JPH0443536B2 - - Google Patents

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JPH0443536B2
JPH0443536B2 JP61094151A JP9415186A JPH0443536B2 JP H0443536 B2 JPH0443536 B2 JP H0443536B2 JP 61094151 A JP61094151 A JP 61094151A JP 9415186 A JP9415186 A JP 9415186A JP H0443536 B2 JPH0443536 B2 JP H0443536B2
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JP
Japan
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rail
main body
body frame
structural support
bucket
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Application number
JP61094151A
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English (en)
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JPS62253868A (ja
Inventor
Yutaka Oohara
Masaharu Myaji
Seiji Nose
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BURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK
KAWATETSU DENKI SETSUBI KOJI KK
Original Assignee
BURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK
KAWATETSU DENKI SETSUBI KOJI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by BURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK, KAWATETSU DENKI SETSUBI KOJI KK filed Critical BURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK
Priority to JP9415186A priority Critical patent/JPS62253868A/ja
Publication of JPS62253868A publication Critical patent/JPS62253868A/ja
Publication of JPH0443536B2 publication Critical patent/JPH0443536B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主として、工場等で構築されている
構造支持材としてのI形鋼等に各種の配線設備を
施してあるとき、それの保守、点検に利用するに
好適なトロリー装架用バケツト装置に関する。
(従来の技術) 従来から、各種工場等での重量物運搬のため
に、天井走行形のクレーンが設置されている。そ
の設置には、I形鋼をトロリー用構造支持材とし
て使用するのが一般的であり、また、それにはク
レーン用あるいはそれ以外のための各種の配線設
備が施されている。
そして、これらの配線設備に対しては、その保
守、点検が実施されている。
(発明が解決しようとする課題) トロリー設備及び配線設備の保守、点検の実施
に際し、基礎面からの仮設足場の設置は、基礎面
での通常業務の中断を要し、また、仮設のための
諸費用も掛る。しかも、仮設足場は、時間工程上
での取合いも大きく、近接設備機械との干渉も生
じ、基礎面との取合いも面倒である。即ち、仮設
足場の設置は、設備機器、基礎面の凹凸、厳しい
作業工程等の諸事情からほとんど不可能に等しい
ものである。
したがつて、仮設足場を設置することなく、作
業員が構造支持材まで登り、いわゆる命綱と称さ
れる安全帯によつて身体を支え、作業を行なつて
いる。
ところが、構造支持材の設置高さは、基礎面か
ら10乃至30m程度の高所のものとなつており、連
続した高所作業は作業者の負担も大きく、危険で
ある。
一方、実開昭53−126336号公報に示す作業台が
提供されているものの、この作業台は、そもそも
作業員が乗れる構造ではなく、滑り止め手段等も
無いため、安全な保守点検作業の実施が困難であ
つた。
また、実開昭50−29719号公報に示す移動車台
では、コンクリート屋根板の両端部立上り部分を
前記レールとし、台車の前部車輪を前記レール上
に載せると共に、該立上り部分を前後から挟含す
る方向維持用ガイド車輪を設けているものの、特
に上下方向に振動が生じたり、衝撃が加えられた
場合に、方向維持用ガイド車輪が屋根板の立上り
部分から外れ易く、作業の安全を維持できなかつ
た。
そこで、本発明は叙上のような従来存した諸事
情に鑑み創出されたもので、構造支持材に着脱自
在に取付けられ、設置された構造支持材の高所位
置でも作業員が安全に保守点検作業を実施できる
ものとし、また、分解可能として、高所への搬
入、セツト、取外しをも容易としたトロリー装架
用バケツト装置の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明は、構造支持材上で移動自在
にし、構造支持材上面に敷設されているレールを
銜え込み状で構造支持材上に載置されるレールク
ランプと、構造支持材側方に位置してレールクラ
ンプから吊下支持される本体フレームと、この本
体フレームに着脱自在に連結固定されて本体フレ
ームと構造支持材下部との間に介在され、構造支
持材下部に当接移動される下部ガイドと、本体フ
レームに着脱自在に連結固定される作業者収容用
のバケツトとを備えて成り、前記本体フレーム
は、軽量溝形鋼材を梯子状に構枠して成る垂直状
の支持部と、同じく水平状の連結部とを側面から
みて逆L字形となるよう連結し、その連結部分に
は斜めの補強部を固着し、支持部、連結部、補強
部での横棧材上面にすべり止めを添着して形成
し、前記レールクランプ下面には、レールを銜え
込み状とするクランプ機構を設け、このクランプ
機構は、レール左右に配置される位置決め脚及び
グリツプ機構を形成し、グリツプ機構は、レール
クランプ下面に垂設された支持脚に支持盤を固着
し、この支持盤に、レールの外郭形状に沿つた切
欠を有する係合片を揺振自在に枢支し、支持盤上
部には、レールに係合した係合片の揺振を停止さ
せるストツパーロツドを上下に摺動自在に貫挿し
たものである。
(作用) 本発明に係るトロリー装架用バケツト装置で
は、使用現場において、構築設置されている構造
支持材、例えばトロリー用のそれに、本体フレー
ム、レールクランプ、下部ガイド、バケツトを各
別に運び上げ、組み立てて構造支持材にセツトす
る。
すなわち、レールクランプは、構造支持材上で
移動可能として構造支持材上に載置され、本体フ
レームはこのレールクランプから吊下支持されて
構造支持材側方に位置され、下部ガイドは本体フ
レームに連結固定されて構造支持材下部との間で
介在され、同時に構造支持材下部側面で移動可能
とされ、更に、本体フレームにはバケツトが固定
される。
このようにして、構造支持材に沿つて移動可能
とさせておいて、本体フレームの乗降によつて作
業員がバケツトに出入りし、必要とする作業場所
へ移動し、構造支持材に配設されている各種の配
線設備の保守、点検が行なわれる。
移動に際し、レールクランプにおいては、構造
支持材上面に敷設されているレールを銜え込み状
としていることで、レールクランプは構造支持材
から脱落せず、また、本体フレーム下部の下部ガ
イドが構造支持材下部縁面で移動することと相俟
ち、構造支持材に沿つての移動を円滑にする。
本体フレームは、構造支持材上面に載置された
レールクランプに連結固定され、下部が下部ガイ
ドを介して構造支持材下部に支持されることで、
構造支持材に対しては、移動中でも相対的な作業
位置を確保する。
作業終了後は、各部材に解体され、作業場所か
らは撤去されて、適宜保管される。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。
本発明に係るトロリー装架用バケツト装置は、
構造支持材1として設置されている通称アイビー
ム(I Beam)のI形鋼上に移動自在にして載
置されるレールクランプ20と、構造支持材1側
方に位置してレールクランプ20から吊下支持さ
れる本体フレーム10と、構造支持材1下部に当
接移動され、本体フレーム10下部に固着される
下部ガイド50と、本体フレーム10に固着され
る作業者収容用のバケツト60とを、組立、分解
可能にして構成される。
しかして、本体フレーム10は、軽量溝形鋼材
を梯子状に構枠して成る垂直状の支持部11と、
同じく水平状の連結部12とを側面からみて逆L
字形となるよう連結し、その連結部分には斜めの
補強部13を固着する。この本体フレーム10
は、レールクランプ20を介して構造支持材1に
吊下支持されたとき、本体フレーム10下部に固
着したバケツト60内に作業員が出入りするた
め、支持部11、連結部12、補強部13での横
棧材14上面にすべり止めを添着しておき、乗降
する作業員の安全性を図る。また、連結部12先
端には、レールクランプ20上に連結させたど
き、それとの確実な固定を図るため、すべりを阻
止するストツパ片15を付設してある。支持部1
1下端には、下部ガイド50及びバケツト60が
虎着されるときの位置決め、下方へのすべり落ち
を防止する安全ストツパー16も付設される。
なお、図中符号10Aは船用鋼管取付けUボル
トである。
レールクランプ20は、軽量溝形鋼材、アング
ル材にて構枠して成り、構造支持材1上面中央に
敷設されたレール3を銜え込み状とすることで構
造支持材1上で移動可能として構成される。
すなわち、構造支持材1の長さ方向に沿つた左
右両側にアングル材をほぼ平行させて左右の左右
枠材21とし、この左右枠材21の前後部に、そ
れぞれが前後で一対となつている軽量溝形鋼材製
の前後枠材22を固着して、全体平面が矩形状を
呈するように形成する。前後で一対となつている
前後枠材22それぞれは、左右枠材21上に渡架
されている。
また、前後枠材22上には本体フレーム10の
連結部12がねじ止め連結固定され、それによつ
て、本体フレーム10、下部ガイド50、バケツ
ト60更には作業員の荷重を支持する。前後枠材
22と連結部12とのねじ止めは、第3図に示す
ように、上向き開口の軽量リツプ溝形鋼製の前後
枠材22に、そのリツプに係合固着した固定盤1
7を介して連結ボルト18を固着しておき、連結
部12に穿設してある連結孔にてナツト止めす
る。
そして、左右枠材21のいずれか一方、図示の
ように、レールクランプ20によつて吊下支持さ
れる本体フレーム10が位置するがわでの左右枠
材21前後に、構造支持材1上面で転動される移
動車輪23を軸支する。この移動車輪23は、左
右枠材21の前後端下面に固着した車輪ベース2
4に取り付けられており、また、左右枠材21の
前後部から垂設したロツク脚25下端に固着した
ロツク機構26によつて移動車輪23の回転は適
宜に停止される。ロツク機構26自体は、第7図
に示すように、縮装したスプリング27の弾撥力
にて前方への突出傾向にあるブレーキロツド28
先端に、移動車輪23外周面に圧止するブレーキ
シユー29を設け、スプリング27の弾撥力に抗
して強制的に後退させたブレーキロツド28を係
合し、後退状態を一時的に、解除可能に保持して
成る。
また、左右枠材21前後端には、移動車輪23
の保護を図るL字形のプロテクター30を垂設し
てある。
更に、レールクランプ20下面には、第5図に
示すように、前記レール3を銜え込み状とするク
ランプ機構が移動方向の前後で対称的に設けられ
ている。すなわち、図示のように、前後で一対と
なつている前記前後枠材22それぞれにおいての
いずれか一方に、レール3に対する位置決めのた
めの位置決め脚31及びグリツプ機構32がレー
ル3の左右に配置されるようにして形成する。
位置決め脚31は、構造支持材1上に載置され
たときでの本体フレーム10がわに位置させて軽
量溝形鋼材を垂設して成る。
グリツプ機構32は、構造支持材1上に載置さ
れたときでの本体フレーム10と反対がわに位置
されており、第8図に示すように、前後枠材22
から垂設された軽量溝形鋼製の支持脚33に正面
ほぼコ字形の支持盤34を固着し、この支持盤3
4に、断面がほぼエ字形のレール3の外郭形状に
沿つた凹状切欠を有する係合片35を揺振自在に
枢支し、支持盤34上部には、レール3に係合し
た係合片35の揺振を停止させるストツパーロツ
ド36を摺動自在に貫挿する。すなわち、下端が
係合片35側面で係止するストツパーロツド36
を上下に摺動自在にして、支持盤34上部及び支
持盤34上方で支持盤34上部と対峙させて支持
脚33に固着した案内盤37に貫通させる。今、
ここで、ストツパーロツド36を上方へ牽引させ
ると、係合片35は自由に回転でき、レール3と
の間を大きく開放することでレール3に対しての
所定の位置でセツトできる。その後、係合片35
を回転させ、レール3に係合させた状態でストツ
パーロツド36を落下させると、ストツパーロツ
ド36下端は支持盤34側部とともに係合片35
を挟み、レール3との係合を維持する。
また、レール3を銜え込み、レール3面で転動
する幾つかの補助車輪がレールクランプ20下面
に軸支される(第5図、第6図参照)。それは、
図示のように、前後で一対になつている前記前後
枠材22それぞれにおいてのいずれか一方に、レ
ール3上面で転動する垂直補助車輪38を軸支
し、また、他方に、レール3両側面で転動する左
右の水平補助車輪39を軸支して構成する。垂直
補助車輪38は、一方の前後枠材22下面に固着
された補助車輪ベース40に取り付けられ、水平
補助車輪39は、他方に前後枠材22下面に垂設
された車輪脚41に固着された補助車輪ベース4
2に取り付けられる。なお、図示にあつての左右
の水平補助車輪39は、一方を大径に、他方を小
径にしてあるも、これらを同径のものとするもよ
く、また、異径とするときはいずれを大径にする
も差し支えない。
また、本体フレーム10下部に固着される下部
ガイド50は、構造支持材1上に載置されるレー
ルクランプ20に本体フレーム10を吊下支持さ
せたとき、本体フレーム10下部と構造支持材1
下部との間に介装され、本体フレーム10の吊下
状態の安定性を図る。
この下部ガイド50は、軽量溝形鋼材、角筒
材、アングル材を適宜構枠して成り、構造支持材
1自体の高さが異なる場合でも、これにしつくり
対応できるよう本体フレーム10下部において上
下位置自在にして固定される。図示の下部ガイド
50は、本体フレーム10における支持部11下
部に当接固定される左右の当接支持材51に、構
造支持材1下部と本体フレーム10下部との間隔
に対応した長さでの間隔保持材52を連結し、こ
の間隔保持材52先端には、構造支持材1下部側
縁面で転動する案内車輪53を軸支して成る。左
右の当接支持材51相互間、間隔保持材52先端
相互間それぞれには横架材54を架装してある。
なお、図示にあつての間隔保持材52は、上下
に配した一対の棧材にて形成され、水平状の上棧
材に対して下棧材を本体フレーム10がわから構
造支持材1がわへ至るに伴ない次第に高くなる傾
斜状となして、荷重を支持する上での補強性を考
慮する。
案内車輪53は、間隔保持材52先端それぞれ
に固着した側面コ字形の軸受枠55内で、左右で
計一対にして取付けられ、図示のように、構造支
持材1における下部のフランジ2縁面に当接転動
する。
また、間隔保持材52先端相互間で架装した横
架材54には、構造支持材1下部側縁面に圧止
し、一時的な停止状態の維持を図るロツク機構5
6が付設されている。このロツク機構56は、前
記レールクランプ20に付設したロツク機構26
とほぼ同構造である(第9図参照)。
このように構成された下部ガイド50を本体フ
レーム10に着脱自在に固定させるには、ねじ止
め手段による。すなわち、本体フレーム10の支
持部11下部における構造支持材1がわに、構造
支持材1がわが開口されている軽量リツプ溝形鋼
製の連結材19を固着し、一方、この連結材19
のリツプ内縁に摺動自在に係合される係合盤57
に連結ボルト58を固着しておく(第10図参
照)。そこで、構造支持材1下部側縁に対応する
高さ位置で本体フレーム10の連結材19に連結
ボルト58を介して、当接支持材51に穿設して
ある連結孔にてナツト止めするのである。このと
き、第2図に示すように、連結材19に沿つて摺
動する連結ボルト58によつて現場での高さ位置
に速やかに対応でき、また、本体フレーム10へ
の連結は確実である。
更に、本体フレーム10に固着される前記バケ
ツト60は、通常は、1人の作業者が収容可能な
大きさに形成され、下部ガイド50と同様に本体
フレーム10に固定される。図示のバケツト60
は、角筒材、帯板等の枠材61をほぼ直方体状を
呈するよう構枠し、底部の床板62にはすべり止
め用のゴム板を貼着し、下部周囲は落下防止板6
3にて囲んで形成する。
このバケツト60を本体フレーム10に着脱自
在に固定させるには、下部ガイド50のそれと同
様なナツト止め手段によるものとし、図示のよう
に、本体フレーム10の支持部11を軽量リツプ
溝形鋼製とし、その開口を前記連結ボルト18と
は逆向きにしておく。そして、この支持部11内
に摺動自在にしてリツプ内縁に係合する係合盤6
4に連結ボルト65を固着しておく。そこで、適
当な高さ位置で支持部11に連結ボルト65を介
して、枠材61に穿設してある連結孔にナツト止
めする(第11図参照)。
次に、本発明に係るトロリー装架用バケツト装
置の使用の一例を説明する。
使用現場において、構築設置されているトロリ
ー用の構造支持材1に、本体フレーム10、レー
ルクランプ20、下部ガイド50、バケツト60
を各別に運び上げ、組み立てて構造支持材1にセ
ツトする(第2図参照)。
すなわち、先ず、構造支持材1上にレールクラ
ンプ20を載置するのであり、このとき、レール
クランプ20下面の位置決め脚31及びグリツプ
機構32によつて構造支持材1上面に敷設してあ
るレール3を銜え込ませることで位置決めする。
レール3面では垂直補助車輪38、水平補助車輪
39を、構造支持材1上面では移動車輪23をそ
れぞれ転動させるものとして、構造支持材1に沿
つて本体フレーム10を移動可能にする。
次いで、レールクランプ20に本体フレーム1
0を連結固定し、構造支持材1側方で位置するよ
うにして本体フレーム10をレールクランプ20
に吊下支持させる。その際、本体フレーム10の
連結部12がレールクランプ20の前後枠材22
にナツト止めされることで、本体フレーム10の
支持部11は構造支持材1側方に位置される。
そして、本体フレーム10において、支持部1
1下部の構造支持材1がわでは、構造支持材1下
部位置に対応した高さ位置で下部ガイド50をナ
ツト止めし、下部ガイド50の間隔保持材52先
端に軸支した案内車輪53を構造支持材1下部縁
面に当接させ、移動可能にする。
一方、本体フレーム10の支持部11において
の下部ガイド50とは反対がわにバケツト60を
ナツト止めする。このような本体フレーム10の
支持部11に対しての下部ガイド50及びバケツ
ト60のねじ止めは、本体フレーム10の横棧材
14を利用し、昇降することで行なわれる。
このようにして構造支持材1にセツトされる
と、バケツト60に作業員が乗り込み、必要とす
る保守、点検場所まで車輪23,38,39の転
動で移動し、作業を実施し、実施場所では、レー
ルクランプ20のロツク機構26及び下部ガイド
50のロツク機構56によつて車輪23,38,
39の回転をロツクし、移動を阻止しておく。
保守、点検作業の終了後では、組立とは逆の作
業で各部材10,20,50,60に分解し、構
造支持材1から撤去して降ろし、適宜場所に保管
しておく。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成されており、構造支
持材1上のレールクランプ20自体から作業員収
容用のバケツト60を吊下支持し、しかも、構造
支持材1に沿つて移動可能にしたから、作業員の
墜落を防止し、保守、点検作業を安全に実施で
き、作業効率を飛躍的に増大させ、また、基礎面
からの仮設足場の設置も必要ないから、これに掛
る諸費用も大きく低減できる。
特に、本体フレーム10は、軽量溝形鋼材を梯
子状に構枠して成る垂直状の支持部11と、同じ
く水平状の連結部12とを側面からみて逆L字形
となるよう連結し、その連結部分には斜めの補強
部13を固着しているため、相当な重量がかかつ
た場合にも本体フレーム10が破損することがな
く、作業員の保守、点検作業を安全に実施でき
る。
加えて、支持部11、連結部12、補強部13
での横棧材14上面にすべり止めを添着してある
ため、保守、点検作業時に作業員が墜落するよう
なことがなく、作業員の安全性が確保されてい
る。
一方、レールクランプ20下面には、レール3
を銜え込み状とするクランプ機構を設け、このク
ランプ機構は、レール3左右に配置される位置決
め脚31及びグリツプ機構32を形成するため、
レール3に確実に係合する。
即ち、グリツプ機構32は、レールクランプ2
0下面に垂設された支持脚33に支持盤34を固
着し、この支持盤34に、レール3の外郭形状に
沿つた切欠を有する係合片35を揺振自在に枢支
し、支持盤34上部には、レール3に係合した係
合片35の揺振を停止させるストツパーロツド3
6を上下に摺動自在に貫挿したため、レール3を
位置決め脚31と係合片35とによつて左右方向
から挟み込む形となり、振動や衝撃等によつてレ
ールクランプ20がレール3から外れることがな
く、作業員の保守、点検作業を安全に実施でき
る。
特に、係合片35が、レール3の外郭形状に沿
つた切欠を有するため、上下方向に大きな振動が
生じたり、衝撃が加えられた場合にも、レール3
と係合片35の確実な係合状態を維持できる。
また、支持盤34上部には、レール3に係合し
た係合片35の揺振を停止させるストツパーロツ
ド36を上下に摺動自在に貫挿したため、このス
トツパーロツド36によつて係合片35の揺振を
即座に停止させ、レール3と係合片35とを速や
かに係合できる。
この他、本体フレーム10、レールクランプ2
0、下部ガイド50、バケツト60の各部材に分
解でき、各部材は軽量であることで作業現場への
搬入、組立を容易とし、高所において組立てると
しても人力で容易に行なえ、相互の結合も確実
で、作業中での不意の解体のおそれもない。不要
時では、分解し、適当に場所に保管できるから邪
魔にならず、反覆使用が可能である。
また、構造支持材1に沿つての移動に際し、レ
ールクランプ20は、構造支持材1上面に敷設さ
れているレール3を銜え込んだ状態となつてお
り、また、本体フレーム10下部に連結固定され
た下部ガイド50は本体フレーム10と構造支持
材1下部との間に介在し、かつ移動可能にされて
いるから、全体の移動は円滑であり、構造支持材
1から脱落することもなく、作業実施上でのバラ
ンスは維持される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は分解斜視図、第2図は使用状態での側面図、第
3図は本体フレームとレールクランプとの連結固
定を表わす要部断面図、第4図はレールクランプ
の要部平面図、第5図は同じく側面図、第6図は
第4図における−線矢視断面図、第7図は同
じくロツク機構を表わす要部正面図、第8図は同
じくグリツプ機構の斜視図、第9図は下部クラン
プの平面図、第10図は本体フレームと下部ガイ
ドとの連結固定を表わす要部断面図、第11図は
本体フレームとバケツトとの連結固定を表わす要
部断面図である。 1……構造支持材、2……フランジ、3……レ
ール、10……本体フレーム、10A……船用鋼
管取付けUボルト、11……支持部、12……連
結部、13……補強部、14……横棧材、15…
…ストツパ片、16……安全ストツパー、17…
…固定盤、18……連結ボルト、19……連結
材、20……レールクランプ、21……左右枠
材、22……前後枠材、23……移動車輪、24
……車輪ベース、25……ロツク脚、26……ロ
ツク機構、27……スプリング、28……ブレー
キロツド、29……ブレーキシユー、30……プ
ロテクター、31……位置決め脚、32……グリ
ツプ機構、33……支持脚、34……支持盤、3
5……係合片、36……ストツパーロツド、37
……案内盤、38……垂直補助車輪、39……水
平補助車輪、40……補助車輪ベース、41……
車輪脚、42……補助車輪ベース、50……下部
ガイド、51……当接支持材、52……間隔保持
材、53……案内車輪、54……横架材、55…
…軸受枠、56……ロツク機構、57……係合
盤、58……連結ボルト、60……バケツト、6
1……枠材、62……床板、63……落下防止
板、64……係合盤、65……連結ボルト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 構造支持材上で移動自在にし、構造支持材上
    面に敷設されているレールを銜え込み状で構造支
    持材上に載置されるレールクランプと、構造支持
    材側方に位置してレールクランプから吊下支持さ
    れる本体フレームと、この本体フレームに着脱自
    在に連結固定されて本体フレームと構造支持材下
    部との間に介在され、構造支持材下部に当接移動
    される下部ガイドと、本体フレームに着脱自在に
    連結固定される作業者収容用のバケツトとを備え
    て成り、前記本体フレームは、軽量溝形鋼材を梯
    子状に構枠して成る垂直状の支持部と、同じく水
    平状の連結部とを側面からみて逆L字形となるよ
    う連結し、その連結部分には斜めの補強部を固着
    し、支持部、連結部、補強部での横棧材上面にす
    べり止めを添着して形成し、前記レールクランプ
    下面には、レールを銜え込み状とするクランプ機
    構を設け、このクランプ機構は、レール左右に配
    置される位置決め脚及びグリツプ機構を形成し、
    グリツプ機構は、レールクランプ下面に垂設され
    た支持脚に支持盤を固着し、この支持盤に、レー
    ルの外郭形状に沿つた切欠を有する係合片を揺振
    自在に枢支し、支持盤上部には、レールに係合し
    た係合片の揺振を停止させるストツパーロツドを
    上下に摺動自在に貫挿したことを特徴とするトロ
    リー装架用バケツト装置。 2 レールクランプは、軽量溝形鋼材、アングル
    材にて構枠して成る特許請求の範囲第1項記載の
    トロリー装架用バケツト装置。 3 レールクランプ下面には、レール上面で転動
    する垂直補助車輪と、レール両側面で転動する左
    右の水平補助車輪とを軸支してある特許請求の範
    囲第1項又は第2項のいずれか記載のトロリー装
    架用バケツト装置。 4 下部ガイドは、本体フレームにおける支持部
    下部に当接固定される左右の当接支持材に、構造
    支持材下部と本体フレーム下部との間隔に対応し
    た長さでの間隔保持材を連結し、この間隔保持材
    先端には、構造支持材下部側縁面で転動する案内
    車輪を軸支して成る特許請求の範囲第1項乃至第
    3項のいずれか記載のトロリー装架用バケツト装
    置。 5 バケツトは、角筒材、帯板等の枠材をほぼ直
    方体状を呈するよう構枠し、底部の床板にはすべ
    り止め用のゴム板を貼着し、下部周囲は落下防止
    板にて囲んで形成した特許請求の範囲第1項乃至
    第4項のいずれか記載のトロリー装架用バケツト
    装置。
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