JPH05277443A - 粉砕機への被粉砕物の供給方法及びその装置 - Google Patents

粉砕機への被粉砕物の供給方法及びその装置

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JPH05277443A
JPH05277443A JP10246892A JP10246892A JPH05277443A JP H05277443 A JPH05277443 A JP H05277443A JP 10246892 A JP10246892 A JP 10246892A JP 10246892 A JP10246892 A JP 10246892A JP H05277443 A JPH05277443 A JP H05277443A
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JP
Japan
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sieve
product
lowermost
stage
under
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Pending
Application number
JP10246892A
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English (en)
Inventor
Koichi Nishida
耕一 西田
Makoto Yano
信 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予備粉砕システムと微粉砕システムとからな
る複合粉砕システムにおいて、予備粉砕システムの粉砕
物の分級器として多段篩を使用するさい、多段篩を経由
して微粉砕システムに供給される供給量の供給方法とそ
の装置である多段篩に関する。 【構成】 予備粉砕システムに用いる多段篩を、該多段
篩の各篩端部とケーシングとの間に各篩の篩上産物であ
る粗粒が流れる排出路設け、該排出路中に多段篩の最下
段の篩上産物のみが流れる排出路を設け、該排出路に細
粒側と粗粒側に振り分けるダンパーを最下段篩の下方に
設た構造とし、該ダンパーの開度を調整することによ
り、微粉砕システムに供給する量を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、セメンクリンカまたは
セメント原料等の粉砕に使用される予備粉砕システムと
微粉砕システムとからなる複合粉砕システムにおいて、
予備粉砕システムの粉砕物の分級器として多段篩を使用
するさい、多段篩を経由して微粉砕システムに供給され
る供給量の制御を可能にした多段篩に関する。
【0002】
【従来技術】セメント原料またはセメントクリンカ等の
粉砕においては、粉砕機の効率アップの見地から粗粉砕
システム(予備粉砕システム)と微粉砕システムとを組
み合わせた複合粉砕システムが採用されている。図3
は、その一例である予備粉砕システムとボールミル粉砕
システムとからなる複合粉砕システムの例を示す。
【0003】このさい予備粉砕システムで使用されてい
る粉砕機としては、ローラプレス、竪型ミルを応用した
設備、あるいは自砕式インパクトクラッシャ等が一般的
に使用されている。その粉砕物を粗粒と細粒に分級する
分級器として、一般にモーゲセンの多段篩が使用されて
おり、その構造は、図4に示すごとく密閉式のケーシン
グ1内に、各々が材料の排出側に傾斜した篩2を多層に
積み重ね、該ケーシング1に取りつけている振動機3に
より篩2を振動させ、供給された材料を上段側より下段
に行くに従い篩目が細かくなった篩2にて所定の粒径ま
で篩分ける構造となっている。このさい各篩上の産物
は、各篩の下端とケーシングとの間に設けられた共通の
排出路5を通り篩外に粗粒として排出される。
【0004】被粉砕物は、図示されていない計量器にて
計量された後、予備粉砕機に供給され粉砕される。該粉
砕物は輸送機を経由して多段篩に供給され、該多段篩器
にて所定の粒径まで篩分けられ、最下段の篩産物である
細粒のみ次の微粉砕システムであるボールミルに供給さ
れる。一方各篩上の産物は、再度予備粉砕機に戻され所
定の粒径まで粉砕される。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】上記のような多段
篩を用いて、複合粉砕システムを操業するさい、前段の
予備粉砕機で粉砕された粉砕物を多段篩を用いて篩分
け、篩分けた所定の粒径以下の篩下産物を後段の微粉砕
システムに供給している。上記のような複合粉砕システ
ムにおいては、予備粉砕システムの粉砕効率を所定粒径
時における粉砕量との比(粉砕量/粒径)とした場合、
必ずしも最高の効率で操業されてされていない。
【0006】その理由として、一般に前段の予備粉砕シ
ステム使用している粉砕機は、操業上ランニングコスト
を考慮しなければ、最大能力以下で操業を継続しても操
業上問題はないが、微粉砕システムで使用されているボ
ールミルは、ボールミルへの被粉砕物の供給量が適正で
なければ、粉砕媒体の異常摩耗等を招いたり、供給量が
多すぎるとミルの内部充填率が上がり粉砕不可能に陥る
可能性がある。従ってミルへの最大供給量に対応できる
ように予備粉砕系列の能力を定める必要があり、多段篩
の最下段篩の目開きをやや大きめのサイズに選択し、予
備粉砕機は粉砕能力に余裕をもたせた状態で運転せねば
ならず、エネルギーコスト、ランニングコスト並びにイ
ニシャルコストの増大をもたらす等の問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような問題点を解決
し、後段の微粉砕システムであるボールミルへの供給量
を安定化させる供給方法とその装置を開発することを目
的とする。予備粉砕機の粉砕物を多段篩等の分級器で篩
分け、該篩の篩下産物を微粉砕機に供給するさい、該多
段篩の最下段篩の篩上産物を篩下産物側に振り分ける振
り分け装置を設け、該微粉砕機の負荷に応じて該篩上産
物を篩下産物側に振り分ける量を調節することにより微
粉砕機への供給量を調節する供給方法。
【0008】予備粉砕機で粉砕された粉砕物を多段篩で
細粒と粗粒とに分級する際、該多段篩の各篩端部とケー
シングとの間に各篩の篩上産物である粗粒が流れる排出
路を設け、該排出路中に多段篩の最下段の篩上産物のみ
が流れる排出路を設け、該排出路に細粒側と粗粒側に切
り分けるダンパーを最下段篩の下方に設ける。
【0009】
【作用】予備粉砕系統の分級機としてモーゲセン等の多
段篩を使用する場合、最下段の篩下の篩目開きにより後
段の微粉砕機に供給される供給量がほぼ決まるため、該
多段篩の目開きは微粉砕機への供給量が最大となったと
きを考慮して決められるが、従来は前記のごとく負荷変
動に適用性のある予備粉砕機の能力を微粉砕機の最大供
給量に合わせて決定し、通常は低い負荷で操業してい
た。しかしながら本発明による多団篩を用いれば、該多
段篩の最下段より1段上段の篩目を該微粉砕機の最大能
力に見合う量が得られる目開きに、また最下段篩の目開
きを従来より小さい目開きに選択し、最下段篩の篩上産
物を篩下産物側に振り分けることで、微粉砕機の負荷変
動に対応して供給量を容易に調節することができる。
【0010】従って、該多段篩の最下段篩の目開きの選
択は、従来に比べ選択幅が大きくなるばかりでなく、微
粉砕機に供給する被粉砕物の平均粒径も小さくすること
ができる。
【0011】
【実施例】図1に示す多段篩は、本発明の第1の実施態
様を示す縦断面図である。図によれば、図示されていな
い予備粉砕機により粉砕された粉砕物は、供給シュート
4を介してハウジング1内にセットしてある最上段の篩
2上に供給される。篩2は図1に示すごとく上段より下
段に行くに従い篩目が小さくなるようにセットしてあ
り、各篩2は供給側を起点として下流に行くに従い下方
に傾斜しており、その傾斜は下段になるほど勾配が急に
なっている。
【0012】供給機を介して予備粉砕機に供給された被
粉砕物は、粉砕された後輸送機を介して多段篩に供給さ
れる。該多段篩に供給された粉砕物は、ハウジング1に
取りつけている振動機3により篩2全体が振動され、各
篩2上の粉砕物は篩2上を移動するさいに篩分けられ、
最下段の篩2を通過したものは細粒排出口より微粉砕機
に供給される。一方各篩2上の粉砕物は篩2上を下流に
移動し、各篩2の下流端部とケーシング1との間に設け
てある排出路5を経由して予備粉砕機に戻され再粉砕さ
れるが、この際最下段篩2より1段上段の篩2下流端部
より下方に最下段の篩上産物のみが通る通路を分ける仕
切り板6が設けてあり、更に該通路の内でかつ最下段篩
2より下方に篩上産物を篩下側に振り分けるダンパー7
を設け、微粉砕機に供給する供給量の調節を行う。
【0013】実際に表1に示すような設備を設置した結
果、微粉砕用のボールミルに供給する被粉砕物の平均粒
径を小さくできたため、粉砕系列全体の電力原単位を5
%削減することができた。
【0014】
【表1】 図2は、本考案の第2の実施態様を示す縦断面図であ
り、篩の排出端にシュート部8を設け、該シュート部内
に細粒、粗粒及び中間粒の通路を設け、細粒と粗粒とを
分ける分岐部に振り分けダンパーを設置し、中間粒を細
粒側と粗粒側に振り分けるようにしたものであり、同等
の効果がある。
【0015】
【発明の効果】本発明のごとき多段篩を用いた微粉砕シ
ステムへの供給方法を採用した結果、予備粉砕システム
より微粉砕システムに供給する量のコントロールが容易
となり、微粉砕システムも最適の状態で運転可能となっ
たばかりでなく、予備粉砕機の粉砕効率を高効率な状態
で操業が可能となり、しかも微粉砕機に供給する粒径も
小さくすることができたため、粉砕システム全体の電力
原単位を5%削減可能となる等の優れた効果があること
が確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の多段篩の第1の実施態様図の縦断面図
である。
【図2】本考案の多段篩の第2の実施態様図の縦断面図
である。
【図3】予備粉砕システムと微粉砕システムとを組み合
わせた複合粉砕システムの工程図である
【図4】従来の多段篩の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 篩 3 振動機 4 供給シュート 5 篩上排出路 6 仕切り板 7 ダンパー 8 シュート部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕機の粉砕物を多段篩等の分級器で篩
    分け、該篩の篩下産物を微粉砕する複合粉砕システムに
    おいて、該多段篩の最下段篩の篩上産物を篩下産物側に
    振り分ける振り分け装置を設け、微粉砕機の負荷に応じ
    て該篩上産物を篩下産物側に振り分ける量を調節するこ
    とを特徴とする粉砕機への被粉砕物の供給方法。
  2. 【請求項2】 密閉式のハウジング内に、篩を多段に積
    層設置した多段篩いにおいて、最下段篩の篩上産物の排
    出路を設け、該排出路を通過する篩上産物を該最下段篩
    の篩下産物側に切り分けるダンパーを該排出路に、かつ
    最下段篩の下方に設けたことを特徴とする多段篩。
JP10246892A 1992-03-30 1992-03-30 粉砕機への被粉砕物の供給方法及びその装置 Pending JPH05277443A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102371248A (zh) * 2010-08-25 2012-03-14 杨东进 一种可调分级筛
JP2017006825A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 メタウォーター株式会社 不燃物精選分別装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102371248A (zh) * 2010-08-25 2012-03-14 杨东进 一种可调分级筛
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