JPH0441514A - プロピレン重合体の製造法 - Google Patents

プロピレン重合体の製造法

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JPH0441514A
JPH0441514A JP15069190A JP15069190A JPH0441514A JP H0441514 A JPH0441514 A JP H0441514A JP 15069190 A JP15069190 A JP 15069190A JP 15069190 A JP15069190 A JP 15069190A JP H0441514 A JPH0441514 A JP H0441514A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 く技術分野〉 本発明は、α−オレフィン重合体の製造法に関する。さ
らに詳しくは、本発明は、特定の三成分系触媒を用いて
炭素数3以上のび一オレフィンの重合を行なうことによ
り、高立体規則性重合体が高収率で得られるオレフィン
重合体の製造法に関する。
〈従来技術〉 近年、チタン、マグネシウム、ハロゲンを必須成分とし
て含有する固体成分を使用して、プロピレンの高立体規
則性重合体を高収率で製造するという提案が数多くなさ
れている(例えば、特開昭57−63310号、同57
−63311号、同57−63312号、同58−13
8706号、同58−138711号、同58−138
705号各公報参照)。
しかしながら、これらの触媒系の活性は、まだまだ満足
できるレベルまで到達しておらず、なお−層の改善が求
められていた。
〔発明の概要〕
く要旨〉 そこで本発明者らは、高結晶性ポリプロピレンを極めて
高い収率で製造すべく新規な触媒成分の組合せを鋭意検
討した。その結果、特定の固体触媒成分と有機アルミニ
ウム化合物に第三成分としてフッ素含有炭化水素化合物
を組み合わせることにより、従来よりも高活性な触媒系
となることを見出して、本発明に到達した。
すなわち、本発明によるα−オレフィン重合体の製造法
は、下記の成分(A)、成分(B)および成分(C)を
組み合わせてなる触媒にα−オレフィンを接触させて重
合させること、を特徴とするものである。
成分(A) チタン、マグネシウム、ハロゲンおよび電子供与性化合
物を必須成分として含有する固体成分、成分(B) 有機アルミニウム化合物、 成分(C) フッ素含有炭化水素化合物。
く効果〉 本発明によれば、高結晶性のプロピレン重合体を極めて
高収率で得る事が可能である為、触媒コストの低減がで
き、さらに従来の触媒よりも結晶性の高いポリプロピレ
ンを得ることができるので、高剛性化の求められている
用途に好適に用いられる。
〔発明の詳細な説明〕
本発明におけるα−オレフィン重合体の製造法は、成分
(A)、成分(B)および成分(C)を組み合わせてな
る触媒の存在下にα−オレフィンを重合させることを特
徴とするものである。
〔触  媒〕
本発明に用いられる触媒は、特定の成分(A)、成分(
B)および成分(C)を組合せてなるものである。ここ
で「組合せてなる」ということは、成分が挙示のもの(
すなわち、A、、BおよびC)のみであるということを
意味するものではなく、合目的的な他の成分の共存を排
除しない。
く成分(A)〉 成分(A)は、チタン、マグネシウム、ハロゲンおよび
電子供与性化合物を必須成分として含有する固体成分で
ある。ここで「必須成分として含有する」ということは
、挙示の四成分の外に合目的的な他元素を含んでいても
よいこと、これらの元素はそれぞれが合目的的な任意の
化合物として存在してもよいこと、ならびにこれら元素
は相互に結合したものとして存在してもよいこと、を示
すものである。
本発明において使用されるマグネシウム源となるマグネ
シウム化合物としては、マグネシウムハライド、ジアル
コキシマグネシウム、アルコキシマグネシウムハライド
、マグネシウムオキシハライド、ジアルキルマグネシウ
ム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、マグネシ
ウムのカルボン酸塩等があげられる。これらの中で好ま
しいものは、マグネシウムハライドである。
また、チタン源となるチタン化合物は、−最大Ti(O
R)X(ここでR4は炭化水素4−n   n 残基てあり、好ましくは炭素数1〜10程度のものであ
り、Xはハロゲンを示し、nは0≦n≦4の数を示す。
)で表わされる化合物かあげられる。
具体例としては、T ICl 4、TiBr4、Ti(
OC2H5)013、T1(OC2H5)2C12、T
i(OC2H5)3C11T1(O−1C3H7)C1
3、Tl(0−nC4H9)C13、Ti (0−nC
4Hg) 2C12、T l(OC2H5) B r 
3、 Tl(OC2H5)(OC4H9)2C11Tl(O−
nC4H9)3C11T1(O−C6H5)C13、T
i(0−1C4H9)2C12、Tl(OC5H11)
C13、Ti(OC6H13)C13、T1(OC2H
5)4、Ti(0−nC3H7)4、Tl(0−nC4
H9)4、T1(0−1C4H9)4、Ti(0−nC
6H13)4、Ti(O−nC8H−17)4、 Ti〔0CH2CH(C2H5)C4H9〕4などが挙
げられる。
また、TiX′4(ここではX′はハロゲンを示す)に
後述する電子供与性化合物を反応させた分子化合物を用
いることもできる。具体例としては、T I Cl 4
・CH3COC2H5、T t Cl 4・CH3CO
2C2H5、T iC14・C6H5NO2、 T I C14・CH3COC1、 TiCl4°C6H5COCl・ T  I C]  4  ・ C6Ht:、 CO2C
2H5、TiC1φCICOC2H5、 T I C14・C4H40等があげられる。
上記チタン化合物の中で好ましいものは、TiC1とT
i (0−nC4H9)4である。
ハロゲン源としては、上述のマグネシウム及び(又は)
チタンのハロゲン化合物から供給されるのが普通である
が、アルミニウムのハロゲン化物やケイ素のハロゲン化
物、リンのハロゲン化物といった公知のハロゲン化剤か
ら供給することもできる。
触媒成分中に含まれるハロゲンはフッ素、塩素、臭素、
ヨウ素又はこれらの混合物であってよく、特に塩素が好
ましい。
電子供与性化合物としては、(イ)有機酸エステル、(
ロ)有機酸ハライドおよび()1)有機ケイ素化合物を
挙げることができる。
(イ) 有機酸エステルとしては、酢酸エチル、酢酸フ
ェニル、酢酸シクロヘキシル、プロピオン酸エチル、酪
酸メチル、吉草酸エチル、ステアリン酸エチル、クロル
酢酸メチル、ジクロル酢酸エチル、メタクリル酸メチル
、クロトン酸エチル等の脂肪族カルボン酸エステル;シ
クロヘキサンカルボン酸エチル等の脂環族カルボン酸エ
ステル;安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プ
ロピル、安息香酸ブチル、安息香酸オクチル、安息香酸
シクロヘキシル、安息香酸フェニル、安息香酸ベンジル
、トルイル酸メチル、トルイル酸エチル、トルイル酸ア
ミル、エチル安息香酸エチル、アニス酸メチル、アニス
酸エチル、エトキシ安息香酸エチル、フタル酸ジエチル
、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル等の芳香族カ
ルボン酸エステル:などを例示することができる。
(ロ) 有機酸ハライドとしては、アセチルクロリド、
ベンゾイルクロリド、トルイル酸クロリド、アニス酸ク
ロリド、塩化フタロイル、イソ塩化フタロイル等の芳香
族カルボン酸ハライド:などを例示することができる。
(ハ) 有機ケイ素化合物としては、5i−OC結合を
持つものが好ましく、特には−最大R]R2Sl (O
R3) で表わされる化合物3−n         
     nか好ましい(式中、R1は炭素数3〜10
程度の分岐鎖状炭化水素基、好ましくはα−位の炭素原
子が2級又は3級の炭素数4〜10の、特にはα位の炭
素原子が3級の炭素数4〜6の分岐鎖状炭化水素基、R
2はR1と同一かもしくは異なる炭化水素基、R3は炭
素数1〜4の炭化水素基、nは]≦n≦3の数である)
。以下に具体例を示す。
(CH)C5i (CH3)(OCH3) 2、(CH
)C8l(CH(CH3)2)(OCH3)2、(CH
) C3i(CH3)(OC2H5)2、(CH)  
C5i (CH3)(OCH3)2、(CH)(CH)
CH31(CH)(OCH3)2.((CH3)2CH
CH2)2si(OCH3)2、(C2H5)(CH3
)2C81(CH3)(OCH3)2、(C2H5)(
CH3)2C81(CH3)(OC2H5)2、(CH
3)3C8L(OCH3)3、 (CH3)3C8l(OC2H5)3、(C2H5)3
C81(OC2H5)3、(CH3)2(C2H5)C
H81(OCH3)、(C2H5)(CH3)2cs1
(OC2H5)3、Δ これらの電子供与性化合物は単独であるいは二種以上併
用することができる。これらの中で好ましいのは有機酸
エステルと有機ケイ素化合物の併用であり、これらは同
時にあるいは別個の処理工程において用いることができ
る。
上記各成分の使用量は、本発明の効果が認められるかぎ
り任意のものでありうるが、−船釣には、次の範囲内が
好ましい。
チタン化合物の使用量は、使用するマグネシウム化合物
の使用量に対してモル比でlXl0−’〜1000の範
囲内がよく、好ましくは0.01〜10の範囲内である
。ハロゲン源としてそのための化合物を使用する場合は
、その使用量はチタン化合物および(または)マグネシ
ウム化合物がハロゲンを含む、含まないにかかわらず、
使用するマグネシウムの使用量に対してモル比で1×1
0−4〜1000の範囲内がよく、好ましくは0.1〜
100の範囲内である。
ケイ素、アルミニウムおよびホウ素化合物の使用量は、
上記のマグネシウム化合物の使用量に対してモル比でl
Xl0’〜100の範囲内がよく、好ましくは0,01
〜1の範囲内である。
電子供与性化合物の使用量は、上記のマグネシウム化合
物の使用量に対してモル比で1×10−3〜10の範囲
内がよく、好ましくは0.01〜5の範囲内である。
成分(A)は、上記の各成分を用いて、例えば以下の様
な製造法により製造される。
(イ) ハロゲン化マグネシウムと必要に応じて電子供
与性化合物とチタン含有化合物とを接触させる方法。
(ロ) アルミナまたはマグネシアをハロゲン化リン化
合物で処理し、それにハロゲン化マグネシウム、電子供
与性化合物、チタンハロゲン含有化合物を接触させる方
法。
(ハ) ハロゲン化マグネシウムとチタンテトラアルコ
キシドおよび特定のポリマーケイ素化合物を接触させて
得られる固体成分に、チタンハロゲン化合物および(ま
たは)ケイ素のハロゲン化合物を接触させる方法。
このポリマーケイ素化合物としては、下式で示されるも
のが適当である。
(ここで、Rは炭素数1〜10程度の炭化水素残基、n
はこのポリマーケイ素化合物の粘度が1〜100センチ
スト一クス程度となるような重合度を示す) 具体的には、メチルハイドロジエンポリシロキサン、エ
チルハイドロジエンポリシロキサン、フェニルハイドロ
ジエンポリシロキサン、シクロへキシルハイドロジエン
ポリシロキサン、1,3゜5.7−チトラメチルシクロ
テトラシロキサン、1.3,5,7.9−ペンタメチル
シクロペンタシロキサンなどが好ましい。
(ニ) マグネシウム化合物をチタンテトラアルコキシ
ドおよび電子供与性化合物で溶解させて、ハロゲン化剤
またはチタンハロゲン化合物で析出させた固体成分に、
チタン化合物を接触させる方法。
(ホ) グリニヤール試薬等の有機マグネシウム化合物
をハロゲン化剤、還元剤等と作用させた後、これに必要
に応じて電子供与性化合物とチタン化合物を接触させる
方法。
(へ) アルコキシマグネシウム化合物にハロゲン化剤
および(または)チタン化合物を電子供与性化合物の存
在もしくは不存在下に接触させる方法。
上記成分(A)の製造法の中でも(イ)又は(ハ)が好
ましい。
本発明に用いる成分(A)は、上述の様にして得られた
固体成分をそのまま用いることもてきるし、この固体成
分を有機アルミニウム化合物の存在下にオレフィン類と
接触させて予備重合を行なって得たものであってもよい
成分(A)が予備重合に付したものである場合、この成
分(A)を製造するためのオレフィン類の予備重合条件
としては特には制限はないか、一般的には次の条件が好
ましい。重合温度としては、0〜80℃、好ましくは1
0〜60℃である。重合量としては固体成分1グラムあ
たり0.001〜50グラムのオレフィン類を重合する
ことが好ましく、さらに好ましくは0.1〜10グラム
のオレフィン類を重合することが好ましい。
予備重合時の有機アルミニウム成分としては一般的に知
られているものが使用できる。
具体例としては、A I  (C2H5)3、AI  
(iCH)   AI  (C5H13) 3.4 9
 3ゝ Al (CH)  A1 (C1oH21)3.8 1
73ゝ A1 (CH) C1、AI  (iC4H9)CI、
AI  (CH)  H,AI  (iC4H9) 2
H。
AI (CH)   (QC2H5)等があげられる。
これらの中で好ましくは、 A1 (CH)   A1 (iC4H9)3てあ25
3ゝ る。
またトリアルキルアルミニウムとアルキルアルミニウム
ハライドの併用、トリアルキルアルミニウムとアルキル
アルミニウムライドとアルキルアルミニウムエトキシド
の併用なども有効である。
具体例を示すとAI (C2H5)3とA1 (C2H
5)2C1の併用、 AI(ic  H)  とA I  (l C4H9)
 2 C1の併用、A1 (C2H5)3と AI(CH)   CI   の併用、2  5  1
5    1.5 Al(CH)  とA1 (C2H5)2C1とAI 
 (CH)   (QC2H5)の併用等があげられる
予備重合時の有機アルミニウム成分の使用量は、固体成
分(A)の中のTi成分に対してAI/Ti(モル比)
で1〜20、好ましくは2〜10である。
予備重合特使用するオレフィン類としては、エチレン、
プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−
1−ブテン等が挙げられる。
く成分(B)〉 成分(B)は有機アルミニウム化合物である。
具体例としては、R5AIX  または、3−n   
   n 同一または異なってもよい炭素数1〜20程度の炭化水
素残基または水素原子、R7は炭化水素残基、Xはハロ
ゲン、nおよびmはそれぞれO≦nく3.0<m<3の
数である。)で表わされるものかある。具体的には、(
イ)トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム
、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニ
ウム、トリオクチルアルミニウム、トリエチルアルミニ
ウム、などのトリアルキルアルミニウム、(ロ)ジエチ
ルアルミニウムモノクロライド、ジイソブチルアルミニ
ウムモノクロライド、エチルアルミニウムセスキクロラ
イド、エチルアルミニウムジクロライド、などのアルキ
ルアルミニウムハライド、(ハ)ジエチルアルミニウム
ハイドライド、ジイソブチルアルミニウムハイドライド
、(ニ)ジエチルアルミニウムエトキシド、ジエチルア
ルミニウムエトキシドなどのアルミニウムアルコキシド
などかあげられる。
これら(イ)〜(ニ)の有機アルミニウム化合物に他の
有機金属化合物、たとえば RおよびR9は、同一または異なってもよい炭素数1〜
20程度の炭化水素残基である。)で表わされるアルキ
ルアルミニウムエトキシドを併用することもてきる。た
とえば、トリエチルアルミニウムとジエチルアルミニウ
ムエトキシドの併用、ジエチルアルミニウムモノクロラ
イドとジエチルアルミニウムエトキシドとの併用、エチ
ルアルミニウムジクロライドとエチルアルミニウムジエ
トキンドとの併用、トリエチルアルミニウムとジエチル
アルミニウムエトキシドとジエチルアルミニウムクロラ
イドとの併用があげられる。
く成分(C)〉 成分(C)は、フッ素含a炭化水素化合物である。
このような成分(C)は、炭化水素化合物の全部または
一部の水素原子がフッ素原子に置換された構造を示すも
のである。このフッ素含有炭化水素化合物は、鎖状また
は環状の、あるいは飽和または不飽和のものであろうる
が、本発明において好ましいものは、炭素数3〜12程
度、特に4〜10、のもの、殊に炭素数4〜10のα−
オレフィン、のフルオロ誘導体である。
具体的には、(イ)パーフルオロ飽和脂肪族炭化水素、
たとえばパーフルオロn−へブタン、パーフルオロn−
へキサン、(ロ)パーフルオロ芳香族炭化水素(「芳香
族炭化水素」は低級アルキルないしアルキレン置換アリ
ール炭化水素を包含するものとする)、たとえばパーフ
ルオロベンゼン、パーフルオロトルエン、(ハ)部分的
フルオロ芳香族炭化水素(「芳香族炭化水素」は低級ア
ルキルないしアルキレン置換アリール炭化水素を包含す
るものとする)、たとえばm−ジフルオロベンゼン、4
4′ −ジフルオロジフェニルメタン、ペンゾトリフル
オリド、(ニ)ポリフルオロα−オレフィン、たとえば
ノナフルオロ1−へ午セン、ヘプタデカフルオロ1−デ
センなどが挙げられる。これらの中では、ノナフルオロ
1−ヘキセン、ヘプタデカフルオロ1−デセンなどのポ
リフルオロα−オレフィンが特に好ましい。
く成分量〉 成分(A)と成分(B)と成分(C)の使用量は、それ
ぞれ本発明の効果が認められるかぎり、任意のものであ
りうるが、−船釣には、次の範囲内が好ましい。成分(
B)の使用量は、成分(A)を構成するチタン成分に対
して、AI/Ti(モル比)で1〜1000の範囲であ
り、好ましくは、5〜300の範囲内である。成分(C
)の使用量は、成分(A)の使用量に対して、成分(C
)/成分(A)(重量比)で0.001〜100の範囲
であり、好ましくは0.01〜10の範囲内である。
〔触媒の使用/重合〕
く重合〉 本発明の触媒系は、通常のスラリー重合に適用されるも
のはもちろんであるが、実質的に溶媒を用いない液相無
溶媒重合、溶液重合、または気相重合法にも適用される
スラリー重合の場合の重合溶媒としてはへキサン、ヘプ
タン、ペンタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン
等の飽和脂肪族または芳香族炭化水素の単独あるいは混
合物が用いられる。
重合温度は、室温から200℃程度、好ましくは50〜
150℃、特に好ましくは60〜100℃であり、その
ときの分子量調節剤として補助的に水素を用いることが
できる。(α−オレフィン)本発明の触媒系で重合する
のに用いられるαオレフィンは、−最大R−CH−CI
(2(ここでRは水素原子、または分岐基を有してもよ
い炭素数1〜10の炭化水素残基である)で表わされる
ものである。具体的には、エチレン、プロピレン、ブテ
ン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1,4メチルペンテ
ン−1,3−メチルブテン−1などのα−オレフィン類
がある。なかでも本発明の触媒系は、プロピレンの重合
に特に適しているが、プロピレンにエチレンあるいはブ
テン−1をランダム的あるいはブロック的に共重合させ
る場合にも好適に用いられる。
〔実験例〕
実施例1 〔成分(A)の製造〕 充分に窒素置換したフラスコに脱水および脱酸素したn
−へブタン200ミリリツトルを導入し、次いでM g
 C12を0.4モル、 T l (On C4H9) 4を0.8モル導入し、
95℃で2時間反応させた。反応終了後、40℃に温度
を下げ、次いてメチルヒドロジエンポリシロキサン(2
0センチストークスのもの)を48ミリリツトル導入し
、3時間反応させた。生成した固体成分をn−ヘプタン
で洗浄した。
ついで充分に窒素置換したフラスコに精製したn−へブ
タンを50ミリリツトル導入し、上記で合成した固体成
分をMg原子換算で024モル導入した。次いでn−へ
ブタン25ミリリツトルにS iCI 4 0゜4モル
を混合して30−℃60分間でフラスコへ導入し1.9
0℃で3時間反応させた。
これに更にn−へブタン25ミリリツトルにフタル酸ク
ロライド0.016モルを混合して、90℃、30分間
でフラスコへ導入し、90℃で1時間反応させた。
反応終了後、n−ヘプタンで洗浄した。次いでこれにS
 iC140、24ミリモルを導入して、100℃で3
時間反応させた。反応終了後、nヘプタンで充分に洗浄
した。充分に窒素置換したフラスコに充分精製したn−
へブタンを50ミリリツトル導入し、次いで上記で得た
固体成分を5グラム導入し、さらに (CH)  csi (CH)(OCH3)2を0.8
1ミリリツトル導入し、30℃で2時間接触させた。接
触終了後n−へブタンで充分に洗浄した。
〔プロピレンの重合〕
攪拌および温度制御装置を有する内容積3.0リツトル
のステンレス鋼製オートクレーブに、充分に脱水および
脱酸素したn−へブタンを1.5リツトル、成分(B)
としてトリエチルアルミニウム750ミリグラム、成分
(C)としてノナフルオロ1−ヘキセン18ミリグラム
導入し、75℃に昇温し、30分間反応させた後、水素
を200ミリリツトル導入し7 kg / cd Gに
昇圧した。
その後、成分(A)18ミリグラムをArにて圧入し、
重合圧カーフ kg / cd G 、重合温度−75
℃、重合時間−3時間の条件で重合した。重合終了後、
得られたポリマースラリーを濾過により分離し、ポリマ
ーを乾燥した。その結果、381.3グラムのポリマー
が得られた。一方の濾過液から0.8グラムのポリマー
が得られた。よって触媒収率は21183g−ポリプロ
ピレン/ピー固体触媒(g−PP/g−cat)であっ
た。MFR−3,1g/10分、ポリマー嵩比重−0,
48f/cIlであった。生成したポリプロピレン粉末
5gを300ミリリツトルの沸騰キシレンに溶解した後
、23℃まで徐冷し、23℃で10時間放置した後、析
出したポリマーを濾別した。濾液を濃縮乾固して得たポ
リマー成分を90℃で真空乾燥して23℃のキシレンに
可溶なポリマーを回収し、23℃キシレン可溶成分百分
率(以下CXSと略ず)を得た。その結果、CX5=1
.5重量%であった。
オルゼン曲げ剛性率をASTM  D−74770の方
法で測定した結果14200kg/cdであった。
比較例] 実施例1においてノナフルオロ1−ヘキセンを添加しな
かった以外は、同様の条件にてポリプロピレンの重合を
行った。結果は第1表に示す。
実施例2〜4 実施例1において、成分(C)としてノナフルオロゴー
ヘキセンのかわりに第1表に示した化合物を添加した以
外は同様の実験を行なった。結果を第1表に示した。
実施例5 〔成分(A)の製造〕 充分に窒素置換したフラスコに脱水および脱酸素したn
−へブタン200ミリリツトルを導入し、次いでMgC
l2を0.4モル、 Ti(O−nC4H9)4を0.8モル導入し、95℃
で2時間反応させた。反応終了後、40℃に温度を下げ
、次いでメチルヒドロジエンポリシロキサン(20セン
チストークスのもの)を48ミリリツトル導入し、3時
間反応させた。生成した固体成分をn−ヘプタンで洗浄
した。
ついで充分に窒素置換したフラスコに精製したn−ヘプ
タンを50ミリリツトル導入し、上記で合成した固体成
分をMg原子換算で0,24モル導入した。次いでn−
へブタン25ミリリツトルにS iC140,4モルを
混合して30℃、60分間でフラスコへ導入し、90℃
で2時間反応させた。反応終了後、n−へブタンで充分
に洗浄した。
充分に窒素置換したフラスコに充分精製したnヘプタン
を50ミリリツトル導入し、次いで上記で得た固体成分
を5グラム導入し、次いで(CH)  csi (CH
)(OCH3)2を1.62ミリリツトル導入し、30
℃で2時間接触させた。接触終了後n−へブタンで充分
に洗浄した。
〔プロピレンの重合〕
成分(A)を上記で得たものに変えた以外は実施例1と
同様の条件にてプロピレンの重合を行った。結果は第2
表に示す。
比較例2 実施例5においてノナフルオロ1−ヘキセンを添加しな
かった以外は、同様の条件にてプロピレンの重合を行っ
た。結果は第2表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、チーグラー触媒に関する本発明の技術内容の
理解を助けるためのものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  下記の成分(A)、成分(B)および成分(C)を組
    み合わせてなる触媒にα−オレフィンを接触させて重合
    させることを特徴とする、α−オレフィン重合体の製造
    法。 成分(A)チタン、マグネシウム、ハロゲンおよび電子
    供与性化合物を必須成分として含有する固体成分、 成分(B)有機アルミニウム化合物、 成分(C)フッ素含有炭化水素化合物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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