JPH044080B2 - - Google Patents

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JPH044080B2
JPH044080B2 JP17716987A JP17716987A JPH044080B2 JP H044080 B2 JPH044080 B2 JP H044080B2 JP 17716987 A JP17716987 A JP 17716987A JP 17716987 A JP17716987 A JP 17716987A JP H044080 B2 JPH044080 B2 JP H044080B2
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jig
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axis
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JP17716987A
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  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、仮付溶接された二輪車車体を本溶接
する際に使用する溶接用治具装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種装置として、実開昭57−132790号
公報により、第7図及び第8図に示す如く、車長
方向の軸線(X軸)を中心とする円弧状の治具枠
aを下側の機台bに取付けた複数のローラcによ
りX軸回りに揺動自在に設け、該治具枠aの両端
に車体Wを両側から挟む1対の保持具d1,d2を車
幅方向の軸線(Y軸)回りに回転自在に設けて、
車体WにX軸を中心とした横回転とY軸を中心と
した縦回転とを与えられるようにし、車体Wを溶
接に適した姿勢に二元的に可変制御し得るように
したものは知られている。図中eは一側の保持具
d1の押圧シリンダ、fは他側の保持具d2を介して
車体WをY軸回りに回転させるモータを示す。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のものでは、車体Wを1対の保持具d1,d2
により両側から挟圧保持するため、仮付溶接した
だけの車体Wでは歪みが発生し易く、又治具枠a
を下側の機台bのローラcだけで支持しているた
め、治具枠aの支持剛性が不足して車体Wの位置
決め精度が悪くなり、ロボツトによる自動溶接が
困難になる。
本発明は、かかる問題点を解決して、車体の姿
勢を二元的に精度良く可変制御し得るようにした
治具装置を提供することをその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成すべく、1対の円環
状又は円弧状のガイドレールをその中心が共通の
水平軸線上に位置するように対設し、該両ガイド
レール間に、二輪車車体の適宜複数箇所を把持す
る複数の把持部材を取付けた車長方向に長手の治
具枠と該治具枠の長手方向両端のホルダとを有す
る治具を、該治具枠の長手方向が該両ガイドレー
ルの直径方向に沿うように介設し、該各ホルダを
該両ガイドレールに移動自在に支持させて、該治
具を該水平軸線回りに公転自在とすると共に、該
両ホルダ間に該治具枠を該両ガイドレールの直径
方向の軸線回りに自転自在に軸支したことを特徴
とする。
〔作 用〕
治具の公転軸たる水平軸線は、治具に把持部材
を介して保持される車体の車幅方向に合致し、又
治具の自転軸たる両ガイドレールの直径方向の軸
線は、治具に保持される車体の車長方向に合致
し、かくて治具の公転と自転とにより車体に車幅
方向の軸を中心にした縦回転と車長方向の軸を中
心にした横回転とが与えられ、車体の姿勢を二元
的に可変制御することが可能となる。
ここで、車体は複数の把持部材を介して治具に
把持されるもので、従来の如く車体を車幅方向両
側から挟圧保持するものと異り、車体に無理な力
は作用せず、而も治具は、治具枠の長手方向両端
のホルダにおいて夫々両ガイドレールに支持され
るため、治具の支持剛性が高められ、車体の位置
決め精度が向上する。
〔実施例〕
図面は、第6図に示す如く、ヘツドパイプWa
と各種クロスメンバWbとから成るセンターメン
バと、メインアツパフレームWcとリヤアツパフ
レームWdとダウンチユーブWeとリヤステーWf
とブラケツトWg等のサイドフレームメンバから
成る左右のサイドフレームとを溶接して二輪車車
体Wを組立てるようにした実施例を示し、組立ラ
インに、第1図及び第2図に示す如く、前方に向
つて順にセツトステーシヨン1、結合ステーシヨ
ン2、本溶接ステーシヨン3を配置し、該組立ラ
インに沿つて敷設した軌道4上のレール4a,4
aに台車5を載架し、該台車5に該レール4a,
4a間の固定ラツク4bに咬合するピニオン5a
と、該ピニオン5aをベベルギア5bを介して駆
動するモータ5cとを取付けて、該台車5を該モ
ータ5cによりセツトステーシヨン1から結合ス
テーシヨン2を経て本溶接ステーシヨン3に移動
自在とし、該台車5上に各種センターメンバを位
置決め保持する保持部材6aの複数個を取付けた
セツト治具6を搭載した。
又、結合ステーシヨン2の左右各側に、第3図
に示す如く、スライドベース7上のレール7a,
7aに沿つてシフトシリンダ8aにより横方向に
進退されるスライド台8を設けて、該スライド台
8上に下端の軸9aを中心にして起伏自在な治具
ホルダ9を設け、該ホルダ9にサイドフレームを
保持するサイド治具10を取付けて、該サイド治
具10を倒伏姿勢で横方向外方のセツト場所2a
と内方の溶接場所2bとに移動自在とし、該セツ
ト場所2aで該サイド治具10上にサイドフレー
ムメンバをセツトした後、該溶接場所2bでサイ
ドフレームメンバ同士をその前後に配置した溶接
トーチ11a付きの溶接ロボツト11,11によ
り溶接してサイドフレームを組立てるようにし
た。
そして、セツトステーシヨン1でセツト治具6
にセンターメンバをセツトした後、これを台車5
の移動で結合ステーシヨン2に投入し、次いで両
側のサイド治具10,10を起立させて、セツト
治具6に保持されるセンターメンバに該各サイド
治具10に保持されるサイドフレームを側方から
接合し、この状態で前記溶接ロボツト11により
各サイド治具10の枠組み空間を通してセンター
メンバと各サイドフレームとを仮付溶接し、次い
で仮付溶接された車体Wを本溶接ステーシヨン3
に配置した治具装置12に移載して、該ステーシ
ヨン3の左右両側に配置した前後1対の溶接トー
チ13a付きの溶接ロボツト13,13により車
体Wの本溶接を行うようにした。
該治具装置12は、第4図及び第5図に示す如
く、1対の円還状のガイドレール14,14をそ
の中心が横方向の共通の水平軸線(以下Y軸と記
す)上に位置するように付設し、該両ガイドレー
ル14,14間に、車体Wを保持する車長方向に
長手の治具枠15と該治具枠15の長手方向両端
のホルダ161,162とを有する治具17を、該
治具枠15の長手方向が該両ガイドレール14,
14の直径方向に沿うように介設し、該各ホルダ
161,162を夫々該両ガイドレール14,14
に移動自在に支持させて、該治具17をY軸回り
に公転自在とすると共に、該両ホルダ161,1
2間に該治具枠15を該両ガイドレール14,
14の直径方向の軸線(以下X軸と記す)回りに
自転自在に軸支して成るものとした。これを更に
詳述するに、本溶接ステーシヨン3に立設した左
右1対の環状のガイド枠14a,14aの内側面
に前記各ガイドレール14を固設し、前記各ホル
ダ161,162に左右各1対のガイドローラ16
a,16aを取付けて、これら左右各側のガイド
ローラ16a,16aを該各ガイドレール14の
内周面に転動自在に当接させることにより、該各
ホルダ161,162を該両ガイドレール14,1
4に移動自在に支持させ、更に図面で下方の第1
ホルダ161に、一側のガイドレール14の外周
面に形成したラツク14bに咬合するピニオン1
6bと該ピニオン16bを駆動する公転用の第1
モータ16cとを搭載して、該モータ16cによ
り治具17にY軸回りの公転運動を与えられるよ
うにした。又、両ホルダ161,162に、治具枠
15をその両端のX軸上の軸部15a,15aに
おいて軸支すると共に、第1ホルダ161に該軸
部15aにベベルギア16dを介して連結される
自転用の第2モータ16eを搭載して、該モータ
16eにより該治具枠15にX軸回りの自転運動
を与えられるようにした。
該治具枠15には、車体Wのメインアツパフレ
ームWcを把持する左右1対の第1把持部材18
,181と、リヤアツパフレームWdを把持する
左右1対の第2把持部材182,182と、ヘツド
パイプWaを把持する第3把持部材183と、リヤ
アツパフレームWdの尾端のテールゲートを把持
する第4把持部材184とが取付けられており、
こゝで第1と第2の各把持部材181,182
夫々シリンダ181a,182aで開閉されるものと
し、又第3把持部材183は、ヘツドパイプWaの
頂部に嵌合する位置決めピン183aと、シリンダ
183bにより開閉動作されるヘツドパイプWaの
底部に当接可能なクランプ片183cとで構成され
るものとし、更に第4把持部材184は、シリン
ダ184aにより進退されてテールゲート間に挿入
されるスペーサ184bと、テールゲートに係合す
る係合ピン184cを取付けた両側の押圧シリンダ
184d,184dとで構成されるものとした。
前記セツト治具6は、その下側の治具ベース6
bの前端のレバー部6cに横設した枢軸6dにお
いて前記台車5上に起伏自在に支持されて、該レ
バー部6cの先端に連結される該台車5上のシリ
ンダ6eにより起伏動作されるようにし、前記両
ガイドレール14,14の間隔を該セツト治具6
を受入れられるように設定し、該台車5を本溶接
ステーシヨン3側に移動させた状態で該セツト治
具6を起立させると共に、前記治具17をこの起
立状態のセツト治具6に対向するように予めY軸
回りの公転動作で起立させておき、この状態で該
セツト治具6から該治具17に車体Wを受渡すよ
うにした。
この場合、セツト治具6に備えるヘツドパイプ
Waの保持部材6aを開いた状態で該セツト治具
6を起立させるものとして、該セツト治具6の起
立によりヘツドパイプWaの頂部に治具17の第
3把持部材183の位置決めピン183aが嵌合さ
れるようにし、次いで第1、第2把持部材181
182により車体WのメインアツパフレームWcと
リヤアツパフレームWdとを把持させた後、セツ
ト治具6を総べての保持部材6aを開いた状態で
水平姿勢に倒し、次いで第3把持部材183のク
ランプ片183cを閉じてヘツドパイプWaを把持
すると共に、第4把持部材184のスペーサ18
4bをテールゲート間に挿入して押圧シリンダ18
4d,184dの作動でテールゲートを把持し、ヘツ
ドパイプWaとテールゲートを基準にして治具1
7に車体Wを正確に位置決めして保持させ、この
状態で治具17にY軸回りの公転とX軸回りの自
転とを与えて、車体Wの姿勢を二元的に可変制御
しつつ前記溶接ロボツト13による本溶接を行う
ようにした。
尚、上記実施例では、ガイドレール14を円環
状としたが、周方向の一部を切欠いた円弧状に形
成することも可能である。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によるときは、車体の姿勢を
治具の公転と自転とにより二元的に可変制御でき
ると共に、車体をこれに無理な力をかけずに治具
に保持させることができ、而も治具の支持剛性も
高められて、車体を任意の姿勢で任意の位置に正
確に位置決めでき、車体を自動的に正確に溶接で
きる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を具備する二輪車車体の組
立ラインの側面図、第2図はその平面図、第3図
は第1図の−線から見た結合作業時の結合ス
テーシヨンの正面図、第4図は本溶接ステーシヨ
ンの拡大側面図、第5図は第4図の−線截断
正面図、第6図は二輪車車体の斜視図、第7図は
従来例の正面図、第8図はその側面図である。 W…二輪車車体、12……治具装置、14…ガ
イドレール、15…治具枠、161,162…ホル
ダ、17…治具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1対の円環状又は円弧状のガイドレールをそ
    の中心が共通の水平軸線上に位置するように対設
    し、該両ガイドレール間に、二輪車車体の適宜複
    数箇所を把持する複数の把持部材を取付けた車長
    方向に長手の治具枠と該治具枠の長手方向両端の
    ホルダとを有する治具を、該治具枠の長手方向が
    該両ガイドレールの直径方向に沿うように介設
    し、該各ホルダを該両ガイドレールに移動自在に
    支持させて、該治具を該水平軸線回りに公転自在
    とすると共に、該両ホルダ間に該治具枠を該両ガ
    イドレールの直径方向の軸線回りに自転自在に軸
    支したことを特徴とする二輪車車体の溶接用治具
    装置。
JP17716987A 1987-07-17 1987-07-17 Jig equipment for welding two-wheeled vehicle Granted JPS6422499A (en)

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JP17716987A JPS6422499A (en) 1987-07-17 1987-07-17 Jig equipment for welding two-wheeled vehicle

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JPS6422499A JPS6422499A (en) 1989-01-25
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JPH06104275B2 (ja) * 1989-02-23 1994-12-21 本田技研工業株式会社 二輪車車体の組立方法

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JPS6422499A (en) 1989-01-25

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