JPS6238744A - ベルト式連続鋳造機のベルト緊張装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ベルト式連続鋳造機における該ベルトの熱膨
張による変形を防止するベルト緊張装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のベルト式連続鋳造機は、第５図（側面図）および
第６図（第５図■−■線に沿った（断面正面図）に示す
ように、鋳片２１の厚さＴＫ相当する間隙をおいて並設
された一対の水冷ベルト３と、この水冷ベルト３が捲装
され、上下動可能な軸受箱５で支承されたテンションプ
ーリ１及び固設された軸受６で支承されたドライブプー
リ２と、双方の水冷ベル）２に摺動自在に挾持されて固
設されたサイドモールド４等の主要部材で構成されてい
る。

水冷ベルト３及びサイドモールド４にはそれ　　　゛ぞ
れの水冷装置（図には示していない）が設けられ、溶融
金属２０から凝固熱を吸収するよう　　　□罠なってい
る。テンションプーリ１には、軸受　　　゛箱５を介し
て図示しないエヤーシリンダ等の図中上方への引張装置
が、ドライブプーリ２には　　　ｊ′駆動装置がそれぞ
れ装着されている。　　　　　　　　１゛、。、よよつ
ア１１．イツ、−７２よ　　□ｊ□゛： 介して、双方の水冷ベルト３をサイドモールド　　　、
４と摺動させながら、矢印で示す方向に回転し、　　　
′サイドモールド４と水冷ベルト３とからなる鋳型部へ
溶融金属２０を連続的に供給する。溶融金属２０は図中
下方へ適当な速度で移動する水冷ベルト３及び固設され
たサイドモールド４で冷却されて凝固し、水冷ベルト３
の回転速度とほぼ同等の速度で矢印で示す図中下方へ鋳
片２１になって排出され、次工程へ送られる。

この鋳造中においては前記引張装置は、軸受箱５及びテ
ンションプーリ１を介して水冷ベルト３の長手方向（図
中上下方向）に適度な張力を与え、水冷ベルト３の温度
変化による長手方向への伸縮に対応している。

ところで、水冷ベルト３は溶融金属２０が凝固する際に
、その凝固熱を吸収して長手方向（図中鉛直方向）及び
幅方向（図中水平方向）に膨張するが、上記したような
従来装置では水冷ベルト３の長手方向の膨張は引張装置
によって、軸受箱５及びテンションブー、す１を介して
水冷ベルト３を上方に張力を与えることによシ解決して
いるが、板幅方向の膨張による円弧状及び波状の変形に
ついては特別の方策？講することがなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、水冷ベルトの板幅方向の変形を抑制し、鋳片
表面の凹凸を減少させ、二重肌の発生を防止した高品質
の鋳片を製造することを可能としたベルト式連続鋳造機
のベルト緊張装置を提供することを目的とするものであ
る。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は相反する方向に回転する軸によって互いに平行
に支持された一対の水冷ベルト間に溶融金属を供給し、
板状に凝固させた鋳片を連続的に引出すベルト式連続鋳
造機のベルト緊張装置において、前記水冷ベルトの幅方
向両地縁部のベルト両面に装着されたストッパと、同ス
トッパを介して前記水冷ベルトに幅方向の張力を与える
ごとくに配設された引張装置とを有することを特徴とす
るベルト式連続鋳造機のベルト緊張装置である。

そして、本発明は、上記目的を達成するために１水冷ベ
ルトの幅方向の両端部に装着されたストツハト、同スト
ッパにそのテンションローラが当接し流体圧シリンダ及
びスプリングなどを利用した引張装置からなることを特
徴とするものであり、その作用を説明すると、該ストッ
パを介して水冷ベルトの回転に従動して回転するテンシ
ョンローラを、例えば上方すなわち溶融金喝供給側では
流体圧シリンダで、下方すなわち鋳片引抜側ではスプリ
ングでそれぞれ引張り、水冷ベルトに幅方向の緊張を与
えて熱膨張による変形を吸収するものである。

〔実施例〕

第１図は本発明の実施例であるベルト緊張装置を装着し
たベルト式連続鋳造機の側面図、第２図は第１図■−■
線に沿った断面正面図、第３図は第２図の一部拡大正面
図、第４図は第３図ＩＶ−■線に沿った断面平面図であ
り、第１〜第４図において、前述した第５及び第６図に
基づいて説明した従来装置と同一の部材には同一の符号
が付されている。以下本復説明を省略し、従来装置と異
なるところについて説明すると、本発明の実施例装置は
、第１図〜第４図に示すように、７ａは外側のストッパ
、７ｂは内側のストッパで、双方の水冷ベルト３の両端
部の外面及び内面に固設されている。そして、水冷ベル
ト３の長手方向（回転方向）に多数に分割されていて、
自在に曲折するようになっている。

８ａは上方のテンションローラで、軸受９ａＫ軸支され
、連結片１０ａを介し、固設された流体圧シリンダ１１
に連結されていて、これらの部材によって引張装置Ａが
構成され、上方の３段にわたって配設されている。８ｂ
は下方のテンションローラで、軸受９ｂに軸支され、連
結片１０ｂ１アジヤストボルト１３、ナツト１４、押え
板１６、スプリング１５を介し、固設された座板１２に
連結されていて、これらの部材によって引張装置Ｂが構
成され下方の６段にわたって配設されている。各々のテ
ンションローラ８ａ、８ｂの外周面はストッパ７ａ、７
ｂの内側面に当接し、自在に回転するようになっている
。

各々のテンションローラ８ａ　、８ｂ及び軸受９ａ、９
ｂは連結片１０ａ　、　１０ｂによって互いに連結され
、その間隔を保持している。

テンションプーリ１側（図中上方）から溶融金属２０を
連続供給し、水冷ベルト３で冷却して凝固させ、ドライ
ブプーリ２側（図中下方）から鋳片２１を鋳出するに際
し、図示しない駆動装置によってドライブプーリ２を介
して水冷ベルト３を矢印で示す方向に回転する。このと
き、鋳型部の壁面をなす双方の水冷ベルト３の直線状の
部分はサイドモールド４と摺動しながら図中下方へ移動
し、溶融金属２０が鋳片２１になる際の凝固熱を吸収し
て膨張する。

この水冷ベルト３の長手方向′（図中鉛直方向）の膨張
によって発生する変形は、テンションプーリ１の上方へ
の移動による張力を与えることによって平坦化し、幅方
向（図中水平方向）の膨張による変形はストッパ７ａ　
、７ｂを介して各々の引張装置Ａ、Ｂによって張力を与
えることによって平坦化する。

この場合、水冷ベルト３は溶融金属２０の湯面２０ａを
境界として、上側は常温で、下側は高温になる。

この不連続な熱影響を受け、湯面２０ａの下側の水冷ベ
ルト３が急激に膨張し、この部分の水冷ベルト３の熱変
形が最大となる。この熱変形を減少させるために、湯面
２０ａの上側の水冷ベルト３に大きい幅方向の張力を与
える必要があり、図中上方の各３組の引張装置Ａによっ
て大きい張力を与える。

その下部は連続的に変化する熱影響を受けるため、熱変
形が連続的となり、比較的小さい張力で水冷ベルト３の
熱変形を平坦化できるので、図中下方の各６組の引張装
置Ｂによって比較的小さい張力を与える。

〔本発明の効果〕

本発明は、以上詳記したように１水冷ベルトの両端をテ
ンションローラで幅方向に適度な力で引張シ、水冷ベル
トの幅方向に緊張を与えて熱膨張を吸収し、その鋳型部
をなす部分の表面を平坦にすることにより、連続鋳造さ
れる鋳片表面の凹凸及び二重肌の発生を防止することが
可能になり、高品質の鋳片を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるベルト緊張装置を装着したベルト
式連続鋳造機の側面図、第２図は第１図の■−■線に沿
った断面正面図、第３図は第２図の一部分を拡大した正
面図、第４図は第５図のｍＶ−Ｉｆ／線に沿った断面平
面図、第５図は従来のベルト式連続鋳造機の側面図、第
６図は第５図の■−■線に沿った断面正面図である。 復代理人　　内　１）　　明 復代理人　　萩　原　亮　− 復代理人　　安　西　篤　夫 図面の浄８（内容に変更なし） 第１図 第２図 第３図 第４図 手続補正書（方式） ％式％ １、事件の表示 昭和６０年牛、１許願第１７５７９０号２・発明’　名
称　　ベルト式連続鋳造機のベルト緊張装置３、補正を
する各 事件との関係　　１ｊ許出願人 （１所　　車京都千代田区丸の内二丁目５番１号（ほか
１名） ４−代理人 １１　　所　東京都港区虎ノ門−丁目１６番２号ｌ補正
の対象 図　　　面 ａ補正の内容 図面を別紙のとおり訂正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 相反する方向に回転する軸によつて互いに平行に支持さ
   れた一対の水冷ベルト間に溶融金属を供給し、板状に凝
   固させた鋳片を連続的に引出すベルト式連続鋳造機のベ
   ルト緊張装置において、前記水冷ベルトの幅方向両端縁
   部のベルト両面に装着されたストッパと、同ストッパを
   介して前記水冷ベルトに幅方向の張力を与えるごとくに
   配設された引張装置とを有することを特徴とするベルト
   式連続鋳造機のベルト緊張装置。