JPH044031B2 - - Google Patents
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- JPH044031B2 JPH044031B2 JP5436684A JP5436684A JPH044031B2 JP H044031 B2 JPH044031 B2 JP H044031B2 JP 5436684 A JP5436684 A JP 5436684A JP 5436684 A JP5436684 A JP 5436684A JP H044031 B2 JPH044031 B2 JP H044031B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- mill
- chambers
- amount
- powder
- Prior art date
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- Expired
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- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 22
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 7
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 7
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 2
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- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Crushing And Grinding (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Description
本発明はダブルローテータミルを適正な状態で
運転せんとする音響制御方法に関する。 ミルで粉砕された粉砕物をセパレータに送り、
そこで粗粉と細粉とに分離し、粗粉は戻粉として
再びミルに戻す閉回路粉砕方式においては、粉砕
性能のよい乾燥、粉砕用ダブルローテータミルが
使用されている。このミルは回転円筒体の仕切り
によつて1室、排出部および2室からなり、1室
にはその端部より新しい被粉砕物とセパレータの
戻粉の1部を給養し、また2室にはその端部より
戻粉の残部を給養して粉砕し、両者の粉砕物を回
転円筒体の中央部に設けた排出部から排出する形
式のものである。 このミルにおいて、従来1室の音響により1室
への給養量を制御している。しかし1室と2室へ
の戻粉の配分割合が一定の場合、被粉砕性が変化
し、戻粉の量すなわち循環量が変化すると、2室
へ給養される戻粉の量も変化する。そのため2室
でのミル詰りをおそれて、安全のために2室を軽
負荷で運転する傾向があつた。それによりダブル
ローテータミルの能力を十分発揮させずに運転し
なければならないという欠点があつた。 本発明は従来の操業のかかる欠点を解消し、2
室を常に適正な状態で運転することにより、ミル
の粉砕能力を向上させたもので、その要旨はダブ
ルローテータミルを用いた閉回路粉砕方式におい
て、2室の音響または振動が一定となるよう2室
の音響または振動を演算して得た制御量により、
セパレータの戻粉を1室と2室へ配分する量を制
御するとともに、1室の音響または振動が一定と
なるよう1室の音響または振動を演算して得た制
御量により、新しい被粉砕物の給養量を制御する
ことを特徴とするダブルローテータミルの音響制
御方法にある。 以下図面によつて本発明を説明する。 ダブルローテータミル1は1室2、2室3およ
び排出部4からなつており、被粉砕物は給養装置
12よりミルに給養され粉砕されて排出部4より
排出される。排出された粉砕物はバケツトエレベ
ータ5によりセパレータ6に入り、ここで希望の
粒度に粉砕された細粉Aは製品として取出される
が、それより粗い粉砕物は再度粉砕のためミルに
戻粉Bとして戻される。戻粉は配分装置7により
一定の比率CおよびDで1室および2室に供給さ
れる。従来は2室を軽負荷にするよう比率Dがき
められている。この比率で供給される戻粉の中C
が1室に供給されて粉砕されるときの音響を測定
し、予め設定された値との偏差分の被粉砕物Eを
新たに給養装置12よりミルの1室2に給養して
いた。 本発明においては新たに2室の音響または振動
を測定することにより適正な状態での粉砕運転が
できるように配分装置7の1・2室振り分けダン
パー開度を自動制御して比率CおよびDを制御
し、従来の2室での運転を軽負荷にしないように
すると共に、1室での音響または振動を測定し、
1室への戻粉Cに加えて粉砕する新たな被粉砕物
Eの適正な給養量を制御するもので、それにより
従来軽負荷のため少な目であつた2室への配分戻
粉を多くし、その分1室への配分戻粉Cが減るか
ら、新たな被粉砕物Eの給養量を多くすることが
できるようになつた。 本発明の制御方法においては、測定された音響
または振動と比較される設定値を一定時間毎に自
動的に変化させ、その変化の前後の1室への新し
い被粉砕物量を測定比較し、その量が最大となる
ように自動的に制御するシステムを併用すればさ
らに効果的である。 次に実施例により本発明の効果を具体的に示
す。 実施例 4000Åのダブルローテータミルを用いてセメン
ト原料の粉砕試験を行つた。その結果を下記に示
す。
運転せんとする音響制御方法に関する。 ミルで粉砕された粉砕物をセパレータに送り、
そこで粗粉と細粉とに分離し、粗粉は戻粉として
再びミルに戻す閉回路粉砕方式においては、粉砕
性能のよい乾燥、粉砕用ダブルローテータミルが
使用されている。このミルは回転円筒体の仕切り
によつて1室、排出部および2室からなり、1室
にはその端部より新しい被粉砕物とセパレータの
戻粉の1部を給養し、また2室にはその端部より
戻粉の残部を給養して粉砕し、両者の粉砕物を回
転円筒体の中央部に設けた排出部から排出する形
式のものである。 このミルにおいて、従来1室の音響により1室
への給養量を制御している。しかし1室と2室へ
の戻粉の配分割合が一定の場合、被粉砕性が変化
し、戻粉の量すなわち循環量が変化すると、2室
へ給養される戻粉の量も変化する。そのため2室
でのミル詰りをおそれて、安全のために2室を軽
負荷で運転する傾向があつた。それによりダブル
ローテータミルの能力を十分発揮させずに運転し
なければならないという欠点があつた。 本発明は従来の操業のかかる欠点を解消し、2
室を常に適正な状態で運転することにより、ミル
の粉砕能力を向上させたもので、その要旨はダブ
ルローテータミルを用いた閉回路粉砕方式におい
て、2室の音響または振動が一定となるよう2室
の音響または振動を演算して得た制御量により、
セパレータの戻粉を1室と2室へ配分する量を制
御するとともに、1室の音響または振動が一定と
なるよう1室の音響または振動を演算して得た制
御量により、新しい被粉砕物の給養量を制御する
ことを特徴とするダブルローテータミルの音響制
御方法にある。 以下図面によつて本発明を説明する。 ダブルローテータミル1は1室2、2室3およ
び排出部4からなつており、被粉砕物は給養装置
12よりミルに給養され粉砕されて排出部4より
排出される。排出された粉砕物はバケツトエレベ
ータ5によりセパレータ6に入り、ここで希望の
粒度に粉砕された細粉Aは製品として取出される
が、それより粗い粉砕物は再度粉砕のためミルに
戻粉Bとして戻される。戻粉は配分装置7により
一定の比率CおよびDで1室および2室に供給さ
れる。従来は2室を軽負荷にするよう比率Dがき
められている。この比率で供給される戻粉の中C
が1室に供給されて粉砕されるときの音響を測定
し、予め設定された値との偏差分の被粉砕物Eを
新たに給養装置12よりミルの1室2に給養して
いた。 本発明においては新たに2室の音響または振動
を測定することにより適正な状態での粉砕運転が
できるように配分装置7の1・2室振り分けダン
パー開度を自動制御して比率CおよびDを制御
し、従来の2室での運転を軽負荷にしないように
すると共に、1室での音響または振動を測定し、
1室への戻粉Cに加えて粉砕する新たな被粉砕物
Eの適正な給養量を制御するもので、それにより
従来軽負荷のため少な目であつた2室への配分戻
粉を多くし、その分1室への配分戻粉Cが減るか
ら、新たな被粉砕物Eの給養量を多くすることが
できるようになつた。 本発明の制御方法においては、測定された音響
または振動と比較される設定値を一定時間毎に自
動的に変化させ、その変化の前後の1室への新し
い被粉砕物量を測定比較し、その量が最大となる
ように自動的に制御するシステムを併用すればさ
らに効果的である。 次に実施例により本発明の効果を具体的に示
す。 実施例 4000Åのダブルローテータミルを用いてセメン
ト原料の粉砕試験を行つた。その結果を下記に示
す。
【表】
本発明によれば2室の軽負荷、2室の被粉砕物
の詰まりがなくなり、常に1室、2室とも適正な
状態で運転ができるためミルの粉砕能力が向上
し、電力原単位も減少させることができた。
の詰まりがなくなり、常に1室、2室とも適正な
状態で運転ができるためミルの粉砕能力が向上
し、電力原単位も減少させることができた。
図は本発明のダブルローテータミルの粉砕運転
を示すフローシートにおける粉砕物の流れおよび
制御回路をあらわす。 1……ダブルローテータミル、2……1室、3
……2室、4……排出部、5……バケツトエレベ
ータ、6……セパレータ、7……配分装置、8,
9……音響測定器、10,11……演算器、12
……給養装置、A……製品細粉、B……戻粉、C
……1室への配分戻粉、D……2室への配分戻
粉、E……新被粉砕物。
を示すフローシートにおける粉砕物の流れおよび
制御回路をあらわす。 1……ダブルローテータミル、2……1室、3
……2室、4……排出部、5……バケツトエレベ
ータ、6……セパレータ、7……配分装置、8,
9……音響測定器、10,11……演算器、12
……給養装置、A……製品細粉、B……戻粉、C
……1室への配分戻粉、D……2室への配分戻
粉、E……新被粉砕物。
Claims (1)
- 1 ダブルローテータミルを用いた閉回路粉砕方
式において、2室の音響または振動を検出し、こ
れと設定値との偏差を求め、この偏差値に基づい
てセパレータの戻粉を1室と2室へ配分する量を
制御するとともに、1室の音響または振動を検出
し、これと設定値との偏差を求め、この偏差値に
基づいて該ミルに給養すべき新しい被粉砕物量を
制御することを特徴とするダブルローテータミル
の音響制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5436684A JPS60202751A (ja) | 1984-03-23 | 1984-03-23 | ダブルロ−テ−タミルの音響制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5436684A JPS60202751A (ja) | 1984-03-23 | 1984-03-23 | ダブルロ−テ−タミルの音響制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60202751A JPS60202751A (ja) | 1985-10-14 |
JPH044031B2 true JPH044031B2 (ja) | 1992-01-27 |
Family
ID=12968652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5436684A Granted JPS60202751A (ja) | 1984-03-23 | 1984-03-23 | ダブルロ−テ−タミルの音響制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60202751A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60257854A (ja) * | 1984-06-04 | 1985-12-19 | 三菱鉱業セメント株式会社 | 多室ボ−ルミルの制御方法 |
-
1984
- 1984-03-23 JP JP5436684A patent/JPS60202751A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60202751A (ja) | 1985-10-14 |
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