JPH0443372Y2 - - Google Patents

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JPH0443372Y2
JPH0443372Y2 JP1986027733U JP2773386U JPH0443372Y2 JP H0443372 Y2 JPH0443372 Y2 JP H0443372Y2 JP 1986027733 U JP1986027733 U JP 1986027733U JP 2773386 U JP2773386 U JP 2773386U JP H0443372 Y2 JPH0443372 Y2 JP H0443372Y2
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JP
Japan
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valve
fuel
wall surface
receiving plate
pressure receiving
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JP1986027733U
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JPS62138620U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Safety Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用燃料タンク内の燃料を車両衝
突時などにおいてエンジンへ供給するのを遮断す
るに好適な車両用燃料供給遮断装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車などの車両においては、実開昭59−
51618号公報に記載されているような各種の燃料
タンクが搭載されている。
燃料タンク内の燃料をエンジンへ送給するに際
しては第5図に示されるように、燃料タンク10
内の燃料を燃料ポンプ11の作動によりサクシヨ
ンチユーブ12を介してエンジン13へ送給する
ようになつている。
ところで、燃料タンク10内部の燃料に発生す
るGは通常走行時又は軽度の衝突時には0.7G程
度であるが、重大衝突時に燃料タンク10内の燃
料により発生するGは50〜60G程度となることが
知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の車両においては、重大衝
突時において燃料タンク10からエンジン13へ
燃料を供給するのを遮断する手段が講じられてい
なかつたため、重大衝突時にサクシヨンチユーブ
12が損傷した場合、サクシヨンチユーブ12か
ら燃料が漏れる虞があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、前記従来の課題に鑑みて為されたも
のであり、その目的は、衝突時に燃料配管系から
燃料が漏れるのを抑制することができる車両用燃
料供給遮断装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本考案は、サクシヨ
ンチユーブの燃料タンク内管路途中に、バルブ収
納室となる筒体を設け、その筒体内に回動により
開閉するバルブを設け、そのバルブに燃料の動揺
により回動可能な受圧板を連結すると共に、筒体
内壁面とバルブ外壁面との間に受圧板に対する圧
力が所定値を越えたときに受圧板の回動を許可す
るコイルばねを介装し、バルブ外壁面に小突起を
設け、筒体内壁面にバルブを所定の開放又は閉塞
位置にした際に前記小突起と係合する2つの溝を
設けたことを特徴とするものである。
〔考案の作用〕
車両の衝突時に燃料タンク内の燃料が動揺し、
燃料の動揺に伴う受圧板に対する圧力が設定値を
越えると受圧板が回動し、受圧板の回動に連動し
てサクシヨンチユーブの通路がバルブによつて閉
塞される。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図乃至第3図には、本考案の好適な実施例
の構成が示されている。上図において、燃料タン
クシエル20にはサクシヨンチユーブ21が配設
されている。そしてサクシヨンチユーブ21の燃
料タンクシエル20内通路途中にはサクシヨンチ
ユーブ21の通路を、回動により開閉するバルブ
22が介装されている。バルブ22は燃料通路を
構成する筒体23内に挿着されている。この筒体
23はポート23A,23Bを有し、各ポート2
3A,23Bにはサクシヨンチユーブ21が連結
されており、バルブ収納室23C内にバルブ22
とコイルばね24が挿着されている。コイルばね
24の一端は筒体23の内壁面に当接しており、
コイルばね24の他端は、バルブ22の外壁面に
当接している。
バルブ22は円柱状に形成されており、バルブ
22の中央部に、ポート23A,23Bと連通す
る貫通口22Aが穿設されている。そして通常は
サクシヨンチユーブ21内のオイルが貫通口22
Aを介してエンジンへ送給されるようになつてい
る。又、サクシヨンチユーブ21の端部にはアー
ム25を介して受圧板26が連結されている。こ
の受圧板26は燃料タンクシエル20内の燃料の
動揺により回動可能とされており、受圧板26の
回動に連動してバルブ22が筒体23内を回動す
るようになつている。
又は、筒体23の内壁面には、溝28A,28
Bが形成されており、一方バルブ22の外周面に
は小突起27が形成されている。そして、常時小
突起27が第2図に示すように、溝28Aと係合
し、バルブ22が開放されている。一方、受圧板
26の回動によつてバルブ22が回動したときに
は、小突起27が第4図に示すように、溝28B
と係合し、バルブ22が閉塞され、その状態が維
持されてバルブ22が元の位置に復帰するのを阻
止するようになつている。
通常走行時又は軽度の衝突時にはコイルばね2
4の付勢力によつて受圧板26の回動が阻止され
るように、コイルばね24のばね定数が設定され
ていると共に、受圧板26に対する圧力が設定値
を越えた時にのみ受圧板26の回動が許可される
ように、コイルばね24のばね定数が設定されて
いる。そして、車両の衝突時などにおいて設定値
を越えると受圧板26が燃料の動揺により回動
し、第4図に示されるように、受圧板26の回動
に連動してバルブ22が回動し、バルブ22によ
つてサクシヨンチユーブ21の通路が閉塞され燃
料タンクシエル20内の燃料がサクシヨンチユー
ブ21を介してエンジン側へ流れるのを阻止す
る。従つて燃料漏れが防止される。
また、バルブ22が開放、閉塞した際には、バ
ルブ22の外壁面に設けられた小突起27が筒体
23の内壁面に形成された溝28A又は28Bに
係合することにより、バルブ22の半開き、半閉
塞がなくなり、バルブ22が確実に開放又は閉塞
状態になる。従つて、バルブ22の開放のときに
は、燃料が円滑に流れ、一方バルブ22の閉塞の
ときには、燃料の僅かな漏れもなく、非常に安全
である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、車両の衝
突時に受圧板に対する圧力が設定値を越えたとき
には受圧板が回動し、受圧板の回動に連動してバ
ルブを回動し、バルブの回動によつてサクシヨン
チユーブの燃料タンク内通路を閉塞するようにし
たため、車両の衝突時に仮令燃料配管系が損傷し
た場合においても、燃料漏れを抑制することがで
き、車両火災を防止できると共に安全性の向上に
寄与することができるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、
第2図は第1図の側面図、第3図は本考案に係る
装置が適用された燃料タンクシエルの構成図、第
4図は本考案に係る装置の衝突時における作用を
説明するための図、第5図は従来の燃料配管系の
構成図である。 20……燃料タンクシエル、21……サクシヨ
ンチユーブ、22……バルブ、23……筒体、2
3C……バルブ収納室、24……コイルばね、2
6……受圧板、27……小突起、28A,28B
……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サクシヨンチユーブの燃料タンク内管路途中
    に、バルブ収納室となる筒体を設け、その筒体内
    に回動により開閉するバルブを設け、そのバルブ
    に燃料の動揺により回動可能な受圧板を連結する
    と共に筒体内壁面とバルブ外壁面との間に受圧板
    に対する圧力が所定値を越えたときに受圧板の回
    動を許可するコイルばねを介装し、バルブ外壁面
    に小突起を設け、筒体内壁面にバルブを所定の開
    放又は閉塞にした際に前記小突起と係合する2つ
    の溝を設けたことを特徴とする車両用燃料供給遮
    断装置。
JP1986027733U 1986-02-27 1986-02-27 Expired JPH0443372Y2 (ja)

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JP1986027733U JPH0443372Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

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Publication Number Publication Date
JPS62138620U JPS62138620U (ja) 1987-09-01
JPH0443372Y2 true JPH0443372Y2 (ja) 1992-10-14

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ID=30830042

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5187832U (ja) * 1975-01-13 1976-07-14
JPS59190628U (ja) * 1983-06-06 1984-12-18 日産自動車株式会社 燃料流出防止装置

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JPS62138620U (ja) 1987-09-01

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