JPH01122638A - ベルト式連鋳機のベルト押え装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、薄スラブを製造するベルト式連鋳機のベルト
をサイドダムに押付ける装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のベルト式連鋳機を第５図及び第６図に示す。

第５図は従来のベルト式連鋳機における主要部材の配置
を示す側面概念図、第６図■、■は第５図のＶｌ−Ｖｌ
断面図である。

これら図面に示すように、プーリ４２に捲回されて互い
に相反する方向に回転する一対のベル）４１．４１間に
その間隙寸法Ｗ１で挟持された一対のサイドダム４３．
４３によって形成された鋳型部へ、浸漬ノズル４４から
溶鋼Ｒを連続して供給し、固設された合計４組の裏押え
ブロック５１のシュー５２によって双方のベルト４１を
サイドダム４３に押付けて密着させ、その接合部への溶
鋼Ｒの侵入或いは漏洩を防止している。

そして、その下方の冷却パッドブロック３１によって双
方のベルト４１を介して溶鋼Ｒを冷却して凝固させ、厚
さｔのスラブＳを下方へ連続的に引き出す。第６図（４
）２缶）に示すように、裏押えブロック５１けフレーム
１１０両側端に固着されたサイドプレート１７に固設さ
れ、押付は位置の調節可能な複数のシュー５２が上下、
左右に配列されて内装されている。また、一方は双方の
サイドプレート１７へ、他方はフレーム１１に固設され
た軸受ブロック２５へ軸２４を介して軸着されたガイド
ローラ２３によって双方のベルト４１間を平行に保持し
ている。

また、図示しない上方の冷却水ノズルによって各々のシ
ュー５２及びガイドローラ間に冷却水を噴射してベル）
４１を冷却している。

スラブＳの連続鋳造中にその幅を変更するには、双方の
サイドダム４３のブロックを溶鋼Ｒの上面のさらに上方
でスラブ幅方向へ移動し、例えば第６図■に示すように
その間隔をＷｌからＷ２に狭めると、その幅が途中でＷ
２に変更されたスラブＳを得ることができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来装置の裏押えブロック５１はサイドプレート１７に
固設されているので、スラブＳの幅を変更するために第
６図■及び田）に示すように、双方のサイドダム４３を
スラブ幅方向に移動してその間隔をＷｌからＷ２に狭め
ると、サイドダム４３にベルト４１を押付けるシュー５
２の数が少なくなるので押付は面積が減少し、ガイドロ
ーラ２３ではその押付は力がほとんど無いのでその密封
性が低下する。

また、シュー５２の押力調節手段が設けられていないの
で、各々のシュー５２の間で押力の差が発生する。

そのため、ベルト４１とサイドダム４３との間へ、溶鋼
Ｒが侵入したシ、最悪の場合は溶鋼Ｒが漏洩する箇所が
発生するような問題点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するための、本発明に係るベルト式連
鋳機のベルト押え装置は、互いに平行に配設され且つ相
反する方向に回転する一対のベルトと同ベルト間に挟持
され同ベルトと同調して回転し且つ鋳片幅方向へ移動し
てその間隔を変更可能な一対のサイドダムとによって形
成された鋳型部に溶融金属を供給し、板状に凝固させた
鋳片を連続的に引出すベルト式連鋳機にお−て、上記一
対のサイドダムへ上記一対のベルトをそれぞれ押付は押
力及び押付は位置をそれぞれ調節可能に構成された複数
の押え部材を有し、同押え部材は上記一対のサイドダム
の上記鋳片幅方向への移動に追従して移動するように構
成した。

〔作用〕

ベルト押え装置を予め定盤等の平面上でその各々の押え
部材の押え位置及び押力を同筒してベルト式連鋳機へ装
置し、さらに各々の押え部材の押力を微調節してべ／ｌ
／）をサイドダムへ所定の押力で押付けて密着させ、溶
融金属の浸入或いは漏洩を防止する。

鋳片の幅を変更するために、双方のサイドダムを鋳片幅
方向に相対的に移動すると、ベルト押え装置もその押え
部材の押え位置及び押し力を保持したままで、サイドダ
ムの前記移動に追従して移動し、ベルトとサイドダムと
の密封性を維持した状態で鋳片の幅を変更することがで
きる。

本発明によれば、このようにしてベルトのサイド夛゛ム
への密着性を向上させて溶融金属の浸入或いは漏洩が防
止され、かつ鋳造中においてベルトとサイドダムとの密
封性を損うことがなく鋳片の幅を変更することができる
。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図によって
説明するが、従来装置と同一の部材には同一の符号を付
し、重複説明を省略する。

第１図ないし第４図において、１は裏押えブロックであ
り、第３図にその詳細を示すように、両端にねじ部を有
する多数の貫通穴１′が穿設され、その前面（ベルト側
）には、回転自在な球２を内蔵したキャップ３が複数枚
のシム３ａを介して螺着され、その背面で貫通穴１′に
螺嵌された押力設定スクリュー５との間には球押え４及
びばね６が介装されている。

また、その背面には、上下に各２個づつのローラ７．８
が軸着され、このローラ７．８はフレーム１１及びサイ
ドプレート１７に固設された各々のガイド９，１０に遊
嵌されて、鋳片の幅方向に移動できるようになっている
。１２は、サイドプレート１７及びフレーム１１に取付
けられた軸受ブロック１８に軸着されはソ水平方向に延
びるスクリューシャフトであり、裏押えブロックを貫通
するねじ穴１ａと螺合し、その端部にはサイドプレート
１７に取付けられたギヤケース１５内のウオームホイー
／Ｌ／１３が固着されている。

１４はウオームホイール１３の駆動軸でアシ、その先端
部にはウオームホイール１３と噛合するウオーム（図示
せず）が固着され、ギヤケース１５を貫通してサーボモ
ータ１６に連結されている。

１９は裏押えブロック１の直上に設けられたジェット流
水ノズルでｓｂベツダ２０に装着され、さらにこのベツ
グ２０は裏押えブロック１に固着され、冷却水送給管２
１及び図示しないフレキシブルホースによって図示しな
い給水装置に連結されていてベルト４１の鋳片と反対側
の面（裏面）に注水を行うように麦っている。

２２はフレーム１１の開口１１ａに開口する排水管であ
シ、フレーム１１に穿設された排水孔に固設され、給水
装置（図示せず）へ連結されている。

２３はベルト４１の裏面に接してベルト４１に従動して
回転し双方のベルト４１を支持するガイドローラであシ
、裏押えブロック１の前面の凹部を貫通してサイドプレ
ート１７及びフレーム１１に取付けられた軸受ブロック
２５に軸着された軸２４に所定の間隔で複数個が装着さ
れていて、このガイドローラ２３の間のベルト４１の裏
面には、上方の図示しない冷却水管から冷却水を注水す
るようになっている。冷却パッドブロック３１は、パッ
ド３５及びこれに軸着されてベルト４１の裏面に接して
ベルト４１に従動して回転するローラ３４と、内部に冷
却水を循環させる給水管３２及び排水管３３によって構
成され、裏押えブロック１の下方でフレーム１１及びサ
イドプレート１７に固設されている。

本実施例は以上のように構成されていて、ベルト４１と
サイドダム４３とで形成される鋳型部へ浸漬ノズル４４
から溶鋼Ｒを供給して凝固させ、スラブＳをベルト４１
の下方から連続して引出すに際し、予め定盤のような平
面上で裏押えブロック１の各々の球２の押付は位置（ベ
ルトとの接触点）を、各々のシム３ａの枚数を調節する
ことによって平面状に調節する。そして、押力設定スク
リュー５を回転し、ばね６によって球２に所定の押力を
設定しておき、ベルト式連鋳機へ装着する。

そして装着後に各々の球の押付力を押力設定スクリュー
５によって微調整し、双方のベルト４１をサイドダム４
３へ所定の押力で押し付けて、その隙間を密封し、溶鋼
Ｒの侵入或いは漏洩を防止する。

第４図（８）に示すように、スラブＳの幅を狭くするた
めに、双方のサイドダム４３を矢印で示すように移動し
てその間隔をＷｌからＷ２に狭めると、図示しない制御
装置によって各々のサーボモータ１６がサイドダム４３
の移動に同調して回転し、ウオーム（図示せず）及びウ
オームホイール１３を介して裏押えブロック１のねじ穴
１ａに螺合している各々のスクリューシャ７ト１２を回
転させ、裏押えブロック１をサイドダム４３の移動に同
調して移動させる。

このため、サイドダム４３を移動しても、裏押えブロッ
ク１によるベルト４１のサイドダム４３への押付は状態
は変らないま＼で、スラブの幅を変更することができる
。また、スラブＳの幅を広くする場合にも、同様にして
スラブ幅を変更することができる。

本実施例は以上の通り、双方のベルト４１をサイドダム
４３へ所定の押力でかつベルト４１０幅方向に均一な押
力で押しつけて密封し溶融金属の浸入或いは漏洩を防止
することができる。

また、スラブ幅を鋳造中に変更する場合においては、サ
イドダム４３の移動に同調して裏押えブロック１が移動
し、ベルト４１のサイドダム４３への押付は状態を変ら
ないよう保持し密封性を確保したま＼スラブ幅の変更を
行うことができる。

〔発明の効果〕

本発明は、ベルト押え装置の押え部材の押力及び押付位
置を調節可能にしたことによシ、ベルトラサイドダムへ
確実に押付けるのでその密封性が向上し、ベルトとサイ
ドダムとの押付面への溶融金属の侵入或りは漏洩を完全
に防止することができる。

さらに、鋳片の幅を変更するためにサイドダムを鋳片幅
方向に移動しても、上述の押付は状態を維持したままで
ベルト押え装置がサイドダムに追従して移動するので、
ベルトとサイドダムの押付面の間への溶融金属の侵入或
いは漏洩を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のベルト式連鋳機の主要部材
の配置を示す側面概念図、第２図は第１図のｍ部を拡大
した破断側面図、第３図は第２図のｍ部を拡大した破断
側面図、第４図（４）。 ω）は第２図の■−■断面図であシ、且つ鋳片の幅を変
更する際のサイドダム及びベルト押え装置の作用を示す
説明図、第５図は従来技術の装置の一例としてのベルト
式連鋳機の概念を示す側面図、第６図囚、ω）は第５図
の■−Ｖｌ断面図でｓｂ且つ鋳片の幅を変更する際のサ
イドダムの移動に対するベルト押え装置の状態を示す説
明図である。 １・・・裏押えブロック、２・・・球、３・・・キャッ
プ、３ａ’・・シム、４・・・球押え、５・・・押力設
定スクリュー、６・・・ばね、７，８・・・ガイドロー
ラ、９゜１０・−ガイド、１２−・・スクリューシャフ
ト、１９・・・ジェット流水ノズル、２０・・・ヘッダ
、２１・・・冷却水送給管、４１・・・ベルト、４２・
・・ブーＩＪ、４３・・・サイドダム、４４・・・浸漬
ノズル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 互いに平行に配設され且つ相反する方向に回転する一対
   のベルトと同ベルト間に挟持され同ベルトと同調して回
   転し且つ鋳片幅方向へ移動してその間隔を変更可能な一
   対のサイドダムとによつて形成された鋳型部に溶融金属
   を供給し、板状に凝固させた鋳片を連続的に引き出すベ
   ルト式連鋳機において、上記一対のサイドダムへ上記一
   対のベルトをそれぞれ押付ける押力及び押付け位置をそ
   れぞれ調節可能に構成された複数の押え部材を有し、同
   押え部材は上記一対のサイドダムの上記鋳片幅方向への
   移動に追従して移動するようにしてなることを特徴とす
   るベルト式連鋳機のベルト押え装置。