JPH0443723B2 - - Google Patents

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JPH0443723B2
JPH0443723B2 JP63122448A JP12244888A JPH0443723B2 JP H0443723 B2 JPH0443723 B2 JP H0443723B2 JP 63122448 A JP63122448 A JP 63122448A JP 12244888 A JP12244888 A JP 12244888A JP H0443723 B2 JPH0443723 B2 JP H0443723B2
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bending
chuck
pipe
notch
gripping
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Teruaki Yogo
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OPUTON KK
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  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は工作機械等において棒材又はパイプ材
等の被加工物を掴持するチヤツクに係り、特にチ
ヤツクの外周方向より被加工物を挿入可能な切欠
部を有し、正逆回転自在なチヤツクに関する。
[従来の技術] 従来、棒材又はパイプ材等の被加工物を曲げ加
工する曲げ加工装置等の工作機械において、被加
工物の掴持固定作業の簡略化を図るため、外周方
向から被加工物を着脱可能な切欠部を有するチヤ
ツクが知られている。また、複雑な形状の曲げ加
工を行なう曲げ加工装置においては、被加工物を
チヤツクにて掴持したままチヤツクを所定範囲内
で回転して加工方向を変更する装置が知られてい
る。かかる装置としては、例えば特公昭52−
20026号公報に記載のものがあり、そのチヤツク
は、回転体の外周部とウオームホイールを介して
係合するモータにより所定範囲(±180゜)内を回
転可能とされていた。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記公報記載のチヤツクでは、ある
方向に回転されて、ウオームホイールが切欠部に
達すると、該切欠部を越えてさらに同一方向へ回
転させることができないため、以下の様な問題点
があつた。
例えば、自動車シートのフレームや機器内に配
置される油圧配管等の様に極めて複雑な形状の曲
げ加工を要するものでは、被加工物をチヤツクに
掴持したまま同一方向へ連続的に回転させて順次
曲げ方向を変更した方が効率よく作業できる場合
があるが、上記従来のチヤツクでは不可能であつ
た。また、切欠部とウオームホイールとが同一位
置となる様な曲げ加工方向を採ることができず、
当該方向への加工が必要な場合には、被加工物を
一旦チヤツクから外して再度掴持し直す必要があ
つた。その結果、作業性が悪いという問題点があ
つた。
さらに、曲げ加工装置の配設される空間をより
有効に活用するためには、チヤツクの回転方向、
回転範囲について上記従来のチヤツクの様な制限
のあるものは望ましくなく、空間の有効活用がで
きないという問題点があつた。
発明の構成 本発明はかかる問題点を解決することを目的と
してなされたものであり、以下の様な構成を採用
した。
[課題を解決するための手段] 即ち、本発明の要旨とするところは、外周部か
ら中心部にかけて切欠部を備える回転体と、 上記回転体の回転中心において被加工物を掴持
する掴持部材と、 上記回転体の外周部と係合し、該回転体を回転
駆動する回転駆動部材とを備え、 被加工物を
上記回転体の外周方向から出し入れ可能に該回転
体の中心軸上に掴持しつつ該中心軸回りに回転可
能なチヤツクであつて、 上記回転駆動部材は少なくとも2つの係合部材
を有し、該係合部材は上記切欠部の切欠幅より大
きな間隔離れて上記回転体の外周部と係合するよ
う配置され、かつそれぞれが回転体に対して駆動
力を付与する部材であること、 を特徴とするチヤツクにある。
[作用] 被加工物は、回転体の切欠部内へと該回転体の
外周方向より挿入され、回転体中心軸上に配置さ
れる。上記挿入配置された被加工物は掴持部材に
より上記中心軸上にて掴持される。その後、被加
工物の加工方向を変更するために、回転駆動部材
が駆動され回転体が上記中心軸回りに回転する。
ここで、上記回転体への回転駆動力は2つの係合
部材を介して伝達される。上記2つの係合部材は
切欠幅より大きな間隔離れて回転体の外周部と係
合する様に配置されているため、回転体がある方
向へ回転され、一方の係合部材が切欠部に位置す
ることとなつたときにも、他方の係合部材にて回
転体への回転駆動力が伝達されるため、回転体を
さらに同一方向へ回転することができる。
この様に、本発明のチヤツクにおいては、被加
工物を外周方向から着脱することができるととも
に、回転体を中心軸回りに回転方向に関係なく、
連続的に回転することができる。
[実施例] 次に、本発明の実施例につき図面に基づいて説
明する。
第1図は実施例のチヤツクを備える双頭型ドロ
ーベンド式曲げ加工装置(以下単に曲げ加工装置
と呼ぶ)1の概略正面図を表わす。
曲げ加工装置1は一本の直線状の軌条3を有す
る支持枠5、支持枠5のほぼ中央に配設される固
定ヘツド10、固定ヘツド10を中心に図示の如
く左右一対に配置される曲げヘツド20L,20
R、曲げヘツド20L,20Rを載置し軌条3に
沿つて移動可能に設けられる移動台30L,30
R及び移動台30L,30Rを図示左右方向に移
動する移動モータ40L,40Rからなる。ま
た、支持枠3の図示左端部には被加工物たるパイ
プPの端揃え用のエアシリンダ50が配設されて
いる。固定ヘツド10は後に詳述するチヤツク6
0及び回転モータ80、締付モータ90を備え
る。
また、第2図に示す如く、曲げヘツド20Rは
曲げ軸21Rを中心に油圧シリンダ22Rにより
図示矢印Aの如く回動される曲げアーム23Rを
備える。曲げ軸21RにはパイプPの外径と一致
する凹溝を有し、クランプ片24Raを備える曲
げ型24Rが設けられ、曲げアーム23Rにはク
ランプ片24Raと対向する位置に同様の凹溝を
有する締め型25Rが配設されている。締め型2
5Rは図示上方に配設される油圧シリンダ26R
により図示矢印Bの如く曲げ型24Rに対し進退
駆動され、曲げ型24Rと協同してパイプPを掴
持する。また、圧力型27Rが締め型25Rと並
設され、圧力型27Rは油圧シリンダ28Rによ
り図示矢印Cの如く進退駆動されて曲げ型24
R、締め型25Rにより掴持されたパイプPを図
示下方へ押圧することにより曲げ加工時のパイプ
Pが浮き上がるのを抑制している。これら曲げ型
24R、締め型25R、圧力型27Rは被加工物
に応じて交換可能に設けられる。
さらに、移動台30Rの垂直枠31Rには、曲
げアーム32Rにより図示矢印D方向へ駆動さ
れ、曲げ加工の終了したパイプPを押し上げ、曲
げヘツド20Rから払出す払出し部材33Rを備
える。また、移動台30Rは、移動モータ40R
によりスプロケツト41R、チエーン42Rを介
して駆動され、軌条3に沿つて任意の位置へ移動
可能とされている。尚、第2図及び上記説明は右
側の曲げヘツド20Rについて記載したが、左側
の曲げヘツド20Lも同様の構成からなる。
次に、第3図〜第7図に基づき固定ヘツド10
に配設されるチヤツク60の構成につき説明す
る。
チヤツク60は固定ヘツド10の支持枠12に
回転可能に支持されている。支持枠12は厚鋼板
にて形成され、ほぼ中央に円形切欠14を有し、
円形切欠14は図示右方に開口部16を有する。
また、支持枠12は、円形切欠14の外周部に同
心円上等間隔にて配置され、六角ボルトにて固着
される6個の支持ローラ18a〜18fを備え
る。
チヤツク60は、回転体として、支持ローラ1
8a〜18fによつて外周部を回転可能に支持さ
れる回転円板61を備えている。回転円板61に
は外周上の所定位置より中心部にかけて設けられ
る所定幅の切欠部62を有する。また、回転円板
61は外周部近傍に、若干小さな半径にて形成さ
れるリング状歯車63が図示正面方向に突設され
ている。さらに、回転円板61上には切欠部62
と直交して図示上下に、切欠部62内へ進退可能
な掴持部材64a,64bが設けられている。掴
持部材64a,64bは先端に交換可能な掴持片
65a,65bを備えると共に、図示正面方向よ
り回転円板61にボルト締めにて固着される保護
枠66a,66bにて覆われている。
掴持部材64a,64bは一端に進入方向係合
段部67a,67bを、他端に後退方向係合段部
68a,68bを有する凹部69a,69bを備
える。凹部69a,69b内には進入方向係合段
部67a,67b又は後退方向係合段部68a,
68bと係合して掴持部材を進退駆動する揺動レ
バー70a,70bの頭部が挿入されている。揺
動レバー70a,70bはリンク71a,71b
を介して揺動部材72に連結されている。揺動部
材72が揺動軸73回りに第4図時計方向に揺動
されると、図中一点鎖線にて示す如くリンク71
a,71b、揺動レバー70a,70b、掴持部
材64a,64bが移動又は揺動し、パイプPを
掴持することができる。
また、回転円板61を回転駆動する回転駆動部
材として、回転モータ80、回転モータ80のモ
ータ軸81に設けられた回転駆動歯車82、回転
駆動歯車82とリング状歯車63との間に設けら
れ、両者と係合する2つの係合部材である第1の
係合歯車83及び第2の係合歯車84を備える。
第1の係合歯車83とリング状歯車63との係合
位置Xと、第2の係合歯車84とリング状歯車6
3との係合位置Yとの間隔が切欠部61の切欠幅
より大きくなる様に、これら第1,第2の係合歯
車83,84及び回転駆動歯車82が配設されて
いる。
さらに、チヤツク60には、揺動部材72の駆
動部材が備えられており、これについて述べる。
第5図〜第7図に示す如く、回転円板61裏面に
は、同心円上等間隔に4個のリング支持ローラ7
4a〜74fがボルト締めにて固着され、揺動軸
73を内嵌するボス75がやはりボルト締めにて
固着されている。揺動軸73はボス75の両端部
に設けられるベアリング76a,76bにより回
転可能に支持されている。また、揺動軸73は第
5図下端側にボルト締結されたレバー77を一体
に備え、レバー77は先端に係合突起78を備え
る。レバー77は次に述べる締付リング91によ
り揺動され、前述の如く第4図の様に動作されて
掴持部材64a,64bの掴持・解放動作を実行
させる。
締付リング91は第7図に示す如く、外周に歯
車92を備え、切欠部62の切欠幅と同一幅の開
放部93を有する一部切欠きリングからなり、リ
ング支持ローラ74a〜74fによりリング内側
から回転可能に支持される。また、係合突起78
に対し、挟持する様にして係合する2つの係合突
部94a,94bが締付リング91の所定位置に
配設されている。開放部93、係合突部94a,
94bの配置は、第7図に示す如く、開放部93
が切欠部62と一致する場合に、レバー77を介
して掴持部材64a,64bをパイプ開放位置と
する様にされている。
上記構成よりなる締付リング91は歯車92と
係合する2つの締付係合歯車95,96及び締付
モータ90のモータ軸97に設けられた締付駆動
歯車98により正逆回転駆動されて第4図に示す
様に掴持部材64a,64bによるパイプPの掴
持・解放動作を行なう。尚、締付係合歯車95,
96及び締付駆動歯車98は第7図に示す如く係
合歯車83,84及び回転駆動歯車82と並設す
る様に配置されている。
また、曲げ加工装置1はさらに加工制御手段と
して、制御装置100を備え、指令装置110よ
り入力された曲げ加工指令情報に基づき曲げ加工
を実行する様に構成されている。
制御装置100は第8図に示す様に、CPU1
01,ROM102、RAM103等を中心に論
理演算回路として構成され、コモンバス104を
介して、入力ポート105、入出力ポート106
に接続されて外部との入出力を行なう。また、制
御装置100は、入力ポート105を介して指令
装置110より入力された曲げ加工指令情報に基
づいて、入出力ポート106に接続された駆動回
路107a〜107hを介して、油圧シリンダ2
2L,22R,26L,26R,28L,28
R,32L,32Rに備えられたサーボバルブ2
2La,22Ra,26La,26Ra,28La,2
8Ra,32La,32Raへと駆動信号を出力する
と共に各位置センサ22Lb,22Rb,26Lb,
26Rb,28Lb,28Rb,32Lb,32Rbか
らの検出信号が入力される。また、同じく駆動回
路107i〜107lを介して、移動モータ40
L,40R、回転モータ80、締付モータ90に
備えられたサーボモータ40La,40Ra,80
a,90aへと駆動信号を出力すると共に、位置
センサ40Lb,40Rb,80b,トルクセンサ
40Lc,40Rc,90bからの検出信号が入力
される。
次に、以上の構成からなる曲げ加工装置1の作
用効果について述べる。
曲げ加工装置1にて曲げ加工を行なうには、ま
ず、パイプPを第1図正面方向、即ち、第3図右
方よりチヤツク60の切欠部62内へ挿入し、掴
持部材64a,64b間に位置せしめた後に、締
付モータ90を駆動し、締付駆動歯車98、締付
係合歯車95,96を介して締付リング91を掴
持方向へ回転する。すると、係合突部94a,9
4bを介してレバー77が掴持方向へ回動され、
第4図に示す如く掴持部材64a,64bが切欠
部62内へ進入しパイプPを掴持片65a,65
bの間に確実に掴持する。その後、移動モータ4
0Rを駆動し、各曲げヘツド20Rを所定の曲げ
位置へ移動し、曲げ型24Rと締め型25Rとに
よりパイプを掴持すべく油圧シリンダ26Rを駆
動する。これと同時に油圧シリンダ28Rを駆動
して圧力型27RをパイプPへ押圧する。左側面
げヘツド20Lにても同様の操作が行なわれ、パ
イプPは固定ヘツド10、曲げヘツド20L,2
0Rに掴持されて曲げ加工可能な状態となる。こ
こで、締付モータ90には、掴持部材64a,6
4bによる掴持力が弱まらない様に、掴持方向へ
若干のトルクが加わる様通電されたままとなつて
いる。
続いて曲げ加工が行なわれる。尚、以下の説明
は右側の曲げヘツド20Rのみについて述べる
が、左側の曲げヘツド20Lにおいても同様に曲
げ加工が行なわれる。
曲げヘツド20Rにおいて、油圧シリンダ22
Rにより曲げアーム23Rが所望角度まで回動さ
れる。パイプPは、曲げ型24Rのクランプ片2
4Raと締め型25Rにて掴持されたまま、該掴
持位置より固定ヘツド10側の部分が曲げ型24
Rに巻き付けられるようにして所望角度へ曲げ加
工される。この間、圧力型27RはパイプPの上
記巻き付けられる部分が第2図上方へ浮き上がる
のを抑制している。ここで、前述の如く曲げ加工
装置1はドローベンド方式を採用しているため、
上記曲げ加工に伴ない、曲げヘツド20Rと固定
ヘツド10との間隔を第1図一点鎖線の如く接近
方向へ調節する必要がある。
そこで、上記曲げ加工にあたり、制御装置10
0により以下の処理が実行される。尚、曲げ方向
変更においても制御装置100によりパイプ掴持
力が低下し、パイプのズレにより曲げ方向が不正
確となるのを防止する制御も行なわれている。以
下、ドローベンド方式による曲げ加工制御及び曲
げ方向変更時のチヤツク回転制御につき第9図,
第10図に基づき説明する。尚、簡単のため、左
右の曲げヘツド20L,20Rに共通な処理、動
作については右側の曲げヘツド20Rについての
み述べる。
まず、指令装置110より、パイプの曲げ位
置、曲げ方向、曲げ角度、材質、口径、肉厚等の
曲げ加工指令情報が入力される。すると、第9図
に示す曲げ加工制御が実行される。
ステツプ200にて各種変数やフラグが初期化
される。次に、ステツプ210にて曲げヘツド20
L,20Rがそれぞれ所定の曲げ位置へ移動され
る。位置センサ40Lb,40Rbからの検出信号
により所定位置まで移動されたことが確認される
とステツプ220へ進む。ステツプ220では油圧シリ
ンダ26R,28Rが駆動され、曲げヘツド20
RにパイプPが掴持される。続くステツプ230で
は油圧シリンダ22Rが駆動され、曲げアーム2
3Rが第2図時計方向へ回動される。同時に、移
動モータ40Rが駆動され、移動台30Rが第2
図左方へ移動される。この時、曲げアーム23R
の回動速度dθ/dtと移動台30Rの移動速度
dx/dtとは下式の関係を満たす様に、位置セン
サ28Rb,40Rbの検出信号に基づいて制御さ
れる。
dx/dt=R・dθ/dt+α …(1) ここで、 R…曲げ型24Rの凹溝底部までの半径 α…微小速度 である。(1)式において微小速度αだけ移動台30
Rの移動速度を曲げアーム23Rの回動速度より
若干速くすることにより、パイプPに若干の圧縮
力を加えつつ曲げている。この様に、やや圧縮力
をかけぎみにすることにより、曲げアーム23R
に加える曲げ抵抗力を減少させ、また、曲げに伴
なつてパイプPが伸びることによる曲げ加工誤差
をなくすことができる。尚、dθ/dt,αの値はパ
イプの材質、口径、肉厚等により変化する。
続くステツプ240ではトルクセンサ40Rcによ
り検出される移動モータ40Rの上記移動中の出
力トルクが所定値以下か否かが判断される。即
ち、上記トルクが所定値以上となると、曲げ加工
中にパイプPに加わる上記圧縮力が大き過ぎるこ
とになり、パイプPが座屈するのを防止するため
である。ステツプ240にて否定判断されるとステ
ツプ250へ進み移動モータ40Rへの通電電流が
制限され、上記座屈が防止されステツプ240にて
肯定判断された場合と同様にステツプ260へ進む。
ステツプ260では1回の曲げ加工が終了したか
否かが判断され、未だ終了していない場合はステ
ツプ230以下の処理が繰り返され、曲げ加工が終
了した場合にはステツプ270にて油圧シリンダ2
2R、移動モータ40Rが停止される。続くステ
ツプ280にて油圧シリンダ26R,28Rが駆動
され、締め型25R、圧力型27Rによるパイプ
Pに対する掴持力が解放されると共に、油圧シリ
ンダ32Rが駆動され、払出し部材33Rにより
パイプPが上方へ押し上げられ、処理を終了す
る。
上述の如く1回の曲げ加工が終了した後、別の
位置にて2回目の曲げ加工を必要とする場合は、
再び第9図のフローチヤートに示す処理が実行さ
れる。ここで、2回目の曲げ加工装置にて1回目
の曲げ方向とは異なる方向へ曲げ加工を行なう場
合には、曲げ加工に先立つて第10図に示すチヤ
ツク回転制御処理が実行される。
ここで、曲げ方向に関する情報は、前述の如く
指令装置110により入力され処理が開始され
る。まず、ステツプ300にて各種変数、フラグ等
が初期化される。次に、ステツプ310にてサーボ
モータ80aが駆動され、回転モータ80が上記
曲げ方向に関する情報に基づいて回転駆動され
る。続いてステツプ320にてトルクセンサ90b
により検出される締付モータ90の出力トルクが
所定値以上か否かが判断される。肯定判断された
場合はステツプ340へ進み、否定判断された場合
はステツプ330へ進む。ステツプ330ではサーボモ
ータ90aへの通電電流を増加し、締付モータ9
0の出力トルクを所定値以上とするための制御が
実行され、ステツプ340へ進む。ステツプ340で
は、位置センサ80bにより検出される回転モー
タ80の回転位置、即ち、チヤツク60の回転位
置が曲げ方向情報に対応する位置となつたか否か
が判断される。未だ所望の位置まで回転していな
い場合には、ステツプ310へ戻り上述の制御が続
行される。一方、所望の回転位置まで回転した場
合にはステツプ350へ進み、回転モータ80への
通電が停止されると共に、締付モータ90への通
電電流が所定値、即ち、パイプPを掴持しておく
のに必要な値に戻され処理を終了する。
ここで、第1,第2の係合歯車83,84は切
欠部62の切欠幅より大きな間隔でリング状歯車
63と係合していることにより、例えば、第1の
係合歯車83が切欠部62に位置する場合にも、
第2の係合歯車84はリング状歯車63と確実に
係合し、チヤツク60をさらに所望の方向へ回転
することができる。締付係合歯車95,96と締
付リング91も同様であり、開放部93の位置に
関係なく掴持部材64a,64bと締付力を伝達
し続けることができる。
以上説明した様に、本実施例のチヤツク60に
よれば、パイプPを第1図正面方向から着脱でき
ると共に、正逆回転自在に掴持することができ、
あらゆる方向への曲げ加工が実行できる。また、
締付モータ90等により上述の如く回転機構と同
様の締付機構を採用したことにより、パイプ掴
持・解放作業を自動化し、かつ、上述の如く正逆
回転自在に操作しても、パイプ掴持力が弱まるこ
とがない。さらに、トルクセンサ90bからの検
出信号に基づき、締付モータ90の出力トルク、
即ち、掴持部材64a,64bによるパイプ掴持
力を所定値以上に保つ様に制御することにより、
チヤツク60の回転方向に関係なく、確実にパイ
プを掴持することができ、パイプのゆるみ、ズレ
等を防止できる。
以上本発明の一実施例につき説明したが、本発
明は何らこれに限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲の種々の態様を採用できる。
例えば、係合部材としてゴムローラ等を用い、
回転体の外周部と摩擦力により係合し、該回転体
を回転駆動するものとしてもよい。また、掴持部
材の進退駆動は、ボルト等により締め付け、緩め
ることとしてもよい。
発明の効果 以上説明した様に、本発明によれば、回転体の
外周方向から被加工物を着脱することができると
共に、該被加工物を中心軸上に掴持したままで正
逆回転可能であり、その回転範囲を制限されるこ
とがない。その結果、本発明のチヤツクを備える
工作機械においては、作業性を著しく向上するこ
とができ、又、空間の有効活用が可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のチヤツクを有する曲げ加工装
置の概略正面図、第2図はその曲げヘツドの正面
図、第3図は同じくチヤツクの左側面図、第4図
はその掴持部材の作用を表わす説明図、第5図は
第3図A−A断面図、第6図は第5図B−B断面
図、第7図はチヤツクの右側面図、第8図は曲げ
加工装置の制御装置の構成を表わすブロツク図、
第9図は曲げ加工制御のフローチヤート、第10
図はチヤツク回転制御のフローチヤートである。 1…曲げ加工装置、60…チヤツク、61…回
転円板、62…切欠部、63…リング状歯車、6
4a,64b…掴持部材、80…回転モータ、8
3…第1の係合歯車、84…第2の係合歯車。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外周部から中心部にかけて切欠部を備える回
    転体と、 上記回転体の回転中心において被加工物を掴持
    する掴持部材と、 上記回転体の外周部と係合し、該回転体を回転
    駆動する回転駆動部材とを備え、 被加工物を上記回転体の外周方向から出し入れ
    可能に該回転体の中心軸上に掴持しつつ該中心軸
    回りに回転可能なチヤツクであつて、 上記回転駆動部材は少なくとも2つの係合部材
    を有し、該係合部材は上記切欠部の切欠幅より大
    きな間隔離れて上記回転体の外周部と係合するよ
    う配置され、かつそれぞれが回転体に対して駆動
    力を付与する部材であること、 を特徴とするチヤツク。
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JPS6248441A (ja) * 1985-08-29 1987-03-03 Toyoda Mach Works Ltd ロ−ルオ−バ装置

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