JPH0443398B2 - - Google Patents

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JPH0443398B2
JPH0443398B2 JP24107485A JP24107485A JPH0443398B2 JP H0443398 B2 JPH0443398 B2 JP H0443398B2 JP 24107485 A JP24107485 A JP 24107485A JP 24107485 A JP24107485 A JP 24107485A JP H0443398 B2 JPH0443398 B2 JP H0443398B2
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JP
Japan
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door
periodic structure
hinge
outer peripheral
peripheral wall
Prior art date
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Expired
Application number
JP24107485A
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English (en)
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JPS62100985A (ja
Inventor
Okihiko Nakano
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子レンジ等の高周波加熱装置におけ
る開閉自在の扉装置に関するものである。
従来の技術 電子レンジ等の扉装置は、加熱室内を透視しう
る多孔板を中央に配し、周辺に額縁状にチヨーク
溝を形成してこの内部にスリツトを規則正しい間
隔で設けた周期構造体を設けている。
扉の開閉支点は、扉の外周一端に金具を設け、
これにヒンジピンを回動自在に挿入する。ヒンジ
ピンは加熱室側に固定された別の金具に取付けら
れている。
構造上の制約からヒンジが扉の外側に突出する
ことを許されない場合には、前記ヒンジピン挿入
部分とその周辺の一部を扉の外周面よりやや内側
に向けて段差をもつよう形成し、ヒンジを取付け
た際にその外側と扉の外周面とを一致させる等の
配慮がなされている。
第5図、第6図に示すように、従来の一般的な
扉のヒンジ部分はチヨーク溝1の中間に周期構造
体であるスリツト板2を有し、その外側に連なる
チヨーク溝外壁3を利用して、その外周壁のコー
ナ部分をaなる段差を設け、これにヒンジ金具4
を取付ける構造となつている。一方このような構
造のチヨーク溝1は第6図におけるb寸法が使用
高周波の波長の1/4の大きさをもつものであ
り、従つて加熱室開口の大きさに加え前記b寸法
に相当する寸法が装置全体の外形寸法として必要
となり、その結果装置外形が加熱室容積に比して
大きなものとならざるをえないという問題があつ
た。
このチヨーク溝寸法を小形化する方法として、
PCT特許、国際公開番号WO84/01083公報に示
される考え方に立つものがある。これは第7図に
示すように、スリツト5と角穴6と交互に有し、
かつ断面が略7字状をなす周期構造体7をチヨー
ク溝8の一方の壁(外壁)となるよう配置したも
のである。このときチヨーク溝の一端に連続した
外周壁9は、前記スリツト5ならび角穴6の下端
部5a,6aに相当する高さであり、上記従来の
1/4波長の大きさのチヨーク溝1の場合とくら
べて外壁の高さが著しく低くなつている。周期構
造体7の外側面は前記扉外周壁9に密着させてお
り、この外周壁9の高さを従来と同様にチヨーク
溝8の深さに相当する高さにすると周期構造体7
のスリツト5ならびに角穴6をもつ周期構造体と
しての意味をなさなくなる。また周期構造体7の
外側面と密着させず、それより更に外方向の離れ
た位置に外壁9を設けることは従来形式と同じも
のになつてしまう。
以上の点でこの小形チヨーク溝の特性として外
周壁9の高さを必要以上に高くできない。従つて
ヒンジ金具を取付ける場所もなく、扉の支持方法
に苦慮することになる。
発明が解決しようとする問題点 扉のヒンジを取付けるため第8図のように、外
壁9のコーナ部分を周期構造体7とほぼ同じ高さ
で、かつ外周壁面より段差を有してヒンジ金具1
0をスポツト溶接等により接合する面9aを設け
れば扉の支持が可能となるが、局部的に外壁を高
くしても傾きを生じやすく、扉の支持としての強
度が得られない。外周壁高さが低いことは扉全体
の強度を低下させることになり、しかもヒンジ部
分は扉の開き側先端に加わる力が何倍にもなる部
分であり、強度低下は扉を変形させる可能性もあ
る。更に周期構造体7との関連寸法、例えば段差
の大きさ、周期構造体端面7aとの距離などによ
つては、この部分の電波漏洩が著しく大きくなる
という問題があつた。この電流漏洩が大きくなる
のは、周期構造体7が長手方向に配置されている
に対し、前記ヒンジ部分がこの周期性を乱す位置
にあるため、長手方向に減衰しつつ伝幡する高周
波の部分的乱れを生じ、寸法の組合せによつては
位相が合致して高周波を増幅させる現象が生ずる
ためと思われる。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、ヒンジ
金具を扉本体外周壁の高さと少くとも同等かもし
くはそれ以上の大きさの幅寸法のコーナ部を有し
てL字状に形成し、これを扉本体外周壁に接合す
ると共に、扉本体外壁からの段差は同期構造体の
扉本体外周壁に平行な2平面の延長面のいずれか
に略一致させ、かつ周期構造体の外側面と同一面
に一致させたとき周期構造体の端部に最も近い角
穴を部分的であつても覆うことのない位置に設け
る構成とするものである。
作 用 ヒンジ金具の板材の厚さは扉本体を形成する板
材よりも大きくすることができるので、コーナ部
分の強度を増し、かつこれがL字状に形成されて
いるため傾き等を生じにくく扉の支持装置として
堅固なものとすることができ、また周期構造体の
扉本体外周壁に平行な2平面の延長面と略一致さ
せることにより、周期構造体長手方向に伝幡しつ
つ減衰する高周波の乱れを生じることなく、また
周期構造体の角穴を覆う位置にないことは長手方
向と直角方向への漏波減衰に対する最適寸法を狂
わすことなく有効に減衰性能を発揮させることが
できる。
実施例 以下に本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図において金属製扉本体11は、加熱室内
部を透視しうる細孔を中央に配し、加熱室前面開
口12(一点鎖線にて示す)より全周にわたつて
やや外側に位置するチヨーク溝内周壁13を有
し、更にその外側を略額縁状に形成し外周壁14
を設けチヨーク溝としている。略7字状断面をも
つ周期構造体15,16はその外側を前記外周壁
14に密着させて取付けている。外周壁14の高
さAは周期構造体15,16におけるスリツト1
7ならび角穴18の下端17a,18aと一致す
る高さとなつている。
ヒンジ金具19はヒンジピンを回動自在に挿入
する穴20を有し、かつ前記外周壁14と同高さ
A寸法の幅のコーナ部をもつてL字状に曲げ加工
され、扉の外壁にスポツト溶接等の手段で取付け
られている。
ヒンジ金具19のピン穴20を有する側の面は
外周壁14の高さA寸法に対して、それよりも大
きいB寸法を有し、扉本体11における前記ヒン
ジ金具面に接合する部分14aも同様にBなる寸
法を有している。
更にこの部分は外周壁14とC寸法をもつて内
側に段差を設けてあり、ヒンジ金具19はその外
側に取付けられる。
前記B寸法は周期構造体15,16の高さとほ
ぼ等しく、また段差Cは周期構造体15,16の
天井部の寸法Dすなわち周期構造体15,16の
外周壁14に平行な2平面間の距離とほぼ等し
い。
なおC寸法を種々変化させたときにヒンジ部な
らびその周辺における漏波(漏波電力密度)の実
測値は第2図に示す傾向になる。即ち段差Cは全
くない状態か、もしくはC>0ならば周期構造体
15,16の天井部の幅D寸法、つまり周期構造
体の外周壁14に平行な内側面と一致させる位置
が最も電波漏洩が少ないことがわかる。
第3図においてヒンジ金具19を取付ける面に
段差を設けないとき(C=0のとき)外周壁の高
さAよりも高いヒンジ金具接合面14bが周期構
造体15に重なり合う部分の寸法Eと電波漏洩の
関係を実測した結果を第4図に示す。
周期構造体端面15aから角穴18までの幅寸
法Fとの関係をみるとヒンジ金具取付用の外壁面
14bが前記角穴18にかぶさる状態になると漏
波がふえる傾向にあることがわかる。
これは周期構造体15の形状寸法を設定するに
当つて、前記F寸法と周期構造体の幅寸法との関
係が、扉内周壁13とのチヨーク溝としての入口
寸法ならび奥部の寸法、更にはチヨーク溝の深さ
との間で、漏波減衰性能を高めるための最適値と
して選択されたものであり、角穴18に重なり合
う金属壁を設けることは前記相互の関係を乱す結
果になるものと思われる。
即ち本実施例においては、上面ヒンジ金具を取
付ける面と段差を設け、この段差の高まCは周期
構造体15の内側面と略同一面となるようにし、
下部ヒンジ金具の取付けについては段差なしと
し、かつ周期構造体15とのオーバーラツプ寸法
は少くとも角穴18部分と重なり合うことのない
よう構成している。
発明の効果 以上のような構成によれば次に示す効果が得ら
れる。
(1) 額縁状にチヨーク溝を形成する金属製扉本体
の板厚よりも通常板厚の大きい材料でヒンジ金
具を形成でき、かつこれをL字状に曲げ加工し
て前記扉本体コーナ部に接合するため、扉コー
ナ部における強度向上が漏波減衰性能を妨げる
ことのない構造にて実現できる。
(2) チヨーク溝の外周壁高さを、周期構造体であ
る周期構造体のスリツトの下端または角穴の下
辺に一致させ、周期構造体の外側面を前記チヨ
ーク溝外周壁に密着させ、ヒンジ金具取付面の
み前記外周壁高さより大きくしているので漏波
減衰性能が損なわれることがないし、また加熱
室の大きさに比し、装置本体外形が従来以上に
小さくて済む。
(3) 扉本体の外周壁より段差をもつてヒンジ金具
取付面を設け、この段差を扉内周壁面と対向す
る周期構造体の内側面とほぼ同一面上に一致さ
せることにより、周期構造体長手方向へ伝幡す
る高周波減衰を乱すことなく、扉コーナ部の漏
波を少なくすることができる。
(4) 扉本体外周壁面と段差なしでヒンジ金具を取
付ける場合に、取付け面が周期構造体の端部に
近い角穴と重なることのない位置に設けること
により、周期構造体長手方向を直角方向へ進行
する漏波を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における扉装置のヒ
ンジ部の斜視図、第2図は同装置の電波漏洩特性
図、第3図は本発明の他の実施例のヒンジ部の斜
視図、第4図は同装置の電波漏洩特性図、第5図
は従来例の扉ヒンジ部の部分正面図、第6図は第
5図におけるC―C断面図、第7図は他の従来例
の扉の一部切欠図、第8図は同扉のヒンジ部の斜
視図である。 11…扉本体、13…チヨーク溝内壁面、14
…チヨーク溝外周壁面、15,16…周期構造
体、17…スリツト、18…角穴、19…ヒンジ
金具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スリツトと角穴とを交互に有する断面略7字
    状の周期構造体の前記スリツトならびに角穴の下
    端と、扉本体外周壁の高さとを同一になるよう設
    定し、前記周期構造体の外側面は前記扉本体外周
    壁に密着させ、ヒンジ金具は前記扉本体外周壁の
    高さと少くとも同等かもしくはそれ以上の寸法の
    角部を有してL字状に形成して前記扉本体の角部
    に接合し、かつ、扉本体のヒンジ金具を接合する
    面を周期構造体の前記扉本体外周壁に平行な2平
    面のいずれか一方の延長面と略一致させる構成と
    した高周波加熱装置の扉装置。 2 ヒンジ金具およびその接合面は、周期構造体
    の角穴と重なり合うことのない位置に設ける構成
    とした特許請求の範囲第1項記載の高周波加熱装
    置の扉装置。
JP24107485A 1985-10-28 1985-10-28 高周波加熱装置の扉装置 Granted JPS62100985A (ja)

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JP24107485A JPS62100985A (ja) 1985-10-28 1985-10-28 高周波加熱装置の扉装置

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JP24107485A JPS62100985A (ja) 1985-10-28 1985-10-28 高周波加熱装置の扉装置

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JPS62100985A JPS62100985A (ja) 1987-05-11
JPH0443398B2 true JPH0443398B2 (ja) 1992-07-16

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JP2003109745A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波加熱装置

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JPS62100985A (ja) 1987-05-11

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