JPH0441582A - 水中用封止材 - Google Patents

水中用封止材

Info

Publication number
JPH0441582A
JPH0441582A JP14851390A JP14851390A JPH0441582A JP H0441582 A JPH0441582 A JP H0441582A JP 14851390 A JP14851390 A JP 14851390A JP 14851390 A JP14851390 A JP 14851390A JP H0441582 A JPH0441582 A JP H0441582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urethane
resin
sealing medium
modified epoxy
epoxy resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14851390A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Watanabe
次郎 渡邊
Kiyohiro Yamaguchi
山口 清大
Toshio Kobayashi
俊夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP14851390A priority Critical patent/JPH0441582A/ja
Publication of JPH0441582A publication Critical patent/JPH0441582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水中で使用される各種検出器や構造物等の封
止材に関し、詳しくは耐水性と水密性に優れた水中用封
止材に関する。
〔従来の技術〕
従来の水中用封止材は、一般に水中用受波器等の各種検
出器やその他の水密性を必要とする構造物等の被封止体
を熱硬化性のウレタン系樹脂により注型被覆した構成を
有している。このような従来の水中用封止材は、たとえ
ば前記検出器の浮沈に伴なう水圧変化によって注型被覆
層が劣化し、破壊等が生じ易い。また、水密性が劣るた
め、透水によって検出器が故障する等のトラブルが発生
する欠点があった。
〔発明が解決使用とする課題〕
本発明の目的は、水中における耐水性および水密性に優
れ、検出器等の被封止体の故障等を防止する水中用封止
材を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
このような本発明の目的は、数平均分子量500〜50
00のウレタン変性エポキシ樹脂硬化物からなる被覆注
型材の上に、フン素成分を含有する樹脂からなり、10
%以上の伸び率を有する塗膜を形成することにより達成
することができる。
本発明において、被覆注型材となるウレタン変性エポキ
シ樹脂は、その数平均分子量が500〜5000である
ことが必要である。数平均分子量が500未満であると
注型被覆層の耐水性が低下してしまう。また、5000
を越えるとウレタン変性エポキシ樹脂の粘度が高くなり
、被封止体と共に注型する際の脱泡に手間どったり、反
応時間が延びるために成形サイクルが長びくといった作
業上の問題が生じる。
また、被覆注型材の上に形成するフッ素成分を含有する
樹脂は、塗膜にしたときの伸び率が10%以上であるこ
とが必要である。塗膜の伸び率が10%未満では、塗膜
の可撓性が不十分になり、水中用封止材の移動時等に水
中で加圧等の応力が加わった場合に塗膜に亀裂等が生じ
易くなり、耐久性が低下する。また、この樹脂中に含ま
れるフン素成分は10〜60重量%であることが望まし
い。10重量%以上にすることにより、水中封止材に対
して十分な水密性を付与することができる。また、60
重量2以下にすることにより、被着体のウレタン変性エ
ポキシ樹脂に対する接着性を確保し、長期間水圧下に置
いた時接着界面に水泡が生ずるのを防止することができ
る。
本発明において、被覆注型材を構成するウレタン変性エ
ポキシ樹脂とは、ヒドロキシ化合物とポリイソシアネー
ト化合物とから得られる末端にイソシアネート基を有す
るウレタン結合含有化合物と、エポキシ基とヒドロキシ
ル基を有する化合物との反応により得られる樹脂である
このウレタン変性エポキシ樹脂は、次のごとくして製造
することができる。
まず、ヒドロキシ化合物とポリイソシアネート化合物を
原料とし、両者を一般のウレタンプレポリマー製造法に
従って反応を行わせて、末端にイソシアネート基を有す
るウレタン結合含有化合物を製造する0次いで、このウ
レタン結合含有化合物のイソシアネート基1個につき、
エポキシ基とヒドロキシル基とを有する化合物のヒドロ
キシル基量を1.0〜1.2当量の割合で混合し、常法
によって反応させることにより得ることができる。
原料のヒドキシ化合物としては、通常のウレタン化合物
の製造に用いられるポリエーテルポリオールとポリエス
テルポリオールのいずれも使用可能であるが、好ましく
は耐水性に優れた樹脂が得られるものがよい。ポリエー
テルポリオールの例としては、たとえば、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイド、テトラヒドロフランを
付加重合させた生成物を挙げることができる。また、ポ
リエステルポリオールの例としては、ε−カプロラクト
ンの開環重合で生成されるポリエステルと、トリメチレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメチ
レングリコール、ヘキサメチレングリコール、デカメチ
レングリコール、ジエチレングリコールと炭酸エステル
との反応によるポリカーボネートを挙げることができる
。この他に、ブタジェン、イソプレン、クロロブレン等
のジエン構造を持つヒドロキシ化合物を使用することが
できる。これらのヒドロキシ化合物は、単独のみならず
、少なくとも2種類の化合物を組合せて使用しても良く
、その組み合わせは、目的とする封止材の種類や用途等
に応じて適宜決定することができる。
また、原料のポリイソシアネート化合物も通常のウレタ
ン化合物の製造に用いられるものを少なくとも1種使用
することができる。たとえば、分子内に2個以上イソシ
アネート基を有するトリレンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート等を例示するこ
とができる。
上述のウレタン変性エポキシ樹脂を被覆注型して硬化す
るときは硬化剤を使用するのがよい。
硬化剤としては、芳香族ジアミン、脂肪族ジアミンおよ
び酸無水物等がある。芳香族ジアミンとしては、ジアミ
ノジフェニルメタン、メタフェニレンジアミン、ジメチ
ルジアミノビフェニル、ジクロロジアミノジフェニルメ
タン等を例示することができる。また、脂肪族ジアミン
としては、イソホロンジアミン、1.3ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサン、ヘキサメチレンジアミン、トリ
メチルへキサメチレンジアミン等を例示することができ
る。さらに酸無水物としては、ヘキサヒドロ無水フタル
酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無
水フタル酸等を例示することができる。これらの硬化剤
は単独で使用できるのみならず、少なくとも2種類を併
用し、その混合比率を任意に定めて使用することもでき
る。
これらの硬化剤のウレタン変性エポキシ樹脂に対する配
合量は、ウレタン変性エポキシ樹脂のエポキシ当量に対
する硬化剤の活性水素当量または酸無水物当量で0.6
〜1.3、好ましくは0.9〜1.0の範囲にすること
が望ましい。
さらにこのウレタン変性エポキシ樹脂組成物には、必要
に応じてその他のエポキシ樹脂、希釈剤、充填剤等を適
宜配合することができる。
かくして硬化剤をウレタン変性エポキシ樹脂に配合し、
十分に撹拌脱泡することにより得られた樹脂組成物は、
検出器等の被封止体と共にモールド中に注型され、常温
または加熱下に硬化して被覆注型材とする。
次いで、このウレタン変性エポキシ樹脂の被覆注型材の
上には、フッ素系樹脂塗料が塗布される。塗布方法とし
ては、任意の塗布方法、たとえば、刷毛、ローラーを用
いて塗布する方法またはスプレーによって塗布する方法
等の任意の方法を適用可能である。この塗布によって形
成された塗膜の厚さは、塗膜の水密性をより向上させる
ため、10ミクロン以上にすることが望ましい。
上記フッ素系樹脂としては、たとえばポリビニリデンフ
ルオライドやフルオロエチレンビニルエーテル共重合体
を挙げることができる。しかしながら、前者は高温焼付
が必要であるのに対して、後者は溶削に溶け、硬化剤と
の架橋反応によって常温での硬化乾燥が可能であるため
、被封止体の耐熱性にもよるが、使用面からはフルオロ
エチレンビニルエーテル共重合体カ簡便で好ましい。
〔実施例〕
実施例1.2 分子量2000のポリテトラメチレングリコール(水酸
基価56、PIMG2000、三菱化成工業社製)10
0gに対して、イソホロンジイソシアネート(IPDI
、ヒュルス社製)22.6gを配合し、窒素雰囲気下で
撹拌混合した後、ジブチル錫ジラウレート(東京化成工
業社製)0.1gを加え、80℃、5時間反応させてウ
レタン結合含有化合物を得た。このウレタン結合含有化
合物にグリシドール(ダイセル化学工業社製)7.7g
を加え、窒素気流下、80℃においてイソシアネート基
がなくなるまで約8時間反応せしめ、ウレタン変性エポ
キシ樹脂を作製した。この樹脂のイソシアネート基装置
は0%、エポキシ当量は1300であった。
このウレタン変性エポキシ樹脂に、それぞれ硬化剤とし
てジアミノジフェニルメタン(活性水素当量49.5 
MDA−220、三井東圧社製)(実施例1)、イソホ
ロンジアミン(活性水素当量41、IPDA、ヒュルス
社製)(実施例2)を当量ずつ加えて2種類の注型用樹
脂組成物を得た。
このようにして得た注型用樹脂組成物を、それぞれ12
0℃で4時間硬化せしめて、JIS−に−6301に規
定されている圧縮永久歪み試験用サンプルの形状に成形
した。このサンプルは、それぞれ被封止材表面上に設け
られる被覆注型材に相当する。
これらにフッ素系樹脂塗料(カードクリートNGM 1
1200.東亜ペイント社製)を刷毛を用いて、塗膜の
厚さが50ミクロンになるように塗布し、25℃で1日
硬化乾燥した。各サンプルの表面に形成されたフッ素系
樹脂塗膜の伸び率を測定したところ、70%であった。
次に、上述のように用意した各サンプルを、それぞれ次
の測定方法にしたがって圧縮永久歪みおよび耐水性につ
いて測定し、結果を第1表に示した。
圧豊水久工立: JIS−に−6301に従い、圧縮割合25%で70℃
、22時間圧縮後の歪み量を測定した。
1氷性ニ ア0℃の温水中に1ケ月間浸漬後、サンプルの外観、重
量増加率および圧縮永久歪みを測定した。
実施例3 水酸基末端液状ポリブタジェン(水酸基価44.9、P
o1y bd R−45HT、出光石油化学社製)10
0g、トリレンジイソシアネート(TDI 80、化成
アップジョン社製)14.3g、グリシドール(ダイセ
ル化学工業社製)6.2gを実施例1と同様に反応させ
、エポキシ当量1440のウレタン変性エポキシ樹脂を
得た。
このウレタン変性エポキシ樹脂に硬化剤としてイソホロ
ンジアミンを配合し、120℃、4時間硬化させて前述
した圧縮永久歪み試験用サンプルの形状に成形し、それ
ぞれ実施例1.2と同一のフッ素系樹脂塗料を塗布して
塗膜を形成した0次いで、それぞれのサンプルについて
、上記と同じ物性を測定し、その結果を第1表に示した
比較例1 実施例1のウレタン変性エポキシ樹脂と硬化剤の配合で
、120℃、4時間の硬化を行い、前述した圧縮永久歪
み試験用サンプルを注型作製し、塗料を施さないで、実
施例1と同様に物性を測定した。結果を第1表に示した
比較例2 実施例1と同様にして圧縮永久歪み試験用サンプルを注
型作製し、これに市販のポリエステルウレタン塗料を膜
厚50ミクロンに塗布し、前述の方法により物性を測定
した。結果を第1表に示した。
比較例3 ポリエーテルウレタン硬化物(JIS A硬度70)を
JIS−に−6301の圧縮永久歪み試験用サンプルの
形状に成形し、前述の実施例と同様に物性を測定し、そ
の結果を第1表に示した。
(本頁以下、余白) 実施例4 実施例1のウレタン変性エポキシ樹脂と硬化剤の配合で
、120℃、4時間の硬化を行ない、100顛×100
鶴X 0.9 nのシートを作製した。
このシート上にフッ素系樹脂塗料(ガードクリートNG
M#200)を100ミクロンの厚さに塗布し、25℃
で1日乾燥硬化した。次いで、このフッ素系樹脂塗膜を
形成したシートについて、水蒸気透過度測定装置(L8
0型、スイスDr、 ’J −7シー製)を用いて38
℃、95%RHの条件下の水蒸気透過係数を測定し、そ
の結果を第2表に示した。
比較例4 比較例1のポリエーテルウレタン硬化物を100鶴×1
100W×11シートに成形し、実施例4と同様に水蒸
気透過係数を測定し、その結果を第2表に示した。
第2表 第1表から、本発明のウレタン変性エポキシ樹脂からな
る硬化物(注型被覆層)にフッ素系樹脂からなる塗膜を
形成したものは、比較例のウレタンからなる硬化物に比
べて著しく水中での劣化が小さい。また、重量増加率、
水蒸気透過係数のデータより、水密性も良好で外観的に
も水泡等を生じないことから、氷中封止材として最適と
いえる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、特定の分子量を有するウレタン変性エ
ポキシ樹脂からなる被覆注型材の上に、特定のフッ素含
有量を有するフッ素系樹脂からなる特定の伸び率の可撓
性の塗膜を形成したから、水中用封止材を耐水性並びに
水密性に優れたものとし、その耐久性を著しく向上する
ことができる。
代理人 弁理士 小 川 信 −

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  数平均分子量500〜5000のウレタン変性エポキ
    シ樹脂硬化物からなる被覆注型材の上に、フッ素成分を
    含有する樹脂からなり、10%以上の伸び率を有する塗
    膜を形成した水中用封止材。
JP14851390A 1990-06-08 1990-06-08 水中用封止材 Pending JPH0441582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14851390A JPH0441582A (ja) 1990-06-08 1990-06-08 水中用封止材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14851390A JPH0441582A (ja) 1990-06-08 1990-06-08 水中用封止材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0441582A true JPH0441582A (ja) 1992-02-12

Family

ID=15454449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14851390A Pending JPH0441582A (ja) 1990-06-08 1990-06-08 水中用封止材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0441582A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020122038A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 東ソー株式会社 ウレタン樹脂組成物、ウレタン樹脂組成物接着剤及び接着方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020122038A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 東ソー株式会社 ウレタン樹脂組成物、ウレタン樹脂組成物接着剤及び接着方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3627722A (en) Polyurethane sealant containing trialkyloxysilane end groups
KR860000644B1 (ko) 폴리우레탄 탄성중합체와 금속의 접착방법
US6133395A (en) Polyurethane compositions
RU2591699C2 (ru) Футеровки и мембраны на основе mdi из форполимеров, характеризующихся очень низким уровнем содержания свободных мономерных изоцианатов
JPS6025446B2 (ja) 弾性化された成形品及び扁平型の製法
US4916199A (en) Polyurethanes made from blends of polypropyleneoxide polyol and organic-silicone block copolymer based polyol intermediates
JPH04279620A (ja) ポリアルジミンを含有する湿気硬化性ポリウレタン組成物、同組成物を含有してなる防水材、床材、シーリング材、壁材、及び塗料
US4602071A (en) Process for the production of oligourethanes containing mercapto groups and their use as binders for coating and sealing compositions hardenable by oxidation and as additives for epoxide resins
JP5227561B2 (ja) ウレア樹脂組成物
TW201317332A (zh) 無異氰酸酯絕緣玻璃密封劑及使用其的絕緣玻璃單元
CN113980563B (zh) 用于制备单组份半聚脲防水涂料组合物的方法、单组份半聚脲防水涂料组合物
US4554299A (en) Controlling the rate of diamine curing agents in polyurethane cements
JP2012121970A (ja) ポリウレア樹脂組成物及び脂肪族又は脂環族ポリイソシアネート類の硬化剤
JPH0686513B2 (ja) 一液型ウレタン樹脂組成物
JPH0441582A (ja) 水中用封止材
JPH10114813A (ja) 一液型ウレタン樹脂組成物
CN110835497A (zh) 一种单组份聚氨酯防水涂料
JPS6143368B2 (ja)
US6602973B2 (en) Method for producing one-component sealing and coating compounds with a polyurethane base
JP3874307B2 (ja) 二液型ウレタン舗装材組成物
JPS6032857A (ja) ウレタン樹脂塗料組成物
JPH06345839A (ja) イソシアネートプレポリマーの製法及びそれを用いた二液型ウレタン系組成物
JP2000226424A (ja) ウレタンプレポリマー組成物
JPH11106732A (ja) 接着剤組成物
JP5509919B2 (ja) 硬化性組成物およびその製造方法