形を含む多角形状の合成樹脂製
カツプリングを上方から被いその外周壁に係合す
る金属製係合凹部とで構成したものである。
置であつて、電子レンジ本体のターンテーブル駆
動用モータと、このモータを駆動させることによ
つてターンテーブルを回転させるターンテーブル
ローラとを備え、このターンテーブルローラを電
子レンジ本体のオーブン庫の内底壁とターンテー
ブル下面の外周縁寄りの部位との間に介在してタ
ーンテーブルを略水平に支持する3以上のローラ
と、ターンテーブル下面の中心部に対応する部位
からターンテーブルの外周縁に向かつて放射状に
延出され前記ローラを回転可能に支持する前記ロ
ーラと同数の針金状の金属棒と、これらの金属棒
の放射状の中心部に取付けられ、オーブン庫内底
壁のターンテーブル下面の中心部に対向する部位
に突出する前記モータのモータ軸の先端に略水平
に取付けられかつ上面に前記金属棒が係合する係
合溝を有する三角形を含む多角形状の合成樹脂製
カツプリングを上方から被いその外周壁に係合す
る金属製係合凹部とで構成したものである。
(ホ) 作用
この考案は、ターンテーブル駆動用モータを駆
動させると、モータ軸及びカツプリングを介して
ターンテーブルローラが回転してターンテーブル
を回転させるようにしたものである。また、カツ
プリングを合成樹脂から形成したのは次のような
理由による。すなわち、カツプリングをターンテ
ーブルローラ支持用の金属棒と同じく金属製にす
ると、カツプリングを介してマイクロ波漏れが生
じるとともに、金属棒との間にアークが発生する
おそれがある。このため、マイクロ波漏れやアー
ク発生の防止措置を考慮して設計しなければなら
ず設計が容易ではない。そこで、この考案はカツ
プリングを合成樹脂で構成することにより、マイ
クロ波漏れやアーク発生を防止しようとする。し
かし、カツプリングを合成樹脂製にするとカツプ
リングがマイクロ波により加熱されるため、カツ
プリングを金属製の係合凹部で被うことによりカ
ツプリングの加熱を防止する。
動させると、モータ軸及びカツプリングを介して
ターンテーブルローラが回転してターンテーブル
を回転させるようにしたものである。また、カツ
プリングを合成樹脂から形成したのは次のような
理由による。すなわち、カツプリングをターンテ
ーブルローラ支持用の金属棒と同じく金属製にす
ると、カツプリングを介してマイクロ波漏れが生
じるとともに、金属棒との間にアークが発生する
おそれがある。このため、マイクロ波漏れやアー
ク発生の防止措置を考慮して設計しなければなら
ず設計が容易ではない。そこで、この考案はカツ
プリングを合成樹脂で構成することにより、マイ
クロ波漏れやアーク発生を防止しようとする。し
かし、カツプリングを合成樹脂製にするとカツプ
リングがマイクロ波により加熱されるため、カツ
プリングを金属製の係合凹部で被うことによりカ
ツプリングの加熱を防止する。
(ヘ) 実施例
以下図に示す実施例に基づいてこの考案を詳述
する。
する。
この考案の基本構成は従来例と同様であるの
で、同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。従来例と異なる点は、ターンテーブルローラ
(11,TTR)の従来例の延出部及び係合凹部に
相当する部位を金属棒12及び金属製の係合凹部
13で形成した点と、カツプリング3を合成樹脂
で形成した点と、そのカツプリング3の上面に係
合溝14を設けた点とにある。
で、同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。従来例と異なる点は、ターンテーブルローラ
(11,TTR)の従来例の延出部及び係合凹部に
相当する部位を金属棒12及び金属製の係合凹部
13で形成した点と、カツプリング3を合成樹脂
で形成した点と、そのカツプリング3の上面に係
合溝14を設けた点とにある。
各金属棒12は、第1図に示すように略くの字
状に屈曲された針金状の細棒からなり、従来例と
同様3つのローラ8を回転可能に支持するもの
で、その放射状の中心部付近は3点スポツト溶接
で固着されており、各金属棒12の放射状の中心
から先端までの実長Lは、ターンテーブル4の下
面中心からターンテーブル4の外周縁とオーブン
庫7の内側壁との中間点位置までの距離と等しく
なるように設定されている。また金属製係合凹部
13は、下向き凹状でその平面形状は略3角形状
をなし、各金属棒12の溶接部の上面に溶接によ
つて固着されており、合成樹脂製カツプリング3
を上方から被いその外周壁に係合するように形成
されている。カツプリング3の係合溝14は、第
2図に示すように各金属棒12の溶接部が係合す
るよう放射状に形成されている。
状に屈曲された針金状の細棒からなり、従来例と
同様3つのローラ8を回転可能に支持するもの
で、その放射状の中心部付近は3点スポツト溶接
で固着されており、各金属棒12の放射状の中心
から先端までの実長Lは、ターンテーブル4の下
面中心からターンテーブル4の外周縁とオーブン
庫7の内側壁との中間点位置までの距離と等しく
なるように設定されている。また金属製係合凹部
13は、下向き凹状でその平面形状は略3角形状
をなし、各金属棒12の溶接部の上面に溶接によ
つて固着されており、合成樹脂製カツプリング3
を上方から被いその外周壁に係合するように形成
されている。カツプリング3の係合溝14は、第
2図に示すように各金属棒12の溶接部が係合す
るよう放射状に形成されている。
このように構成されたターンテーブル駆動装置
において、カツプリング3の係合溝14にTTR
11の各金属棒12を係合させ、かつカツプリン
グ3にTTR11の係合凹部13を係合させた後
に、TTR11にターンテーブル4を載せて、タ
ーンテーブル駆動用モータ1を駆動させると、
TTR11の回転に伴なつてターンテーブル4が
回転する。
において、カツプリング3の係合溝14にTTR
11の各金属棒12を係合させ、かつカツプリン
グ3にTTR11の係合凹部13を係合させた後
に、TTR11にターンテーブル4を載せて、タ
ーンテーブル駆動用モータ1を駆動させると、
TTR11の回転に伴なつてターンテーブル4が
回転する。
次にこの考案の効果について説明する。
(a) TTR11が針金状の金属棒であるため、耐
熱温度を高くすることができる。
熱温度を高くすることができる。
(b) また、各金属棒12を3点スポツト溶接する
だけで、放射状に形成できるため、製造がし易
すくかつ安価に製作することができ、また構造
自体を簡単にかつ安価にすることができる。
だけで、放射状に形成できるため、製造がし易
すくかつ安価に製作することができ、また構造
自体を簡単にかつ安価にすることができる。
(c) TTR11の各金属棒12が針金状であるた
め、ターンテーブル4に過大な負荷(食品)が
載つても、ターンテーブル4始動時にTTR1
1の金属棒12がしなることによつて、負荷モ
ーメントを直接ターンテーブル駆動用モータ1
に伝えないため、そのモータ1起動時にモータ
1に過大電流が流れたり、変速ギヤの欠歯した
りする現象の発生を防止することができる。
め、ターンテーブル4に過大な負荷(食品)が
載つても、ターンテーブル4始動時にTTR1
1の金属棒12がしなることによつて、負荷モ
ーメントを直接ターンテーブル駆動用モータ1
に伝えないため、そのモータ1起動時にモータ
1に過大電流が流れたり、変速ギヤの欠歯した
りする現象の発生を防止することができる。
(d) TTR11に金属製係合凹部13を設け、こ
の係合凹部13で合成樹脂製カツプリング3を
被つているため、カツプリング3にマイクロ波
が当たるのを防止することができる。さらに詳
しく説明すると、もしカツプリング3を金属製
にすれば、カツプリング3を介してマイクロ波
漏れが生じるとともに、ターンテーブルローラ
支持用の金属棒12との間にアークが発生する
おそれがある。このため、カツプリング3を合
成樹脂で構成することにより、マイクロ波漏れ
やアーク発生を防止しようとする。また、合成
樹脂製カツプリング3がマイクロ波により加熱
されるため、カツプリング3を金属製の係合凹
部13で被うことによりカツプリング3の加熱
を防止する。そのため、カツプリング3上端の
温度上昇を防止することができる。したがつ
て、カツプリング3の材料として、特に耐熱性
に優れたものを使用する必要がなくなり、カツ
プリング3の材料コストを低減させることがで
きる。
の係合凹部13で合成樹脂製カツプリング3を
被つているため、カツプリング3にマイクロ波
が当たるのを防止することができる。さらに詳
しく説明すると、もしカツプリング3を金属製
にすれば、カツプリング3を介してマイクロ波
漏れが生じるとともに、ターンテーブルローラ
支持用の金属棒12との間にアークが発生する
おそれがある。このため、カツプリング3を合
成樹脂で構成することにより、マイクロ波漏れ
やアーク発生を防止しようとする。また、合成
樹脂製カツプリング3がマイクロ波により加熱
されるため、カツプリング3を金属製の係合凹
部13で被うことによりカツプリング3の加熱
を防止する。そのため、カツプリング3上端の
温度上昇を防止することができる。したがつ
て、カツプリング3の材料として、特に耐熱性
に優れたものを使用する必要がなくなり、カツ
プリング3の材料コストを低減させることがで
きる。
(e) またTTR11に係合凹部13を設けている
ためターンテーブル4に載せる食品の重量が軽
い場合でも、TTR11の回転によつてターン
テーブル4が持ち上がりTTR11とカツプリ
ング3の係合溝14との係合が外れた場合で
も、TTR11の係合凹部13がカツプリング
3に係合しているため、ターンテーブル4を安
定した状態で回転させることができる。これに
より、ターンテーブル4に載置される食品の重
量の軽重にかかわらず安定したターンテーブル
4の回転を得ることができる。
ためターンテーブル4に載せる食品の重量が軽
い場合でも、TTR11の回転によつてターン
テーブル4が持ち上がりTTR11とカツプリ
ング3の係合溝14との係合が外れた場合で
も、TTR11の係合凹部13がカツプリング
3に係合しているため、ターンテーブル4を安
定した状態で回転させることができる。これに
より、ターンテーブル4に載置される食品の重
量の軽重にかかわらず安定したターンテーブル
4の回転を得ることができる。
(f) 各金属棒12の実長Lを前記のように設定す
ることによつて、各金属棒12の放射状の中心
部付近におけるマイクロ波の電界による発熱を
防止できることが実験によつて確認することが
できた。これによつてカツプリング3が上記発
熱によつて軟化したり、溶け出したりするのを
防止することができる。したがつて、カツプリ
ング3の耐熱性について特に配慮をすることが
必要でなくなるため、カツプリング3の材料コ
ストを低減させることができる。また、上記発
熱防止により、オーブン庫7の底壁、ターンテ
ーブル4等に熱によるコゲが発生するのを防止
することができる。
ることによつて、各金属棒12の放射状の中心
部付近におけるマイクロ波の電界による発熱を
防止できることが実験によつて確認することが
できた。これによつてカツプリング3が上記発
熱によつて軟化したり、溶け出したりするのを
防止することができる。したがつて、カツプリ
ング3の耐熱性について特に配慮をすることが
必要でなくなるため、カツプリング3の材料コ
ストを低減させることができる。また、上記発
熱防止により、オーブン庫7の底壁、ターンテ
ーブル4等に熱によるコゲが発生するのを防止
することができる。
第4図は上記効果を示す実験データである。(ハ)
がこの実施例の金属棒12の場合を示す。すなわ
ち、各金属棒12の放射状の中心から先端までの
実長Lが、ターンテーブル4の下面中心からター
ンテーブル4の外周縁とオーブン庫7の内側壁と
の中間点位置までの距離と等しくされている場合
を示す。(イ)及び(ロ)は比較例で、(ハ)より短い金属棒
の場合を示す。すなわち、(イ)は(ハ)の1/3の長さ、
(ロ)は(ハ)の2/3の長さであり、いずれも、各放射状
の中心から先端までの実長が、ターンテーブル4
の下面中心からターンテーブル4の外周縁までの
長さよりも短い場合である。この実験により、こ
の考案のように各金属棒の長さを設定すると、各
金属棒の放射状の中心部では、マイクロ波の電界
による発熱が生ずることがなくなる。なお、(イ)(ロ)
(ハ)のマイクロ波の波長λとの関係は(イ)で略λ/
4、(ロ)で略2/4λ、(ハ)で略3/4λである。
がこの実施例の金属棒12の場合を示す。すなわ
ち、各金属棒12の放射状の中心から先端までの
実長Lが、ターンテーブル4の下面中心からター
ンテーブル4の外周縁とオーブン庫7の内側壁と
の中間点位置までの距離と等しくされている場合
を示す。(イ)及び(ロ)は比較例で、(ハ)より短い金属棒
の場合を示す。すなわち、(イ)は(ハ)の1/3の長さ、
(ロ)は(ハ)の2/3の長さであり、いずれも、各放射状
の中心から先端までの実長が、ターンテーブル4
の下面中心からターンテーブル4の外周縁までの
長さよりも短い場合である。この実験により、こ
の考案のように各金属棒の長さを設定すると、各
金属棒の放射状の中心部では、マイクロ波の電界
による発熱が生ずることがなくなる。なお、(イ)(ロ)
(ハ)のマイクロ波の波長λとの関係は(イ)で略λ/
4、(ロ)で略2/4λ、(ハ)で略3/4λである。
なお、上記実施例では、ローラ8の数を3つと
したが、これに限ることなく3以上であつてもよ
い。この場合、当然金属棒12は3本以上とな
る。また、カツプリング3の形状は実施例の三角
形に限ることなく四角形及び五角形でもよく、こ
の場合、TTR11の係合凹部13の形状もこれ
に係合するよう四角形及び略五角形とすればよ
い。
したが、これに限ることなく3以上であつてもよ
い。この場合、当然金属棒12は3本以上とな
る。また、カツプリング3の形状は実施例の三角
形に限ることなく四角形及び五角形でもよく、こ
の場合、TTR11の係合凹部13の形状もこれ
に係合するよう四角形及び略五角形とすればよ
い。
第3図は他の実施例のTTR11aを示す斜視
図である。この場合TTR11aは、各金属棒1
2aが真すぐな棒からなり、各金属棒12aの長
手方向の途中に各ローラ8aが回転可能に取り付
けられており、各金属棒12aの放射状の中心か
らローラ8aまでの距離は第1図におけるその直
線距離と等しく設定されている。また、各金属棒
12aの先端は、各ローラ8aからターンテーブ
ル(図示しない)の外周縁向きに突出するように
構成されており、各金属棒12aの長さは、第1
図の各金属棒12の実長Lと同様である。その
他、係合凹部13aは第1図の係合凹部13と同
様である。
図である。この場合TTR11aは、各金属棒1
2aが真すぐな棒からなり、各金属棒12aの長
手方向の途中に各ローラ8aが回転可能に取り付
けられており、各金属棒12aの放射状の中心か
らローラ8aまでの距離は第1図におけるその直
線距離と等しく設定されている。また、各金属棒
12aの先端は、各ローラ8aからターンテーブ
ル(図示しない)の外周縁向きに突出するように
構成されており、各金属棒12aの長さは、第1
図の各金属棒12の実長Lと同様である。その
他、係合凹部13aは第1図の係合凹部13と同
様である。
この場合においても、各金属棒12aの放射状
の中心における発熱は第1実施例と同様で、その
他に関しても第1実施例と同様の効果を得ること
ができる。
の中心における発熱は第1実施例と同様で、その
他に関しても第1実施例と同様の効果を得ること
ができる。
(ト) 考案の効果
この考案は以下の効果を奏する。
(a) ターンテーブルローラの耐熱性を高くするこ
とができる。
とができる。
(b) ターンテーブルローラを安価にかつ、簡単に
製作することができる。
製作することができる。
(c) ターンテーブル駆動用モータ起動時にそのモ
ータに過大電流が流れるのを防止でき、かつそ
のモータの駆動を伝達する変速ギヤの欠歯を防
止することができる。
ータに過大電流が流れるのを防止でき、かつそ
のモータの駆動を伝達する変速ギヤの欠歯を防
止することができる。
(d) カツプリングを合成樹脂から形成したこと
で、マイクロ波漏れやアーク発生を防止するこ
とができる。また、金属製係合凹部によりカツ
プリングを被つたことで、カツプリングの加熱
が防止されるとともに、その材料コストを低減
させることができる。
で、マイクロ波漏れやアーク発生を防止するこ
とができる。また、金属製係合凹部によりカツ
プリングを被つたことで、カツプリングの加熱
が防止されるとともに、その材料コストを低減
させることができる。
(e) ターンテーブルに載置される食品の軽重に関
係なく、ターンテーブルを安定した状態で回転
させることができる。
係なく、ターンテーブルを安定した状態で回転
させることができる。
(f) 各金属棒の放射状の中心部でのマイクロ波の
電界による発熱を防止することができる。
電界による発熱を防止することができる。
第1図はこの考案に用いられるターンテーブル
ローラの一実施例を示す斜視図、第2図はこの考
案に用いられるカツプリングの斜視図、第3図は
この考案の他の実施例を示す第1図相当図、第4
図はこの考案のマイクロ波の電界による発熱状態
と比較例のそれを示すグラフで、イ,ロは比較
例、ハはこの考案の実施例を示す。第5図は従来
例のターンテーブルローラを示す第1図相当図、
第6図は従来例のターンテーブル駆動装置の説明
断面図、第7図は従来例のカツプリングの斜視
図、第8図は第6図のターンテーブル駆動装置を
用いた電子レンジの斜視図である。 1……ターンテーブル駆動用モータ、2……モ
ータ軸、3……カツプリング、4……ターンテー
ブル、6……電子レンジ本体、7……オーブン
庫、8,8a……ローラ、11,11a……
TTR(ターンテーブルローラ)、12,12a…
…金属棒、13,13a……係合凹部、14……
係合溝。
ローラの一実施例を示す斜視図、第2図はこの考
案に用いられるカツプリングの斜視図、第3図は
この考案の他の実施例を示す第1図相当図、第4
図はこの考案のマイクロ波の電界による発熱状態
と比較例のそれを示すグラフで、イ,ロは比較
例、ハはこの考案の実施例を示す。第5図は従来
例のターンテーブルローラを示す第1図相当図、
第6図は従来例のターンテーブル駆動装置の説明
断面図、第7図は従来例のカツプリングの斜視
図、第8図は第6図のターンテーブル駆動装置を
用いた電子レンジの斜視図である。 1……ターンテーブル駆動用モータ、2……モ
ータ軸、3……カツプリング、4……ターンテー
ブル、6……電子レンジ本体、7……オーブン
庫、8,8a……ローラ、11,11a……
TTR(ターンテーブルローラ)、12,12a…
…金属棒、13,13a……係合凹部、14……
係合溝。
Claims (1)
- 電子レンジ本体のターンテーブル駆動用モータ
と、このモータを駆動させることによつてターン
テーブルを回転させるターンテーブルローラとを
備え、このターンテーブルローラを、電子レンジ
本体のオーブン庫の内底壁とターンテーブル下面
の外周縁寄りの部位との間に介在してターンテー
ブルを略水平に支持する3以上のローラと、ター
ンテーブル下面の中心部に対応する部位からター
ンテーブルの外周縁に向かつて放射状に延出され
前記ローラを回転可能に支持する前記ローラと同
数の針金状の金属棒と、これらの金属棒の放射状
の中心部に取付けられ、オーブン庫内底壁のター
ンテーブル下面の中心部に対向する部位に突出す
る前記モータのモータ軸の先端に略水平に取付け
られかつ上面に前記金属棒が係合する係合溝を有
する三角形を含む多角形状の合成樹脂製カツプリ
ングを上方から被いその外周壁に係合する金属製
係合凹部とで構成してなる電子レンジのターンテ
ーブル駆動装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986032492U JPH0443993Y2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 | |
US07/021,705 US4752662A (en) | 1986-03-06 | 1987-03-04 | Turntable driving system of microwave oven |
DE19873707126 DE3707126A1 (de) | 1986-03-06 | 1987-03-05 | Antriebsvorrichtung, vorzugsweise fuer den drehteller eines mikrowellenherdes |
GB8705249A GB2187619B (en) | 1986-03-06 | 1987-03-06 | Turntable driving system of microwave oven |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1986032492U JPH0443993Y2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62144095U JPS62144095U (ja) | 1987-09-11 |
JPH0443993Y2 true JPH0443993Y2 (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=12360489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986032492U Expired JPH0443993Y2 (ja) | 1986-03-06 | 1986-03-06 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4752662A (ja) |
JP (1) | JPH0443993Y2 (ja) |
DE (1) | DE3707126A1 (ja) |
GB (1) | GB2187619B (ja) |
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DE3319170C2 (de) * | 1982-05-31 | 1985-03-14 | Tokyo Shibaura Denki K.K., Kawasaki, Kanagawa | Drehtisch zur Anordnung in einem Mikrowellenherd |
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-
1986
- 1986-03-06 JP JP1986032492U patent/JPH0443993Y2/ja not_active Expired
-
1987
- 1987-03-04 US US07/021,705 patent/US4752662A/en not_active Expired - Fee Related
- 1987-03-05 DE DE19873707126 patent/DE3707126A1/de active Granted
- 1987-03-06 GB GB8705249A patent/GB2187619B/en not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5712556U (ja) * | 1980-06-27 | 1982-01-22 | ||
JPS598092U (ja) * | 1982-07-05 | 1984-01-19 | 株式会社東芝 | 空気調和機の熱交換器 |
Also Published As
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GB8705249D0 (en) | 1987-04-08 |
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DE3707126A1 (de) | 1987-09-17 |
GB2187619A (en) | 1987-09-09 |
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