JPH044287B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH044287B2
JPH044287B2 JP62326372A JP32637287A JPH044287B2 JP H044287 B2 JPH044287 B2 JP H044287B2 JP 62326372 A JP62326372 A JP 62326372A JP 32637287 A JP32637287 A JP 32637287A JP H044287 B2 JPH044287 B2 JP H044287B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
phenyl ether
hair dye
polyoxyethylene
dye composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62326372A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01165513A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP32637287A priority Critical patent/JPH01165513A/ja
Publication of JPH01165513A publication Critical patent/JPH01165513A/ja
Publication of JPH044287B2 publication Critical patent/JPH044287B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は染毛剤組成物に関し、特に外観及び流
動特性に優れた染毛剤組成物に関する。 [従来の技術] 染毛剤は、酸化染料を毛髪中に浸透させ、毛髪
中で酸化重合を行わせることにより、色素を生成
させ、染着させるものである。このような染毛剤
は毛髪への伸展性・易塗布性・均染性の観点か
ら、各種溶媒・分散媒等を配合して流動性の高い
液状で提供されていた。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、このような流動性の高い液状では、染
毛処理中や染毛処理後に、毛髪から垂れ落ち、皮
膚や衣服を汚染するという問題があつた。逆に垂
れ落ちをなくすだけの粘度を与えると、毛髪への
伸展性・易塗布性・均染性は阻害されてしまつ
た。 これを解決しているものがある(特公昭47−
38974号)が、実際には、配合されている界面活
性剤及び油が十分な流動性と垂れ止め性とを与え
ていない。更に、その界面活性剤及び油がその外
観を不透明で見栄えの悪いものとし、染毛剤の商
品価値を低いものとしていた。 発明の構成 そこで、本発明は、上記流動性の相反する問題
と外観上の問題とを同時に解決することを目的と
し、次のような構成を採用した。 [問題点を解決するための手段] 即ち、本発明の要旨とするところは、 酸化染料中間体及びアルカリ剤を含有する染毛
剤組成物において、 高級脂肪酸及びポリオキシエチレンアルキルフ
エニルエーテルを配合したことを特徴とする揺変
性透明染毛剤組成物にある。 本発明に使用される高級脂肪酸としては、オレ
イン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレ
イン酸、リシノレイン酸、ソルビン酸及びウンデ
シレン酸等が挙げられ、配合に際しては、これら
の高級脂肪酸から1種または2種以上を選択して
用いる。その配合量は、好ましくは2〜20重量
%、更に好ましくは5〜15重量%である。2重量
%未満では、粘度が低くかつ垂れやすく、20重量
%を越えると、粘度が高くかつ染毛効果が低下し
やすい。また5〜15重量%では特にポリオキシエ
チレンアルキルフエニルエーテルの存在下におい
て、粘性調整が容易にできる。また美しい透明な
揺変性染毛剤組成物を得ることができ、良好な染
毛効果を得ることができる。 ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテル
としては、下式のような構造の化合物であり、ポ
リオキシエチレンオクチルフエニルエーテル、ポ
リオキシエチレンノニルフエニルエーテル、ポリ
オキシエチレンドデシルフエニルエーテル及びポ
リオキシエチレンジノニルフエニルエーテル等が
挙げられ、配合に際しては、これらのポリオキシ
エチレンアルキルフエニルエーテルから1種また
は2種以上を選択して用いる。 (ここでnは任意の整数、好ましくは2〜20、
Rは同種または異種のアルキル基、mは8〜18の
整数を表す。) この配合量は、好ましくは5〜50重量%、更に
好ましくは10〜30重量%である。5重量%未満で
は、適切な流動特性、即ち適当な揺変性がでにく
く、50重量%を越えると、流動特性の調節が困難
になりやすい。また10〜30重量%では、特に粘性
調整が容易にでき、美しい透明な揺変性染毛剤組
成物を得ることができる。 本発明の組成物の粘度は、B型粘度計(東京計
器製作所製)で1500〜25000cpsの範囲が好まし
い。1500cps未満では、垂れ落ちしやすく、
25000cpsを越えると、伸展性・易塗布性・均染性
が阻害されやすい。 また、染毛剤としての配合は、公知の配合が使
用できるが、第1剤に配合する酸化染料中間体と
しては、フエニレンジアミン類、アミノフエノー
ル類、トルイレンジアミン類、アミノニトロフエ
ノール類、ジフエニルアミン類、ジアミノフエニ
ルアミン類、N−フエニルフエニレンジアミン
類、ジアミノピリジン類等及びこれらの塩等が挙
げられ、配合に際しては、これらの酸化染料中間
体から1種または2種以上を選択して用いる。そ
の配合量は、好ましくは第1剤内で0.01〜10重量
%程度である。0.01重量%未満では、発色が不十
分となりやすく、10重量%を越えると、それ以上
の染毛効果は期待できず、また、地肌汚れの恐れ
も生ずる。 また第1剤に配合するカツプラとしては、レゾ
ルシン、ピロガロール、カテコール、メタアミノ
フエノール、メタフエニレンジアミン等が挙げら
れ、配合に際しては、これらのカツプラから1種
または2種以上を選択して用いる。 更に、上記第1液には、保湿剤としてグリセリ
ン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール等が、油性成分としてラノリン、スクワラ
ン、流動パラフイン等が、乳化剤としてグリセリ
ンモノステアレート等が、酸化防止剤としてチオ
グリコール酸が、安定剤として亜硫酸塩、アスコ
ルビン酸等が、増粘剤として、ラウリン酸ジエタ
ノールアミド、カルボキシメチルセルロース等
が、アルカリ剤としてアンモニア水、アルカノー
ルアミン等が、その他、高級アルコール、香料等
が、必要に応じて適宜選択されて配合される。 第2剤としては、酸化剤として過酸化水素、過
酸化尿素等が第1剤に対応して配合される。更
に、安定剤としてフエナセチン、EDTA、
EDTA−2Na等が、油脂類としてパラフイン等
が、その他、高級アルコール、界面活性剤、酸、
PH調整剤、香料等、必要に応じて適宜選択されて
配合される。 第1剤と第2剤との混合比は、通常重量比にし
て、第1剤:第2剤=1:1であるが、2:1〜
1:2でも構わない。特に、第1剤が多い場合は
垂れ止め性や透明性に対する第2剤の影響が少な
くなる。 [作用] 本発明の各構成の作用は明確ではないが、つぎ
のような働きがあるのではないかと考えられる。 即ち、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエ
ーテルと高級脂肪酸とが染毛剤組成物(第1剤と
第2剤とを混合した場合も含めて)中である程度
の破壊され易さを有するゲル構造をとり、外力が
存在しないときはその形状を保ち、垂れ落ちるこ
とがない。しかし、外力によりゲル構造が一時的
に破壊されると、極めて流動的となり、十分な伸
展性・易塗布性・均染性を示す。 一方、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエ
ーテルと高級脂肪酸との親和性が高いために、染
毛剤組成物中で両者が均一分布となり、凝集等の
偏在が生じないため、ほぼ透明な外観性状が達成
される。 発明の効果 本発明は上述のごとく構成されているため、十
分な揺変性を有し、垂れ落ちがなくなると共に毛
髪への高い伸展性・易塗布性・均染性が得られ、
更に、外観が美麗なほぼ透明な染毛剤組成物を提
供することができる。 [実施例] 次に、本発明の実施例を説明する。本発明はこ
れらに限られるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲の種々の態様のものが含まれる。 実施例 1 第1剤として第1−1表、第1−2表及び第1
−3表に示す成分を、第2剤として第2表に示す
成分を、表の割合で混合して2剤を製造し、これ
を用いて、外観性状、混合性、保存安定性、伸展
性・易塗布性、垂れ止め性・粘度安定性、均染性
について10人のパネラにより評価した。その結果
を第3表以下に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 (1) 外観性状 上記実施例及び比較例の機械混合前の各剤の
性状と機械混合後の性状を第3表に示す。ただ
し第2剤はすべて実施例1の第2剤を用いた。
【表】
【表】 各実施例の配合は混合前も混合後も透明感がよく
外観きわめて美麗であつた。 (2) 混合性 第1剤と第2剤とを1:1の重量比で10人の
パネラにより手混合し、その混合作業性及び混
合状態を評価した。その結果を第4表に示す。
【表】 (3) 保存安定性 実施例の各剤を室温で1ケ月間、ガラス容器
に保存し、その性状を観察した。その結果を第
5表に示す。
【表】 (4) 伸展性・易塗布性 同様に10人のパネラにより手混合し、その混
合物の毛髪への伸展性・易塗布性を評価した。
その結果を第6表に示す。
【表】 (5) 垂れ止め性および粘度安定性 同様に10人のパネラにより手混合し、その混
合物の毛髪へ塗布して常温で20分〜30分放置後
の垂れ具合いについて評価した。その結果を第
7表に示す。
【表】 (6) 均染性 同様に10人のパネラにより手混合し、その混
合物を白髪へ塗布し常温で20分放置後シヤンプ
ーを用いて洗髪し、その均染性について評価し
た。その結果を第8表に示す。
【表】 上述のごとく、本実施例の染毛剤組成物は、比
較例と比べて、混合前も混合後も透明感は変わら
ず、美麗な外観を示し、本発明を利用した場合の
商品価値も極めて高いものとなる。これととも
に、揺変性を有するので2剤を混合し易く、頭髪
に極めて塗布し易く、均一に塗布できるので均染
性も問題がなかつた。更に塗布後も、粘性特性に
変化ないので、垂れることがなく周辺を汚染する
ことがない。 その製造においても加熱工程が必要なく、省エ
ネルギに貢献でき、製造コストを抑えることがで
きる。また各剤とも硬化等の変化をすることなく
保存安定性に優れている。 尚、(2)混合性、(4)伸展性・易塗布性、(5)垂れ止
め性および粘度安定性、及び(6)均染性について、
実施例2〜3は実施例1と同様であり、比較例4
〜7は比較例1〜3の間の値であつた。 また、一部第3表に示した特公昭47−38974号
の追試結果については、次のようであつた。 (1) 第1剤の第1実施例については、乳白色の不
透明乳液状の外観を有し、透明ではなかつた。
また粘性調整が困難で液状となりゲル状ではな
かつた。 (2) 第1剤の第3実施例については、乳白色の不
透明固形状の外観を有し、透明ではなかつた。
また粘性調整が困難で固形状となりゲル状では
なかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸化染料中間体及びアルカリ剤を含有する染
    毛剤組成物において、 高級脂肪酸及びポリオキシエチレンアルキルフ
    エニルエーテルを配合したことを特徴とする揺変
    性透明染毛剤組成物。 2 高級脂肪酸が、オレイン酸、イソステアリン
    酸、リノール酸、リノレイン酸、リシノレイン
    酸、ソルビン酸及びウンデシレン酸から選ばれる
    1種または2種以上からなる特許請求の範囲第1
    項記載の揺変性透明染毛剤組成物。 3 ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテ
    ルがポリオキシエチレンオクチルフエニルエーテ
    ル、ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテ
    ル、ポリオキシエチレンドデシルフエニルエーテ
    ル及びポリオキシエチレンジノニルフエニルエー
    テルから選ばれる1種または2種以上からなる特
    許請求の範囲第1項または第2項のいずれか記載
    の揺変性透明染毛剤組成物。 4 高級脂肪酸が、2〜20重量%、ポリオキシエ
    チレンアルキルフエニルエーテルが、5〜50重量
    %配合される特許請求の範囲第1項乃至第3項の
    いずれか記載の揺変性透明染毛剤組成物。 5 粘度が、B型粘度計で、1500cps〜25000cps
    の範囲である特許請求の範囲第1項乃至第4項の
    いずれか記載の揺変性透明染毛剤組成物。
JP32637287A 1987-12-22 1987-12-22 揺変性透明染毛剤組成物 Granted JPH01165513A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32637287A JPH01165513A (ja) 1987-12-22 1987-12-22 揺変性透明染毛剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32637287A JPH01165513A (ja) 1987-12-22 1987-12-22 揺変性透明染毛剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01165513A JPH01165513A (ja) 1989-06-29
JPH044287B2 true JPH044287B2 (ja) 1992-01-27

Family

ID=18187063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32637287A Granted JPH01165513A (ja) 1987-12-22 1987-12-22 揺変性透明染毛剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01165513A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100195650B1 (ko) * 1991-04-17 1999-06-15 야마모토시게요시 모발 착색료 조성물
FR2751533B1 (fr) 1996-07-23 2003-08-15 Oreal Composition de teinture d'oxydation pour fibres keratiniques comprenant un polymere amphiphile non-ionique
FR2753093B1 (fr) 1996-09-06 1998-10-16 Oreal Composition de teinture d'oxydation pour fibres keratiniques comprenant un polymere amphiphile anionique
JP5314360B2 (ja) * 2008-08-29 2013-10-16 ホーユー株式会社 酸化染毛剤組成物
JP5731097B2 (ja) * 2008-11-05 2015-06-10 ホーユー株式会社 毛髪処理剤組成物
EP2374612A4 (en) 2008-12-26 2017-11-15 FUJIFILM Corporation Surface metal film material, process for producing surface metal film material, process for producing metal pattern material, and metal pattern material

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5989612A (ja) * 1982-08-30 1984-05-23 ブリストル―マイヤーズ スクイブ カンパニー 酸化性毛髪染料組成物
JPS6051447A (ja) * 1983-08-29 1985-03-22 Takahashi Yoshiteru 電機子コイル重量型の効率良好なディスク型ブラシレスモ−タ
JPS6058468A (ja) * 1983-06-13 1985-04-04 ロレアル 新規の置換されているメタアミノフエノールを含有する毛髪染色用組成物
JPS6263511A (ja) * 1985-09-17 1987-03-20 Shiseido Co Ltd 酸化染毛料
JPS62246542A (ja) * 1986-02-14 1987-10-27 ロレアル 2―ニトロメタフェニレンジアミンの製造方法および染色組成物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5989612A (ja) * 1982-08-30 1984-05-23 ブリストル―マイヤーズ スクイブ カンパニー 酸化性毛髪染料組成物
JPS6058468A (ja) * 1983-06-13 1985-04-04 ロレアル 新規の置換されているメタアミノフエノールを含有する毛髪染色用組成物
JPS6051447A (ja) * 1983-08-29 1985-03-22 Takahashi Yoshiteru 電機子コイル重量型の効率良好なディスク型ブラシレスモ−タ
JPS6263511A (ja) * 1985-09-17 1987-03-20 Shiseido Co Ltd 酸化染毛料
JPS62246542A (ja) * 1986-02-14 1987-10-27 ロレアル 2―ニトロメタフェニレンジアミンの製造方法および染色組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01165513A (ja) 1989-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01106813A (ja) 髪の脱色用および酸化染髪用のエマルジョン型過酸化水素製剤
JP2008521923A5 (ja)
JP2008290971A (ja) 毛髪処理用組成物
US5620681A (en) Self-tanning cosmetic composition
JP3629288B2 (ja) クリーム状染料含有組成物および重合物と酸化剤とを含有する調合物から成る毛髪用酸化染色剤、並びに毛髪の酸化染色法
JPH044287B2 (ja)
KR950026501A (ko) 모발 염색용 미용 조성물, 그 제조방법 및 용도
US3101300A (en) Clear mineral oil in water emulsion for hair application
JP4080443B2 (ja) 染毛剤組成物
JP4728449B2 (ja) 整髪用化粧料
JPS61281171A (ja) 液晶を含む着色組成物
JP4231806B2 (ja) 二剤式酸化染毛剤
JP7033391B2 (ja) 毛髪用染毛剤
JP2016210711A (ja) 透明な油性液状増粘剤、透明な増粘性組成物及び化粧料
JP7089729B2 (ja) 乳化物
JP2009155225A (ja) 油分含有化粧料組成物
JP2003238371A (ja) 脱色剤組成物
KR20060127749A (ko) 컨디셔닝 조성물과 이를 함유하는 모발용 화장료
JPH04217612A (ja) ゲル状毛髪化粧料
JP2013095714A (ja) 化粧料用組成物
JP3000396B2 (ja) 半透明化粧料
JPH11279044A (ja) 化粧料
JP2002363047A (ja) 酸化型染毛剤
TWI805640B (zh) 泡沫型氧化染髮劑組合物
JP3725328B2 (ja) 白濁化粧料