JPH04437B2 - - Google Patents

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JPH04437B2
JPH04437B2 JP57111066A JP11106682A JPH04437B2 JP H04437 B2 JPH04437 B2 JP H04437B2 JP 57111066 A JP57111066 A JP 57111066A JP 11106682 A JP11106682 A JP 11106682A JP H04437 B2 JPH04437 B2 JP H04437B2
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JP
Japan
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signal
circuit
chroma
level
eenc
Prior art date
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JP57111066A
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English (en)
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JPS592495A (ja
Inventor
Seiichiro Iwase
Takashi Asaida
Fumio Nagumo
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Priority to CA000430620A priority patent/CA1203891A/en
Priority to US06/506,699 priority patent/US4547796A/en
Priority to GB08317091A priority patent/GB2123245B/en
Priority to DE19833323149 priority patent/DE3323149A1/de
Priority to AT0234483A priority patent/AT383712B/de
Priority to FR8310693A priority patent/FR2529425B1/fr
Priority to NL8302292A priority patent/NL192767C/nl
Publication of JPS592495A publication Critical patent/JPS592495A/ja
Publication of JPH04437B2 publication Critical patent/JPH04437B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/84Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカラービデオカメラ回路のカラーエン
コーダに関し、特に輝度信号及びクロマ信号のダ
イナミツクレンジを可能な限度で広くして量子化
ノイズによる影響を小さくするようにした新規な
カラーエンコーダを提供しようとするものであ
る。
背景技術と問題点 ビデオカメラ回路の出力信号となるコンポージ
ツト信号は、8ビツトのデイジタル信号によつて
形成した場合第1図に示すようにペデスタルレベ
ル(黒レベル)がデイジタル値「60」に、略100
%の白レベルが略デイジタル値「200」になるよ
うにされており、映像情報の信号のダイナミツク
レンジは「140」である。即ち、ビデオカメラ回
路から出力されるコンポージツト信号にはペデス
タルレベルよりも「56」だけ低下したレベルを有
する同期信号Sync(従つてそのレベルは「4」で
ある。)成分が存在し、更に「4」の余裕レンジ
を設けるので、その同期信号Syncの存在によつ
て映像領域の下限は「60」となる。又、上限側に
も余裕をとる必要があるため100%白のレベルを
8ビツトのデイジタル信号の最大値「255」とす
るのではなく、実際上略「200」程度にすること
が必要となる。従つて、映像情報のダイナミツク
レンジは略「140」となる。そこで、コンポーネ
ント信号である輝度信号Y、クロマ信号I,Qの
ダイナミツクレンジもそれに応じて略「140」程
度に予め狭くしておくことが考えられる。しか
し、元来これらの信号は同期信号を有していない
ので8ビツトのデイジタル信号によつて得られる
レンジを可能な限度で一杯に利用することが量子
化ノイズによる悪影響を少なくするうえで好まし
い。
発明の目的 しかして、本発明は輝度信号及びクロマ信号の
ダイナミツクレンジを可能な限度で広くして量子
化ノイズによる影響を小さくすると共にそれらコ
ンポーネント信号とコンポージツト信号との間の
レンジ調整を簡単に行うことができるようにした
新規なカラーエンコーダを提供しようとするもの
である。
発明の概要 そして、上記目的を達成するための本発明の構
成は、デイジタル化された輝度信号の黒レベルと
デイジタル化されたクロマ信号の黒レベルとが互
いに所定の関係になるように輝度信号の黒レベル
のオフセツト信号分を輝度信号から減算してレベ
ル調整するレベル調整回路と、クロマ信号を変調
するクロマ変調回路と、該クロマ変調回路から出
力された変調クロマ信号と上記レベル調整回路に
よりレベル調整された上記輝度信号とを加算する
加算回路と、該加算回路の出力信号のデイジタル
量をその最大値がコンポージツト信号のビツト数
により決まるダイナミツクレンジ内に納まるよう
に減衰させる減衰回路とからなることを特徴とす
るものであり、本発明によれば、輝度信号及びク
ロマ信号のダイナミツクレンジをコンポージツト
信号の映像情報信号のダイナミツクレンジに拘束
されることなく広く設定することができる。
実施例 以下に、本発明カラーエンコーダを添附図面に
示した実施例に従つて詳細に説明する。
第2図は本発明カラーエンコーダが用いられた
カラービデオカメラ回路の全体を示すブロツク図
であり、第3図A〜Fはその各種信号のダイナミ
ツクレンジあるいは波形を示す図である。第2図
において1はR信号成分を得るための固体撮像素
子、2はG信号成分を得るための固体撮像素子、
3はB信号成分を得るための固体撮像素子で、こ
れらは例えばCCDからなる。該固体撮像素子1,
2,3の離散的出力信号R,G,Bはプリアンプ
4,5,6によつて適宜増幅され、サンプリング
機能と波形整形機能とを兼ね備えたサンプリング
ホールド回路7,8,9においてサンプリングさ
れたA/Dコンバータ10,11,12へ入力さ
れ、そこでデイジタル信号に変換される。このデ
イジタル信号に変換された信号R,G,Bはプロ
セス回路13,14,15においてγ補正、ペデ
スタルレベル調整、クランプ、クリツプ等の信号
処理が施されてマトリツクス16からは、 Y=0.30R+0.59G+0.11B I=0.60R−0.28G−0.32B Q=0.21R−0.52G−0.31B で示される輝度信号Y、クロマ信号I及びQが出
力されるようになつている。クロマ信号I,Qは
ホワイトバランス回路17,18において所定の
帯域に制限をされたうえで輝度信号Yと共に
NTSCカラーエンコーダ19へ入力される。該カ
ラーエンコーダ19は、 Eenc=Y+Qsin(ωcsc・t+33゜) +Icos(ωcsc・t+33゜) (但し、ここでωcscとはカラーサブキヤリア信
号の角速度である。) で表わされるカラーエンコードを行つてエンコー
ド信号Eencを得るものである。このカラーエン
コーダ19については後でより詳細に説明する。
20はブラツクバースト信号発生回路で、ブラ
ツクバースト信号、即ちビデオ情報を除いたとこ
ろの水平、垂直同期信号Sとバースト信号Bのみ
からなる映像信号Black Burstを発生する。この
ブラツクバースト信号発生回路20は具体的には
水平垂直同期信号H/V−Syncを受けて8ビツ
トのデイジタル同期信号Sを発生し、バーストフ
ラグBurst Flag、カラーサブキヤリア信号Csc及
びこのカラーサブキヤリア信号Cscの周波数fcsc
の2倍の周波数2fcscを有する信号Csc′を受けて
デイジタルバースト信号Bを発生する。セレクタ
21はそのブラツクバースト信号Black Burstと
NTSCカラーエンコーダ19から出力されたエン
コード信号Eencとを受け、適宜なスイツチング
信号によつて制御されてブラツクバースト信号
Black Burstとエンコード信号Eencとを交互に
出力する。このセレクタ21は映像信号の各水平
周期における映像情報の発生時とブラツクバース
ト信号Black Burstの発生時とがずれることを利
用してコンポージツトブランキング信号C−
Blank[第3図F参照]によりブラツクバースト
信号発生回路20とカラーエンコーダ19とを交
互に選択してコンポージツト信号Esitを形成し、
これを加算回路22へ送出する。尚、カラーエン
コーダ19から出力されたエンコード信号はコン
ポージツト信号ともいえるが、セレクタ21から
出力されたコンポージツト信号と区別するため本
願明細書においてはカラーエンコーダ19から出
力された信号をエンコーダ信号Eencといい、そ
のエンコード信号Eencとブラツクバースト信号
Black Burstとを合成してなる信号、そしてその
信号にペデスタルレベルを与えてなる信号をコン
ポージツト信号Esitという。23はペデスタル信
号発生回路で、セレクタ21から出力されたコン
ポージツト信号Esitにペデスタルレベルを与える
ためのペデスタル信号Pを発生する。このペデス
タル信号のデイジタル値は通常「60」である。し
かし、カメラマン等がセツトアツプ操作をするこ
とによつて映像情報到来時におけるペデスタルレ
ベルを「60」から「71」にレベルアツプすること
ができるようになつている。即ち、カメラマン等
が図示しないセツトアツプスイツチを操作すると
ペデスタル信号発生回路23にセツトアツプ信号
Ssetupが入力されるようになつており、そして、
そのセツトアツプ信号Ssetupが入力されている
場合は各水平周期の映像情報到来時におけるペデ
スタル信号のデイジタル値が「71」となるように
されている。このペデスタルレベル信号発生回路
23にはカラーブランキング信号C−Blankが入
力されるようになつており、このカラーブランキ
ング信号C−Blankは映像情報の非到来時におい
てまでペデスタルレベルがレベルアツプされてし
まうことを防止するのに利用される。このよう
に、映像情報の到来時におけるペデスタルレベル
をレベルアツプすることができるようにしたの
は、カメラの特性、撮影現場の状況、意図する映
像効果等に応じて所定のペデスタルレベルから適
宜偏倚したレベルを黒レベルとする必要性がある
からである。
ペデスタル信号発生回路23から出力されたペ
デスタル信号Pは加算回路22によつてセレクタ
21の出力信号であるコンポージツト信号Esitに
加算され、それによつてコンポージツト信号Esit
にペデスタルレベルが与えられる。このペデスタ
ルレベルを与えられたコンポージツト信号Esitは
D/Aコンパータ24によつてアナログ信号に変
換されて外部へ送信される。
第4図は本発明の実施の一例であるカラーエン
コーダ19の回路構成を示すものである。同図に
おいて、25はクロマ変調回路で、該クロマ変調
回路25はクロマ信号I,Qを受けて Qsin(ωcsc・t+33゜)+Icos(ωcsc・t+33゜) で表わされる変調クロマ信号を得るものである。
この変調されるクロマ信号I及びQは第3図Aに
示すように、デイジタル値「128」が黒レベルと
され、そして、一方の側に「16」の、他方の側に
「15」の余裕レンジを設け、デイジタル値「16」
が一方の飽和レベルに、デイジタル値「240」が
他方の飽和レベルにされており、クロマ信号I及
びQは「16」から「240」に至る広いダイナミツ
クレンジを有している。
上記変調クロマ信号と加算される輝度信号Yも
第3図Bに示すようにデイジタル値「16」が黒レ
ベルにされており、又、デイジタル値「240」が
白レベルにされている。この輝度信号Yは黒レベ
ルが「16」だけオフセツトされており、その輝度
信号とクロマ信号とを加算して正確なエンコード
信号を得るためには例えばオフセツト分「16」を
輝度信号Yから減算することによつてその2つの
信号の黒レベルの関係を調整しなければならな
い。従つて、輝度信号Yはそのオフセツト分
「16」だけ減じられたうえで変調クロマ信号に加
算される。26はその減算を行うための加算回路
26で、マトリツクス16(第2図参照)からの
輝度信号Yとレベル調整信号発生回路27によつ
て発生されたデイジタル値「−16」のレベル調整
信号とを加算し、換言すれば輝度信号Yから
「16」を減算し、出力信号を加算回路29へ送出
する。しかして、レベル調整信号回路27と加算
回路26とによつてレベル調整回路28が構成さ
れる。加算回路29は「16」だけ減算された輝度
信号Yとクロマ変調回路25から出力された変調
クロマ信号とを加算してエンコード信号Eenc′を
得るものである。このエンコード信号Eenc′は可
能な限度でダイナミツクレンジが広くされ、その
ダイナミツクレンジは第3図Cに示すように
「0」から「224」に至る。従つて、クロマ信号が
重畳されていることからこれにそのままペデスタ
ルレベルを与えるとデイジタル値が「255」を越
えてしまうことになる。そこで、そのエンコード
信号Eenc′を減衰させる必要がある。30はその
エンコード信号Eenc′のデイジタル量を減衰させ
る減衰回路であり、その減衰率は5/8である。
しかして、この減衰回路30からは、第3図Dに
示すような「140(=224×5/8)」のダイナミツク
レンジを有する減衰されたエンコード信号Eenc
が出力され前記セレクタ21に印加される。尚、
本願明細書においては減衰前のエンコード信号と
減衰後のエンコード信号とを区別するため前者に
は「Eenc」にダツシユを付した「Eenc′」を符号
として用い、後者にはダツシユを除いた「Eenc」
を符号として用いる。
そして、そのエンコード信号Eencにブラツク
バースト信号Black Burstが混合され、更に、ペ
デスタルレベルが与えられて第3図Eに示すよう
なコンポージツト信号Esitが得られる。
第5図は減衰回路の30の内部回路の一例を示
すもので、この減衰回路30は8ビツトの加算回
路からなる。FA0〜FA7はその加算回路を構成
するフルアダーであり、aは被加数入力端子、b
は加数入力端子、cはキヤリー入力端子、dは加
算結果出力端子、eはキヤリー出力端子である。
この第5図に示す加算回路には加算回路29から
出力されたエンコード信号Eenc′のデイジタル量
を1/2倍したデイジタル量のデイジタル信号と、
同じく1/8倍したデイジタル量のデイジタル信号
とが入力される。即ち、(1/2)Eenc′+(1/8)
Eenc′=(5/8)Eenc′であるので、エンコード信
号Eenc′を1/2倍したデイジタル量の信号と同じ
く1/8倍したデイジタル量の信号とを加算回路2
8において加算することによつて(5/8)
Eenc′を得るのである。そして、(1/2)Eenc′の
信号の加算回路への入力は次のようにして行う。
即ち、エンコード信号Eenc′のビツト7の信号
Eenc7′をビツト6のフルアダーFA6に、エン
コード信号Eenc′のビツト6の信号Eenc6′をビ
ツト5のフルアダーFA5に、というようにエン
コード信号Eenc′の各ビツトの信号をそれぞれの
ビツトよりも1だけ下位のビツトのフルアダー
FAに印加する。このようにすれば、エンコード
信号Eenc′を2の1乗分の1倍したことになる。
又、(1/8)Eenc′の信号の加算回路への入力は
エンコード信号Eenc′の各ビツトの信号をそれぞ
れのビツトよりも3だけ下位のビツトのフルアダ
ーFAに印加することによつて行う。このように
すれば、エンコード信号Eenc′を23分の1倍した
ことになる。
本実施例においては、(1/2)Eenc′の信号はフ
ルアダーFAの被加数入力端子aに、(1/8)
Eenc′の信号はフルアダーFAの加数入力端子b
に入力される。
図示したカラーエンコーダ19においては上述
したように、エンコード信号Eenc′を減衰させる
減衰回路30を設けたので、コンポーネント信
号、即ち、輝度信号Y及びクロマ信号I,Qのダ
イナミツクレンジはコンポージツト信号Esitの映
像情報の信号のダイナミツクレンジには拘束され
ない。即ち、各コンポーネント信号においては8
ビツトのデイジタル信号によつて得られる最大レ
ンジ即ち「0」から「255」までのうちから最小
限必要な余裕レンジを除いた広い範囲がダイナミ
ツクレンジとして利用される。そして、ブラツク
バースト信号と合成される段階で信号のダイナミ
ツクレンジがブラツクバースト信号と合成され得
るように挟められる。従つて、輝度信号Y、クロ
マ信号I,Qの量子化ノイズによる悪影響を小さ
くすることができる。
又、レベル調整回路28を設けてクロマ信号
I,Qと輝度信号Yとの黒レベルどうしを所定の
関係になるようにレベル調整するようにしたの
で、例えば輝度信号Yの黒レベルのオフセツト量
を任意に設定することができる。
効 果 以上に述べたように、本発明カラーエンコーダ
は、デイジタル化された輝度信号の黒レベルとデ
イジタル化されたクロマ信号の黒レベルとが所定
の関係になるように輝度信号の黒レベルのオフセ
ツト信号分を輝度信号から減算してレベル調整す
るレベル調整回路と、クロマ信号を変調するクロ
マ変調回路と、該クロマ変調回路から出力された
変調クロマ信号と上記レベル調整回路によりレベ
ル調整された上記輝度信号とを加算する加算回路
と、該加算回路の出力信号のデイジタル量をその
最大値がコンポージツト信号のビツト数により決
まるダイナミツクレンジ内に納まるように減衰さ
せる減衰回路とからなることを特徴とするもので
ある。従つて、コンポーネント信号、即ち輝度信
号及びクロマ信号のダイナミツクレンジをコンポ
ージツト信号の映像情報信号のダイナミツクレン
ジに拘束されることなく広く設定することができ
る。依つて、輝度信号、クロマ信号の量子化ノイ
ズによる影響を小さくすることができる。
又、輝度信号とクロマ信号との間の黒レベルの
調整を行うレベル調整回路を設けたので、輝度信
号とクロマ信号それぞれのカラーエンコーダに入
力されるまでにおける黒レベルは互いに独立して
設定することができる。
応用例 第6図乃至第9図は本発明カラーエンコーダの
他の実施例19aを説明するためのもので、第6
図はそのカラーエンコーダ19aが使用された別
のカラービデオカメラ回路の要部を示すものであ
る。このカラービデオカメラ回路はNTSCカラー
エンコーダ19aに入力される各デイジタル信号
に上位ビツト程遅延量が大きくなるような遅延を
生じさせるようにしたものである。このような遅
延を生ぜしめるのはNTSCカラーエンコーダ19
a内の加算回路を低速論理素子によつて形成する
ことができるようにするためである。
即ち、第2図に示したカラービデオカメラ回路
を含めデイジタルカラービデオカメラ回路におい
ては一般に複数ビツト、例えば8ビツトのデータ
どうしの加算をする加算回路には非常に高速の論
理素子例えばTTLやECLを用いる必要がある。
というのは、複数ビツトの信号どうしを加算する
場合は一般に先ず最下位ビツトどうしの加算をし
キヤリーの有無が確定してからそれより1つ上位
のビツトどうしを加算するというように下位ビツ
トの加算を終えてから上位ビツトの加算に移らな
ければならず、全ビツトを同時に加算することは
できない。勿論、キヤリールツクアヘツド回路を
有する加算回路を使用すれば全ビツトを同時に加
算することができるが、この場合にはキヤリール
ツクアヘツド回路を設けなければならないので加
算回路は著しく大型化してしまい、カラービデオ
カメラ回路の小型化が著しく制約されてしまうの
で好ましくない。そのため、下位ビツトから上位
ビツトの順で加算を行うような加算回路を用いた
場合には例えば8ビツトのデータの加算をカラー
サブキヤリア信号の周波数の例えば4倍の周波数
を有するクロツクパルスの1周期内で行なわなけ
ればならない。従つて、加算回路はTTLやECL
等の高速論理素子を用いる必要があり、そのため
加算回路の高集積化、低電力化が制約を受ける。
しかして、第6図のカラービデオカメラ回路は加
算回路の論理素子として低速動作のCMOSを用
いることができるようにし、それによつて高集積
化、低消費電力化を図つたものである。
第6図において31,32,33及び34は遅
延回路であり、遅延回路31はNTSCカラーエン
コーダ19aへ入力されるクロマ信号Iの伝送経
路に設けられ、遅延回路32は同じくクロマ信号
Qの伝送経路に設けられ、遅延回路33は同じく
輝度信号Yの伝送経路に設けられている。遅延回
路31,32及び33はそれぞれ第7図に示すよ
うにクロツクパルスの1周期分信号を遅延させる
多数の遅延素子35,35…からなり、上位ビツ
トほど遅延量が大きくなるように構成されてい
る。具体的にはビツト0は遅延量が0、ビツト1
は遅延量がクロツクパルスの1周期分、ビツト2
は遅延量がクロツクパルスの2周期分というよう
にして上位ビツトになる程遅延量がクロツクパル
スの1周期分大きくとなるようにされている。
一方遅延回路34は第8図に示すように加算回
路22とD/Aコンバータ24との間に介挿され
ており、遅延回路31〜33と同様にクロツクパ
ルスの1周期分信号を遅延させる多数の遅延素子
35,35,…からなる。しかし、この遅延回路
は遅延回路31〜33とは逆に最上位ビツトの遅
延量が0で、下位ビツトになるほど遅延量がクロ
ツクパルスの1周期分ずつ大きくされており、最
下位ビツトの遅延量はクロツクパルスの周期の7
倍となる。
このように、NTSCカラーエンコーダ19aに
入力されるクロマ信号I,Q及び輝度信号Yを遅
延回路31,32,33に通すのは、NTSCカラ
ーエンコーダにおいて演算をクロツクパルスの1
周期あたり1ビツトの処理速度で行うようにする
ためである。即ち、クロマ信号I,Q及び輝度信
号Yを遅延回路31,32及び33を介して
NTSCカラーエンコーダ19aへ入力するように
したので、上記各デイジタル信号はそれぞれ全ビ
ツトが同時にではなくクロツクパルスの1周期と
同じ時間間隔をおいて最下位ビツトから1ビツト
ずつ順番にNTSCカラーエンコーダ19aへ入力
される。従つて、NTSCカラーエンコーダ19a
内の加算回路29及び加算回路22の各ビツト部
においてはクロツクパルスの1周期内に1ビツト
分の演算処理を行うことができれば良い。である
から、NTSCカラーエンコーダ19a内の加算回
路29、そして、加算回路22の演算速度は低く
て良い。従つて、NTSCカラーエンコーダ19a
の加算回路29及び加算回路22には低速論理素
子であるCMOSを用いることができ、高集積化、
低消費電力化を図ることができる。
加算回路22ととD/Aコンバー24との間に
介挿された遅延回路34は加算回路22から出力
されたコンポージツト信号Esitのビツト間におけ
る上述した遅延をなくすものである。即ち上述し
たことから明らかなようにNTSCカラーエンコー
ダ19aの出力信号そして加算回路22の出力信
号は最下位ビツトから順番に出力されるので、遅
延回路34によつて最下位の信号を最も遅延さ
せ、上位ビツト程遅延量を小さくすることにより
2つのデジタル信号の全ビツトが同時にD/Aコ
ンバータ24に入力されるようにするのである。
尚、ブラツクバースト信号発生回路20aから出
力されたブラツクバースト信号Black Burstも上
述した遅延回路34を経てD/Aコンバータ24
に入力される。従つて、ブラツクバースト信号
Black Burstにも輝度信号Y、クロマ信号I,Q
と同じように上位ビツト程遅延量が大きくなるよ
うな遅延を生じさせるようにすることが必要であ
り、第6図に示すブラツクバースト信号発生回路
20aはそのような遅延のあるブラツクバースト
信号を発生するようにされている。
第9図はカラーエンコーダ19aに用いられる
減衰回路30aを示すものであり、この減衰回路
30aは遅延量調整用の遅延素子36,36,…
が設けられており、その点で第5図に示した減衰
回路30と異なつている。
この減衰回路30は、フルアダーFA0〜FA6
の各被加数入力端子a、即ちエンコード信号
Eenc′を2分の1倍した信号を受ける端子の前段
にそれぞれ2個の遅延素子36,36が設けられ
ている。このように遅延素子36,36を設ける
のは次に理由による。即ち、各フルアダーFAの
被加数入力端子aに入力されるエンコード信号
Eenc′のビツトが加数入力端子bに入力されるコ
ンポーネント信号Eenc′のビツトよりも2ビツト
下位であり、そのため被加数入力端子aに入力さ
れる信号の遅延量が被加数入力端子bに入力され
る信号の遅延量よりもクロスパルスの2周期分小
さくなる。そこで、被加数入力端子aに入力され
る信号の遅延量を2つの遅延素子36,36によ
つてクロスパルスの2周期分増加させ、その遅延
量と加数入力端子bに入力される信号の遅延量と
を同じにするのである。
尚、上述した各実施例においては輝度信号Yの
ダイナミツクレンジは「16」から「240」までの
範囲、クロマ信号I,Qのそれは「16」から
「240」までの範囲であり、減衰回路30の減衰率
は5/8であり、そして、コンポージツト信号Esit
の映像情報の信号のダイナミツクレンジは「140」
であつた。しかし、それはあくまで一つの例にす
ぎず、各信号のダイナミツクレンジ及び減衰回路
の減衰率は上述したものに限定されない。あくま
で、上記各カラーエンコーダ19,19aは本発
明の実施例にすぎず、本発明には、種々の実施態
様、変形例が考えられ、本発明は図示したものに
限定されない。
【図面の簡単な説明】
第1図はカラービデオ回路のコンポージツト信
号のダイナミツクレンジを示す図、第2図乃至第
5図は本発明カラーエンコーダの実施の一例を説
明するためのもので、第2図はカラービデオカメ
ラ回路の全体を示すブロツク図、第3図A〜Fは
各種信号のダイナミツクレンジあるいは波形を示
す説明図、第4図はカラーエンコーダの回路構成
を示すブロツク図、第5図は第4図に示したカラ
ーエンコーダに用いられた減衰回路を示すブロツ
ク図、第6図乃至第9図はカラーエンコーダの他
の実施例を説明するためのもので、第6図はカラ
ービデオカメラ回路の要部を示すブロツク図、第
7図及び第8図は遅延回路を示すブロツク図、第
9図はカラーエンコーダの回路構成を示すブロツ
ク図である。 符号の説明、19,19a……カラーエンコー
ダ、25……クロマ変調回路、28……レベル調
整回路、29……加算回路、30,30a……減
衰回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 デイジタル化された輝度信号の黒レベルとデ
    イジタル化されたクロマ信号の黒レベルとが互い
    に所定の関係になるように輝度信号の黒レベルの
    オフセツト分を輝度信号から減算してレベル調整
    するレベル調整回路と、クロマ信号を変調するク
    ロマ変調回路と、該クロマ変調回路から出力され
    た変調クロマ信号と上記レベル調整回路によりレ
    ベル調整された上記輝度信号とを加算する加算回
    路と、該加算回路の出力信号のデイジタル量をそ
    の最大値がコンポージツト信号のビツト数により
    決まるダイナミツクレンジ内に納まるように減衰
    させる減衰回路と、からなることを特徴とするカ
    ラーエンコーダ。
JP57111066A 1982-06-28 1982-06-28 カラ−エンコ−ダ Granted JPS592495A (ja)

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JP57111066A JPS592495A (ja) 1982-06-28 1982-06-28 カラ−エンコ−ダ
CA000430620A CA1203891A (en) 1982-06-28 1983-06-17 Digital color video signal encoder
US06/506,699 US4547796A (en) 1982-06-28 1983-06-22 Digital color video signal encoder
GB08317091A GB2123245B (en) 1982-06-28 1983-06-23 Digital colour encoders
DE19833323149 DE3323149A1 (de) 1982-06-28 1983-06-27 Digitaler farbcodierer
AT0234483A AT383712B (de) 1982-06-28 1983-06-27 Digitaler farbkodierer
FR8310693A FR2529425B1 (fr) 1982-06-28 1983-06-28 Codeur couleur numerique pour des circuits de camera video couleur
NL8302292A NL192767C (nl) 1982-06-28 1983-06-28 Digitale kleurinformatiecodeerinrichting.

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AT (1) AT383712B (ja)
CA (1) CA1203891A (ja)
DE (1) DE3323149A1 (ja)
FR (1) FR2529425B1 (ja)
GB (1) GB2123245B (ja)
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NL8302292A (nl) 1984-01-16
NL192767B (nl) 1997-09-01
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FR2529425B1 (fr) 1987-07-10
DE3323149C2 (ja) 1991-08-01
DE3323149A1 (de) 1983-12-29
FR2529425A1 (fr) 1983-12-30
AT383712B (de) 1987-08-10
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GB2123245B (en) 1985-09-04
GB8317091D0 (en) 1983-07-27
ATA234483A (de) 1986-12-15
GB2123245A (en) 1984-01-25
NL192767C (nl) 1998-01-06

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