JPH0440824Y2 - - Google Patents

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JPH0440824Y2
JPH0440824Y2 JP1986129614U JP12961486U JPH0440824Y2 JP H0440824 Y2 JPH0440824 Y2 JP H0440824Y2 JP 1986129614 U JP1986129614 U JP 1986129614U JP 12961486 U JP12961486 U JP 12961486U JP H0440824 Y2 JPH0440824 Y2 JP H0440824Y2
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machining fluid
machining
wire electrode
wire
nozzle
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワイヤカツト放電加工用加工液供給
ノズル装置、特に、ノズル本体上部のワイヤ電極
挿通孔からの加工液の飛散を防止し、加工間隙に
充分な量の加工液を供給し得るノズル装置に関す
る。
〔従来の技術〕
ワイヤカツト放電加工に於ては、加工時に被加
工体とワイヤ電極とによつて形成される加工間隙
に充分な量の加工液を供給することが必要不可欠
であり、そのため加工液供給ノズル装置が設けら
れている。
加工間隙に充分な量の加工液を供給するには加
工液圧を高くする必要があり、今日では加工液圧
を10Kg/cm2以上に保つて加工間隙に加工液を噴出
供給している。
然しながら、従来公知の加工液供給ノズル装置
に於ては、加工液圧が高くなるとこれに連れてノ
ズル本体に形成されたワイヤ電極挿通孔のシール
ダイスとワイヤ電極との隙間から加工液が噴出飛
散してしまい、ワイヤカツト放電加工装置本体の
みならず、装置の周囲にも大量の加工液が飛散
し、装置の故障の要因に成ると共に、装置周囲で
の作業がしにくく、更には加工液の消耗も極めて
多くなつてしまうと云う問題点があつた。又、高
速加工のために、加工液噴射ノズルから所定の噴
射液圧及び液量を得るには、ノズルへの加工液供
給圧力をより高いものとしなければならないと言
う問題等もあつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は叙上の観点に立つてなされたものであ
つて、その目的とするところは、加工液の飛散を
防止し、被加工体とワイヤ電極とによつて形成さ
れる加工間隙に充分な量の加工液を供給し得るワ
イヤカツト放電加工用加工液供給ノズル装置を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
而して、上記の目的は、内部にワイヤ電極が挿
通される経路が形成され、一端に上記ワイヤ電極
経路と同軸に加工液噴射ノズルが形成されたワイ
ヤカツト放電加工用加工液供給ノズル装置に於
て、装置筐体の、上記加工液噴射ノズルとは反対
側のワイヤ電極経路を形成する開口部に、電極経
路の方向に適宜の間隔を介して第一及び第二の水
シール用ブシユを設けると共に、上記第一及び第
二の水シール用ブシユ間の空洞状ワイヤ電極経路
に通じる排水路を形成したことを特徴とするワイ
ヤカツト放電加工用加工液供給ノズル装置によつ
て達成される。
〔作用〕
叙上の如く構成することにより、加工液の飛散
が防止され、被加工体とワイヤ電極とによつて形
成される加工間隙に充分な量の加工液を供給して
加工を進行させることができるので、装置の故障
が防止されると共に、円滑な加工を長時間に渡り
安定して行なうことができるようになる。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の詳細を具体的に説明
する。
第1図は、本考案にかかるワイヤカツト放電加
工用加工液供給ノズル装置の一実施例を示す説明
図、第2図は、他の実施例を示す説明図である。
先ず、第1図について説明する。
第1図中、1はワイヤカツト放電加工用加工液
供給ノズル装置であり、2は加工液飛散防止装
置、3はノズル本体、3aは上記ノズル本体3の
被加工体と相対向する側の加工液噴射孔、3bは
上記ノズル本体3の上記加工液噴射孔3aと反対
側の開口部、4は加工液供給パイプ、5はワイヤ
電極案内ダイス、6及び7は給電ピン、8はシー
ルガイド本体、8aは加工液槽、9は第一の水シ
ール用ブシユ、10は第二の水シール用ブシユ、
11はデイスタンスピース、11a,11aは上
記デイスタンスピース11に形成された孔、12
はガイド押え、13は第一の排水管、14は第二
の排水管、15はワイヤ電極、16は案内ローラ
である。
而して、ノズル本体3の加工液噴射孔3aとは
反対側の開口部3bには、加工液飛散防止装置2
が取り付けられ、また、ノズル本体3の側壁面に
は、ノズル本体3内に加工液を供給する加工液供
給パイプ4が接続されている。一方、ノズル本体
3の内部には、被加工体の一方(図示の場合上
方)側のワイヤ電極15位置を決定するワイヤ電
極案内ダイス5及び上記ワイヤ電極15に加工用
電圧パルスを印加する給電ピン6,7が設けられ
ている。
加工液飛散防止装置2は、シールガイド本体8
の内部に第一の水シール用ブシユ9が収容され、
デイスタンスピース11を介して第二の水シール
用ブシユ10収容され、ガイド押え12によつて
固く固定されている。そして更に、上記シールガ
イド本体8の外周部に第一の排水管13及び第二
の排水管14が接続されている。
而して、加工液は通常10Kg/cm2以上の圧力が加
えられた状態で、加工液供給パイプ4を介してノ
ズル本体3内に供給される。加工液の大部分は給
電ピン6及び7、案内ダイス5を冷却しつゝ開口
部3aから図示されていな被加工体とワイヤ電極
15とによつて形成される加工間隙部分に噴出供
給されるが、加工液圧は10Kg/cm2以上と極めて高
いので、加工液の一部は加工液飛散防止装置2の
第一の水シール用ブシユ9からデイスタンスピー
ス内に噴出し、第二の水シール用ブシユ10の下
部に当りデイスタンスピース11内に拡散する。
これにより加工液圧は減圧され、加工液は上記デ
イスタンスピース11に形成された孔11a,1
1aを介してデイスタンスピース11の外周面
と、シールガイド本体8の内周面とによつて形成
される空間内に入り込み、ここで更に減圧された
後、第一の排水管13から図示されていない加工
液タンクに回収される。
また、加工液飛散防止装置2の第一の水シール
用ブシユ9からデイスタンスピース11内に噴出
した加工液の一部は、第二の水シール用ブシユ1
0に入り込み、ここで減圧されてシールガイド本
体8とガイド押え12によつて形成される加工液
槽8aに流出する。
上記加工液槽8aにはノズル本体3内の加工液
圧が或る所定値以上になると、常時或る一定量の
加工液が溜つており、第二の水シール用ブシユ1
0から流出する加工液の圧力を一段と低下させる
作用を果す。そして加工液槽8aの加工液は所定
の量宛第二の排水管14を介して図示されてい加
工液タンクに回収される。
次に、第2図について説明する。
第2図中、17は加工液飛散防止装置であり、
18はシールガイド本体、18a及び18bは上
記シールガイド本体18に形成された排水路及び
流通路、19は第一の水シール用ブシユ、20は
第二の水シール用ブシユ、21はガイド押え、2
1aはガイド押え21の内周面と第二の水シール
用ブシユ20の外周部によつて形成される加工液
槽である。
而して、加工液飛散防止装置17は第1図で説
明したものと同様に、ノズル本体の加工液噴射孔
とは反対側の開口部に取り付けられるものであ
り、シールガイド本体18の下方には第一の水シ
ール用ブシユ19が圧入、固定され、流通路18
bを介して上方には第二の水シール用ブシユ20
が取り付けられ、ガイド押え21によつて固定さ
れるよう構成されている。
而して、加工液が高圧力で図示されていないノ
ズル内に供給されると、加工液の一部は加工液飛
散防止装置17の第一の水シール用ブシユ19か
ら流通路18b内に噴出し、ワイヤ電極15と第
一及び第二の水シール用ブシユ19及び20との
間隙及び前記通路18bの拡散容積によつて加工
液は減圧され、第二の水シール用ブシユ20から
減圧された状態で漏洩し、加工液の飛散を減少さ
せる。
或いは第一の水シール用ブシユ19から流通路
18bに噴出し、第二の水シール用ブシユ20の
下部に当り流通路18b内に拡散する。これによ
り加工液圧は減圧され、然る後、排水路18aか
ら図示されていない加工液タンクに回収され、加
工液飛散防止装置17の第一の水シール用ブシユ
19から流通路18b内に噴出した加工液の一部
は、第二の水シール用ブシユ20に入り込み、こ
こで減圧された後ガイド押え21の内周面と第二
のシール用ブシユ20の外周部によつて形成され
る加工液槽21aに流出する。
上記加工液槽21には或る所定値以上の液圧で
常時或る一定量の加工液が溜つており、第二のシ
ール用ブシユ20から流出する加工液の圧力を一
段と低下させる作用を果す。そして加工液槽21
aの加工液は所定の量宛公知の排水手段によつて
図示されてい加工液タンクに回収される。
〔考案の効果〕
本考案は叙上の如く構成されるので、本考案に
よるときには、加工液の飛散が防止され、被加工
体とワイヤ電極とによつて形成される加工間隙に
充分な量の加工液を供給して加工を進行させるこ
とができるので、装置の故障が防止されると共
に、円滑な加工を長時間に渡り安定して行なうこ
とができるようになる。
なお、本考案は叙上の実施例に限定されるもの
ではない。即ち、例えば、本実施例に於ては二個
の水シール用ブシユを使用したが、加工液の液圧
が高い場合には、上記水シール用ブシユの数を増
やして同様に構成し、噴出圧力を減圧するもので
あつて、水シール用ブシユの数は加工液圧に応じ
て適宜に増減し得るものである。その他シール用
ブシユのダイス状等の形状、シールガイド本体へ
の固定方法及び加工液の排出方法等は、本考案の
目的の範囲内で自由に設計変更できるものであつ
て、本考案はそれらの総てを包摂するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかるワイヤカツト放電加
工用加工液供給ノズル装置の一実施例を示す説明
図、第2図は、他の実施例を示す説明図である。 1……ワイヤカツト放電加工用加工液供給ノズ
ル装置、2,17……加工液飛散防止装置、3…
…ノズル本体、3a……加工液噴射孔、3b……
開口部、4……加工液供給パイプ、5……ワイヤ
電極案内ダイス、6,7……給電ピン、8,18
……シールガイド本体、8a,21a……加工液
槽、9,19……第一の水シール用ブシユ、1
0,20……第二の水シール用ブシユ、11……
デイスタンスピース、11a……孔、12,21
……ガイド押え、13……第一の排水管、14…
…第二の排水管、15……ワイヤ電極、16……
案内ローラ、18a……排水路、18b……流通
路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部にワイヤ電極が挿通される経路が形成さ
    れ、一端に上記ワイヤ電極経路と同軸に加工液噴
    射ノズルが形成されたワイヤカツト放電加工用加
    工液供給ノズル装置に於て、 装置筐体の、上記加工液噴射ノズルとは反対側
    のワイヤ電極経路を形成する開口部に、電極経路
    の方向に適宜の間隔を介して第一及び第二の水シ
    ール用ブシユを設けると共に、上記第一及び第二
    の水シール用ブシユ間の空洞状ワイヤ電極経路に
    通じる排水路を形成したことを特徴とするワイヤ
    カツト放電加工用加工液供給ノズル装置。
JP1986129614U 1986-08-27 1986-08-27 Expired JPH0440824Y2 (ja)

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JPS6335528U JPS6335528U (ja) 1988-03-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5836032B2 (ja) * 1973-03-24 1983-08-06 トウホウチバカガクコウギヨウ カブシキガイシヤ ジヨウハツヨクセイザイ

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JPS5836032B2 (ja) * 1973-03-24 1983-08-06 トウホウチバカガクコウギヨウ カブシキガイシヤ ジヨウハツヨクセイザイ

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