JP2001038449A - 鋳物砂再生処理装置および鋳物砂再生処理方法 - Google Patents

鋳物砂再生処理装置および鋳物砂再生処理方法

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JP2001038449A
JP2001038449A JP11215304A JP21530499A JP2001038449A JP 2001038449 A JP2001038449 A JP 2001038449A JP 11215304 A JP11215304 A JP 11215304A JP 21530499 A JP21530499 A JP 21530499A JP 2001038449 A JP2001038449 A JP 2001038449A
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tank
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Showa Kojima
将和 小島
Minoru Yanagisawa
稔 柳澤
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 磁力選鉱機の処理能力が比較的小さくて
も、再生鋳物砂にクロマイト砂が極力残留しない鋳物砂
再生処理装置および鋳物砂再生処理方法を提供する。 【解決手段】 鋳物砂再生処理装置は、使用済鋳物砂の
塊を粉砕する粉砕装置(1)と、粉砕された使用済鋳物
砂から粘結剤を取り除く粘結剤除去装置(3)と、粘結
剤除去装置で生成された粘結剤除去済鋳物砂からクロマ
イト砂を分別する磁力選鉱機(4)と、クロマイト砂を
貯蔵する再生クロマイト砂タンク(6)と、磁力選鉱機
で生成されたクロマイト砂除去鋳物砂および、粘結剤除
去装置からバイパスライン(8)で磁力選鉱機を介さず
に搬送された粘結剤除去済鋳物砂を貯蔵する再生鋳物砂
タンク(7)と、再生鋳物砂タンクに貯蔵されている再
生鋳物砂を磁力選鉱機に搬送する戻りライン(9)とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済鋳物砂から
クロマイト砂を分別して再生鋳物砂を生成する鋳物砂再
生処理装置および鋳物砂再生処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鋳物砂再生処理装置および鋳物砂
再生処理方法を図3を用いて説明する。図3は従来の鋳
物砂再生処理装置の模式図である。なお、図1ないし図
3において、矢印は砂の移送方向を示している。
【0003】鋳造工場では、鋳物砂に珪砂を使用する
が、熱的ボリュームの大きな箇所には、焼着欠陥を防止
するために、クロマイト砂が使用されるケースが多い。
このクロマイト砂は珪砂に比べて高価なため、珪砂とク
ロマイト砂とを分別回収して、再使用されている。
【0004】そして、鋳造品の製作後、自硬性の鋳物砂
を回収する際には、まず始めに、図3に図示するよう
に、シェーカー01で、鋳造の際に使用した大きな鋳物
砂の塊を粉砕し、粉砕鋳物砂タンク02に搬送貯蔵され
る。この粉砕鋳物砂タンク02の粉砕鋳物砂は、再生機
としての樹脂除去装置03で鋳物砂の周囲に付着してい
る粘結剤である樹脂を取り除いた後に、磁力選鉱機04
に搬送されている。この磁力選鉱機04でクロマイト砂
と再生鋳物砂である珪砂とを分別している。そして、分
別したクロマイト砂は再生クロマイト砂タンク06に、
また、珪砂は再生鋳物砂タンク07に貯蔵されている。
ところで、樹脂除去装置03の処理能力と、磁力選鉱機
04の処理能力とが略同じであれば、樹脂除去装置03
で処理された鋳物砂の全量を、磁力選鉱機04で略同時
に処理することができる。しかしながら、磁力選鉱機0
4は高価であるので、磁力選鉱機04の処理能力が、樹
脂除去装置03の処理能力よりも低いことがある。この
ような場合には、磁力選鉱機04をバイパスするバイパ
スライン08を設け、樹脂除去装置03で処理された鋳
物砂の一部を、このバイパスライン08を介して直接再
生鋳物砂タンク07に貯蔵している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、バイパス
ライン08を通って、クロマイト砂が残留している鋳物
砂が再生鋳物砂タンク07に搬送されている。そして、
再生鋳物砂タンク07の再生鋳物砂にクロマイト砂が残
留していると、再生鋳物砂の主成分である珪砂の耐火温
度が低下する。そのため、このような再生鋳物砂を鋳造
の際に使用すると、焼着欠陥が生じることがある。ま
た、クロマイト砂の濃度が約10%を越えると、鋳肌の
品質が低下する。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、磁力選鉱機の処理能力が比較的小さくて
も、再生鋳物砂にクロマイト砂が極力残留しない鋳物砂
再生処理装置および鋳物砂再生処理方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本出願の請求項1記載の
鋳物砂再生処理装置は、使用済鋳物砂の塊を粉砕する粉
砕装置(1)と、この粉砕装置で粉砕された使用済鋳物
砂から粘結剤を取り除いて粘結剤除去済鋳物砂を生成す
る粘結剤除去装置(3)と、この粘結剤除去装置で生成
された粘結剤除去済鋳物砂からクロマイト砂を磁力によ
り分別してクロマイト砂除去鋳物砂を生成する磁力選鉱
機(4)と、この磁力選鉱機で分別されたクロマイト砂
を貯蔵する再生クロマイト砂タンク(6)と、前記磁力
選鉱機で生成されたクロマイト砂除去鋳物砂、および前
記粘結剤除去装置からバイパスライン(8)で磁力選鉱
機を介さずに直接搬送された粘結剤除去済鋳物砂を貯蔵
する再生鋳物砂タンク(7)と、この再生鋳物砂タンク
から磁力選鉱機にクロマイト砂除去鋳物砂および粘結剤
除去済鋳物砂の混合鋳物砂を搬送する戻りライン(9)
とを備えている。
【0008】本出願の請求項2記載の鋳物砂再生処理方
法は、使用済鋳物砂の塊を粉砕する粉砕工程と、この粉
砕工程で粉砕された使用済鋳物砂から粘結剤を取り除い
て粘結剤除去済鋳物砂を生成する粘結剤除去工程と、こ
の粘結剤除去工程で生成された粘結剤除去済鋳物砂から
クロマイト砂を磁力により分別してクロマイト砂除去鋳
物砂を生成する磁力選鉱工程と、この磁力選鉱工程で分
別されたクロマイト砂を再生クロマイト砂タンクに貯蔵
する再生クロマイト砂貯蔵工程と、前記磁力選鉱工程で
生成されたクロマイト砂除去鋳物砂、および前記粘結剤
除去工程から磁力選鉱工程を介さずに直接搬送された粘
結剤除去済鋳物砂を再生鋳物砂タンクに貯蔵する再生鋳
物砂貯蔵工程と、この再生鋳物砂貯蔵工程で再生鋳物砂
タンクに貯蔵されたクロマイト砂除去鋳物砂および粘結
剤除去済鋳物砂の混合鋳物砂を磁力選鉱工程に戻す戻り
工程とを備えている。
【0009】本出願の請求項3記載の鋳物砂再生処理装
置は、使用済鋳物砂の塊を粉砕する粉砕装置と、この粉
砕装置で粉砕された使用済鋳物砂から粘結剤を取り除い
て粘結剤除去済鋳物砂を生成する粘結剤除去装置と、こ
の粘結剤除去装置で生成された粘結剤除去済鋳物砂を保
管するバッファータンク(11)と、このバッファータ
ンクから排出された粘結剤除去済鋳物砂からクロマイト
砂を磁力により分別してクロマイト砂除去鋳物砂を生成
する磁力選鉱機と、この磁力選鉱機で分別されたクロマ
イト砂を貯蔵する再生クロマイト砂タンクと、前記磁力
選鉱機で生成されたクロマイト砂除去鋳物砂を貯蔵する
再生鋳物砂タンクとを備えている。そして、前記粘結剤
除去装置の処理能力は、前記磁力選鉱機の処理能力より
も大きくなっており、前記バッファータンクは、粘結剤
除去装置で生成された粘結剤除去済鋳物砂を保管すると
ともに、磁力選鉱機の処理能力に合わせて粘結剤除去済
鋳物砂を磁力選鉱機に排出している。
【0010】本出願の請求項4記載の鋳物砂再生処理方
法は、使用済鋳物砂の塊を粉砕する粉砕工程と、この粉
砕工程で粉砕された使用済鋳物砂から粘結剤を取り除い
て粘結剤除去済鋳物砂を生成する粘結剤除去工程と、こ
の粘結剤除去工程で生成された粘結剤除去済鋳物砂を保
管するとともに後工程である磁力選鉱工程の処理能力に
合わせて粘結剤除去済鋳物砂を排出しているバッファー
工程と、このバッファー工程で保管後排出された粘結剤
除去済鋳物砂からクロマイト砂を磁力により分別してク
ロマイト砂除去鋳物砂を生成する磁力選鉱工程と、この
磁力選鉱工程で分別されたクロマイト砂を再生クロマイ
ト砂タンクに貯蔵する再生クロマイト砂貯蔵工程と、前
記磁力選鉱工程で生成されたクロマイト砂除去鋳物砂を
再生鋳物砂タンクに貯蔵する再生鋳物砂貯蔵工程とを備
えている。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明における鋳物砂再生
処理装置および鋳物砂再生処理方法の実施の第1の形態
を図1を用いて説明する。図1は本発明における実施の
第1の形態の鋳物砂再生処理装置の模式図である。
【0012】鋳造の際に使用した大きな鋳物砂の塊は、
粉砕装置であるシェーカー1で粉砕されている(粉砕工
程)。この粉砕された使用済鋳物砂は、シェーカー1か
ら搬送装置で粉砕鋳物砂タンク2に搬送され、貯蔵され
ている(粉砕装置から粉砕鋳物砂タンクへの搬送工
程)。なお、この搬送装置や下記に記載の搬送装置は、
何れも鋳物砂などの砂を搬送しており、たとえば、エア
ーフロー搬送装置、ベルトコンベアー、スクリューコン
ベアーやバケットエレベーターなどが採用されている。
【0013】そして、粉砕鋳物砂タンク2に貯蔵されて
いる粉砕鋳物砂は適宜、搬送装置で再生機としての粘結
剤除去装置である樹脂除去装置3に搬送されている(粉
砕鋳物砂タンクから樹脂除去装置への搬送工程)。この
樹脂除去装置3は、乾式の研磨式が採用されており、石
臼のような物で、粉砕鋳物砂の周囲に付着している粘結
剤としての樹脂を取り除き、粘結剤除去済鋳物砂である
樹脂除去済鋳物砂を生成している(粘結剤除去工程とし
ての樹脂除去工程)。粉砕鋳物砂は、樹脂除去装置3に
一度通すだけで、樹脂を取り除く処理を完了することが
できる。樹脂除去装置3で生成された樹脂除去済鋳物砂
は、磁力選鉱機4に搬送装置で搬送されている(樹脂除
去装置から磁力選鉱機への搬送工程)。
【0014】磁力選鉱機4は、磁力により樹脂除去済鋳
物砂からクロマイト砂を分別し、クロマイト砂除去鋳物
砂を生成している(磁力選鉱工程)。そして、磁力選鉱
機4で選別されたクロマイト砂は再生クロマイト砂タン
ク6に搬送装置で搬送され貯蔵されている(磁力選鉱機
から再生クロマイト砂タンクへの搬送工程および、再生
クロマイト砂貯蔵工程)。この再生クロマイト砂タンク
6に貯蔵されているクロマイト砂は、必要に応じて、再
生クロマイト砂タンク6の排出口6aから排出され、鋳
造時に再使用されている。
【0015】また、磁力選鉱機4で生成されたクロマイ
ト砂除去鋳物砂は、再生鋳物砂タンク7に搬送装置で搬
送され貯蔵されている(磁力選鉱機から再生鋳物砂タン
クへの搬送工程および再生鋳物砂貯蔵工程)。
【0016】ところで、樹脂除去装置3の処理能力は、
磁力選鉱機4の処理能力よりも大きくなっている。たと
えば、樹脂除去装置3の処理能力は、約 10ton/hで、磁
力選鉱機4の処理能力は、約5ton/hである。そのため、
樹脂除去装置3から直接再生鋳物砂タンク7に樹脂除去
済鋳物砂を搬送する搬送装置であるバイパスライン8が
設けられている。そして、樹脂除去装置3の処理能力と
磁力選鉱機4の処理能力との差である約5ton/hの樹脂除
去済鋳物砂は、磁力選鉱機4をバイパスするバイパスラ
イン8を通って直接、再生鋳物砂タンク7に搬送され貯
蔵されている(バイパスラインの搬送工程および再生鋳
物砂貯蔵工程)。そして、再生鋳物砂タンク7に貯蔵さ
れているクロマイト砂除去鋳物砂および樹脂除去済鋳物
砂の混合鋳物砂である再生鋳物砂は、必要に応じて、再
生鋳物砂タンク7の排出口7aから排出され、鋳造時に
再使用されている。
【0017】さらに、この実施の第1の形態では、再生
鋳物砂タンク7から磁力選鉱機4に搬送する戻りライン
9が設けられている。この戻りライン9は搬送装置で構
成され、再生鋳物砂タンク7に貯蔵されているクロマイ
ト砂除去鋳物砂および樹脂除去済鋳物砂の混合鋳物砂を
磁力選鉱機4に戻しており、磁力選鉱機4でクロマイト
砂を除去する処理が行われている(戻り工程)。
【0018】通常は、樹脂除去装置3および磁力選鉱機
4などは同時に稼働しており、樹脂除去装置3で生成さ
れた樹脂除去済鋳物砂の一部が、バイパスライン8を介
して再生鋳物砂タンク7に搬送されている。この際に
は、戻りライン9は停止している。そして、夜間など、
樹脂除去装置3が稼働してない時間帯(すなわち、樹脂
除去装置非稼働時)に、磁力選鉱機4および戻りライン
9などを稼働させており、再生鋳物砂タンク7の再生鋳
物砂は、戻りライン9を通って磁力選鉱機4に供給さ
れ、磁力選鉱機4で再生鋳物砂に混合しているクロマイ
ト砂が分別されクロマイト砂除去鋳物砂が生成されてい
る。このクロマイト砂は再生クロマイト砂タンク6に、
また、クロマイト砂除去鋳物砂は再生鋳物砂タンク7に
搬送されている。その結果、再生鋳物砂タンク7内の再
生鋳物砂の略全量を、磁力選鉱機4で処理することがで
きる。また、樹脂除去済鋳物砂を磁力選鉱機4で一回処
理しただけでは、クロマイト砂を完全に分別することは
困難であるが、複数回、磁力選鉱機4で処理することに
より、再生鋳物砂からのクロマイト砂の除去率を向上さ
せることができる。
【0019】次に、本発明における鋳物砂再生処理装置
および鋳物砂再生処理方法の実施の第2の形態について
図2を用いて説明する。図2は本発明における実施の第
2の形態の鋳物砂再生処理装置の模式図である。なお、
この第2の形態の説明において、前記第1の形態の構成
要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳
細な説明は省略する。
【0020】実施の第2の形態においては、実施の第1
の形態と相違し、バイパスライン8および戻りライン9
は設けられておらず、その代わりに、樹脂除去装置3と
磁力選鉱機4との間に中間タンクとしてのバッファータ
ンク11が設けられている。そして、樹脂除去装置3で
生成された樹脂除去済鋳物砂は全量、搬送装置によりこ
のバッファータンク11に搬送され保管されている。ま
た、バッファータンク11から磁力選鉱機4には、磁力
選鉱機4の処理能力に応じた量の樹脂除去済鋳物砂が排
出されて搬送装置で搬送されている(バッファー工
程)。
【0021】そして、通常運転時は、樹脂除去装置3お
よび磁力選鉱機4などは同時に稼働しており、樹脂除去
装置3の処理能力と磁力選鉱機4の処理能力との差であ
る約5ton/hの樹脂除去済鋳物砂は、バッファータンク1
1に貯蔵保管されることになる。そして、夜間など、樹
脂除去装置3が稼働してない時間帯に、バッファータン
ク11に残留している樹脂除去済鋳物砂が磁力選鉱機4
に排出され、処理されている。したがって、実施の第2
の形態における再生鋳物砂タンク7には、磁力選鉱機4
を通った鋳物砂のみが貯蔵されるため、クロマイト砂を
より確実に分別することができる。
【0022】前述のように実施の形態では、戻りライン
9やバッファータンク11が設けられているので、高価
な磁力選鉱機4の台数を増加させたり、磁力選鉱機4の
処理能力を増大させたりする必要がない。その結果、設
備費用を低下させることができる。
【0023】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)鋳物砂再生処理装置および鋳物砂再生処理方法
に、他の装置や他の工程を付加することも可能である。
たとえば、粉砕鋳物砂から鉄粉やゴミを除去する装置や
工程を設けることも可能である。 (2)再生クロマイト砂タンク6や再生鋳物砂タンク7
などに新砂を補充することも可能である。 (3)粘結剤として樹脂以外のものを使用することも可
能である。たとえば、水ガラスなどを使用することも可
能である。ただし、樹脂であることが好ましい。また、
粘結剤除去装置で粘結剤を全て除去する必要はなく、一
部残っていることも可能である。
【0024】(4)粘結剤除去装置は、粉砕鋳物砂から
粘結剤を除去することができるならば、その形式は適宜
選択可能である。ただし、乾式の研磨式が好ましい。 (5)戻りライン9およびバッファータンク11は、一
方のみを配置することは勿論のこと、この両者を配置す
ることも可能である。また、実施の第2の形態の鋳物砂
再生処理装置に、バイパスライン8を設けることも可能
である。 (6)前記実施の形態では、砂は搬送装置で移送されて
いるが、自由落下など、たとえばシューターなどで移送
されることも可能である。 (7)前記実施の形態では、粉砕装置はシェーカー1で
あるが、使用済鋳物砂の塊を粉砕することができるなら
ば、粉砕装置の構造は適宜変更可能である。
【0025】
【発明の効果】本出願の請求項1記載の鋳物砂再生処理
装置および請求項2記載の鋳物砂再生処理方法によれ
ば、磁力選鉱機の処理能力が、粘結剤除去装置の処理能
力よりも低くても、その処理能力の差の量の粘結剤除去
済鋳物砂は、バイパスラインで粘結剤除去装置から再生
鋳物砂タンクに搬送されている。したがって、粘結剤除
去装置は処理能力を充分に生かして処理を行うことがで
きる。しかも、再生鋳物砂タンクに貯蔵された粘結剤除
去済鋳物砂およびクロマイト砂除去鋳物砂の混合鋳物砂
は、粘結剤除去装置が停止している際などに、戻りライ
ンにより、磁力選鉱機に搬送されて、クロマイト砂が分
別されている。そのため、再生鋳物砂タンクの鋳物砂に
含まれているクロマイト砂の量を極力少なくすることが
できる。
【0026】本出願の請求項3記載の鋳物砂再生処理装
置および請求項4記載の鋳物砂再生処理方法によれば、
磁力選鉱機の処理能力が、粘結剤除去装置の処理能力よ
りも低くても、その処理能力の差の量の粘結剤除去済鋳
物砂は、バッファータンクに保管されている。したがっ
て、粘結剤除去装置は処理能力を充分に生かして処理を
行うことができるとともに、再生鋳物砂タンクには、磁
力選鉱機でクロマイト砂が分別された後のクロマイト砂
除去鋳物砂のみが貯蔵される。そのため、再生鋳物砂タ
ンクの鋳物砂に含まれているクロマイト砂の量を極力少
なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における実施の第1の形態の鋳物
砂再生処理装置の模式図である。
【図2】図2は本発明における実施の第2の形態の鋳物
砂再生処理装置の模式図である。
【図3】図3は従来の鋳物砂再生処理装置の模式図であ
る。
【符号の説明】
1 シェーカー(粉砕装置) 3 樹脂除去装置(粘結剤除去装置) 4 磁力選鉱機 6 再生クロマイト砂タンク 7 再生鋳物砂タンク 8 バイパスライン 9 戻りライン 11 バッファータンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済鋳物砂の塊を粉砕する粉砕装置
    と、 この粉砕装置で粉砕された使用済鋳物砂から粘結剤を取
    り除いて粘結剤除去済鋳物砂を生成する粘結剤除去装置
    と、 この粘結剤除去装置で生成された粘結剤除去済鋳物砂か
    らクロマイト砂を磁力により分別してクロマイト砂除去
    鋳物砂を生成する磁力選鉱機と、 この磁力選鉱機で分別されたクロマイト砂を貯蔵する再
    生クロマイト砂タンクと、 前記磁力選鉱機で生成されたクロマイト砂除去鋳物砂、
    および前記粘結剤除去装置からバイパスラインで磁力選
    鉱機を介さずに直接搬送された粘結剤除去済鋳物砂を貯
    蔵する再生鋳物砂タンクと、 この再生鋳物砂タンクから磁力選鉱機に、クロマイト砂
    除去鋳物砂および粘結剤除去済鋳物砂の混合鋳物砂を搬
    送する戻りラインとを備えたことを特徴とする鋳物砂再
    生処理装置。
  2. 【請求項2】 使用済鋳物砂の塊を粉砕する粉砕工程
    と、 この粉砕工程で粉砕された使用済鋳物砂から粘結剤を取
    り除いて粘結剤除去済鋳物砂を生成する粘結剤除去工程
    と、 この粘結剤除去工程で生成された粘結剤除去済鋳物砂か
    らクロマイト砂を磁力により分別してクロマイト砂除去
    鋳物砂を生成する磁力選鉱工程と、 この磁力選鉱工程で分別されたクロマイト砂を再生クロ
    マイト砂タンクに貯蔵する再生クロマイト砂貯蔵工程
    と、 前記磁力選鉱工程で生成されたクロマイト砂除去鋳物
    砂、および前記粘結剤除去工程から磁力選鉱工程を介さ
    ずに直接搬送された粘結剤除去済鋳物砂を再生鋳物砂タ
    ンクに貯蔵する再生鋳物砂貯蔵工程と、 この再生鋳物砂貯蔵工程で再生鋳物砂タンクに貯蔵され
    たクロマイト砂除去鋳物砂および粘結剤除去済鋳物砂の
    混合鋳物砂を磁力選鉱工程に戻す戻り工程とを備えたこ
    とを特徴とする鋳物砂再生処理方法。
  3. 【請求項3】 使用済鋳物砂の塊を粉砕する粉砕装置
    と、 この粉砕装置で粉砕された使用済鋳物砂から粘結剤を取
    り除いて粘結剤除去済鋳物砂を生成する粘結剤除去装置
    と、 この粘結剤除去装置で生成された粘結剤除去済鋳物砂を
    保管するバッファータンクと、 このバッファータンクから排出された粘結剤除去済鋳物
    砂からクロマイト砂を磁力により分別してクロマイト砂
    除去鋳物砂を生成する磁力選鉱機と、 この磁力選鉱機で分別されたクロマイト砂を貯蔵する再
    生クロマイト砂タンクと、 前記磁力選鉱機で生成されたクロマイト砂除去鋳物砂を
    貯蔵する再生鋳物砂タンクとを備え、 前記粘結剤除去装置の処理能力は、前記磁力選鉱機の処
    理能力よりも大きくなっており、 前記バッファータンクは、粘結剤除去装置で生成された
    粘結剤除去済鋳物砂を保管するとともに、磁力選鉱機の
    処理能力に合わせて粘結剤除去済鋳物砂を磁力選鉱機に
    排出していることを特徴とする鋳物砂再生処理装置。
  4. 【請求項4】 使用済鋳物砂の塊を粉砕する粉砕工程
    と、 この粉砕工程で粉砕された使用済鋳物砂から粘結剤を取
    り除いて粘結剤除去済鋳物砂を生成する粘結剤除去工程
    と、 この粘結剤除去工程で生成された粘結剤除去済鋳物砂を
    保管するとともに、後工程である磁力選鉱工程の処理能
    力に合わせて粘結剤除去済鋳物砂を排出しているバッフ
    ァー工程と、 このバッファー工程で保管後排出された粘結剤除去済鋳
    物砂からクロマイト砂を磁力により分別してクロマイト
    砂除去鋳物砂を生成する磁力選鉱工程と、 この磁力選鉱工程で分別されたクロマイト砂を再生クロ
    マイト砂タンクに貯蔵する再生クロマイト砂貯蔵工程
    と、 前記磁力選鉱工程で生成されたクロマイト砂除去鋳物砂
    を再生鋳物砂タンクに貯蔵する再生鋳物砂貯蔵工程とを
    備えたことを特徴とする鋳物砂再生処理方法。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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