JPH0442043Y2 - - Google Patents

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JPH0442043Y2
JPH0442043Y2 JP15993587U JP15993587U JPH0442043Y2 JP H0442043 Y2 JPH0442043 Y2 JP H0442043Y2 JP 15993587 U JP15993587 U JP 15993587U JP 15993587 U JP15993587 U JP 15993587U JP H0442043 Y2 JPH0442043 Y2 JP H0442043Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、短辺壁が長辺壁を形成するベルトと
同じ方向に走行するベルト式連続鋳造機に関す
る。
〔従来の技術〕
第2図は通常のベルト式連続鋳造機の例を示す
図で,Aは横断面図、Bはイ−イ矢視縦端面図、
Cはロ7ロ矢視縦端面図である。複数のプーリー
10に無端状にかけ渡され、駆動源(図示しな
い)により矢印11の方向に走行する1対の無端
ベルト2及び2′で鋳型の長辺壁が形成される。
無端ベルト2及び2′の端部には、短辺壁1及び
1′が配され、溶湯は無端ベルト2,2′と短辺壁
1,1′で形成される空間に鋳入され、冷却して
鋳片とし、矢印11の方向に送り出される。従
来、短辺壁1,1′は固定して配するのが一般的
である。この際短辺壁1,1′は走行しないで、
ベルト2,2′は、押圧装置12−1と12−2,
及び12−1′と12−2′により短辺壁1,1′
を挟みつけて矢印方向に短辺壁1,1′の側面を
擦りながら走行する。しかしこの方法では鋳片1
3の短辺壁面も短辺壁1,1′を擦りながら走行
する事となり、例えば高速で鋳造する際は鋳片の
短辺面が短辺壁を高速度で擦りながら走行するた
め、鋳片の凝固シエルが破れる等の鋳造事故が発
生し易い。短辺壁1,1をベルト2,2′と同じ
方向に走行させた移動短辺壁にすると、この問題
は解決される。尚第2図で14は2及び2′に
かゝる溶湯圧を支えるバツクアツプロールで、2
5は冷却用スプレーノズルで、ベルトの背面に冷
却水を噴射してこれを冷却する。
従来移動短辺壁使用の連続鋳造機には、特開昭
59−113959号公報や実開昭56−169952号公報があ
る。
第3図は移動短辺壁の例で、移動短辺壁例えば
1の構成を示す側面図である。ベルト2,2′の
他の端部には第2図Aに示す如く、他の移動短辺
壁1′が配されている。短辺壁は図示しないベル
ト2,2′と同期した速度で矢印11方向の走行
するチエーン3に設けた短辺ブロツク例えば4−
1,……,4−7によつて形成されている。この
際チエーン3は上部スプロケツト15あるいは上
部スプロケツト15と下部スプロケツト16を回
動させて走行させる。第3図Aはスプロケツト1
5と16でチエーン3に張力をかけて走行させた
例である。チエーン3に張力をかけて走行させる
と、チエーンは真つ直ぐに走行し、短辺ブロツク
は凹凸のない短辺壁を形成する。しかし張力をか
け過ぎるとチエーンが伸びて短辺ブロツク同志が
離れ、隙間17を形成する。この隙間17には溶
湯が湯差しして鋳張りとなるが、この鋳張りは鋳
造作業の継続を困難にする。
第3図Bは、例えばスプロケツト16をチエー
ンガイド18に変えて、チエーン3に押込み力を
かけて走行させた例である。この際例えばチエー
ン3のリンクプレート3−1はスプロケツト15
によつて斜め方向に蹴出される。従つて短辺ブロ
ツク4−1や4−2は傾斜した短辺壁面となり鋳
型の内面に凸面を形成することとなる。又溶湯の
湯面19の下方では、例えば短辺ブロツク4−4
や4−5は、溶湯の静圧をうけて後退し鋳型の内
側は凹面となり、巾方向のバルジングを形成する
こととなる。従つて第3図Bの方法では短辺壁が
凹凸を有する壁面となり、このために鋳造作業の
継続が困難となる。以上述べた如く、短辺壁1
を、ベルト2,2′と同じ方向に走行する無端チ
エーン3に設けた短辺ブロツク4−1,……,4
−nで形成されるに際しては、第3図の方向では
ブレークアウト等のトラブルが発生する。移動短
辺壁を有するベルト式連続鋳造機の前記の問題点
を解決する移動短辺壁ガイド技術に関してはこれ
までに報告された例はない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案はチエーン3に押込み力を与えて、しか
も凹凸のない真つ直ぐな短辺壁を形成させるう
る、移動短辺ガイド装置の提供を目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、鋳型を形成する短辺壁1及び1′が、
長辺壁を形成するベルト2及び2′と同期した速
度で走行するチエーン3及び3′に設けた短辺ブ
ロツク4−1,……,4−n及び4−1′,……,
4−n′であるベルト式連続鋳造機のおいて、鋳型
の寸法即ち1と1′との間隔が変動しないように
短辺壁をガイドする装置であつて、チエーン3及
び3′の各リンクプレート5に設けたブラケツト
6と鋳型上部で該ブラケツトを鋳型巾方向外向き
に押圧して短辺壁を誘導するローラーガイド7と
よりなる鋳型上部巾形成誘導装置と、チエーンロ
ーラー8と該チエーンローラーを常に短辺壁面と
平行な軌道上を走行させるバツクアツプガイド9
とよりなる巾バルジング防止誘導装置、とよりな
るベルト式連続鋳造機の移動短辺誘導装置であ
る。
以下に図面に基づいて本考案を具体的に説明す
る。本考案ではチエーン3に押込み力を与えて走
行させる。従つて短辺ブロツク4−1,……,4
−nの相互の間には隙間17が発生せず、湯差し
や鋳張り等のトラブルの発生がない。
次に本考案の鋳型上部巾形成誘導装置を説明す
る。
第1図は本考案の誘導装置の例を示す図で、A
は上部スプロケツト近傍の側面を示す図、BはA
図の矢視ハ−ハの横断面図を示す図である。
本考案のチエーン3はチエーンローラー8を有
するチエーンで、且つ各リンクプレート5にはブ
ラケツト6が突起して設けられている。更に各リ
ンクプレート5にはチエーンピッツチと対応した
長さの各短辺ブロツク4が設けられている。
本考案のローラーガイド7はローラーガイドハ
ウジング20に、チエーン3の両側に、短辺壁1
に平行に縦方向に複数個のカムフオロア(ロー
ル)21を設けて構成される。
このカムフオロアーはブラケツト6を位置決め
するもので、例えば短辺ブロツク4−0のリンク
プレート5はスプロケツト15によつて斜め方向
に蹴出されるが、短辺ブロツク4−1の状態では
ブラケツトはカムフオロアーによつて誘導され
て、短辺ブロツク4−1が凹凸のない短辺壁1を
形成するように位置決めされる。第3図Bの4−
1及び4−2の例では、鋳型上部巾形成誘導装置
がないため、短辺壁は上部で鋳型の内側は凸面を
形成して、鋳型の巾が狭くなり不都合であるが、
この誘導装置によつて鋳型上部で短辺壁1は常に
真つ直ぐに形成されることとなる。尚この鋳型上
部巾形成誘導装置は、鋳型の上部にのみ配して鋳
型上部巾を正確に形成できれば十分で、それより
下部の鋳型巾寸法は後術する巾バルジング防止誘
導装置によつて、正確に形成されることとなる。
次に本考案の巾バルジング防止誘導装置を説明
する。本考案ではチエーン3は、チエーンローラ
ー8がバツクアツプガイド9上を走行する。バツ
クアツプガイド9は、短辺壁1と平行に鋳型の大
凡全長にわたつて設けられる。溶湯の湯面19以
下では溶湯の静圧をうけて、短辺壁は例えば第3
図Bの4−4,4−5の如く、従来は鋳型内側は
凹面を形成して鋳型の巾が広くなり不都合であつ
たが、この誘導装置によつて、短辺壁1はバツク
アツプガイド9とチエーンローラー8によつてバ
ツクアツプされて走行するため、溶湯の湯面19
の下方にあつても、短辺壁1は常に真つ直ぐに形
成されることとなる。
以上、短辺壁1を具体的に説明したが、本考案
では他の移動短辺壁1′も同様に構成されるもの
で、従つて1′も同じ作用と効果を有するもので
ある。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかな如く、本考案では、鋳
型の上部の移動短辺壁は鋳型上部巾形成誘導装置
により、又鋳型の全長にわたる移動短辺壁は巾バ
ルジング防止誘導装置により、常に真つ直ぐな短
辺壁に形成される。又本考案ではチエーンに押込
み力を与えるため短辺ブロツクの継ぎ目に隙間が
なく湯差しや鋳張りの発生がない。
従つて移動短辺壁1及び1′の走行は円滑であ
り、鋳造事故もなく、安定した鋳造作業が確保で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の誘導装置の例を示す図、第2
図は通常のベルト式連続鋳造機の例を示す図、第
3図は移動短辺壁の従来の例を示す図、である。 1,1′……短辺壁、2,2′……ベルト、3,
3′……チエーン4,4−1,……,4−n,
4′,4−1′,……,4−n′……短辺ブロツク、
5……リンクプレート、6……ブラケツト、7…
…ローラーガイド、8……チエーンローラ、9…
…バツクアツプガイド、10……プーリー、11
……鋳造方向、12……押圧装置、13……鋳
片、14……バツクアツプロール、15……上部
スプロケツト、16……下部スプロケツト、17
……隙間、18……チエーンガイド、20……ロ
ーラーガイドハウジング、21……カムフオロア
(ロール)、25……スプレー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳型を形成する短辺壁1及び1′が、長辺壁を
    形成するベルト2及び2′と同期した速度で、走
    行するチエーン3及び3′に設けた短辺ブロツク
    4−1,……,4−n及び4−1(G)′,……,4
    −n′であるベルト式連続鋳造機において、鋳型の
    巾寸法が変動しないように短辺壁をガイドする装
    置であつて、チエーン3及び3′の各リンクプレ
    ート5に設けたブラケツト6と鋳型上部で該ブラ
    ケツト6を誘導するローラーガイド7よりなる鋳
    型上部巾形成誘導装置と、チエーンローラー8と
    該チエーンローラー8をバツクアツプして誘導走
    行させる短辺壁面と平行なバツクアツプガイド9
    とよりなる巾バルジング防止誘導装置、とよりな
    るベルト式連続鋳造機の移動短辺ガイド装置。
JP15993587U 1987-10-21 1987-10-21 Expired JPH0442043Y2 (ja)

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JPH0168144U JPH0168144U (ja) 1989-05-02
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