JP2005117752A - ステッピングモータ - Google Patents

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Takanori Okawa
高徳 大川
Takashi Inota
隆 猪田
Osamu Kodaira
修 小平
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Abstract

【課題】 コイルの放熱性を向上させることにある。
【解決手段】 コイル21が巻回されたボビン22の内周面から当該ボビン22の軸方向の端面に沿うように設けられるヨーク23と、このヨーク23、ボビン22およびコイル21の外周側を囲むように筒状に形成され、ヨーク23の外周縁23dに密接しヨーク23とともに磁気回路を構成するケース24とを備え、ケース24には、当該ケース24の一端部から半径方向の外方に延在し、弁本体(モータ設置部材)100に当接した状態で当該弁本体100に連結されるフランジ24bを設けた構成になっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コイルを有するボビン、ヨークおよびこれらを囲むケースを備えたステッピングモータに関するものである。
この種のステッピングモータとしては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。このステッピングモータは、PM型のものであり、コイル(ステータコイル)が巻回されたボビン(コイルボビン)の内周、当該ボビンの軸方向の各端面およびボビンおよびコイルの外周を、プレート状のヨーク(ステータコア)およびカップ状のヨークで覆うことによって第1のステータを構成し、同様にして構成された第2のステータと上記第1のステータとを背中合わせにして同軸状に配置し、これらの周囲を一体的に覆うべく樹脂成形されたハウジングによってステータを構成したものとなっている。
上記ステッピングモータにおいては、作動開始時に出力軸の初期化動作が行われ、それ以降、コイルの通電状態を維持することによって、出力軸の位置を制御することになる。
特公平8−28958号公報
ところが、上記従来のステッピングモータにおいては、上述のようにコイルの通電を維持することにより制御した場合、通電中のコイルから常時熱が発生するのに対して、コイルがボビンおよびヨークで覆われている上に、ヨークの周囲がハウジングで覆われた状態になっていることから放熱性が悪く、コイルが高温になって絶縁皮膜の溶融により絶縁不良を起こすおそれがあり、またコイル、ボビン、ヨーク、ハウジング等に熱変形が生じるおそれもある。しかも、コイルが高温になることによって、当該コイルに近接するロータのマグネット(永久磁石)に熱減磁が起こり、モータとしての特性劣化が生じるおそれもある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、コイルから発する熱の放熱性を向上させることにより、絶縁不良、熱変形およびモータの特性劣化などの不具合を防止することのできるステッピングモータを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、請求項1に記載のステッピングモータは、コイルが巻回されたボビンと、このボビンの内周面から当該ボビンの軸方向の端面に沿うように設けられるヨークと、このヨーク、上記ボビンおよび上記コイルの外周側を囲むように筒状に形成され、上記ヨークの外周縁に密接し当該ヨークとともに磁気回路を構成するケースとを備えてなり、上記ケースには、軸方向の一端部に、モータ設置部材に当接した状態で当該モータ設置部材に連結されるフランジが設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載のステッピングモータは、請求項1に記載の発明において、上記コイルが巻回されたボビン、上記ヨークおよび上記ケースは、上記フランジにおける上記モータ設置部材との当接面を露出させた状態で、樹脂により一体的に連結されていることを特徴としている。
請求項3に記載のステッピングモータは、コイルが巻回されたボビンと、このボビンを囲むように設けられるヨークと、一端部が上記ヨークに密接し、他端部にはモータ設置部材に当接した状態で当該モータ設置部材に連結されるフランジが設けられている放熱手段とを備えてなり、上記コイルが巻回されたボビン、上記ヨークおよび上記放熱手段は、上記フランジにおける上記モータ設置部材との当接面を露出させた状態で、樹脂により一体的に連結されていることを特徴としている。
上記のように構成された請求項1および2に記載の発明によれば、コイルに常時電流が流れ、当該コイルからジュール熱が常時発生する場合であっても、その熱がボビンを介してヨークに伝達され、さらにケースに伝達されることになる。また、コイルで発生した熱は、放射熱として外周を囲むケースに直接伝達されることにもなる。そして、ケースに伝達された熱は、当該ケースのフランジを介して当該フランジが当接するモータ設置部材に放出することができる。
このため、コイルで発生した熱の放熱性が向上するので、コイル自体の温度上昇を低減することができ、絶縁被膜が溶けることによる絶縁不良を防止することができるとともに、コイル、ボビン、ヨーク、ハウジング等に熱変形が生じるのを防止することができる。しかも、コイルの温度が低下することから、このコイルに近接する例えばロータのマグネットに熱減磁が生じるおそれがなく、トルクなどのモータの特性が低下するのを防止することができる。
したがって、コイルが高温になることによる絶縁不良、熱変形、モータの特性劣化等の不具合を防止することができる。
請求項2に記載のステッピングモータによれば、コイルが巻回されたボビン、ヨークおよびケースが樹脂により一体的に連結されているので、これらのコイル、ボビン、ヨークおよびケースを備えた強固なステータを構成することができる。
また、ケースの周囲等が上記樹脂によって覆われることになった場合でも、フランジにおけるモータ設置部材との当接面が露出した状態になっており、当該フランジを介してコイルで発生した熱をモータ設置部材に逃がすことができるので、コイルおよびコイルの周囲に熱がこもるのを防止することができる。
したがって、ボビン、ヨークおよびケースが樹脂により一体的に連結されている場合であっても、コイルが高温になることによる絶縁不良、熱変形、モータの特性劣化等の不具合を防止することができる。
請求項3に記載のステッピングモータによれば、コイルで発生した熱がボビンを介してヨークに伝達されるとともに、放射熱としてヨークに直接伝達されることになる。そして、ヨークに伝達された熱は、当該ヨークに密接する放熱手段に伝達され、さらに当該放熱手段のフランジを介してモータ設置部材に放出されることになる。
したがって、コイルで発生した熱の放熱性が向上するので、ヨークや放熱手段の周囲等が上記樹脂によって覆われることになっていても、上記請求項1または2に記載の発明と同様に、コイルが高温になることによる絶縁不良、熱変形、モータの特性劣化等の不具合を防止することができる。
しかも、コイルが巻回されたボビン、ヨークおよび放熱手段が樹脂により一体的に連結されているので、これらのコイル、ボビン、ヨークおよび放熱手段を備えた強固なステータを構成することができる。
以下、この発明の実施の形態を図1〜図10を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
まず、この発明の第1の実施の形態を図1〜図6を参照して説明する。
この第1の実施の形態で示すステッピングモータは、図1に示すように、ガソリンエンジンにおける混合気の流量を調整する流量制御弁を構成すべく、弁本体(モータ設置部材)100に取り付けられるようになっている。なお、この流量制御弁は、アイドル回転数を制御するようになっている。
弁本体100は、アルミニウムによって一体に形成されたものであり、ステッピングモータ1を取り付ける平面状の設置面101を有し、この設置面101に対して凹状に形成された流量制御室102を有している。この流量制御室102には、混合気の流入流路103が連通しているとともに、弁口104を介して流出流路105が連通している。弁口104は、流量制御室102の底面に開口すべく形成されたものであり、当該底面側の端部に弁座106が形成されている。さらに、流量制御室102から弁本体100の外側面にかけて開口部を有しており、ステッピングモータ1は混合気の漏れを防ぐため前記開口部を密閉するように弁本体100に連結されている。
ステッピングモータ1は、ステータ2と、ロータ3と、出力軸4を備えた構成になっている。
ステータ2は、図5に示すように、コイル21と、このコイル21を巻回するボビン22と、このボビン22の内周面から当該ボビン22の軸方向の端面に沿うように設けられるヨーク23と、このヨーク23、ボビン22およびコイル21の外周側を囲むように円筒状に形成され、ヨーク23におけるボビン22の軸方向の端面に沿う中空円板部(平板部)23aの外周縁23d(図2、図3参照)に密接し当該ヨーク23とともに磁気回路を構成するケース24と、このケース24、コイル21を有するボビン22およびヨーク23を一体的に連結すべく樹脂成形されたハウジング25とを備えている。
ボビン22は、図3に示すように、円筒部22aと、この円筒部22aの軸方向の各端部から半径方向の外方に円環状に延在する鍔部22b、22bとによって一体に形成されている。一方、コイル21は、円筒部22aにおける各鍔部22b間に巻回されるようになっている。
ヨーク23は、図2および図3に示すように、鉄板等の磁性体の板によって形成されたものであって、中空円板部23aの内周縁23bから軸線方向に屈曲成形された複数(この実施の形態では6個)の極歯23cを有する形状になっている。また、中空円板部23aの円形の外周縁23dは、ボビン22における鍔部22bの円形の外周縁より大径に形成されている。
このように構成されたヨーク23は、図3〜図5に示すように、各極歯23cの外周面をボビン22の円筒部22aの内周面に嵌合するとともに、中空円板部23aをボビン22の軸方向の端面を構成する鍔部22bに密着させることによって、当該ボビン22を軸方向の両側から挟み込むように設置されるようになっている。なお、中空円板部23aの外周縁23dは、鍔部22bの外周縁より大径に形成されていることから、当該鍔部22bの外周縁より半径方向の外方に位置している。
そして、コイル21を有するボビン22と、一対のヨーク23とからなる第1のステータは、同様に構成された第2のステータと同軸状に重ね合わされた状態で、ケース24内に挿入されるようになっている。
ケース24は、図3に示すように、鉄等の磁性体によって形成されたものであって、各ヨーク23の外周縁23dに嵌合する円筒部24aと、この円筒部24aの一端部から半径方向の外方に円環状に延在し、弁本体100の設置面101に連結されるフランジ24bとによって一体に形成されている。フランジ24bには、周方向に等間隔にボルト6(図1参照)を挿通する貫通孔24cが形成されている。
また、ケース24は、図4に示すように、上記第1および第2のステータを挿入した状態で、円筒部24aを縮径することによって、その内周面を各ヨーク23の外周縁23dに確実に密着させるようになっている。
ハウジング25は、図5に示すように、図4に示す第1および第2のステータを組み込んだケース24の外周側、積層された第1および第2のステータの軸方向の一端面側および他端面側等を覆うように樹脂成形することにより一体的に形成されているとともに、当該樹脂成形により、コイル21を有するボビン22、ヨーク23およびケース24を一体的に連結するようになっている。ただし、フランジ24bにおける弁本体100の設置面101に当接する面は、ハウジング25を構成する樹脂が除かれて金属面が露出する伝熱面(当接面)24eとなっている。すなわち、フランジ24bは、伝熱面24eが設置面101に直接当接するようになっている。なお、フランジ24bにおける伝熱面24eとは反対側の面(上面)は、ハウジング25を構成する樹脂からなるフランジ部25aで覆われた状態になっており、このフランジ部25aにおけるフランジ24bの貫通孔24cに対応する位置には当該貫通孔24cと同径の貫通孔25bが同軸状に形成されている。
また、ハウジング25は、ステッピングモータ1が流量制御室102から弁本体100の外側面にかけての開口部に連結された際に混合気の漏れを防ぐため密閉性を有する形状になっている。すなわち、ハウジング25は、図5および図6に示すように、ケース24におけるフランジ24bの上面、円筒部24aの外周面および当該円筒部24aの軸方向におけるフランジ24bと反対側の開口部を完全に覆うように形成されている。
一方、ロータ3は、図1に示すように、円筒状に形成されており、その軸方向の両端部がハウジング25にボールベアリング51を介して回転自在に支持されるようになっている。また、ロータ3の外周面には、各ヨーク23の極歯23cに近接してマグネット31が設けられており、内周面には、雌ねじ3aが形成されている。
出力軸4は、外周面にロータ3の雌ねじ3aに螺合する雄ねじ4aが形成されており、ロータ3の回転に伴って軸方向に移動するようになっている。また、出力軸4には、軸方向の一端部側に、樹脂等のシール材によって形成された弁体41が一体的に成形されている。そして、出力軸4は、ステッピングモータ1がボルト6によって弁本体100の設置面101に固定された状態において、弁口104と同軸状に配置されるようになっており、軸方向に移動することによって、弁体41により弁口104の開度を調整するようになっている。
ボルト6は、ハウジング25におけるフランジ部25aの貫通孔25bおよびケース24におけるフランジ24bの貫通孔24cに挿通し、弁本体100の設置面101に形成されたねじ孔にねじ込んで締め付けることにより、フランジ24bの伝熱面24eを設置面101に確実に密着させるとともに、ステッピングモータ1を弁本体100に確実に固定するようになっている。
また、図1において、52は、ステータ2における出力軸4側の開口部を覆うべく、ねじ53によってハウジング25に固定され、出力軸4の回り止めを行うために設けられた蓋体である。
上記のように構成されたステッピングモータ1を備えた流量制御弁においては、ロータ3の回転角度に応じて、出力軸4の軸方向の移動量が決まることから、弁体41によって弁口104の開度を精密に調整することができる。
また、ステッピングモータ1においては、オープンループで使用することによって、コイル21に常時電流が流れ、コイル21からジュール熱が常時発生する場合であっても、その熱がボビン22を介してヨーク23に伝達され、さらにケース24に伝達されることになる。また、コイル21で発生した熱は、放射熱によって外周を囲むケース24に直接伝達されることにもなる。そして、ケース24に伝達された熱は、当該ケース24のフランジ24bから当該フランジ24bが密着する設置面101を介して弁本体100に放出することができる。
このため、ケース24の周囲が樹脂製のハウジング25で覆われているにもかかわらず、コイル21で発生した熱の放熱性を向上させることができる。したがって、コイル21自体の温度を低減することができるので、絶縁被膜が溶けることによる絶縁不良の防止を図ることができるとともに、コイル21、ボビン22、ヨーク23、ハウジング25等の熱変形を防止することができる。しかも、コイル21の温度が低下することから、このコイル21に近接するロータ3のマグネット31に熱減磁が生じるおそれがなく、トルクなどのモータとしての特性が劣化するのを防止することができる。
なお、上記第1の実施の形態においては、ケース24における円筒部24aの外周面の全体を樹脂製のハウジング25で覆うように構成したが、図7に示すように、円筒部24aの外周面の一部を露出させるように当該ハウジング25を樹脂成形するように構成してもよい。
このように構成した場合には、熱伝導性の良好な鉄等の材料で形成されたケース24における円筒部24aの一部がステッピングモータ1の周囲の雰囲気に露出した状態になるので、ケース24に伝達した熱を上記雰囲気側に効率よく放出することができる。従って、上述したコイル21の温度上昇に起因して生じる各種の不具合をより確実に防止することができる。
(第2の実施の形態)
次に、この発明の第2の実施の形態を図8〜図10を参照して説明する。ただし、第1の実施の形態と共通する構成要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
この第2の実施の形態が上記第1の実施の形態と異なる点は、ケース24を設けずに第1のヨーク23および第2のヨーク230によって各ボビン22ごとに磁気回路を構成し、かつ放熱手段26を備えている点である。
第1のヨーク23は、上述した第1の実施の形態における図3に示したヨーク23であって、背中合わせの位置に配置されたヨーク23と同一であるので、この「23」の符号をもって、図8〜図10に示す。
第2のヨーク230は、上記図3に示したヨーク23であって、軸方向の両端部に配置されたヨーク23に対応するものであるので、このヨーク23と同一の部位については同一の符号をもって、図8〜図10に示す。
すなわち、第1のヨーク23は、図8に示すように、各極歯23cがボビン22の円筒部22aの内周面に沿うべく設けられ、各極歯23cに連続する中空円板部23aが当該ボビン22の一方の鍔部22bの外面(ボビン22の軸方向の一端面)に沿って設けられるようになっている。
一方、第2のヨーク230は、中空円板部23aの外周縁23dから当該中空円板部23aと同軸状にかつ各極歯23cと同一方向に延在する円筒状の外筒部23eを一体的に有するもので形成されている。
この第2のヨーク230は、各極歯23cが第1のヨーク23の各極歯23cと交互に配置された状態でボビン22の円筒部22aの内周面に沿うべく設けられ、各極歯23cに連続する中空円板部23aが当該ボビン22の他方の鍔部22bの外面(ボビン22の軸方向の他端面)に沿って設けられ、かつこの中空円板部23aに連続する外筒部23eが他方の鍔部22bから一方の鍔部22bに向けてボビン22の外周側を軸方向に延在するとともに、その先端部の内周面が第1のヨーク23の外周縁23dに密接すべく設けられている。
そして、コイル21を有するボビン22と、このボビン22を囲むように設けられる第1のヨーク23および第2のヨーク230からなるヨークとによって構成された第1のステータは、同様に構成された第2のステータと、各第1のヨーク23を背中合わせにして密着させた状態で積層されることになる。なお、この状態において、各第2のヨーク230における外筒部23eの先端部同士も密接させるように構成することが好ましい。
放熱手段26は、鉄等の熱伝導率の大きな金属によって一体的に形成されたものであって、円筒部26aとフランジ26bとを有している。
円筒部26aは、その外周面が第2のヨーク230における外筒部23eの外周面とほぼ同径に形成されており、当該第2のヨーク230と同軸状に配置された状態で、軸方向の一端部が一方(図中下方)の第2のヨーク230の中空円板部23aに密接すべく設けられるようになっている。
フランジ26bは、円筒部26aの軸方向の他端部から半径方向の外方に広がるように形成され、弁本体100の設置面101に当接した状態で当該弁本体100に連結されるようになっている。ただし、フランジ26bは、第1の実施の形態のフランジ24bと同様の構成になってるので、貫通孔24cおよび伝熱面24eについて第1の実施の形態で示した符号をそのまま用いて図8〜図10に示す。
また、コイル21を有するボビン22、第1のヨーク23、第2のヨーク230および放熱手段26を一体的に連結すべく樹脂成形されたハウジング27が設けられている。そして、コイル21を有するボビン22、第1のヨーク23、第2のヨーク230、放熱手段26およびハウジング27によって、第1の実施の形態に示したステータ2と同様のステータ7が構成される。
ただし、ハウジング27は、第1の実施の形態のフランジ24bと同様の構成になってるので、フランジ部25aおよび貫通孔25bについて第1の実施の形態で示した符号をそのまま用いて図9および図10に示す。
また、ステータ7以外の図1に示すロータ3、出力軸4等の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、第2の実施の形態としての図示および構成の説明を省略する。
上記のように構成されたステッピングモータにおいては、各コイル21で発生した熱が各ボビン22を介して第1および第2のヨーク23、230に伝達されるとともに、放射熱として第2のヨーク230の外筒部23eに直接伝達されることになる。そして、各ヨーク23、230に伝達された熱は、互いに密接するこれらの各ヨーク23、230を介して放熱手段26側に位置する第2のヨーク230に伝達され、当該第2のヨーク230に密接する放熱手段26を介して当該放熱手段26のフランジ26bから弁本体100に放出されることになる。
したがって、コイル21で発生した熱の放熱性を向上させることができるので、上記第1の実施の形態と同様に、コイル21が高温になることによって生じる絶縁不良、熱変形、モータの特性劣化等の不具合を防止することができる。
その他、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
なお、第2の実施の形態においても、上下に位置する各外筒部23eの外周面の全体を樹脂製のハウジング27で覆うように構成したが、図7で示したものと同様に、各外筒部23eの外周面の一部を露出させるように、ハウジング27を設けるうように構成してもよい。
この発明の第1の実施の形態として示したステッピングモータを備えた流量制御弁を示す断面図である。 同ステッピングモータのヨークを示す図であって、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。 同ステッピングモータにおけるコイルを有するボビン、ヨークおよびケースの分解断面図である。 同ステッピングモータにおけるケースにコイルを有するボビンとヨークとを組み付けた状態を示す断面図である。 同ステッピングモータにおけるコイル、ボビン、ヨーク、ケース、およびハウジングを備えたステータを示す断面図である。 同ステッピングモータの外観を示す正面図である。 同ステッピングモータの外観を示す図であって、ハウジングの他の例を示す正面図である。 この発明の第2の実施の形態として示したステッピングモータにおけるコイルを有するボビン、第1のヨーク、第2のヨークおよび放熱手段を示す分解断面図である。 同ステッピングモータにおけるコイルを有するボビン、第1のヨーク、第2のヨークおよび放熱手段を組み上げた状態を示す断面図である。 同ステッピングモータにおけるコイル、ボビン、第1のヨーク、第2のヨーク、放熱手段およびハウジングを備えたステータを示す断面図である。
符号の説明
21 コイル
22 ボビン
23 ヨーク、第1のヨーク(ヨーク)
23d 外周縁
24 ケース
25、27 ハウジング
26 放熱手段
100 弁本体(モータ設置部材)
101 設置面
24b、26b フランジ
24e 伝熱面(当接面)
230 第2のヨーク(ヨーク)

Claims (3)

  1. コイルが巻回されたボビンと、このボビンの内周面から当該ボビンの軸方向の端面に沿うように設けられるヨークと、このヨーク、上記ボビンおよび上記コイルの外周側を囲むように筒状に形成され、上記ヨークの外周縁に密接し当該ヨークとともに磁気回路を構成するケースとを備えてなり、
    上記ケースには、軸方向の一端部に、モータ設置部材に当接した状態で当該モータ設置部材に連結されるフランジが設けられていることを特徴とするステッピングモータ。
  2. 上記コイルが巻回されたボビン、上記ヨークおよび上記ケースは、上記フランジにおける上記モータ設置部材との当接面を露出させた状態で、樹脂により一体的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
  3. コイルが巻回されたボビンと、このボビンを囲むように設けられるヨークと、一端部が上記ヨークに密接し、他端部にはモータ設置部材に当接した状態で当該モータ設置部材に連結されるフランジが設けられている放熱手段とを備えてなり、
    上記コイルが巻回されたボビン、上記ヨークおよび上記放熱手段は、上記フランジにおける上記モータ設置部材との当接面を露出させた状態で、樹脂により一体的に連結されていることを特徴とするステッピングモータ。
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