JPH0443500Y2 - - Google Patents

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JPH0443500Y2
JPH0443500Y2 JP1986140666U JP14066686U JPH0443500Y2 JP H0443500 Y2 JPH0443500 Y2 JP H0443500Y2 JP 1986140666 U JP1986140666 U JP 1986140666U JP 14066686 U JP14066686 U JP 14066686U JP H0443500 Y2 JPH0443500 Y2 JP H0443500Y2
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JP
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bottom plate
diaphragm
container
annular
exterior
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JP1986140666U
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JPS6346383U (ja
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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、例えば目薬容器のように、底部に
設けたダイヤフラム部分を押して内溶液を一滴ず
つ注出させる形式の滴下式注出容器の改良に関す
る。
《従来の技術》 従来のこの種の滴下式注出容器にあつては、容
器本体はガラスまたは硬質プラスチツクからなつ
ている。容器本体の頭部には極く細い注出孔の開
いたノズルがあり、底部は開口している。この容
器本体の底部開口部分にゴム製のダイヤフラム底
板が取付けられている。
注出ノズル側を下にし、ゴム製のダイヤフラム
底板を指で軽く押すと、容器の内部空間が押し縮
められ、内溶液がノズルから滴下する。
《考案が解決しようとする問題点》 従来の滴下式注出容器は、ゴム製ダイヤフラム
底板のために、デザイン的な制約が非常に大きい
という問題があつた。ガラスあるいは硬質プラス
チツク製の容器本体には印刷やスタンプなど、
様々な装飾2次加工を施すことができ、その色彩
も自由に選べる。しかしゴム製のダイヤフラム底
板は、ゴムという材質のため、自由な着色が難し
く、殆どが黒や茶色などといつた濃い目の色にな
つてしまう。このため、容器全体のデザイン面の
バランスを考えた場合、特に配色の制約のため、
全体の調和がとれた高級感のある美麗な容器を実
現するのは困難であつた。
この考案は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、ダイヤフラム底板を有す
る滴下式注出容器であつても、外観上はこれが隠
れて、全体としての配色,デザインを自由に選べ
るようにすることにある。
《問題点を解決するための手段》 そこでこの考案では、内容物を注出するための
注出ノズルがその頭部に形成され、底部が開口形
成された高剛性の容器本体胴部と、中央膨出部を
有する膜体状に形成され、上記容器本体胴部の底
部開口にこれを塞いで設けられて、押圧操作され
て上記注出ノズルから内容物を注出させるための
ダイヤフラム底板と、上記容器本体胴部の底部に
一端が止着され、他端に上記ダイヤフラム底板の
中央膨出部をその内部に収容する開口空間が形成
されて、容器本体底部を区画形成する環状底枠
と、上記ダイヤフラム底板を隠蔽するためにこれ
にほぼ接して上記環状底枠の開口空間内に没入配
置されると共に、該ダイヤフラム底板を押圧可能
に該環状底枠に弾性連結部を介して一体的に連結
形成された外装底板と、を備えたことを特徴とす
る。
《作用》 容器本体底部を区画形成する環状底枠の開口空
間内には、ダイヤフラム底板にはぼ接して外装底
板が没入配置され、この外装底板によりダイヤフ
ラム底板は外部から隠蔽される。つまり、外観上
はダイヤフラム底板は見えない。そしてこの外装
底板を押圧すると、これと環状底枠とを一体的に
連結している弾性連結部が撓んで、外装底板が環
状底枠の開口空間内でダイヤフラム底板側へ変位
する。これにより外装底板がダイヤフラム底板の
中央膨出部を押すことになり、容器本体胴部の注
出ノズルから内容液を滴下注出することができ
る。
《実施例》 第1図〜第3図はこの考案の一実施例による滴
下式注出容器を示している。図において、10
は、内容物を注出するためのノズル部22がその
頭部に形成され、底部が開口形成された高剛性の
容器本体胴部、12は、中央膨出部を有する膜体
状に形成され、容器本体胴部10の底部開口にこ
れを塞いで設けられて、押圧操作されてノズル部
22から内容物を注出させるためのダイヤフラム
底板、14は、容器本体胴部10の底部に一端が
止着され、他端にダイヤフラム底板14の中央膨
出部をその内部に収容する開口空間が形成され
て、容器本体底部を区画形成する環状底枠、16
は、ダイヤフラム底板12を隠蔽するためにこれ
にほぼ接して環状底枠14の開口空間内に没入配
置されると共に、ダイヤフラム底板12を押圧可
能に環状底枠14に弾性連結部18を介して一体
的に連結形成された外装底板である。
容器本体胴部10は硬質プラスチツクで成形さ
れた高剛性のほぼ円筒状の容器で、頭部には細い
注出孔20のあるノズル部22が突出形成され、
底部は開口している。なお、ノズル部22の外周
には注出孔20を塞ぐキヤツプ(図示省略)を取
付けるためのネジ部が形成されている。
また、容器本体胴部10の底部開口近くの外周
は1段小径になつており、その部分の外周に環状
底枠14を取付けるための凹凸嵌合部24が設け
られている。
ダイヤフラム底板12はゴム製で、中央部分が
ドーム状に外方へ膨らんでいる。このダイヤフラ
ム底板12の周縁部分が容器本体胴部10の底部
開口縁部に接着され、容器本体胴部10の開口が
このダイヤフラム底板12で塞がれている。
環状底枠14と外装底板16と弾性連結部18
とはプラスチツクにより一体成形されたものであ
る。このように外装底板16を、弾性連結部18
を介して環状底枠14に一体的に連結形成して、
ダイヤフラム底板12を隠蔽するための部分と、
このダイヤフラム底板12を押圧操作可能とする
可撓性部分とを含む全体を、一つの部品として一
体に構成したので、部品点数を消滅でき、製造
性・組立性の向上を図ることができる。環状底枠
14は容器本体胴部10と同じ外径寸法で、容器
本体胴部10の底部外周(1段外径が小さくなつ
た部分)に嵌合装着される。つまり、環状底枠1
4の内周面には容器本体胴部10の凹凸嵌合部2
4と緊密に嵌まり合う凹凸嵌合部26が形成され
ており、両者はこれによつて止着されている。ま
た、ダイヤフラム底板12の周縁部分が環状底枠
14の内周段部によつて容器本体胴部10側へ押
え付けられる構成となつている。
外装底板16は、環状底枠14の円形の開口空
間内に同心で没入されて配置されている。外装底
板16の厚みは比較的大きく、これの剛性は大き
い。外装底板16は1箇所にのみ局部的に設けた
弾性連結部18によつて環状底枠14とつながつ
ている。弾性連結部18の厚みは小さく、そのた
めこの部分が弾性変形によつて撓み易くなつてい
る。殊に外装底板16を環状底枠14の開口空間
内に没入させて配置するようにしたので、外装底
板16を環状底枠14外方に露出させるように構
成した場合にこれが不用意に押され、その結果ダ
イヤフラム底板12が押圧され容器本体胴部10
内が昇圧されて注出孔20から内容液が漏れ出て
しまうような液漏れを適切に防止することができ
る。
第3図の組立状態においては、外装底板16は
ダイヤフラム底板12の中央膨出部分に接してい
る。そして、環状底枠14と外装底板16との間
に細い隙間があるものの、ダイヤフラム底板12
の殆どは外装底板16によつて隠されており、外
部からはダイヤフラム底板12は殆ど見えない。
内容液を注出するには、ノズル部22を下側に
し、外装底板16を指で押す。すると弾性連結部
18が撓み、外装底板16が内方へ押し込まれ、
外装底板16によつてダイヤフラム底板12が圧
迫される。これによつてダイヤフラム底板12が
内方へ変形し、ノズル注出孔20から内容液が滴
下する。外装底板16の押圧を止めれば、弾性連
結部18およびダイヤフラム底板12の弾性によ
つて第3図の状態に戻る。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係る滴
下式注出容器は、ダイヤフラム底板が環状底枠お
よび外装底板によつて隠蔽され、外観上はダイヤ
フラム底板が殆ど見えないので、ダイヤフラム底
板は全体の外観デザインの面に何ら影響を及ぼさ
ない。従つて印刷やスタンプ等の装飾2次加工が
容易な本体および環状底枠、外装底板によつて外
観デザインを決定することができ、全体の調和が
とれた高級感のあるデザインの滴下式注出容器を
安価に実現することができる。
また、外装底板を環状底枠の開口空間内に没入
させて配置するようにしたので、外装底板が不用
意に押されてしまうことを規制でき、容器本体か
らの液漏れを適切に防止することができる。さら
に外装底板を、弾性連結部を介して環状底枠に一
体的に連結形成して、ダイヤフラム底板を隠蔽す
るための部分と、このダイヤフラム底板を押圧操
作可能とする可撓性部分とを含む全体を、一つの
部分として一体に構成したので、部品点数を消滅
でき、製造性・組立性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による滴下式注出
容器の分解斜視図、第2図は同上容器の底面部分
の平面図、第3図は同上容器の縦断面図である。 10……容器本体胴部、12……ダイヤフラム
底板、14……環状底枠、16……外装底板、1
8……弾性連結部、20……注出孔、22……ノ
ズル部、24,26……凹凸嵌合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内容物を注出するための注出ノズルがその頭部
    に形成され、底部が開口形成された高剛性の容器
    本体胴部と、 中央膨出部を有する膜体状に形成され、上記容
    器本体胴部の底部開口にこれを塞いで設けられ
    て、押圧操作されて上記注出ノズルから内容物を
    注出させるためのダイヤフラム底板と、 上記容器本体胴部の底部に一端が止着され、他
    端に上記ダイヤフラム底板の中央膨出部をその内
    部に収容する開口空間が形成されて、容器本体底
    部を区画形成する環状底枠と、 上記ダイヤフラム底板を隠蔽するためにこれに
    ほぼ接して上記環状底枠の開口空間内に没入配置
    されると共に、該ダイヤフラム底板を押圧可能に
    該環状底枠に弾性連結部を介して一体的に連結形
    成された外装底板と、 を備えたことを特徴とする滴下式注出容器。
JP1986140666U 1986-09-16 1986-09-16 Expired JPH0443500Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986140666U JPH0443500Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

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JP1986140666U JPH0443500Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

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Publication Number Publication Date
JPS6346383U JPS6346383U (ja) 1988-03-29
JPH0443500Y2 true JPH0443500Y2 (ja) 1992-10-14

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ID=31047728

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JP1986140666U Expired JPH0443500Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

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KR20180130146A (ko) * 2017-05-29 2018-12-07 여수빈 간단한 구조를 갖는 스포이드형 화장품 용기

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JPS6346383U (ja) 1988-03-29

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