JPH0442454B2 - - Google Patents

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JPH0442454B2
JPH0442454B2 JP33599287A JP33599287A JPH0442454B2 JP H0442454 B2 JPH0442454 B2 JP H0442454B2 JP 33599287 A JP33599287 A JP 33599287A JP 33599287 A JP33599287 A JP 33599287A JP H0442454 B2 JPH0442454 B2 JP H0442454B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slag
desulfurization
hot metal
desulfurization slag
pouring
Prior art date
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Expired
Application number
JP33599287A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01176040A (ja
Inventor
Shigeyoshi Matsuo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP33599287A priority Critical patent/JPH01176040A/ja
Publication of JPH01176040A publication Critical patent/JPH01176040A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、溶銑の脱硫処理の際に生成する脱硫
滓より地金、つまりメタル分を回収する方法に関
する。 (従来の技術) 溶銑脱硫工程で生成する脱硫滓は、注銑鍋より
スラグドラツカーによつて掻出され排出され、所
定場所に搬入された後冷却されるが、地金回収の
ためには、例えば複数本の衝撃用ロツドを内臓す
る破砕兼磨鉱機によつて破砕および磨鉱を繰返し
篩分けされ地金を回収した後、更に磁選別および
ロツドミルによる破砕、磨鉱を所要回数繰返し地
金を回収する方法が公知であり(特公昭56−
25259号公報参照)また、脱硫滓を高熱のまま水
中に投入し、熱衝撃によつて滓を微細化し、比熱
の異なる鉄分と分離する地金の回収方法が公知で
ある(特公昭52−30243号公報参照)。 更に一般的には脱硫滓を水冷した後、破砕磁
選、篩分けの工程を繰返し行つて鉄分を回収し、
鉄源として再利用する方法が知られている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの従来技術では、溶銑脱
硫処理で生成する脱硫滓(以下、単に「スラグ」
と呼ぶ場合もある)は冷却された後、破砕、磁選
別、篩分けと複雑な作業工程を必要とする上、更
にそれぞれの工程に破砕設備、磁選別設備、篩設
備などの設備費がかかり、処理コストが高くな
り、しかも回収された鉄分の品質も品位が低く、
製鋼原料の鉄源としての再利用に際して制約を受
けるなどの問題があつた。 また脱硫滓を処理容器より掻出し排出する過程
において、スラグと共に溶銑も同時に掻出されて
しまう。この量は1チヤージ当り1000Kgにものぼ
り、実際の操業上無視できず、特に近年のように
生産性の向上が強く叫ばれている状況下ではその
改善が求められている。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、これらの問題点を解決するためにな
されたもので、その要旨とするところは、溶銑の
予備処理として行う脱硫処理後の注銑鍋での生成
脱硫滓を、空の注銑鍋内に装入した後、該注銑鍋
内に溶銑を受銑し、受銑時の攪拌によつて浮上し
た脱硫滓を再度排出することを特徴とする溶銑脱
硫滓より地金を回収する方法である。 このように、本発明によれば、溶銑脱硫処理に
て生成した脱硫滓を掻出し、排出された脱硫滓を
冷却することなく熱間のまま、つまり可及的速や
かに転炉への注銑後の空の注銑鍋に一旦装入し、
リレードルしておく。この脱硫滓をリレードルし
たまま、溶銑鍋(トーピード等)より受銑する。
先に装入されていた脱硫滓は、脱硫滓と共に掻出
され排出されていた地金を含有しているが、受銑
銑鉄の高熱によつて溶融され、またこの受銑時の
溶銑攪拌によつて脱硫滓と分離され脱硫滓のみが
浮上する。この浮上した脱硫滓は再度掻出し、滓
鍋に排出し滓処理場へ搬出される。最初の脱硫滓
の掻き出し時に比べ、スラグの含鉄量はほゞ20〜
30%に低減する。 以上のように、本発明にあつては脱硫処理後に
排出された脱硫滓を従来のように冷却し、破砕、
磁選別、篩分けして地鉄を回収するという複雑な
工程、作業を必要とせず、脱硫滓中の地鉄を歩留
り良く回収することが出来るのである。 (作用) 以下、添付図面を参照しながら本発明について
さらに詳細に説明する。 第1図イ〜第1図ヘは、本発明にしたがつて溶
銑脱硫滓より地鉄の回収を行う際の工程を順に模
式的に示した概略説明図である。 第1図イに示す如く、注銑鍋1に装入された溶
銑2を攪拌棒3で攪拌しながら、脱硫処理が行わ
れ、脱硫滓4が生成し溶銑2上に浮上する。かか
る脱硫処理およびそれに使用する脱硫剤などはす
でに良く知られているところである。溶銑の脱硫
処理が終了すると、第1図ロに示すように、浮上
した脱硫滓4は、スラグドラツカー5によつて掻
き出され滓鍋6内に排出されるが、この排出され
た脱硫滓4には掻き出し中に溶銑の一部が共に掻
き出される。この掻き出された脱硫滓4は、本発
明方法によれば、冷却されることなく、可及的に
速やかに第1図ハに示すように転炉へ溶銑を注入
し終えた空の注銑鍋1内に装入され、リレードル
される。この装入脱硫滓は複数チヤージ分、少な
くとも2〜4チヤージ分をまとめて装入する方が
効果的である。 次いで、第1図ニに示すように、脱硫滓4が装
入され、リレードルされている注銑鍋1にトーピ
ード等の溶銑鍋8より溶銑2を受銑する。受銑時
の攪拌によつて、注銑鍋1に装入されリレードル
されていた脱硫滓4は溶銑の保有熱によつて含有
地鉄が溶融され比重差によつて脱硫滓のみとトー
ピード等の溶銑鍋8より溶銑と一緒に排出された
滓とが溶銑上に浮上する。浮上した滓は、第1図
ホに示す如く、掻出しされ滓鍋6に排出される。
このように処理され排出された滓は硫黄分が多く
含まれているので第1図ヘに示されるように滓搬
出車9によつて滓ヤードなど所定場所へ搬出され
る。一方、このように粗排滓が済んだ溶銑は再び
脱硫工程イが行われ、以下順次、これまでの処理
が繰り返えされる。 第2図a,bは本発明における脱硫処理に先立
つて行う予備排滓、つまり粗排滓におけるそれぞ
れ受銑、粗排滓の各工程を示す。このときの滓は
前述の滓搬出車9によつて搬出される。なお、こ
の予備排滓は高炉滓等の除去を目的に行うもので
あるが、前述の第1図におけるニ,ホの工程が行
われる場合にはそれによつて代用させてもよい。 このように本発明による溶銑脱硫滓より地鉄回
収方法によれば、脱硫滓の破砕、磁選、篩分けな
どの複雑な工程を経ることなく工程の簡素化等処
理コストの低減に大きな効果を有するものであ
る。しかも、溶銑ロスも大幅に減少するなどその
実際上の利益は大きい。 実施例 上述した如く、第1図イ〜第1図ヘに示す工程
順に従つて本発明を実施した。 注銑鍋1に溶銑200〜290Tを受銑し、予め第2
図に示す予備排滓を行つてから、脱硫処理を行つ
た。脱硫処理によつて浮上した脱硫滓4を排滓す
るためスラグドラツカー5で掻き出し滓鍋6に排
出し冷却することなく熱間のままの脱硫滓4を転
炉へ注銑を終えた空の注銑鍋1に装入し、リレー
ドルした。 この注銑鍋1に第1表に示す如く2チヤージ
分、3チヤージ分、4チヤージ分のそれぞれの脱
硫滓の装入量を変えてリレードルし、次いでその
注銑鍋に溶銑を受銑して地鉄を回収した。なお、
このときの粗排滓による滓は従来のようにして滓
搬出車により搬出した。 結果を同じく第1表にまとめて示す。
【表】 上掲表に示すように空の注銑鍋に複数チヤージ
分の脱硫滓をリレードルし、溶銑を払出した後、
比重差によつて浮上した粗排滓による滓を再度掻
き出し、各々の工程で実際に重量測定を行い地鉄
の回収量を確認したものである。 第1表より明らかなように脱硫滓1チヤージ当
り0.66〜0.8トンの地鉄を回収することができた。 (発明の効果) 以上述べた如く、本発明にかかる脱硫滓より地
鉄を回収する方法によれば、脱硫滓のリレードル
および再掻出しを実施することにより、効率的な
地鉄回収を簡易な工程、作業により行うことがで
き、溶銑ロスを防止でき、しかも熱間で処理でき
るので熱源の節減、地鉄回収のための破砕、磁
選、篩分けなどの処理の軽減なども可能となり、
産業上大きな効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図イ〜第1図ヘは、本発明の一実施例を工
程順に示す概略説明図;および第2図は、予備排
滓の各工程を示す概略説明図である。 1……注銑鍋、3……攪拌棒、4……脱硫滓、
5……スラグドラツカー、6……滓鍋、8……溶
銑鍋、9……搬出車。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 溶銑の予備処理として行う脱硫処理後の注銑
    鍋での生成脱硫滓を、空の注銑鍋内に装入した
    後、該注銑鍋内に溶銑を受銑し、受銑時の攪拌に
    よつて浮上した脱硫滓を再度排出することを特徴
    とする溶銑脱硫滓より地金を回収する方法。
JP33599287A 1987-12-29 1987-12-29 溶銑脱硫滓より地金を回収する方法 Granted JPH01176040A (ja)

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JPH01176040A JPH01176040A (ja) 1989-07-12
JPH0442454B2 true JPH0442454B2 (ja) 1992-07-13

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US9118948B2 (en) 1998-07-14 2015-08-25 Rovi Guides, Inc. Client-server based interactive guide with server recording
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