JP2005080678A - 業務用電磁誘導加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 調理鍋とケースを簡単に分離可能に構成する事を目的とするものである。
【解決手段】 被調理物を収納して加熱する調理鍋1の外側面をケース3にて包囲すると共に、調理鍋の外底部に加熱コイル22,23,24を装着し、かつケースの左右側面に連結した一対の回転軸4,4にて調理鍋を回転自在に枢支したものにおいて、調理鍋の開口縁に鍔部10を一体的に形成し、この鍔部をケースの上端に載置した後、固定手段により鍋本体とケースとを固定して成る。
【選択図】 図1
【解決手段】 被調理物を収納して加熱する調理鍋1の外側面をケース3にて包囲すると共に、調理鍋の外底部に加熱コイル22,23,24を装着し、かつケースの左右側面に連結した一対の回転軸4,4にて調理鍋を回転自在に枢支したものにおいて、調理鍋の開口縁に鍔部10を一体的に形成し、この鍔部をケースの上端に載置した後、固定手段により鍋本体とケースとを固定して成る。
【選択図】 図1
Description
本発明は、業務用の食材や給食用の食材を一度に大量に加熱調理を行う業務用電磁誘導加熱調理器に関する。
直径が1メートル以上の調理鍋を用いて、コンビニエンスストア等で販売される食材や、学校給食等の食材を一度に大量に加熱調理する業務用の加熱調理器で、特に特許文献1に示される様に、調理鍋の外底部に誘導加熱用の加熱コイルを装着したものでは、調理鍋やケースを例えばステンレスのSUS403等の誘電材料で形成し、これらの接合部分を溶接により一体に連結して構成している。
特開2002−231430号公報
上記の場合、調理鍋とケースを溶接により一体化している為、何らかの理由によりどちらか一方を交換したい場合でも全体を交換する必要があり、維持費用が高くなるという問題がある。
そこで本発明は、調理鍋とケースを分離して構成することで、維持費用等の低減を計る事を目的とするものである。
本発明の請求項1の構成は、被調理物を収納して加熱する調理鍋の外側面をケースにて包囲すると共に、調理鍋の外底部に加熱コイルを装着し、かつケースの左右側面に連結した一対の回転軸にて調理鍋を回転自在に枢支したものにおいて、調理鍋の開口縁に鍔部を一体的に形成し、この鍔部をケースの上端に載置した後、固定手段により鍋本体とケースとを固定して成るものである。
本発明の請求項2の構成は、請求項1の構成において、調理鍋をアルミニウム材により形成すると共に、外底部に誘電層を形成した事を特徴とするものである。
本発明の請求項3の構成は、請求項1〜2の構成において、固定手段を、調理鍋又はケースの少なくとも一方の上端対向面に形成したテーパ面と、このテーパ面の調理鍋とケース間に挿入する楔で構成した事を特徴とするものである。
本発明の請求項4の構成は、請求項3の構成において、テーパ面を、ケースの上端部を内側に向けて絞り加工することで形成した事を特徴とするものである。
本発明の請求項5の構成は、請求項1〜2の構成において、鍔部のケースの上端が当接する部分に、この上端が係入する係入溝を一体形成した事を特徴とするものである。
本発明の請求項6の構成は、請求項5の構成において、係入溝にパッキンを装着した事を特徴とするものである。
本発明の請求項1に記載の構成により、固定手段の操作により調理鍋とケースとを分離することが出来、長時間の使用による損傷等、何らかの理由によりどちらか一方を交換したい場合には、比較的簡単に交換する事が出来るものである。
本発明の請求項2に記載の構成により、調理鍋とケースとを固定手段により分離可能に固定し、かつ調理鍋をアルミニウム材により形成すると共に、外底部に誘電層を形成したことで、調理鍋をステンレスで形成した場合に比較し、加熱開始時の温度むらの発生を防止し、調理の仕上がり性能を大幅に向上する事が出来るものである。
本発明の請求項3に記載の構成により、調理鍋又はケースの一方に形成したテーパ面と、このテーパ面と対向面との間に楔を挿入することで、比較的簡単な構成にて調理鍋とケースとを堅固に固定する事が出来るものである。
本発明の請求項4に記載の構成により、テーパ面をケースの上端面を内側に向けて絞り加工して形成したことで、部品を追加することなく、簡単な構成にてテーパ面を形成できると共に、ケースの機械的強度を向上する事が出来るものである。
本発明の請求項5に記載の構成により、調理鍋の鍔部に形成した係入溝とケース上端との当接により、比較的簡単な構成にて該部からの煮汁等の浸入を防止する事が出来るものである。
本発明の請求項6に記載の構成により、調理鍋の鍔部に形成した係入溝内にパッキンを装着することで、このパッキンにて煮汁等のケース内への浸入を確実を防止し、浸入による誘導加熱コイル等の電装部品の故障を防止する事が出来るものである。
本発明の実施例を先ず図1に基づき説明すると、1は被調理物を入れて加熱する調理鍋で、アルミニウム材を鋳造により上面を開口2した腕状に形成していると共に、この調理鍋の外側面周囲を中空円筒状のケース3にて包囲し、かつこのケースの側面左右に連結した一対の回転軸4,4にて、上記調理鍋1とケース3とを台座5,6に回転自在に支持している。
又、上記台座6内には、上記回転軸4,4を回転駆動する駆動モータ7や、この駆動モータ等への通電を制御する制御回路8を収納配置し、かつ上部には操作ボックス9を立設している。
尚、上記実施例例では、調理鍋1をアルミニウム材で成形し、外底部に鉄等の誘電材料を溶射した図示しない誘電層を形成して誘導加熱が可能に構成しているが、ステンレスのSUS403系等の誘電材料や、SUS304系の比較的加工し易い材料を用い、その外底部に鉄粉を溶射して電磁誘導加熱に適した構成にしたり、他の電磁誘導加熱に用いられるクラッド材等を用いても良い。
一方、上記調理鍋1の開口2縁には、外側に向けて鍔部10を一体に突出形成し、この鍔部を上記ケース3の上端に載置することで、調理鍋1をケース3内に着脱可能に収納載置していると共に、図2及び図3にても示す様に上記鍔部10の下方に複数の支持用リブ11・・を所定の間隔を置いて一体成形し、かつこの支持用リブに支持金具12をボルト13により固定している。
更に、上記ケース3の上端部を内側に向けて折曲してテーパ面14を一体に形成していると共に、このテーパ面と上記支持用リブ11との間に金属製の楔15を嵌入し、これらにより固定手段を構成している。
又、上記楔15は、上記支持金具12に螺入した押込みボルト16の先端に止めビス17により回転自在に係着し、押込みボルト16の螺じ込みにより楔15をテーパ面14と支持用リブ11との間に押し込み、これらの接触面の摩擦により調理鍋1をケース3に確実に固定している。
尚、上記実施例ではケース3にテーパ面14を形成し、補強材を使用することなくケースの機械的強度も増加する様に構成しているが、これに限定されることなく、支持用リブ11・・にテーパ面を形成しても良く、かつ楔15を樹脂等の金属以外の材料で形成しても良い。
更に、上記鍔部10の底面には、ケース3の上端に対向位置して該部が係入する係入溝18を一体形成し、これらの係合により、煮汁等が鍔部10を伝って落下しても、係入溝18内への流入を防止することで、ケース3内への煮汁等の浸入を防止する様に構成している。尚、上記実施例ではケース3上端部の外側に更にシール剤19を塗布し、このシール剤にて煮汁等の浸入を防止している。
上記実施例では、係入溝18とシール剤19により煮汁等の浸入を防止しているが、図4の(A)にて示す様に上記係入溝18内にパッキン20を装着することで、このパッキンにて該部を確実にシールしても良く、かつ同じく(B)にて示す様に係入溝18の外側に突起21を一体に突設し、この突起にて煮汁等の浸入を防止しても良く、上記パッキン20と突起21とを組み合わせても良い。
一方、上記調理鍋1の外底部には、図1及び図3に示す様に例えば3個のグループに分割したリング状で誘導加熱用の加熱コイル22,23,24を、上記調理鍋1の外底面との間に非磁性材料から成る断熱材25を介して略同心状に装着していると共に、これら断熱材や上記加熱コイル22,23,24は、アルミニウムやSUS304系の非磁性金属板から成る複数の固定バンド26・・にて外底面に押し当てて固定している。
尚、上記固定バンド26・・は、所定の幅寸法を有する帯状を成し、一端27・・をU字状に折曲して上記調理鍋1の外底部の略中心に配置したリング状の固定リング28に係止し、かつ他端を図5にても示す様に、上記支持用リブ11・・とは位置をずらして形成した固定用リブ29・・に固定ボルト30により固定している。
又、上記ケース3の底面は底カバー40により閉塞していると共に、この底カバーの内側には、上記加熱コイル22,23,24等に送風してこれらを冷却する複数の冷却ファン41・・を装着している。
而して、調理鍋1の組み立てに際しては、固定バンド26・・により断熱材24と加熱コイル21,22,23を調理鍋1の外底部に装着した後、調理鍋1をケース3の上面よりケース内に収納し、その鍔部10をケース3の上端に載せて載置する。
次いで、支持金具12に押込みボルト16を螺入した後、その先端に止めビス17にて楔15を係着し、その状態にて楔15をケース3のテーパ面14と支持用リブ11・・の間に挿入し、ボルト13・・にて支持金具を支持用リブ11・・に固定する。
そして更に、押込みボルト16を螺じ込み、楔15の先端をテーパ面14と支持用リブ11・・の間に確実に押し込むことで、調理鍋1をケース3に確実に固定する。
一方、何らかの原因により調理鍋1又はケース3が損傷した等により、これらを交換する場合には、押込みボルト16を緩めて楔15をテーパ面14と支持用リブ11・・間より引き出した後、ボルト13・・を抜いて支持金具12を支持用リブ11から取り外すことで、比較的簡単に調理鍋1をケース3より取り出すことが可能となる。
尚、テーパ面14や楔15の断面形状、楔の取付け構造については上記実施例に限定されるものではなく、例えば楔15のテーパ面及び支持用リブ11・・との接触面に接触抵抗を増加する溝を形成しても良い。
1 調理鍋
2 開口
3 ケース
4 回転軸
10 鍔部
14 テーパ面(固定手段)
15 楔(固定手段)
18 係入溝
20 パッキン
22 加熱コイル
23 加熱コイル
24 加熱コイル
2 開口
3 ケース
4 回転軸
10 鍔部
14 テーパ面(固定手段)
15 楔(固定手段)
18 係入溝
20 パッキン
22 加熱コイル
23 加熱コイル
24 加熱コイル
Claims (6)
- 被調理物を収納して加熱する調理鍋の外側面をケースにて包囲すると共に、上記調理鍋の外底部に加熱コイルを装着し、かつ上記ケースの左右側面に連結した一対の回転軸にて上記調理鍋を回転自在に枢支したものにおいて、上記調理鍋の開口縁に鍔部を一体的に形成し、この鍔部を上記ケースの上端に載置した後、固定手段により鍋本体とケースとを固定した事を特徴とする、業務用電磁誘導加熱調理器。
- 上記調理鍋をアルミニウム材により形成すると共に、その外底部に誘電層を形成した事を特徴とする、上記請求項1に記載の業務用電磁誘導加熱調理器。
- 上記固定手段を、上記調理鍋又はケースの少なくとも一方の上端対向面に形成したテーパ面と、このテーパ面の調理鍋とケース間に挿入する楔で構成した事を特徴とする、上記請求項1〜2に記載の業務用電磁誘導加熱調理器。
- 上記テーパ面を、上記ケースの上端部を内側に向けて絞り加工することで形成した事を特徴とする、上記請求項3に記載の業務用電磁誘導加熱調理器。
- 上記鍔部の上記ケースの上端が当接する部分に、この上端が係入する係入溝を一体形成した事を特徴とする、上記請求項1〜2に記載の業務用電磁誘導加熱調理器。
- 上記係入溝にパッキンを装着して成る、上記請求項5に記載の業務用電磁誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003312373A JP2005080678A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 業務用電磁誘導加熱調理器 |
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JP2003312373A JP2005080678A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 業務用電磁誘導加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005080678A true JP2005080678A (ja) | 2005-03-31 |
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ID=34413648
Family Applications (1)
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JP2003312373A Pending JP2005080678A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 業務用電磁誘導加熱調理器 |
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JP (1) | JP2005080678A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101816515A (zh) * | 2010-04-26 | 2010-09-01 | 宁波方太厨具有限公司 | 一种台嵌式蒸锅内胆与面板连接机构 |
AU2011274253B2 (en) * | 2010-07-02 | 2014-08-14 | Ex-Parrot Pty Limited | A modular vegetating arrangement and media |
-
2003
- 2003-09-04 JP JP2003312373A patent/JP2005080678A/ja active Pending
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