JPH0440417A - 液晶デバイス及びその製造方法 - Google Patents

液晶デバイス及びその製造方法

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JPH0440417A
JPH0440417A JP14735490A JP14735490A JPH0440417A JP H0440417 A JPH0440417 A JP H0440417A JP 14735490 A JP14735490 A JP 14735490A JP 14735490 A JP14735490 A JP 14735490A JP H0440417 A JPH0440417 A JP H0440417A
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acrylate
meth
light control
control layer
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JP14735490A
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Kazunori Maruyama
和則 丸山
Hiroshi Ogawa
洋 小川
Noburu Fujisawa
宣 藤沢
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、大面積になし得る液晶デバイス及びその製造
方法に関するもので、本発明の液晶デバイスは、視野の
遮断、開放及び明りもしくは照明光の透過制限、遮断、
透過を電気的又は熱的に操作し得るものであって、建物
の窓やショーウインドウなどで視野遮断のスクリーンや
、採光コントロールのカーテンに利用されると共に、単
純ドツトマトリクス形の電極構成で文字や図形を表示し
、高速応答性を以って電気的に表示を切り換えることに
よって、ハイインフォーメーション表示体広告板、案内
板、装飾表示板等の表示用デバイスとして利用される。
[従来の技術] 液晶デバイスは、従来、ネマチック液晶を使用したTN
型やSTN型のものが実用化されている。
また、強誘電性液晶を利用したものも提案されている。
これらは偏光板を要するものであり、また、配向処理を
要するものでもある。一方また、それらを要さず、明る
くコントラストの良い、大型で廉価な液晶デバイスを製
造する方法として、液晶のカプセル化により、ポリマー
中に液晶滴を分散させ、そのポリマーをフィルム化する
方法が知られている。ここでカプセル化物質としては、
ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール等が提
案されている(特表昭58−501631号公報、米国
特許第4435047号明細書)。
上記明細書で開示された技術においては、ポリビニルア
ルコールでカプセル化された液晶分子は、それが薄層中
で正の誘電率異方性を有するものであれば、電界の存在
下でその液晶分子が電界の方向に配列し、液晶の屈折率
n。とポリマーの屈折率npが等しいときには、透明性
を発現する。電界が除かれると、液晶分子はランダム配
列に戻り、液晶滴の屈折率がn。よりずれるため、液晶
滴は、その境界面で光を散乱し、光の透過率を遮断する
ので、薄層体は白濁する。このように、カプセル化され
た液晶を分散包蔵したポリマーを薄膜としている技術は
、上記のもの以外にもいくつか知られており、例えば、
特表昭61−502128号公報には、液晶エポキシ樹
脂中に分散したもの、特開昭62−2231号公報には
、特殊な紫外線硬化ポリマー中に液晶が分散したもの、
特開昭63−271233号公報には、光硬化性ビニル
系化合物と液晶との溶解物において、上記光硬化性ビニ
ル系化合物の光硬化に伴う液晶物質の相分離を利用し調
光層を形成させた技術等が開示されている。
また、このようなポリマー中に液晶滴を分散させ調光層
を形成せしめる技術とは別に、特開平1−198725
号公報には、液晶材料を連続層に、ポリマーを三次元網
目構造に形成せしめ、液晶デバイスの低電圧駆動を可能
にした技術が開示されている。
し発明が解決しようとする課題] しかしながら、これら従来技術のうち、ポリマ中に液晶
滴を分散させた液晶デバイスは、液晶滴がポリマー中に
分散しているので、電界を印加した場合、液晶滴にはポ
リマーを介して電界が及ぶので、液晶分子の配列に変化
を与えるためには、高い駆動電圧を必要とするため、実
用上程々の障害となる欠点を有していた。
また、電界を印加した際に十分な透明性を達成するため
には、液晶の屈折率とポリマーの屈折率とが近似したも
のとなるよう、それぞれを十分選択しなければならない
という、煩わしさがあった。
更にまた、大面積のデバイスの特徴を生かしてマルチプ
レックス駆動による大型表示を行なうに当たって、それ
を可能とさせる上で必要なしきい値電圧が存在しないの
で、その実施が困難であった。
一方、ポリマーが三次元網目構造をとり、液晶層が連続
相を形成してなる液晶デバイスは、その駆動電圧は低電
圧であると云えどもその駆動し得る電圧の範囲は10〜
30Vであり、汎用の液晶表示装置駆動用のICドライ
バーを使用するには極めて困難であった。
本発明が解決しようとする課題は、従来の大型液晶デバ
イスよりも遥かに低電圧で駆動し、且つ、高コントラス
ト画像が得られ、明確なしきい値電圧と急峻性を有して
おり、時分割駆動も可能で、然も偏光板を必要としない
明るく大型化可能な液晶デバイスを提供すること、並び
に、その製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、本発明を解決す
るに至った。即ち、本発明は、上位課題を解決するため
に、電極層を有していてもよい少なくとも一方が透明な
2枚の基板とこの基板間に支持された調光層を有し、該
調光層が液晶材料の連続相中に透明性高分子物質が3次
元ネットワーク構造を形成して成る液晶デバイスにおい
て、前記透明性高分子物質か炭素原子数5〜25のアル
キル基を有する単官能型アルキル(メタ)アクリレート
及び多官能型(メタ)アクリレートを含有する重合性組
成物を重合して成ることを特徴とする液晶デバイスを提
供スル。
本発明の液晶デバイスは、調光層中に占める液晶材料の
比率が高く、連続相を形成しているため、電圧印加時の
透明性が高く、更に、光散乱度合が大きいため、調光層
の厚さを10ミクロン以下と薄くでき、その結果、電圧
印加時の透明性を更に向上できる利点を有する。
本発明で使用する基板は、堅固な材料、例えば、ガラス
、金属等であっても良く、柔軟性を有する材料、例えば
、プラスチックフィルムの如きものであっても良い。そ
して、基板は、2枚が対向して適当な間隔を隔て得るも
のである。また、その少なくとも一方は、透明性を有し
、その2枚の間に挟持される調光層を外界から視覚させ
るものでなければならない。但し、完全な透明性を必須
とするものではない。もし、この液晶デバイスが、デバ
イスの一方の側から他方の側へ通過する光に対して作用
させるために使用される場合は、2枚の基板は、共に適
宜な透明性が与えられる。この基板には、目的に応じて
透明、不透明の適宜な電極が、その全面又は部分的に配
置されても良い。
但し、プラスチックフィルムの如き柔軟性を有する材料
の場合は、堅固な材料、例えば、ガラス、金属等に固定
したうえで、本発明の製造方法に用いることができる。
2枚の基板間には、液晶材料及び透明性高分子物質から
成る調光層が介在される。尚、2枚の基板間には、通常
、周知の液晶デバイスと同様、間隔保持用のスペーサー
を介在させるのが望ましい。
スペーサーとしては、例えば、マイラー アルミナ等種
々の液晶セル用のものを用いることができるが、ロッド
タイプのガラスファイバーが好適である。
本発明で使用する液晶材料は、単一の液晶性化合物であ
ることを要しないのは勿論で、2種以上の液晶化合物や
液晶化合物以外の物質も含んだ混合物であっても良く、
通常この技術分野で液晶材料として認識されるものであ
れば良く、そのうちの正の誘電率異方性を有するものが
好ましい。用いられる液晶としては、ネマチック液晶、
スメクチック液晶、コレステリック液晶が好ましく、ネ
マチック液晶が特に好ましい。その性能を改善するため
に、コレステリック液晶、カイラルネマチック液晶、カ
イラルスメクチック液晶等、カイラル化合物や2色性染
料等が適宜含まれていてもよい。
ネマチック液晶としては、正の誘電率異方性(Δε)を
示し、Δεが8以上であり、複屈折率(Δn)の大きさ
が0.1以上であればよく、Δεが10以上テ、Δnは
0.2以上のネマチ・ツク液晶か好ましい。Δnは、白
濁性を高め、コントラストを大きくし、急峻性を高める
にはできるだけ大きい方が好ましい。
液晶分散型の液晶デバイスにおいて問題となる液晶とポ
リマーの屈折率の差に関しては、本発明においては液晶
成分が多量であるため、あまり気にすることなく広範囲
の液晶及び重合体の組合せが可能となる。
本発明で使用できる液晶材料は、下記一般式で示した化
合物群より構成される配合組成物であり、液晶材料の特
性、即ち、等方性液体と液晶の相転移温度、融点、粘度
、Δn、Δε及び重合性組成物等との溶解性等を改善す
ることを目的として適宜選択、配合して用いる。
を表わし、−Q−は、−C=C−又は−COOを表わし
、Xは、R’   R”0又はNC3を表わし、Yは、
H,F又はC1を表わし、R及びR′は、各々独立的に
炭素原子数1〜6のアルキル基を表わし、nは、0又は
1を表わす。
調光層中に占める液晶材料の比率は、60〜95重量%
の範囲が好ましく、70〜90重量%の範囲が特に好ま
しい。(以下、「%」は、[重量%」を意味する) この液晶材料の連続相中に介在する3次元ネットワーク
構造の透明性高分子物質は、堅固なものに限らず、目的
に応じ得る限り可撓性、柔軟性、弾性を有するものであ
っても良い。
本発明の液晶デバイスは、次のようにして製造すること
ができる。
即ち、電極層を有していてもよい少なくとも一方が透明
性を有する2枚の基板間に液晶材料、重合性組成物、重
合開始剤及び任意成分として、連鎖移動剤、光増感剤、
染料、架橋剤、その他よりなる調光層構成材料を介在さ
せ、重合用エネルギを供給し、前記重合性組成物を重合
硬化させることによって液晶材料を連続相とし、その連
続相中に3次元ネットワーク状の透明性高分子物質を形
成することより成る液晶デバイスの製造方法である。
調光層構成材料を2枚の基板間に介在させるには、この
調光層構成材料を基板間に注入しても良いか、一方の基
板上に適当な溶液塗布機やスピンコーター等を用い均一
に塗布し、次いで他方の基板を重ね合せ圧着させても良
い。
又、一方の基板上に調光層構成材料を均一な厚さに塗布
し、重合性組成物を重合硬化させ調光層を形成後、他方
の基板を貼り合せる事に成る液晶デバイス製造方法も又
有効である。
重合用エネルギーとしては、重合体が適切な3次元ネッ
トワークを形成するものであればよく、例えば、紫外線
、電子線等の放射線や熱等が挙げられる。
特に紫外線照射による重合方法は好適である。
紫外線照射による重合性組成物の液晶材料中での重合に
おいて光照射強度及び照射量も一定の強さ以上を必要と
するが、それは重合性組成物の反応性及び重合開始剤の
種類、濃度によって左右され、適切な光強度の選択によ
り3次元ネットワークの形成及びその網目の大きさを均
一化を図ることができる。更に好ましくは、光照射方法
として時間的、平面的に均一に照射することは基板間に
介在する重合性組成物を瞬間的に強い光をあて重合を進
行させ、その為網目の大きさを均一化をはかる上で効果
的である。即ち、適切な光強度でパルス状に照射するこ
とにより、均一な3次元ネットワークの重合体を液晶相
中に実現でき、その結果、得られた液晶デバイスは、明
確なしきい値電圧と急峻性を有するものとなり、時分割
駆動ができるようになる。
本発明で使用する重合性組成物は、炭素原子数5〜25
のアルキル基を有する単官能型アルキル(メタ)アクリ
レート及び多官能型アクリル系モノマー 多官能型アク
リル系オリコマ−の如き多官能型(メタ)アクリレート
を必須成分として含有する重合性組成物であり、任意成
分の重合体形成性モノマー若しくはオリゴマー及び必要
に応じ重合開始剤等を含むものである。
炭素原子数5〜25のアルキル基を有する単官能型アル
キル(メタ)アクリレートとしては、例えば、ペンチル
(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート
、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル
(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート
、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリ
レート、ドデシル(メタ)アクリレート、テトラデシル
(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレ
ート、オクタデシル(メタ)アクリレート、トコシル(
メタ)アクリレート等が挙げられる。
多官能型アクリル系モノマーとしては、例えば、エチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ポリプロピレングリコール、1.3−ブチレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチ
レングリコール、ネオペンチルクリコール、トリメチロ
ールプロパン、クリセリン及びペンタエリスリトール等
のポリ(メタ)アクリレート;ネオペンチルグリコール
1モルに2モル以上のエチレンオキサイド若しくはプロ
ピレンオキサイドを付加して得たジオールのジ(メタ)
アクリレート;トリメチロールプロパン1モルに3モル
以上のエチレンオキサイド若しくはフロピレンオキサイ
ドを付加して得たトリオールのジ又はトリ(メタ)アク
リレート;ビスフェノールA1モルに2モル以上のエチ
レンオキサイド若しくはプロピレンオキサイドを付加し
て得たジオールのジ(メタ)アクリレート;2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート1モルとフェニルイソ
シアネート若しくはn−ブチルイソシアネート1モルと
の反応生成物;ジペンタエリスリトールのポリ (メタ
)アクリレート;トリス−(ヒドロキシエチル)−イソ
シアヌル酸のポリ(メタ)アクリレート;トリス−(ヒ
ドロキシエチル)−リン酸のポリ(メタ)アクリレート
;ジー(ヒドロキシエチル)−ジシクロペンタジェンの
モノ(メタ)アクリレート又はジ(メタ)アクリレート
;長鎖脂肪族ジアクリレート;カプロラクトン変性ヒド
ロキシピバリン酸エステルネオペンチルグリコールジア
クリレート;ピバリン酸エステルネオペンチルグリコー
ルジアクリレート;ポリオレフィン変性ネオペンチルグ
リコールジアクリレート等を挙げることができる。
多官能型アクリル系オリゴマーとしては、例えば、 (1)ビスフェノールA型エポキシ樹脂に(メタ)アク
リル酸、更に場合によりヤシ油脂肪酸等の長鎖脂肪酸を
エステル化させて得たエポキシ(メタ)アクリレートあ
るいはその長鎖脂肪酸変性物、水酸基を有するエポキシ
(メタ)アクリレートに塩基酸無水物、四塩基酸ジ無水
物、無水トリメリット酸を付加して得たカルボキシル基
を有するエポキシ(メタ)アクリレートの如きエポキシ
(メタ)アクリレート及びその変性物。
(2)英国特許第1.147.732号明細書(特開昭
51−37193号公報及び特開昭51138797号
公報)に記載されているようなジイソシアナート化合物
とポリオールとを予め反応させて得られる末端インシア
ナート化合物に更にβ−ヒドロキシアルキルアクリレー
ト及び/又はメタクリレートを反応せしめることによっ
て得られる分子内に2個以上のアクリロイロ牛シ基及び
/又はメタクリロイロキシ基をもった付加重合性化合物
(3)特公昭47−3262号公報に記載されているよ
うな無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサ
ヒドロ無水フタル酸、テトラクロロ無水フタル酸、ある
いは無水ヘッド酸のような二塩基酸無水物とグリシジル
アクリレート及び/又はグリシジルメタクリレートを開
環重合して得られるアクリロイロキシ基及び/又はメタ
クリロイロキシ基を多数ペンダントにもった直線状ポリ
エステル化合物。
(4)特公昭47−23661号公報に記載されている
ような隣接炭素原子に少なくとも3個のエステル化可能
なヒドロキシル基を有する多価アルコールと、アクリル
酸及び/又はメタクリル酸と、ジカルボン酸及びその無
水物からなる群から選択されたジカルボン酸類との共エ
ステル化によって製造された重合可能なエステル類。
(5)英国特許第628.150号明細書、米国特許第
3、020.255号明細書及び月刊誌「マクロモレキ
ュールズ」第4巻、第5号、第630〜632頁(19
71年)に記載されている如きメラミン又はベンゾグア
ナミンにホルムアルデヒド、メチルアルコール及びβ−
ヒドロキシアルキルアクリレート(又はメタクリレート
)等を反応せしめて得られるポリアクリル(又はポリメ
タクリル)変性トリアジン系樹脂。
(6)米国特許第3.377、406号明細書に記載さ
れているようなポリヒドロキシ化合物のグリシジルエー
テル化物にアクリル酸又はメタクリル酸を反応させて得
られる不飽和ポリエステル樹脂。
(7)米国特許第3.455.801号明細書及び米国
特許第3.455.802号明細書に記載されている一
般式%式% (式中、Rは炭素原子数2〜10の2価の飽和又は不飽
和脂肪族炭化水素基を表わし、R′は炭素原子数2〜1
0の2価の飽和脂肪族炭化水素基を表わし、RI+は水
素原子又はメチル基を表わし、nは1〜14の整数を表
わす。) で表わされる両末端にアクリロイロキシ基又はメタクリ
ロイロキシ基を有するポリエステル化合物。
(8)米国特許第3.483.104号明細書及び米国
特許第3.470.079号明細書に記載されている一
般式%式% (式中、Aは一〇−又は−NH−を表わし、1分子中に
少なくとも2個は−NH−であるものとし、Rは二価の
飽和脂肪族又は不飽和脂肪族炭化水素基を示し、R″ 
は二価の飽和又は不飽和の脂肪族あるいは環状炭化水素
を表わし、R’は水素原子又はアルキル基を表わし、n
は1〜14の整数を表わす。) で表わされるジアクリル変性(又はジメタクリル変性)
ポリアミド化合物。
(9)特公昭48−37246号明細書に記載されてい
る一般式 %式%) (式中、Xは水素原子又はアシル基を示し、Rは二価の
飽和又は不飽和の脂肪族又は環状炭化水素基を表わし、
R1は二価の脂肪族炭化水素基を表わし、R2は水素原
子又はアルキル基を表わし、Aは〇−又は−NH−を表
わし、1分子中で少なくとも2個は−NH−であるもの
とし、nは1〜14の整数を表わす。) で表わされるジアクリル変性(又はジメタクリル変性)
ポリアミド化合物。
(10)米国特許第3.485.732号明細書に記載
されているような飽和又は不飽和の二塩基酸又はその無
水物、あるいは必要に応じてそれらとジオールとを反応
させて得られる両末端にカルボキシル基を有する化合物
に更にグリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリ
レートを反応せしめることにより得られるジアクリル変
性(又はジメタクリ変性)ポリエステル化合物。
(11)特公昭48−12075号明細書に記載されて
いるごとき分子中に一般式、 H2−C− C00CH2CHCH20COC=CH2(式中、Xは
アシル基又はウレタン基を表わし、Rは、水素原子、塩
素原子、メチル基又はシアン基を表わす。) で表わされる(り返し単位を有する側鎖に不飽和酸エス
テル結合を有する(メタ)アクリル共重合体に基づく化
合物等を挙げることができる。
重合性組成物中に占める炭素原子数5〜25のアルキル
基を有する単官能型アルキル(メタ)アクリレート及び
多官能型(メタ)アクリレートの比率は、各々、5〜8
0%及び20〜95%の範囲が好ましく、10〜60%
及び40〜90%の範囲が特に好ましい。
任意成分の重合体形成性モノマーとしては、例えば、酢
酸ビニル、酢酸ビニル又は安息香酸ビニル、アクリロニ
トリル、セチルビニルエーテル、リモネン、シクロヘキ
セン、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレート、
2−3−又は4−ビニルピリジン、アクリル酸、メタク
リル酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ヒド
ロキシメチルアクリルアミド又はN−ヒドロキシエチル
メタクリルアミド及びそれらのアルキルエーテル化合物
等を挙げることかできる。
重合開始剤としては、例えば、2−ヒドロキシ2−メチ
ル−1−フェニルプロパン−1−オン(メルク社製[タ
ロキュア1173j)、1−ヒドロキシシクロへキシル
フェニルケトン(チバ・ガイギー社製[イルガキュア1
84 J )、1−(4−イソプロピルフェニル)−2
−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン(メルク
社製「タロキュア1116J ) 、ベンジルジメチル
ケタール(チバ・ガイギー社製[イルガキュア651 
J )、2−メチル1−[4−(メチルチオ)フェニル
コー2−モルホリノプロパノン−1(チバ・ガイギー社
製「イルガキュア907 J )、2.4−ジエチルチ
オキサントン(日本化薬社製[カヤキュアDETXJ 
)とp−ジメチルアミノ安息香酸エチル(日本化薬社製
「カヤキュアEPA J ’) との混合物、イソプロ
ピルチオキサントン(ワードプレキンソツプ社製「カン
タキュアーITXJ )とp−ジメチルアミン安息香酸
エチルとの混合物等が挙げられる。
重合開始剤の使用割合は、重合性組成物の0.1〜2.
0%の範囲が好ましい。
[実施例] 以下、本発明の実施例を示し、本発明を更に具体的に説
明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。
以下、実施例において「%」は「重量%」を表わし、評
価特性の各々は以下の記号及び内容を意味する。
To :白濁度;印加電圧Oの時の光透過率(%)T1
゜。 =透明度;印加電圧を増加させていき光透過率が
ほとんど増加しなくなった時 の光透過率(%) V、。:Lきい値;Toを0%、T 、ooを100%
としたとき光透過率が10%となる印加電圧(Vrms
) V2O:飽和電圧;同上光透過率が90%となる印加電
圧(Vrms) CR:コントラスト−T 1oo / T 。
実施例1 液晶材料として後述の液晶組成物(A)80.0%、重
合性モノマーとしてn−アミルアクリレート392%、
rKAYARAD−HX−620J  (日本化薬社製
カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸エステルネオ
ペンチルグリコールジアクリレート) 15.68%及
ヒ重合開始剤として[タロキュア1173J  (メル
ク社製2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロ
パン−1−オン)0.4%から成る調光層構成材料を1
1.0ミクロンのガラスファイバー製スペーサーが塗布
された2枚のITO’l極カラス極板ラス基板込み、基
板全体を37°Cに保ちながら、25mW/ cm 2
の紫外線を60秒間照射し、調光層の厚さか114ミク
ロンの液晶デバイスを得た。
液晶組成物(A) 組成 屈折率 しきい値電圧 (v th) 20°Cの粘度 誘電率異方性 〈 25 °C(C−N) n ゎ = 1.787 n 0 =1.583 △ n=0.254 1.15V 59c、p Δ ε =269 得られた液晶デバイスの印加電圧と光透過率の関係を測
定すると、To=3.2%、T、。、−87%、CR=
27.1、V、O=2.4V、ff1.、V90=6.
9V、m。
であった。
このように、本発明の液晶デバイスは、従来技術による
液滴分散型液晶デバイス或いは液晶連続層型液晶デバイ
スに比べ、はるかに低電圧で駆動可能な液晶デバイスで
あることが明らかである。
実施例2 前記液晶組成物(A)80%、ラウリルアクリレート9
.8%、rKAYARAD−HX−520J 9.8%
及び[タロキュア1173J O,4%から成る調光層
構成材料を、11.0ミクロンのガラスファイバー製ス
ペーサーの塗布された2枚のITO電極ガラス基板には
さみ込み、基板全体を30°Cに保ちながら、25mW
/am2の紫外線を60秒間照射し、調光層の厚みが1
1.4ミクロンの液晶デバイスを得た。
この液晶デバイスの印加電圧と光透過率の関係を測定す
ると、T’、=4.2%、T 1oo = 86.9%
、CR= 21.5、V ro= 1.6V 、、、、
、 V e。= 4.9V 、、r、、であった。
実施例3 前記液晶組成物(A)80%、ステアリルアクリレート
5.88%、 rKAYARAD−HX−620J 1
3.72%及び[ダロキュア1173J O,4%から
成る調光層構成材料を、11.0ミクロンのガラスファ
イバー製スペーサーの塗布された2枚のITO電極ガラ
ス基板にはさみ込み、基板全体を36°Cに保ちながら
、25mW/cm”の紫外線を60秒間照射し、調光層
の厚みが11゜4ミクロンの液晶デバイスを得た。
この液晶デバイスの印加電圧と光透過率の関係を測定す
ると、T、=4.4%、T、o。=824%、CR= 
18.6、■、。−2,4V、、 、V、、=6.4V
、rn、てあった。
比較例 前記液晶組成物(A)80.0%、r KAYARAD
−HX−620J 19.6%及び[ダロキュア117
3J O,4%から成る調光層構成材料を、11.0 
ミクロンのガラスファイバー製スペーサーの塗布された
2枚のITO電極ガラス基板にはさみ込み、基板全体を
60°Cに保ちながら1.25mW/cm2の紫外線を
60秒間照射し、調光層の厚みが11.4 ミクロンの
液晶デバイスを得た。
この液晶デバイスの電圧−光透過率特性は、以下の通り
であり、駆動電圧の高いものであった。
To=4.1%、T、、、=85.2%、CR=20.
8、V 1o= 5.5V 、1.lイV eo= 1
4.2V r。
[発明の効果] 本発明の液晶デバイスは、大面積で薄膜型のものであり
、従来の液晶分散型の液晶デバイス或いは液晶連続層型
液晶デバイスと比べ、10■、ゆ、以下という低電圧の
駆動が可能であり、その為、LCD用のLSIの使用が
可能となる。又、このような低電圧駆動型液晶デバイス
であっても、透明白濁不透明のコントラストが高く、し
きい値電圧が明確なため、時分割駆動が可能である。従
って、従来のこの種の液晶デバイスの調光用のみならず
、より高度な文字、グラフィックの大型表示が極めて容
易となり、表示用液晶デバイスの用途が大きく拡大する
代理人 弁理士  高  橋  勝  利手続補正書(
自発) 平成2年9月λ7日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電極層を有していてもよい少なくとも一方が透明な
    2枚の基板とこの基板間に支持された調光層を有し、該
    調光層が液晶材料の連続相中に透明性高分子物質が3次
    元ネットワーク構造を形成して成る液晶デバイスにおい
    て、 前記透明性高分子物質が炭素原子数5〜25のアルキル
    基を有する単官能型アルキル(メタ)アクリレート及び
    多官能型(メタ)アクリレートを含有する重合性組成物
    を重合して成ることを特徴とする液晶デバイス。 2、調光層における液晶材料が正の誘電率異方性を示す
    請求項1の液晶デバイス。 3、液晶材料の含有量が調光層構成成分の60〜95重
    量%の範囲にある請求項1又は2記載の液晶デバイス。 4、2枚の基板間に、液晶材料、炭素原子数5〜25の
    アルキル基を有する単官能型アルキル(メタ)アクリレ
    ート、多官能型(メタ)アクリレート及び重合開始剤を
    含有する重合性組成物とから成り、且つ液晶材料の含有
    量が60〜95重量%の範囲にある調光層構成材料を介
    在させ、この調光層構成材料に紫外線を照射することに
    よって前記重合性組成物を重合せしめ、以て液晶材料の
    連続相中に3次元ネットワーク状の透明性高分子物質を
    形成することを特徴とする液晶デバイスの製造方法。 5、調光層構成材料が等方性液体状態において重合を開
    始することを特徴とする請求項4記載の液晶デバイスの
    製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06208107A (ja) * 1992-03-31 1994-07-26 Merck Patent Gmbh 電気光学液晶システム
US5563230A (en) * 1994-09-09 1996-10-08 National Science Council Chiral smectic liquid crystalline polymers

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JPH06208107A (ja) * 1992-03-31 1994-07-26 Merck Patent Gmbh 電気光学液晶システム
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