JPH0442613Y2 - - Google Patents

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JPH0442613Y2
JPH0442613Y2 JP1986019162U JP1916286U JPH0442613Y2 JP H0442613 Y2 JPH0442613 Y2 JP H0442613Y2 JP 1986019162 U JP1986019162 U JP 1986019162U JP 1916286 U JP1916286 U JP 1916286U JP H0442613 Y2 JPH0442613 Y2 JP H0442613Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はチエツクバルブに関し、特に、カサ
シールが本体に粘着するのを防止したチエツクバ
ルブに関するものである。
〔従来技術〕
従来、本体内部を2室に区画し、この区画部に
通孔を設けるとともに、両室の圧力差によつて移
動するカサシールで前記通孔を開閉して、流体が
本体内を流通することを制御するようになつてい
るチエツクバルブにあつては、カサシールをフロ
ロシリコンゴムによつて形成してあるものが一般
的であつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のチエツクバルブのように
カサシールをフロロシリコンゴムで形成したもの
の場合にあつては、高温域においてはチエツクバ
ルブとしての機能が損なわれるという問題点を有
していた。
すなわち、初期開弁圧が+10mmHgであつたも
のを120℃の高温雰囲気中にて、−700mmHgの圧力
を20時間作用させてカサシールを本体に接触させ
ておいた場合には、カサシールが粘着を生じるた
めに開弁圧が+600mmHgまで上昇することとな
り、このために高温域で使用することができない
という問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、高温雰囲気中で長時
間使用したとしても、初期開弁圧が変化すること
のないチエツクバルブを提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、本
体内の2室の区画部に設けられ、2室間の通孔
を、両室間の圧力差によつて前記区画部の片面と
接離するカサシールによつて開閉するようにした
チエツクバルブであつて、前記カサシールを、そ
の内部に位置する油が順次表面に滲出するように
構成したことを特徴とするチエツクバルブを構成
したものである。そして、カサシールは、含油フ
ロロシリコンで形成したり、エチレン−プロピレ
ン共重合ゴムにメチルフエニルシリコン油を配合
して形成したり、アクリル酸エステル共重合ゴム
に脂肪酸エステル油を配合して形成したり、ブタ
ジエン−アクリロニトリル共重合ゴムに脂肪族系
炭化水素油を配合して形成したりする。
〔作用〕
この考案は前記のような手段を採用したことに
より、高温雰囲気中で長時間使用したとしても初
期開弁圧はほとんど変化することがないこととな
る。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案によるチエツクバルブが示
されていて、一端に小径開口部が、また、他端に
拡大開口部がそれぞれ設けられた一対の蓋部材
1,2を、カサシール4が移動可能であるととも
に、カサシール4で開閉される通孔5が設けられ
たボデイ3を挟んで拡大開口部どうしが対向する
ように前記ボデイ3の両端に連設することでチエ
ツクバルブが構成されており、前記一対の蓋部材
1,2およびボデイ3で本体が形成されている。
前記カサシール4を非粘着性に形成するに際し
ては、特願昭59年第251350号公報に示されている
ようにエチレン−プロピレン系共重合ゴムにメチ
ルフエニルシリコーン油を配合することにより形
成する場合と、特願昭60年第142001号公報に示さ
れているようにアクリル酸エステル共重合ゴムに
脂肪酸エステル油を配合することにより形成する
場合と、特願昭59年第141742号公報に示されてい
るようにブタジエン−アクリロニトリル共重合ゴ
ムに脂肪族系炭化水素油を配合することで形成す
る場合とがあり、これらはカサシール4の内部か
ら油が滲出する効果をねらつたものである。
前記エチレン−プロピレン系共重合ゴムにメチ
ルフエニルシリコーン油を配合することにより形
成する場合にあつては、エチレン−プロピレン系
共重合ゴムのかわりに一般には架橋性二重結合を
有するエチレン−プロピレン−ジエン3元共重合
ゴム(EPDM)が用いられる。
また、メチルフエニルシリコーン油は、耐熱性
が要求される熱媒体油などとして用いられる特殊
油として市販されており、たとえば東芝シリコー
ン製品YE33、信越シリコーン製品KE54などが挙
げられ、粘度(25℃)が約100〜10000センチスト
ークのものが用いられる。これらのメチルフエニ
ルシリコーン油は、表面滲出効果を発揮させるた
めに、EPDM重量部当たり約5重量部以上、好
ましくは約10〜30重量部の割合で用いられる。こ
れ以上の割合で用いられると、表面への滲出量の
増大に伴い成形品の収縮が大きくなり、また、加
工性および物性の低下を招くようになる。ただ
し、増量剤として充填剤を用いた場合には、そこ
に吸着が生ずるため、比較的多くこれを配合する
ことが望ましい。
EPDMには、メチルフエニルシリコーン油の
他に、必要に応じて共重合ゴム100重量部当たり
約150重量部以下のパラフイン系プロセスオイル、
ナフテン系プロセンオイルなどの可塑剤や約60重
量部以下のカーボンブラツク、乾式シリカ、タル
クなどの充填剤、さらには少量の老化防止剤、加
硫剤などが配合される。
前記カサシールに耐オゾン性が要求される場合
には、オゾンに対する抵抗性の強いタイプの
EDPM(たとえば、日本合成ゴム製品EP11)が使
用される。
これらの各配合成分は、バンバリーミキサー、オ
ープンロールなどを用いて混練されるが、具体的
な混練方法としては、たとえばEPDMを素練り
後、充填剤、老化防止剤、加工剤、加硫促進助剤
などをまず均一に配合し、次いで可塑剤、滲出油
などを配合し、これらの配合物を冷却してから冷
却ロールで加硫剤および加硫促進剤を配合する方
法などが用いられる。
これらの各成分からなる配合物の加硫は、配合
物を圧縮成形用の金属製金型に入れ、たとえば油
圧式圧縮加熱成形機を用いて所定の条件下で加熱
することによつて行われる。
〔実施例〕
エチレン−プロピレン−ジエン3元共重合ゴム
(日本合成ゴム製品EP33) 100重量部 HAF カーボンブラツク 70 ナフテン系プロセスオイル 20 メチルフエニルシリコーン油(1000センチストー
クス)(東芝シリコーン製品YE33) 20 加硫促進剤(大内新興化学製品ノクセラーTS)
1.5 加硫促進剤(大内新興化学製品ノクセラーM)
0.5 加硫促進剤(イオウ) 1.5 加硫促進剤(酸化亜鉛) 5 ステアリン酸 1 以上の各配合成分を用い、前記例示した如き配
合物の調整方法および加硫成形方法によつて加硫
成形を行い、加硫成形品(120×100×2mmのゴム
シートでその重量がWo)を、40℃の恒温槽中に
所定時間放置し、ゴムシート表面に滲出している
油状物をロ紙で挟み、押しつけながら吸い取り
(そのときのゴムシート重量Wt)、(Wo−Wt)/
Wo×100の値を算出することにより、メチルフ
エニルシリコーン油の経時的な滲出量を測定し
た。その結果、以下のような値となつた。
1時間経過後 0.3% 10時間経過後 1.8% 20時間経過後 2.1% 次ぎに、アクリル酸エステル共重合ゴムに脂肪
酸エステル油を配合することにより形成する場合
について説明する。
前記カサシール材料の主成分をなすアクリル酸
エステル共重合ゴムは、それがカサシール材料と
して用いられたときの雰囲気条件に応じて種々の
ものが適宜選択され、たとえば低温性が要求され
る場合には低温性のよいアクリル酸エステル基成
分含有の共重合ゴム(例、日本メクトロン製品
ノツクスタイト)が用いられ、滲出特性が有効に
発揮される。
脂肪酸エステル油としては、たとえばトリメチ
ロールプロパンの脂肪酸エステル油(エステル基
のβ−位炭素がすべて置換されているヒンダ−ド
エステル油)が用いられ、脂肪酸としては炭素数
8〜10程度のモノカルボン酸またはジカルボン酸
エステルが好ましい。すなわち、これより炭素数
の少ない脂肪酸が用いられるとゴムとの相溶性が
向上して滲出がなくなり、反対に炭素数が12程度
になると室温では固体となり、油状物とはならな
い。
そして、脂肪酸の炭素数や種類を選択すること
により、約300〜800センチストークス(室温)の
粘度に調整された脂肪酸エステル油(例えば、日
本油脂製品 ユニスタ−C−3371A)が用いられ
る。
これらの脂肪酸エステル油は、ゴムの配合剤と
して既に用いられているが、その場合には用いら
れるゴムとの間に相溶性があり、そのような性質
を利用してゴムに配合されており、共重合ゴム重
量部当たり約5重量部以上、好ましくは約10〜30
重量部の脂肪酸エステル油が用いられる。
すなわち、約5重量部以下の配合割合では所望
の滲出現象が十分にみられず、逆に約30重量部を
こえて用いられると、表面への滲出量の増大に伴
い加硫成形品の収縮が大きくなり、また加工性お
よび物性の低下を招くようになる。ただし、増量
剤として充填剤を用いた場合には、そこに吸着が
生じるため、比較的多くこれを配合することが望
ましい。
共重合ゴムには、脂肪酸エステル油の他に、必
要に応じてジオクチルアジペート、ジブチルフタ
レート、ジオクチルアジペートなどの可塑剤、ガ
ーボンブラツク、乾式シリカ、湿式シリカなどの
補強剤やクレー、炭酸カルシウムなどの増量剤、
さらには少量の老化防止剤などが配合される。
これらの各配合成分は、バンバリーミキサー、
オープンロールなどを用いて混練されるが、具体
的な混練方法としては、たとえば共重合ゴムを素
練り後、充填剤、老化防止剤、加工助剤、加硫促
進助剤などをまず均一に配合し、ついで可塑剤、
滲出油などを配合し、これらの配合物を冷却して
から冷却ロールで加硫剤を配合する方法などが用
いられる。
これらの各成分からなる配合物の加硫は、配合
物を圧縮成形用の金属金型に入れ、たとえば油圧
式圧縮成形機を用いて、一定の条件下で加熱する
ことにより行われる。
〔実施例〕
アクリル酸エステルゴム(ノツクスタイト
PA402) 100重量部 FEPカーボンブラツク(シーストSO) 20 クレー(デキシクレー) 40 ステアリン酸 1 老化防止剤(ナウガード445) 2 可塑剤(DOP) 5 滲出剤(ユニスターC−3371A) 10 ステアリン酸ナトリウム 4 硫黄 0.3 以上の各配合成分を用い、前記例示した如き配
合物の調整方法および加硫成形方法によつて加硫
成形を行い、得られた加硫成形品を前記の場合と
同様に滲出量を測定した。
この場合前記実施例の滲出油の配合量を15重量
部とした実施例と、滲出油の配合量を20重量部
とした実施例とともに測定した。
経過時間(日)、 実施例、実施例、実施例 1 0.8 1.0 1.3 10 1.2 1.5 1.8 20 2.0 2.2 2.6 上記の結果から、油状トリメチロールプロパン
の脂肪酸エステルは、アクリル酸エステル共重合
ゴム成形品の表面に滲出特性を示すことが分かつ
た。
次ぎに、ブタジエン−アクリロニトリル共重合
ゴムに脂肪族系炭化水素油を配合することで形成
する場合について説明する。
カサシール材料の主成分をなすブタジエン−ア
クリロニトリル共重合ゴムは、それがカサシール
材料として用いられたときの雰囲気条件に応じて
種々のものが適宜選択され、たとえばカサシール
材料に耐水性が要求される場合には低ニトリル含
有の共重合ゴム(例えば、日本ゼオン製品
NipolDN401)が用いられ、また、耐オゾン性が
要求される場合には塩化ビニール製品
JSRNV709)が用いられ、これらいずれの場合
にも滲出特性が有効に発揮される。
脂肪族炭化水素油としては、たとえば分子量約
400〜3000、粘度約100〜4400センチストークスの
ポリブデン(たとえば日本油脂製品10N)や分子
量720〜1850、粘度143〜2050センチストークスの
ポリ−α−オレフイン(たとえば、三井石油化学
製品HC−100)などが用いられる。これらの脂
肪族系炭化水素油は、ゴムの配合剤としても既に
用いられているが、その場合には用いられるゴム
との間に相溶性があり、そのような性質を利用し
てゴムに配合されており、滲出現象を利用してい
る。
そのために共重合ゴム100重量部当たり約5重
量部以上、好ましくは約10〜30重量部の脂肪族系
炭化水素油が用いられる。
すなわち、約5重量部以下の配合割合では所望
の滲出現象が十分にみられず、逆に約30重量部を
こえて用いられると、表面への滲出の増大に伴い
成形品の収縮が大きくなり、また、加工性および
物性の低下を招くようになる。ただし、増量剤と
して充填剤を用いた場合には、そこに吸着が生じ
るため、比較的多くこれを配合することが望まし
い。
共重合ゴムには、脂肪族系炭化水素油の他に、
必要に応じて共重合ゴム100重量部当たり約150重
量部以下のジオクチルフタレート、ジブチルフタ
レート、ジオクチルアジペート、ジオクチルセバ
ケートなどの可塑剤や約60重量部以下のガーボン
ブラツク、乾式シリカ、タルクなどの充填剤、さ
らには少量の老化防止剤などが配合される。
カサシールに耐オゾン性が要求される場合に
は、オゾンに対する抵抗力の強い老化防止剤、例
えば住友化学製品アンチゲン3cなどが1phr程
度配合される。ただし、この場合には、アンチゲ
ン3cなどと反応しあう有機過酸化物は併用され
ない。
これらの各配合成分は、バンバリーミキサー、
オープンロールなどを用いて混練されるが、具体
的な混練方法としては、たとえば共重合ゴムを素
練り後、充填剤、老化防止剤、加工助剤、加硫促
進助剤などをまず均一に配合し、ついで可塑剤、
滲出油などを配合し、これらの配合物を冷却して
から冷却ロールで加硫剤を配合する方法などが用
いられる。
これらの各成分からなる配合物の加硫は、配合
物を圧縮成形用の金属製金型に入れ、たとえば油
圧式圧縮加熱成形機を用いて、所定の条件下で加
熱することにより行われる。
〔実施例〕
ブタジエン−アクリロニトリル共重合ゴム(アク
リロニトリル含量28%) 100重量部 FEFカーボンブラツク 30 ジオクチルフタレート 15 油状ポリブデン(前記10N) 25 ステアリン酸 1 パラフインワツクス 1 老化防止剤(住友化学製品アンチゲン3c) 2 加硫促進剤(住友化学製品ソクシノールTT) 2 加硫促進剤(住友化学製品ソクシノールCZ) 2 イオウ 0.5 加硫促進助剤(酸化亜鉛) 5 以上の各配合成分を用い、前記例示した如き配
合物の調整方法および加硫成形方法によつて加硫
成形を行い、得られた加硫成形品を前記の場合と
同様に滲出量を測定した。
経過時間(日) 実施例 1 0.5 10 1.7 20 2.2 さらに、上記の実施例において、油状ポリブテ
ンの配合量を20重量部に変更した場合と、油状ポ
リブテンの配合量を15重量部に変更した場合とで
もほぼ同様の滲出効果がでた。
さらに以下のような試験も行つた。
ブタジエン−アクリロニトリル共重合ゴム(アク
リロニトリル含量28%) 100重量部 増量剤(クレー) 25 FEFカーボンブラツク 30 ジオクチルフタレート 15 油状ポリブデン(前記10N) 25 ステアリン酸 1 パラフインワツクス 1 老化防止剤(住友化学製品アンチゲンRD) 2 加硫促進剤(住友化学製品ソクシノールDM) 2 イオウ 1.5 加硫促進助剤(酸化亜鉛) 5 以上の各配合成分を用い、前記実施例と同様の
配合物の調整、加硫成形および加硫成形品につい
ての試験を行つた。
さらに前記試験において、イオウの配合量を
0.5重量部に変更し、また、加硫促進剤としては
住友化学製品のソクシノールTTと、ソクシノー
ルCZとがそれぞれ2重量部用いられた。
また、イオウの代わりに2重量部の有機過酸化
物(日本油脂製品パークミールD)が用いられ、
加硫促進剤は用いられなかつた。
そして、上記各場合において油状のポリブテン
は、ブタジエン−アクリロニトリル共重合ゴム成
形品の表面に持続的な滲出特性を示した。
そして、上記の各例において成形したカサシー
ルを用いたチエツクバルブの耐久性実験をおこな
つた。
〔実験結果〕
従来のカサシールを用いたものの場合、初期開
弁圧が+10mmHgのものを−700mmHgで120℃の高
温雰囲気中に20時間おいた場合にはカサシールが
粘着するために開弁圧が+600mmHgとなつたが、
この考案によるものの場合には初期開弁圧が+10
mmHgのものを前記と同一条件下においたのちの
開弁圧は初期値と同じ+10mmHgとなり、これに
よつてカサシールの粘着が防止されたことを確認
することができたとともに、高温雰囲気中でカサ
シールの開弁方向に高圧がかかる場合の使用に問
題がなくなつた。
また、粘着耐久性の確認については、カサシー
ルの加圧を徐々に上げてチエツクバルブを流れる
流量が0.5l/分となる迄に達した圧力の最高値を
MAXとし、また、開弁後、すぐに加圧を絞つて
流量を0.5l/分としたときの圧力を安定後圧力と
した。
そして、25万回後、50万回後および100万回後
の場合について前記MAXの測定試験を行つた。
この場合、10個について行つたが、25万回後で11
mmHg〜37mmHgで平均が18.1mmHg、50万回後で
13mmHg〜27mmHgで平均が16.1mmHg、100万回後
で9mmHg〜13mmHgで平均が11.1mmHgであると
いう結果がでた。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
2室間を区画する区画部に設けた通孔を開閉する
ために、2室間の圧力差によつて区画部に接離し
て通孔を開閉するカサシールの表面に、カサシー
ルの内部に位置する油が滲出して位置するのでカ
サシールが区画部と接触してのちの離間時に粘着
が生じる恐れがなく、常に通孔を開放する際の圧
力が安定しており、この油の滲出は内部の油が無
くなるまで継続的に行われるので長期間に渡つて
粘着が生じる恐れがない。さらに、カサシールの
表面への油の滲出は高温雰囲気中で使用した場合
にも同様である。したがつて、使用可能温度範囲
を大幅に拡大することができるとともに、長期間
に渡つて安定して使用することができるという効
果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるチエツクバルブの断面
図である。 1,2……蓋部材、3……ボデイ、4……カサ
シール、5……通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 本体1,2,3内の2室の区画部に設けら
    れ、2室間の通孔を、両室間の圧力差によつて
    前記区画部の片面と接離するカサシール4によ
    つて開閉するようにしたチエツクバルブであつ
    て、前記カサシール4を、その内部に位置する
    油が順次表面に滲出するように構成したことを
    特徴とするチエツクバルブ。 (2) カサシール4は、含油フロロシリコンで形成
    されている請求項1記載のチエツクバルブ。 (3) カサシール4は、エチレン−プロピレン共重
    合ゴムにメチルフエニルシリコン油を配合して
    形成してある請求項1記載のチエツクバルブ。 (4) カサシール4は、アクリル酸エステル共重合
    ゴムに脂肪酸エステル油を配合して形成してあ
    る請求項1記載のチエツクバルブ。 (5) カサシール4は、ブタジエン−アクリロニト
    リル共重合ゴムに脂肪族系炭化水素油を配合し
    て形成してある請求項1記載のチエツクバル
    ブ。
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