JPH0440570Y2 - - Google Patents

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JPH0440570Y2
JPH0440570Y2 JP14121287U JP14121287U JPH0440570Y2 JP H0440570 Y2 JPH0440570 Y2 JP H0440570Y2 JP 14121287 U JP14121287 U JP 14121287U JP 14121287 U JP14121287 U JP 14121287U JP H0440570 Y2 JPH0440570 Y2 JP H0440570Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金属製コンパクトケースの改良に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来より、アルミニウムやステンレス等、耐食
性に優れた薄肉金属板の表面に塩化ビニールシー
ト等、軟質の合成樹脂シートを貼着した化粧板が
知られている。この化粧板を曲げ、絞り加工等、
板金加工して化粧品用の容器に利用すれば、合成
樹脂シートが優れた加飾面となり、板金加工後の
塗装、印刷等の加飾処理が必要なくなり、極めて
安価に化粧品用容器が提供できた。また、この化
粧品用容器は、強度の高い金属板より成形されて
いるため、合成樹脂で成形した化粧品用容器と比
べて薄く成形できた。
また、この化粧板をコンパクトケースに利用す
る場合、化粧料を収納する器体及び蓋体を化粧板
で成形し、この器体及び蓋体の端部に蝶番片を巻
き加工し、この蝶番片に蝶番軸を貫通させ、器体
及び蓋体を開閉自在に連結して蝶番機構を構成し
ていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、それぞれの蝶番片に蝶番ピンを挿入し
なければならないため、また、コンパクトケース
は蓋体が約135度以上開かないと実用上不便なた
め、上記構成の蝶番機構は外部へ突出せざるを得
なかった、従つて、この蝶番機構の両端が露出し
てしまい蝶番軸が覗け、見苦しいものとなつてい
た。
〔課題を解決する為の手段〕
薄肉金属板を皿状に成形した蓋外枠2と器外枠
5の端部にそれぞれ蓋蝶番片7及び器蝶番片9を
巻き加工し、この蓋蝶番片7及び器蝶番片9に蝶
番ピン11を挿入して蓋外枠2と器外枠5を開閉
自在に連結する蝶番12を設けた構成に於いて、
蓋外枠2と器外枠5にそれぞれ蓋内枠3と器内枠
6を止着する。この蓋内枠3と器内枠6のどちら
か一方の端部には前記蝶番12の両端を被う被い
片17を、他方の、被い片17と対応する部分に
は逃げ部22をそれぞれ設ける。
また、前記蓋外枠2及び器外枠5を、少なくと
も表面に軟質の合成樹脂シートdを貼着した化粧
板Aで成形してもよい。
〔作用〕
蓋外枠2と器外枠5の蓋蝶番片7及び器蝶番片
9に蝶番ピン11を挿入して蓋外枠2と器外枠5
を開閉自在に連結する。その後、蓋外枠2と器外
枠5内に蓋内枠3及び器内枠6を止着する。その
結果、蓋内枠3若しくは器内枠6に設けられた被
い片17が露出した蝶番12の端部を被い隠すも
のである。尚、この被い片17は、他方の対応す
る部分に逃げ部22を設けているため、蓋体1の
開閉操作時に障害とならず、自然に開閉できる。
〔実施例〕
蓋体1は、蓋外枠2と蓋内枠3とより成り、器
体4は、器外枠5と器内枠6とより成つている。
このうち蓋外枠2及び器外枠5は、アルミニウ
ム、ステンレス等の耐食性に優れた薄肉金属板a
の表面に化成処理層bを構成し、接着剤層cを介
在させ、塩化ビニールシート等の軟質の合成樹脂
シートdを貼着した化粧板Aを、プレス加工、曲
げ加工等、板金加工して得られたものである。
蓋外枠2の一方の端部の下端には、対称の位置
に一対の蓋蝶番片7が巻き加工されている。尚、
この蓋蝶番片7の中心は、蓋外枠2の外側壁より
僅かに外方に位置しており、蓋蝶番片7の外側壁
は蓋外枠2の内壁より僅かに突出している程度と
なつている。更に、蓋外枠2の他方の端部は、内
方向に屈曲して係止片8になつている。
同様に、器外枠5の一方の端部の上端には、蓋
外枠2の蓋蝶番片7の間に突入する器蝶番片9が
巻き加工されている。この器蝶番片9も中心が器
外枠5の外側壁より僅かに外方に位置しており、
器蝶番片9の外側壁は器外枠5の内壁より僅かに
突出している程度となつている。また、器外枠5
の反対側の端部には、外部へ窓部10が開口して
いる。
そして、蓋外枠2の蓋蝶番片7と器外枠5の器
蝶番片9は、蝶番ピン11に貫通され、蝶番12
を構成している。この蝶番12は、蓋外枠2と器
外枠5がある程度の抵抗をもつて開閉可能に構成
されている。つまり、蓋外枠2が任意の開放角度
で停止させる事ができるようになつている。
尚、蓋蝶番片7と器蝶番片9は、蓋外枠2と器
外枠5を蝶着した時、蓋外枠2の下端と器外枠5
の上端との間にある程度の隙間が生じるよう構成
している。また、蓋蝶番片7と器蝶番片9の配置
は逆でも実施可能である。更に、蓋外枠2及び器
外枠5は、化粧板Aを板金加工して成形したもの
でなく、単なる薄肉金属板を板金加工して成形し
たものであつてもよい。
蓋内枠3及び器内枠6は、合成樹脂で成形され
ている。蓋外枠2内に止着される蓋内枠3は、裏
面にパフ13が収納されるパフ収納所14を刻設
している。このパフ収納所14の天井面は貫通し
ており、蓋外枠2の天井面が露出している。そし
て、蓋外枠2の天井面には鏡15が貼着されてい
る。また、蓋内枠3の外側壁下端には、蓋外枠2
の外側壁の位置まで突出した鍔部16aが周設さ
れている。しかし、蝶番12及び係止片8の位置
には鍔部16aが設けられておらず、それぞれ逃
げ部12a,8aが設けられている。また、蓋外
枠2の係止片8は、蓋内枠3の内側壁より内部に
突出している。更に、蝶番12の逃げ部12aの
両端には、蓋内枠3を蓋外枠2内に止着した時、
蝶番12の両端を被う一対の被い片17が突出し
ている。
器外枠5内に止着される器内枠6は、上面より
化粧料18を充填した中皿19が収納される収納
凹所20が刻設されている。この収納凹所20
は、下面まで貫通している。更に、器内枠6の先
端には、器外枠5の窓部10に連続した係止機構
収納所21を刻設している。この係止機構収納所
21は、上面にも開口している。また、器内枠6
の外側壁上端には、器外枠5の外側壁の位置まで
突出した鍔部16bが周設されている。尚、この
鍔部16bは、蝶番12の位置には設けられてお
らず、蝶番12及び蓋内枠3の被い片17を逃げ
る逃げ部22が刻設されている。
また、蓋内枠3及び器内枠6の鍔部16a,1
6bは、それぞれ蓋外枠2及び器外枠5内に止着
した時、蓋外枠2及び器外枠5の間の間隙を埋め
るよう構成されている。
次に、係止機構収納所21に収納される係止機
構23を説明する。係止機構収納所21には、押
しボタン24が器外枠5の窓部10より突出した
状態で摺動可能に内装されている。この押しボタ
ン24の後端には、押しボタン24の側方に突出
するバネ片25が止着されている。このバネ片2
5の両端は、係止機構収納所21の前面壁に当接
し、押しボタン24を前方に弾発している。更に
この押しボタン24には、係止機構収納所21よ
り上方の外部に突出し、蓋外枠5の係止片8に係
合して、蓋体1を閉じた状態で保持する舌片26
を止着している。
また第3図に示すように、蓋体1と器体4の間
に中枠27を蝶着する事も可能である。この場
合、中枠27の下面に鏡15を貼着する必要があ
る。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、蓋外枠2及び器外枠5
に蓋蝶番片7及び器蝶番片9を設け、この蓋蝶番
片7及び器蝶番片9に蝶番ピン11を貫通させて
蝶番12を構成し、蓋外枠2及び器外枠5内に、
蝶番12の両端を被う被い片17及びこの被い片
17を逃げる逃げ部22を設けた蓋内枠3及び器
内枠6を止着したため、蝶番17の両端が露出せ
ず、見苦しいものとならない。
しかも、外部から見ると薄肉金属板aより成形
された蓋外枠2と器外枠5の間に蓋内枠3及び器
内枠6の鍔部16a,16bが露出し、デザイン
上のアクセントとなるものである。
更に、軟質の合成樹脂シートdを貼着した化粧
板Aで蓋外枠2及び器外枠5を成形した場合、軟
質の合成樹脂シートdが加飾面となり、成形後の
加飾処理工程が必要なくなり、極めて安価に提供
できるものとなる。また、薄肉金属板aの表裏両
面に合成樹脂シートdを貼着した化粧板Aを利用
した場合、蓋外枠2の蓋蝶番片7及び器外枠5の
器蝶番片9の内側にも合成樹脂シートdが存在す
るため、蓋蝶番片7及び器蝶番片9と蝶番ピン1
1の金属同士が擦れ合わず、蓋体1の開閉時の金
属同士が擦れ合う不快な感触も解消できる。更
に、合成樹脂シートdを貼着した事によつて薄肉
金属板aの切断面に発生するバリを防止でき、バ
リ取り等の工程をも省略できる。
加えて、蓋体1及び器体4の蓋蝶番片7及び器
蝶番片9は、外側壁がそれぞれ蓋外枠2及び器外
枠5の内壁よりも僅かに内方向に突出しているた
め、蓋内枠3及び器内枠6を止着した時、蓋蝶番
片7及び器蝶番片9が蓋内枠3及び器内枠6の抜
け止めの役目も果たしている。
更に、薄肉金属板aにアルミニウムやステンレ
ス等の耐食性に優れた金属を利用すれば、蓋外枠
2あるいは器外枠5にパフ13の乾燥用の通気孔
を穿設してもこの切断面が腐食してしまうような
ことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案実施例の分解斜視図。第2図
は、本考案実施例の側断面図。第3図は、その他
の実施例の側断面図。第4図は、化粧板の部分拡
大断面図。 1……蓋体、2……蓋外枠、3……蓋内枠、4
……器体、5……器外枠、6……器内枠、7……
蓋蝶番片、8……係止片、9……器蝶番片、10
……窓部、11……蝶番ピン、12……蝶番、1
3……パフ、14……パフ収納所、15……鏡、
16a,16b……鍔部、17……被い片、18
……化粧料、19……中皿、20……収納凹所、
21……係止機構収納所、8a,12a,22…
…逃げ部、23……係止機構、24……押しボタ
ン、25……バネ片、26……舌片、27……中
枠、A……化粧板、a……薄肉金属板、b……化
成処理層、c……接着剤層、d……合成樹脂シー
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 [1] 薄肉金属板を皿状に成形した蓋外枠2と
    器外枠5の端部にそれぞれ蓋蝶番片7及び器蝶
    番片9を巻き加工し、該蓋蝶番片7及び器蝶番
    片9に蝶番ピン11を挿入して蓋外枠2と器外
    枠5を開閉自在に連結する蝶番12を設けた構
    成に於いて、 蓋外枠2と器外枠5にそれぞれ蓋内枠3と器
    内枠6を止着し、蓋内枠3と器内枠6のどちら
    か一方の端部に前記蝶番12の両端を被う被い
    片17を、他方の該被い片17と対応する部分
    に逃げ部22をそれぞれ設けた事を特徴とする
    コンパクトケース。 [2] 前記蓋外枠2及び器外枠5を、少なくと
    も表面に軟質の合成樹脂シートdを貼着した化
    粧板Aで成形した事を特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のコンパクトケース。
JP14121287U 1987-09-16 1987-09-16 Expired JPH0440570Y2 (ja)

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JP14121287U JPH0440570Y2 (ja) 1987-09-16 1987-09-16

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JP14121287U JPH0440570Y2 (ja) 1987-09-16 1987-09-16

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JPS6447316U JPS6447316U (ja) 1989-03-23
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