JPH0443364Y2 - - Google Patents

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JPH0443364Y2
JPH0443364Y2 JP1987097221U JP9722187U JPH0443364Y2 JP H0443364 Y2 JPH0443364 Y2 JP H0443364Y2 JP 1987097221 U JP1987097221 U JP 1987097221U JP 9722187 U JP9722187 U JP 9722187U JP H0443364 Y2 JPH0443364 Y2 JP H0443364Y2
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JP
Japan
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spike
net
fittings
fitting
slip
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JP1987097221U
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JPS642608U (ja
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  • Tires In General (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は氷雪路用のタイヤ用滑り止めネツトに
関するものである。
〈従来の技術〉 従来の氷雪路用のタイヤ用滑り止めネツトは第
8図に示す様に網状に形成されたネツト本体bに
おける適宜位置の網目交差部にスパイク金具21
が巻回状態で取り付けられている。
上記ネツト本体bの接路面側は略平坦状に形成
されており、またスパイク金具21は第9図に示
す如く帯状の鋼板を形に折曲して成形されてい
る。
このスパイク金具21は、取付時においてネツ
ト本体bの網目交差部に嵌合させ両端部を共に内
側へ折り曲げて該交差部の周りに巻回する様に取
付固定されており、ネツト本体bの表面上に略鋼
板の厚み分だけ突出した状態となつている。
この様な滑り止めネツトBを使用した場合、ス
パイク金具21は、走行中常に氷雪路や舗装道路
等の固い路面に強く接触するため接路面側が摩耗
し易く、比較的短期間の内に、この接路面側の肉
厚が薄くなつて氷雪路面に対するグリツプ効果が
低下したり、このスパイク金具21自体が摩耗し
た部分から破損して脱落してしまうことがあつ
た。
〈考案の技術的課題〉 本考案が解決しようとする技術的課題は、スパ
イク金具の氷雪路面に対するグリツプ効果を維持
させながら、ネツト本体をスパイク金具の耐久性
が向上する様にすることにある。
〈技術的課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本考案が講ずる技術
的手段は、網状に形成したネツト本体にスパイク
金具を取付固定した滑り止めネツトにおいて、上
記ネツト本体の接路面側におけるスパイク金具取
付部の近傍に、該スパイク金具の摩耗を抑制する
適宜な高さの保護部を隆起状に設けたことを特徴
とする。
〈作用〉 上述の手段によると、走行中スパイク金具は氷
雪路面を強くグリツプしてこれを確実にとらえ、
ネツト本体に隆起状に設けた保護部は、スパイク
金具にグリツプ力を超える過剰の外力が掛らない
ようにする。
〈考案の効果〉 本考案は叙上の如く、ネツト本体の接路面側に
おけるスパイク金具取付部の近傍に、該スパイク
金具の摩耗を抑制する適宜な高さの保護部を隆起
状に設けたため、ネツト本体の保護部によつてス
パイク金具が必要以上の外力が加わらないように
保護され、このスパイク金具の摩耗を抑制するこ
とができる。
従つて、スパイク金具の接路面部分が短期間で
薄く摩耗してしまうのを防止することができ、凍
結した路面に対するグリツプ性を長期間にわたり
良好な状態で維持させながら、このスパイク金具
が早期に切断して脱落することのない様にするこ
とができる。
依つて所期の目的を達成し得る。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はタイヤ用滑り止めネツトAを示してお
り、この滑り止めネツトAは、ネツト本体aにお
ける適宜位置の網目交差部にスパイク金具1を取
付固定したものであり、両端が連結できるように
なつている。
スパイク金具1は、第2図に示す様に適宜な肉
厚を有する帯状鋼材を形に折曲して金具本体
1′を形成し、この金具本体1′を長手方向がネツ
ト本体aの両側(幅)方向に向くようにしてネツ
ト本体aの網目交差部に裏側から嵌着すると共
に、表面側に突出したこの両端部を内側に折り曲
げて上記網目交差部の周りに巻回状態で取付固定
するものである。なお金具本体1′の取付は、上
記網目交差部に表側から嵌着して裏側で折曲する
ようにしてもよい。
スパイク金具1の接路面側は高周波焼入れを施
すか、第7図に示す如くタングステンカーバイド
等の超硬質鋼材3を埋込固定すること等により硬
度を高めて耐久性を向上させることができる。
ネツト本体aは、ワイヤー、合成繊維(ナイロ
ン繊維など)等引張力に対して強度の大きい高張
力性芯材4の周りにゴム(天然もしくは合成)ま
たは適宜な合成樹脂を被覆した線条材5を編組し
て網状に形成したもので、接路面側における上記
スパイク金具1取付部の近傍に、適宜な高さ分隆
起させた保護部2を設けている。
保護部2は、スパイク金具1が路面に必要以上
に強く接触して摩耗するのを抑制するためのもの
であり、第1図に示した滑り止めネツトAの場合
には、ネツト本体aの接路面側におけるスパイク
金具1取付部の近傍に、隆起状の保護部2を適宜
な長さにわたつて設けており、各保護部2はネツ
ト本体aにおいて隣り合う2つの網目交差部間内
に納まる長さに形成されている。
保護部2の隆起高は、スパイク金具1の氷雪路
面に対するグリツプ効果を維持させながらこのス
パイク金具1の摩耗を抑制する様な適宜な寸法に
設定するものであり、第2図及び第3図に示した
如くネツト本体aにおける接路側の基準面101
より隆起させると共にスパイク金具1表面よりや
や低い程度がより好ましい。
また保護部2のスパイク金具1側始端は、第1
図及び第2図に示した如くネツト本体aの幅方向
において、スパイク金具1の領域内を避けてスパ
イク金具1の略両端102,102部位もしくは
この両端102,102よりやや内側部位あたり
に位置させるか、第3図に示した如くネツト本体
aにおけるスパイク金具1の両端102,102
よりやや外方に位置させることにより、スパイク
金具1の摩耗を抑制しながら氷雪路面に対するグ
リツプ効果をより高めることができる。
上述の如く構成した滑り止めネツトAを第4図
に示す如くタイヤCに装着して使用すると、走行
中においてスパイク金具1は、氷雪路面に対して
十分なグリツプ効果を発揮すると共に、ネツト本
体aに設けた保護部2によつて、余分な外力を受
けないために路面との接触による摩耗が抑制され
る。
第5図に示す滑り止めネツトA′は、ネツト本
体aにおいてスパイク金具1取付部の網目交差部
とこの網目交差部に隣り合う各網目交差部間に複
数の保護部2′,2′を隆起状に設けたものであ
り、保護部2′,2′が小部分的に形成されてい
る。
第6図に示す滑り止めネツトA″は、第1図の
滑り止めネツトAの保護部2におけるスパイク金
具1を取付していないネツト本体a交差部側端部
を連続状に延設したものであり、滑り止めネツト
Aのネツト本体aの接路面側において、スパイク
金具1の取付部とこの取付部周囲とを除いた部分
を全面にわたつて隆起させることにより保護部
2,2″が形成されている。
なお、本考案においてスパイク金具の取付位置
はネツト本体の適宜部位に設定が可能であり、ネ
ツト本体接路面側におけるスパイク金具取付部の
近傍に、このスパイク金具の摩耗を抑制する適宜
な高さの保護部を隆起状に設けることにより、ス
パイク金具の氷雪路面に対するグリツプ効果を維
持させながらこのスパイク金具の耐久性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例のタイヤ用滑り止め
ネツトを示す平面図、第2図は第1図の−線
拡大断面図、第3図はスパイク金具と保護部との
位置関係を示す拡大断面図、第4図は滑り止めネ
ツトのタイヤへの装着状態を示す拡大正面図、第
5図は本考案第2実施例のタイヤ用滑り止めネツ
トを示す平面図、第6図は第3実施例のタイヤ用
滑り止めネツトを示す平面図、第7図は他のスパ
イク金具を取付固定した状態を示す拡大縦断面
図、第8図及び第9図は従来例を示し、第8図は
滑り止めネツトの平面図、第9図は第8図の−
線拡大断面図である。 図中、A,A′,A″……タイヤ用滑り止めネツ
ト、a……ネツト本体、1……スパイク金具、2
……保護部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 網状に形成したネツト本体にスパイク金具を取
    付固定した滑り止めネツトにおいて、上記ネツト
    本体の接路面側におけるスパイク金具取付部の近
    傍に、該スパイク金具の摩耗を抑制する適宜な高
    さの保護部を隆起状に設けたタイヤ用滑り止めネ
    ツト。
JP1987097221U 1987-06-24 1987-06-24 Expired JPH0443364Y2 (ja)

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JP1987097221U JPH0443364Y2 (ja) 1987-06-24 1987-06-24

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JP1987097221U JPH0443364Y2 (ja) 1987-06-24 1987-06-24

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JPS642608U JPS642608U (ja) 1989-01-09
JPH0443364Y2 true JPH0443364Y2 (ja) 1992-10-14

Family

ID=31322501

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JP1987097221U Expired JPH0443364Y2 (ja) 1987-06-24 1987-06-24

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JPS52152004A (en) * 1976-04-26 1977-12-17 Detwiler Corp Tire antiskid unit
JPS6226204B2 (ja) * 1979-04-11 1987-06-08 Nippon Electric Co

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JPS642608U (ja) 1989-01-09

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