JPH0441438A - 包接化合物を含む製品 - Google Patents

包接化合物を含む製品

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JPH0441438A
JPH0441438A JP2148040A JP14804090A JPH0441438A JP H0441438 A JPH0441438 A JP H0441438A JP 2148040 A JP2148040 A JP 2148040A JP 14804090 A JP14804090 A JP 14804090A JP H0441438 A JPH0441438 A JP H0441438A
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Shinichi Cho
長 慎一
Takefumi Suda
須田 健文
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  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ホスト化合物としてシクロデキストリンを
用い、ゲスト化合物として、たとえば、ワサビ、カラン
、コシヨウ、ショウガ、ニンニクなどのスパイス成分や
、各種の香料、着色成分、医薬品、化粧品などをシクロ
デキストリンに包接して成る包接化合物を含む種々の製
品に関し、さらに詳しくは、包接されたゲスト化合物が
上記包接化合物から可及的多量に放出するように工夫し
た、包接化合物を含む製品に関するものである。
[従来技術および解決すべき課題] シクロデキストリンは、6〜8個のグルコースがα−1
,4−グリコシド結合で環状に結合して成るオリゴ糖で
あり、その特異な構造に起因して優れた包接能を示し、
上記のような種々のゲスト化合物を包接する機能を発揮
し、食品、医薬、農薬、化粧品などの多くの産業分野で
その用途開発が注目を集めている。
また、ワサビの辛味成分であるイソチオシアン酸アリル
は、香辛料としての用途のほか、その抗菌作用により防
黴剤、防腐剤などとしても使用できることが知られてい
る。
そこで、ゲスト化合物としてワサビの辛味成分をシクロ
デキストリンに包接し、得られた包接化合物をプラスチ
ックフィルムに含有せしめることが考えられた。
しかし、このワサビ包接化合物を含んだフィルムは、シ
クロデキストリンの強力な包接作用のために、該包接化
合物からゲスト化合物が所望の量まで放出せず、そのた
めワサビによる抗菌作用が効果的に発揮されないという
難点があり、現在未だ実用化には至っていない。
この発明は、上記の如き実情に鑑み、ゲスト化合物の放
出性を向上させその結果上記のような問題を克服した包
接化合物含を製品を提供することを目的とする。
[課題の解決手段] この発明による包接化合物含有製品は、上記目的を達成
すべく鋭意研究を重ねた結果完成せられたもので、シク
ロデキストリンにゲスト化合物を包接してなる包接化合
物と、該包接化合物からのゲスト化合物の放出性を向上
させる放出促進剤とを含有することを特徴とするもので
ある。
ここにおいて、ホスト化合物としてのシクロデキストリ
ンは、6個(α−型)、7個(β−型)、8個(γ−型
)またはそれ以上のグルコース分子がα−1,4−グリ
コシド結合で環状に結合して成るオリゴ糖であり、公知
の方法、たとえば、澱粉ないしその加水分解生成物にシ
クロデキストリングリコジルトランスフェラーゼを作用
させて澱粉の螺旋構造を分解、切断し、かつ末端どうし
を結合させることによって、製造せられたものである。
ゲスト化合物の代表的なものは、ワサビ、カラン、コシ
ヨウ、ショウガ、ニンニク、タマネギ、ブラックペパー
、ホワイトベノく− シナモンなどの天然の香辛材料を
粉砕したもの、これら香辛材料から抽出した香辛成分、
あるいは別途化学反応によって得られた合成香辛成分で
ある。この発明に適用できるゲスト化合物は上記代表的
例示物に限定させるものではなく、従来からシクロデキ
ストリンのゲスト化合物として知られている物質、たと
えば天然ないし合成のレモンフレーバーやイソオイゲノ
ールなどの香料、ヒノキチオールなどの抗菌剤、色素、
医薬、農薬、化粧品なども使用できる。この発明に最も
好適に適用されるゲスト化合物は、天然生ワサビ、これ
から抽出した香辛成分イソチオシアン酸アリル、あるい
は合成によって得られた香辛物質イソチオシアン酸アリ
ルであり、これらは上記の如くその抗菌作用により防黴
、防腐などの役目も果たす。
シクロデキストリンにゲスト化合物を包接させる方法と
しては、公知の方法たとえば溶液法、混練法などが適用
される。溶液法は、ホスト化合物としてのシクロデキス
トリンの飽和水溶液に、ゲスト化合物自体、その水溶液
、または水と相溶性の有機溶媒中のゲスト化合物の溶液
を加え、混合液を所要時間、所要温度で攪拌し、包接化
合物を沈澱させる方法である。また、混練法は、シクロ
デキストリンに水を加えてペーストを形成し、これにゲ
スト化合部を加え、ペーストを所要時間、所要温度で混
練した後、乾燥し、粉末状の包接化合物を得る方法であ
る。
包接化合物からのゲスト化合物の放出性を向上させる放
出促進剤としては、界面活性剤の範鴫に属する物質が使
用される。界面活性剤は、合成洗剤、帯電防止剤、防曇
剤、乳化剤、分散剤、凝集剤などの種々の用途に使用せ
られる。
一般に、界面活性剤は、分子中に疎水性の長鎖状のアル
キル基と親水性の種々の原子団(たとえば−COONa
、−3O3Na、−CONH。
−OHなど)とを備えた化合物であって、溶液中で親水
基を水中に入れ、アルキル基を水面から出して界面を包
み、界面張力を低下させたり、浸透力を増加させるなど
界面の性質を著しく変化させる物質である。このような
界面活性剤として、たとえば、アミン型2第4級アンモ
ニウム塩型、イミダシリン型などの長鎖状のアルキル基
を含む原子団が水中で陽イオンに解離する陽イオン界面
活性剤、アルキルサルフェート型。
アルキルアリールサルフェート型、アルキルホスフェー
ト型、アルキルアミンサルフェート型などの長鎖状のア
ルキル基を含む原子団が水中で陰イオンに解離する陰イ
オン界面活性剤、ソルビタン型、エーテル型、アミド型
、エステル型などの水素結合により可溶性とした非イオ
ン界面活性剤、ベタイン型などの分子構造中に陽イオン
性官能基と陰イオン性官能基を共に有する両性界面活性
剤が例示される。
放出促進剤は、これ自体で製品に含ませられてもよいが
、ゲスト化合物の放出量、放出期間などを調節するには
、通常はシクロデキストリンに包接された形態で製品に
含有される。
包接化合物および放出促進剤を含有させるべき製品は、
たとえば、紙、セロファン、不織布、布、木工製品、プ
ラスチック成形品、ラミネート製品などである。プラス
チック成形品の代表的な例は、主として鮮度保持用の包
装材料として使用されるプラスチック製フィルムないし
シートである。これは、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどの熱可塑性
合成樹脂を一般的成形加工法であるインフレーション加
工、カレンダー加工、押出加工、キャスティング加工な
どで成型することによって得られる。プラスチック成形
品は上記のものに限定されず、熱硬化性樹脂製品たとえ
ば不飽和ポリエチル樹脂とガラス繊維を原料として成形
したFRP製の容器や浴槽などであってもよい。
プラスチック成形品の場合、シクロデキストリンにゲス
ト化合物を包接してなる包接化合物、および該包接化合
物からのゲスト化合物の放出性を向上させる放出促進剤
は、成形加工前の合成樹脂に添加される。ラミネート製
品の場合、上記包接化合物および放出促進剤はラミネー
トを構成するフィルムないしシートの樹脂に含ませられ
るほか、フィルムないしシートを接着する接着剤に混入
してもよい。紙、セロファン、不織布、布、木工製品な
どに上記包接化合物および放出促進剤を含ませるには、
噴霧、浸漬などの常法により含浸ないし吸着させる方法
が一般的である。
包接化合物の添加量は、ゲスト化合物によって異なるが
、合成樹脂に対して20重量%を越えると得られたプラ
スチック成形品、ラミネート製品などの物性に悪影響を
及ぼすので、20重量%以下であり、好適には数重量%
である。
その他の製品の場合も包接化合物の添加量は20重量%
以下である。放出促進剤の添加量は、やはりゲスト化合
物によって異なるが、通常は包接化合物の添加量の半分
から同量程度である。
[作 用コ この発明による包接化合物含有製品において、シクロデ
キストリンにゲスト化合物を包接してなる包接化合物か
ら放出促進剤がいかなる作用でゲスト化合物を放出させ
るのかは、明確には解明されていないが、次のように考
えることができる。
一般に、シクロデキストリンの包接化合物からゲスト化
合物を放出させる要因には、熱と水分がある。シクロデ
キストリンの外側部は親水性であり、空胴部は疎水性で
ある。そのため、シクロデキストリン包接化合物に界面
活性剤のような放出促進剤が共存していると、これがシ
クロデキストリンの空胴部に水分を呼び込み、この水分
によってゲスト化合物が放出させられる。
[発明の効果コ この発明による包接化合物含有製品゛よ、シクロデキス
トリンにゲスト化合物を包接してなる包接化合物と、該
包接化合物からのゲスト化合物の放出性を向上させる放
出促進剤とを含有するものであるので、放出促進剤によ
って包接化合物からゲスト化合物を可及的多量に放出さ
せることができ、その結果ゲスト化合物の作用たとえば
ワサビによる抗菌作用を効果的に発揮させることができ
る。
[実  施  例コ つぎに、この発明を実施例を基に具体的に説明する。
実施例1 a、イソオイゲノール含有フィルム 1ミリモルのβ−シクロデキストリンを水50m/に溶
かし、これに1ミリモルのイソオイゲノールを加え、混
合液を約50℃で1時間攪拌した。得られた懸濁液を冷
蔵庫内で冷却し、35℃のアセトン中に混入し、生じた
沈澱を減圧濾過で取得し、真空デシケータ−で1時間乾
燥させた。この乾燥品を乳鉢で粉末化し、シクロデキス
トリンにイソオイゲノールを包接した包接化合物(以下
、イソオイゲノールCDという)を得た。また、上記と
同様の操作によって、シクロデキストリンに放出促進剤
として多価アルコール脂肪酸エステルを包接した粉末状
の包接化合物(以下、放出促進剤CDという)を得た。
ついで、上記イソオイゲノールCDおよび放出促進剤C
Dとポリエチレンコンパウンドとをそれぞれ重量で1=
1で混合溶融し、溶融物をコールドカット法によりベレ
ット状に成形した。
こうして、イソオイゲノールCDおよび放出促進剤CD
の各マスターバッチを調製した。
ついで、ポリエチレンコンパウンド100重量部に上記
2つのマスターバッチをそれぞれ5重量部ずつ添加して
配合物をよく混合し、混合物を温度150〜200℃で
インフレーション加工によりフィルムに成形した。イソ
オイゲノールの沸点は141=142℃であるが、イソ
オイゲノールはシクロデキストリンに強固に包接されて
いるので上記成形温度でも包接化合物からほとんど揮散
しない。
こうして、イソオイゲノールCDおよび放出促進剤CD
をそれぞれ2.5重量部%ずつ含むポリエチレンフィル
ムを得た。
b、放出性能試験 つぎに、こうして得られたフィルムについて、イソオイ
ゲノールの揮発試験を行なった。
まずこのフィルムを10cmX10cmに切って4枚の
試料フィルムを作り、これらを41のガラス容器内に水
0.11と共に密封し、30℃で24時間保存した。つ
いで、ガスクロマトグラフィーを用いてガラス容器内の
イソオイゲノールの濃度を測定した。ガスクロマトグラ
フィーの操作条件は次の通りである。
機器:高滓製作所製No、GC−7A カラム: FFAP5%、径5mmX長さ2mのガラス
管に詰めたもの カラム温度:so 〜200’C,5℃/分で昇温 注入口温度:260℃ キャリアガス流量: N 240 m / /分燃焼ガ
ス: H240m / /分 空気: 500m//分 稀薄度:2’X10’ チャート速度: 5mm/分 また、イソオイゲノールCDだけを2.5重量部%含む
ポリエチレンフィルムについても、上記と同し操作によ
ってイソオイゲノールの揮発試験を行なった。
これら4枚の試料フィルムの測定結果の平均値を添付の
第1図に示す。
同図から明らかなように、放出促進剤CDを含むフィル
ムは、これを含まないものに比べ、約3倍のイソオイゲ
ノール揮発性を示した。
実施例2 a、ワサビ含有発泡体 イソオイゲノールの代わりにイソチオシアン酸アリルを
用い、その他の操作を実施例1と同様に行ない、シクロ
デキストリンにイソチオシアン酸アリルを包接した包接
化合物(以下、ワサビCDという)を得た。ついで、実
施例1と同様な手法でワサビCDおよび放出促進剤CD
の各マスターバッチを調製し、これらマスターバッチを
ポリエチレンコンパウンド100重量部にそれぞれ5重
量部ずつ添加して得た配合物から、発泡シートを形成し
、このシートから5CmX10cmの発泡体トレイを打
抜き成形した。
こうして、ワサビCDおよび放出促進剤CDを含むトレ
イを製造した。
b、放出性能試験 このワサビCDおよび放出促進剤CD−を含んだポリエ
チレン発泡体トレイを通気蒸溜装置に入れ、ヘプタデカ
ンを加え、沸騰水浴で上記装置を加熱してトレイをヘプ
タデカンに溶解させた。溶解液に水を加え、混合下に通
気蒸溜を行ない、揮発成分をXAD−4樹脂に吸着させ
、XAD−4樹脂をクロロホルムで脱着処理した。
ついで、ガスクロマトグラフィーを用いてクロロホルム
脱着液中のイソチオシアン酸アリルの濃度を測定した。
ガスクロマトグラフィーの操作条件は次の通りである。
機器:高滓製作所製FP″p カラム:3%5ilicone 0V17をGasCh
rom Qにコーティングしたものを3mmX2mのガ
ラス管に詰めたもの カラム温度:50〜220℃、3℃/分で昇温 キャリアガス流量: 30m11分 注入口温度=250℃ FID感度: 16X102mA また、ワサビCDだけを2.5重量部%含むポリエチレ
ン発泡体トレイについても、上記と同じ操作によってイ
ソチオシアン酸アリルの揮発試験を行なった。
これらの測定の結果から、(イソチオシアン酸アリルの
揮発量/ポリエチレン発泡体トレイ中のイソチオシアン
酸アリル量)X100の計算によって、イソチオシアン
酸アリルの放出率を求めたところ、放出促進剤CDを含
まない発泡体トレイの放出率は50%であったのに対し
、放出促進剤CDを含む発泡体トレイは放出率90%を
示した。
ポリ−エチレン発泡体トレイに代えてポリスチレン発泡
体トレイを製造し、これについても上記と同じ操作で放
出性能試験を行なった。試験結果はポリエチレン発泡体
トレイについての結果とほぼ同等であった。
C1保存試験 上記ワサビCDおよび放出促進剤CDを含んだポリエチ
レン発泡体トレイに冷凍刺身用マグロを載せ、通常のフ
ィルムでラップした後、冷蔵庫に保存した。保存3日目
にマグロのトレイ接触面およびトレイのマグロ接触面の
低温細菌数をそれぞれ測定した。
また、ワサビCDだけを含むポリエチレン発泡体トレイ
、さらにはワサビCDも放出促進剤CDも含まないポリ
エチレン発泡体トレイについても、上記と同じ操作によ
って低温細菌数をそれぞれ測定した。
測定の結果、ワサビCDも放出促進剤CDも含まないト
レイ、およびワサビCDだけを含むトレイでは、細菌数
はそれぞれ3.3X10’および4.4X10’であっ
たのに対し、ワサビCDおよび放出促進剤CDを共に含
んだトレイでは細菌数は1.  I X 10’であり
、このトレイが前二者に比べ細菌の繁殖を顕著に抑制す
ることができることがわかる。
ポリエチレン発泡体トレイに代えてポリスチレン発泡体
トレイについても上記と同じ操作で保存試験を行なった
。試験結果はポリエチレン発泡体トレイについての結果
とほぼ同等であった。
d、用途 これらポリエチレン発泡体トレイおよびポリスチレン発
泡体トレイは、これらに含まれるイソチオシアン酸アリ
ルが、発泡体の異臭をマスキングすると同時にそれ自体
の香りをほのかに芳香させてトレイ上のサシミなどの食
品に僅かに付番するため、極めて商品価値の高い食品ト
レイである。
実施例3 a、ワサビ含有ラミネート 実施例1で得られたワサビCDおよび放出促進剤CDの
各マスターバッチをラミネート用接着剤100重量部に
それぞれ5重量部ずつ添加し、第2図に示すように、バ
ルブ不織布(1)とポリプロピレンフィルム(2)を上
記接着剤層(3)を介して積層した。
こうして、ワサビCDおよび放出促進剤CDを含むラミ
ネートを製造した。
b、保存試験 上記ワサビCDおよび放出促進剤CDを含んだラミネー
トよりなるシートを食品用トレイに敷き、このシートの
上に冷凍刺身用マグロを載せ、通常のフィルムでラップ
した後、冷蔵庫に保存した。保存3日目にマグロのシー
ト接触面および、ドリップを含むシートのマグロ接触面
の低温細菌数をそれぞれ測定した。
また、ワサビCDだけを含むラミネートシート、さらに
はワサビCDも放出促進剤CDも含まないラミネートシ
ートについても、上記と同じ操作によって低温細菌数を
それぞれ測定した。
測定の結果、ワサビCDも放出促進剤CDも含まないシ
ート、およびワサビCDだけを含むシートでは、細菌数
はそれぞれ1.0XIO’および4.8X10’であっ
たのに対し、ワサビCDおよび放出促進剤CDを共に含
んだシートでは細菌数は1.0XIO’であり、このシ
ートが前二者に比べ細菌の繁殖を顕著に抑制することが
できることがわかる。
d、用途 上記ワサビCDおよび放出促進剤CDを含んだラミネー
トシートは、これに含まれるイソチオシアン酸アリルが
それ自体の香りをほのかに芳香させてシート上のサシミ
などの食品に僅かに付番するため、食品用トレイに敷く
ドリップ吸収シートとして極めて商品価値の高いもので
ある。
実施例4 ワサビ含有アルミ箔ラミネート 実施例1で得られたワサビCDおよび放出促進剤CDの
各マスターバッチをアクリル系乳化重合剤に混入し、混
合液をアルミニウム箔の片面にロールコータ−で塗布し
た後、水分を蒸発させた。
こうして、ワサビCDおよび放出促進剤CDを含むアル
ミニウム箔ラミネートを製造した。
【図面の簡単な説明】
第1図は放出性能試験の結果を示すグラフであり、第2
図はラミネートの断面図である。 以  上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. シクロデキストリンにゲスト化合物を包接してなる包接
    化合物と、該包接化合物からのゲスト化合物の放出性を
    向上させる放出促進剤とを含有することを特徴とする、
    包接化合物を含む製品。
JP2148040A 1990-06-05 1990-06-05 包接化合物を含む製品 Pending JPH0441438A (ja)

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