JPH0455038A - 鋳型再生砂の再利用方法 - Google Patents

鋳型再生砂の再利用方法

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JPH0455038A
JPH0455038A JP16928690A JP16928690A JPH0455038A JP H0455038 A JPH0455038 A JP H0455038A JP 16928690 A JP16928690 A JP 16928690A JP 16928690 A JP16928690 A JP 16928690A JP H0455038 A JPH0455038 A JP H0455038A
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JP
Japan
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sand
magnetized
magnetic
shell
drums
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JP16928690A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Ikeoka
池岡 義郎
Hiroyuki Tsutsumi
堤 博幸
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鋳型再生砂の再利用方法に関し、特に磁選処理
により分別された磁着砂の有効再利用に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来から、鋳造における使用済みの鋳物砂を回収し、磁
選やその他の各種処理で不純物や異物を除去し、不純物
を含まない再生砂を得るような再生方法は知られている
(特開昭59−163047号公報参照)。例えば生型
再生処理としては、使用済みの鋳物砂の粉砕およびふる
いによる粒径の調整、予備磁選処理等による鉄片の除去
、焙焼等による粘結剤の除去などの処理を行った後、鋳
物砂を磁選処理により磁着砂と非磁着砂とに分別し、つ
まり鋳造時に混入する金属化合物成分を多く含む上記磁
着砂を分離除去して、上記非磁着砂を生型用再生砂とす
るようにした方法が一般に用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のこの種の生型再生処理方法では、上記磁選処理に
基づき、不純物を除いた成分である非磁着砂のみを生型
用再生砂として用い、金属化合物等の不純物がかなり含
まれて鋳造前とは成分が大きく変化して′いる上記磁着
砂は分別後に排出されていた。
ところで、生型による鋳造とは別の鋳造手段として、有
機粘結剤を含むシェル砂(例えばコーテツドサンド)で
シェル鋳型を造型するシェルモールドがあり、このシェ
ルモールドは精密鋳造が要求される中子等に用いられる
。このシエルモールドにおいては、珪砂(SiO□)の
割合が多いシェル砂でシェル鋳型を造型すると熱膨張量
が大きくなり、鋳造中の熱膨張に起因して鋳造品にベー
ニング(しわ)が発生し易くなるという問題がある。こ
のため、シェル砂の原砂としては低熱膨張率の砂が望ま
れる。
本発明はこのような事情に鑑み、また、上記生型再生処
理において磁選処理により分別された磁着砂の特性を調
べてその熱膨張率が低いことに着目し、この磁着砂をシ
ェルモールドに有効利用し、べ−ニングの発生を防止す
ることができる鋳型再生砂の再利用方法を提供するもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記のような目的を達成するため、本発明の鋳型再生砂
の再利用方法は、生型再生処理において鋳物砂を磁選処
理により磁着砂と非磁着砂とに分別した後、上記磁着砂
からシェル砂を生成し、このシェル砂によりシェル鋳型
を造型する構成としたものである。
〔作用〕
上記構成によると、上記磁着砂は、生型用再生砂となる
非磁着砂と比べ、鉄分等の金属化合物を多く含んでいて
珪砂の割合が少なくなることにより熱膨張率が低くなり
、この磁着砂がシェル砂の素材として利用されることに
よりシェル鋳型の熱膨張が小さく抑えられることとなる
〔実施例〕
本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
第1図は鋳物砂再生処理システム全体の概略をブロック
図で示している。この図において、生型を用いた鋳造ラ
インから回収される使用済みの鋳物砂は、先ず受入れホ
ッパー1に送り込まれ、このホッパー1から第1ベルト
コンベア2により搬送さる。この搬送中に、第1ベルト
コンベア2の上方に位置する吊下げ式磁選機3で鉄片が
分離され、さらに第1ベルトコンベア2の終端に設けら
れたマグネットプーリ4によっても鉄片が分離される。
分離された鉄片は排出コンベア5により排出される。
第1ベルトコンベア2で搬送された鋳物砂はインペラブ
レーカ6に送込まれて破砕された後、第1パケツトエレ
ベータ7によりロータリスクリーン8へ送られ、所定粒
径以下のものとこれより粗いものとに分けられる。粗い
鋳物砂は上記第1ベルトコンベア2上に戻される。
上記ロータリスクリーン8を経た所定粒径以下の鋳物砂
は鉄片分離用ドラム磁選機9に送られて、ここでも鉄片
の分離、除去が行われる。それから、第2パケツトエレ
ベータ10により原砂ホッパー11に送り込まれる。こ
うして、充分に鉄片が除去されるとともに所定粒径以下
とされた鋳物砂が原砂ホッパー11に蓄えられる。
次に、上記原砂ホッパー11から送り出された鋳物砂が
、第2ベルトコンベア12および第3パケツトエレベー
タ13を経て、砂子熱器14で予熱された後、焙焼炉1
5に送り込まれ、焙焼によって粘結剤の除去が行われる
。焙焼後は第1乃至第3のクーラー16. 17. 1
8で順次冷却が行われる。冷却された砂は、第4パケツ
トエレベータ19および第3ベルトコンベア20により
振動ふるい21に送られて鉄分の除去、粒径の調整等が
行われ、さらにサンドクレーマ22により砂同志をこす
って粘着剤等を除去する処理が行われる。
なお、上記の焙焼、冷却等の処理やサンドクレーマ22
等における処理の間に、図外の集塵機で集塵が行われる
上記サンドクレーマ22を経た砂は第4ベルトコンベア
23および第5パケツトエレベータ24を経て、磁選分
別処理部30に送られる。この磁選分別処理部30は、
第1および第2のドラム磁選機31.32を有し、これ
らのドラム磁選機31.32により砂が非磁着砂と磁着
砂(クレーボール)とに分別される。そして、非磁着砂
は、オシレートコンベア41および第6パケツトエレベ
ータ42を経てタンク43に送られ、生型用再生砂どし
てタンク43に貯蔵され、生型の砂処理・造型工程44
へ随時供出される。一方、上記磁着砂は、シェルモール
ド用のコーテツドサンドの素材として利用されるように
、コーテツドサンド生成部50へ送られる。
第2図はドラム磁選機による磁選分別処理および分別後
の処理を示しており、この図に基づいて本発明の方法の
実施例を具体的にする。
この図において、ドラム磁選機(例えば第1図中の磁選
分別処理部における第2ドラム磁選機)27は、一定間
隔に配置されて互いに逆向きに回転する一対の磁選用ド
ラム31.32を有し、この各ドラム31.32による
磁場が27000ガウスに設定されている。そして、前
段から両ドラム31.32間に砂Sが送給され、そのう
ちの非磁着砂Saは両ドラム31.32間をそのまま落
下するが、磁着砂sbは各ドラム31.32に吸着され
て、ドラム31.32の側方のシュート33.34に落
下する。こうして非磁着砂Saと磁着砂sbとに分別さ
れてから、前述のように非磁着砂Saが生型用再生砂と
される一方、磁着砂Sbがコーテツドサンド生成部50
へ送られる。
上記コーテツドサンド生成部50では、上記磁着砂sb
が新砂とともにコーテツドサンド用の砂として用いられ
、これと有機粘結剤とでシェル砂としてのコーテツドサ
ンドが生成される。そして、これがシェル鋳型の造型工
程51に送られることにより、素材に磁着砂sbを含ん
だコーテツドサンドでシェル鋳型が造型される。
この方法によると、上記磁着砂sbの利用によりシェル
鋳型の熱膨張量が小さく抑えられ、べ一ニングの発生が
防止される。このような作用、効果を示す実験データを
次に示す。
上記磁選処理により分別された磁着砂と非磁着砂からな
る再生砂との各成分を調べると、第1表の通りであった
。また、上記磁着砂を用いたコーテツドサンドでシェル
鋳型を造型した場合と、これとの比較のため上記再生砂
(非磁着砂)により生成したコーテツドサンドでシェル
鋳型を造型した場合とにつき、熱膨張率を調べると第2
表の通りであった。さらに、それぞれのシェル鋳型を中
子に用いてエンジンのウォータジャケットを鋳造し、そ
のポート中子部におけるベーシング(しわ)の発生率を
調べると第3表の通りであった。
第1表6磁選分別した砂の化学成分 これらの表に示すように、磁着砂は非磁着砂と比べてA
l103 、Fe203 、K20、MgOの量が多く
、主成分である5i02の量が少ない(第1表)。この
ような成分の相違に起因して、磁着砂を素材とするシェ
ル鋳型は非磁着砂を素材とするシェル鋳型よりも熱膨張
量が小さくなる(第2表)。このため、非磁着砂を素材
としたシェルモールド中子による場合にベーシング発生
率が100%となったのに対し、磁着砂を素材としたシ
ェルモールド中子による場合にベーシング発生率が0%
であった。
つまり、ベーシングの発生防止のためには熱膨張率の低
い砂でシェル鋳型を造型することが要求されるが、鋳物
砂の熱膨張率は5i02の割合に影響され、5i02が
多くなる程熱膨張率が大きくなる。そこで、シェル砂の
素材として5i02の少ない砂が望まれるが、上記磁着
砂はA12゜3、Fe2O3等が増加することにより、
SiO2の割合が非磁着砂に比べて大幅に少なくなり、
熱膨張率が低くてベーシング発生防止に有効なシエル砂
を得ることができる。なお、コーテツドサンド用源砂に
上記磁着砂を40〜100%程度使用すれば、充分にベ
ーニングの発生を防止することができた。
上記磁着砂から生成されるシェル砂は上記実施例のよう
にコーテツドサンドであることが望ましいが、有機粘結
剤を単に混合させたレジンサンドでもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、生型再生処理において磁選処理
により分別された磁着砂からシェル砂を生成し、このシ
ェル砂からシェル鋳型を造型しているため、生型用再生
砂から分離除去される磁着砂をシェル砂の素材として有
効利用し、とくにこの磁着砂の熱膨張率が低いという特
性を生かしてシェル鋳型による鋳造品のベーニング発生
を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法が適用される鋳物砂再生処理シス
テム全体の一例を概略的に示すブロック図、第2図は要
部の構成説明図である。 30・−・磁選分別処理部、31.32・・・ドラム磁
選機、Sa・・・非磁着砂、sb・・・磁着砂、50・
・・コーテツドサンド生成部、51・・・シェル鋳型造
型工程。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、生型再生処理において鋳物砂を磁選処理により磁着
    砂と非磁着砂とに分別した後、上記磁着砂からシェル砂
    を生成し、このシェル砂によりシェル鋳型を造型するこ
    とを特徴とする鋳型再生砂の再利用方法。
JP16928690A 1990-06-26 1990-06-26 鋳型再生砂の再利用方法 Pending JPH0455038A (ja)

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