JPH0440279Y2 - - Google Patents

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JPH0440279Y2
JPH0440279Y2 JP1986004213U JP421386U JPH0440279Y2 JP H0440279 Y2 JPH0440279 Y2 JP H0440279Y2 JP 1986004213 U JP1986004213 U JP 1986004213U JP 421386 U JP421386 U JP 421386U JP H0440279 Y2 JPH0440279 Y2 JP H0440279Y2
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resin
cut
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  • Closures For Containers (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は樹脂封止形キヤツプに関し、特に樹脂
の塗布パターン形状に関する。
〔従来の技術〕
従来、樹脂封止形キヤツプは例えば第2図a,
bに示すようにガラス、セラミツク、金属等でで
きた平板1または凹板1′の周縁部にエポキシ系
やBT(ビスマレイミド・トリアジン)レジン系
などの樹脂を塗布し、これを第3図のように半導
体素子3を搭載したセラミツク基板4の凹部5を
塞ぐようにキヤツプをかぶせ、樹脂を固めて封止
していた。この種のキヤツプに用いる樹脂は、通
常熱硬化性のもの、即ち、温度を上昇させて一度
軟化させ、更に昇温させるか時間をかけることに
より硬化させている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上述した従来の樹脂封止形キヤツプ
は、キヤツプの外縁部全周にわたつて樹脂が塗布
されているので、一度加熱して樹脂を融かすと、
キヤビテイと称する凹部5内に閉じ込められた空
気が膨脹し、樹脂を押し出そうとする力が働い
て、最終的な仕上がり状態は、第4図に示すよう
に“引け”6と称する樹脂の押し出し跡が残る。
第4図の例は、固体撮像素子を搭載したパツケー
ジの例で、キヤツプを構成する平板1は透明なガ
ラスでできており、樹脂2の広がり状態は平面図
aでも観察できる。引け6は、内部に閉じ込めら
れた空気が膨脹し、樹脂を押し出そうとした跡で
ありその断面はb図のように樹脂が殆んど存在し
ない。
このような状態が生じると、この部分でのシー
ルパスが短くなり気密性や耐湿性が劣るという欠
点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、従来の上記問題点を解決するために
為されたもので、キヤツプを構成する板の外縁部
に塗布した樹脂の一部に切れ目を設けたことを特
徴としている。
〔実施例〕
以下に、本考案について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の一実施例の斜視図である。ガ
ラス、セラミツク、金属などで作られた平板1の
外周に沿つて、同一幅で樹脂2が塗布してあり、
短辺の中央部に切れ目7,7′を設けてある。
一般に、この種のキヤツプは溶剤で溶かした樹
脂をクスリーン印刷で塗布して作られるので、こ
の切れ目は0.1mm以上なら容易に作ることができ
る。このキヤツプを例えば第3図のようなセラミ
ツクの基板上に重ねてクリツプ等で荷重を加え、
約150℃1時間の熱処理をすることにより“引け”
のない良好な封止状態が得られる。なぜならは、
前述のように、キヤビテイ内の空気が温度上昇と
ともに膨脹しても前記切れ目が塞がるまでは外部
に空気が漏れ、内圧増加を低減するからである。
この切れ目の幅は大きい程、温度上昇時の空気
が漏れる時間が長くなり、内圧増加が抑制できる
が、大き過ぎると、切れ目が塞がらないうちに樹
脂が硬化し、封止不良となることがある。従つて
切れ目の幅はその樹脂の硬化温度、温度上昇速
度、荷重など種々の条件を考慮して最適の値を採
る必要がある。しかし、一般的には、この幅は
0.2〜0.6mm程度が良い。
どうしても切れ目の幅を広くとりたい場合は、
第5図のように切れ目の近傍の樹脂塗布幅を広く
することにより、切れ目への樹脂の流れ込み量を
多くし、塞がりやすくすることも可能である。こ
の例では切れ目がキヤツプの短辺に入つているの
で、短辺の樹脂塗布幅を長辺よりも大きくしてあ
る。また、樹脂を2回塗布することにより、切れ
目の近傍の樹脂量を多くすることもできる。前述
のように、樹脂はスクリーン印刷により塗布する
ので、1回目の印刷・乾燥後、切れ目の近傍だけ
再度印刷・乾燥することにより、第6図のように
切れ目近傍の突起8を設けることが可能となる。
樹脂の切れ目を入れる場所では、短辺や長辺に
限らずコーナー部に設けても良い。また、切れ目
の数でも2ケ所に限らず、1カ所、あるいは3ケ
所以上でも良い。
〔考案の効果〕
以上、説明したように、本考案により、樹脂封
止時に“引け”のない良好な封止状態を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は従来の樹脂封止形キヤツプを示す斜視図と断
面図、第3図は樹脂封止の実施例を示す断面図、
第4図は従来のキヤツプで樹脂封止した場合の平
面図と断面図、第5図、第6図は本考案の他の実
施例を示す斜視図である。 1……平板、2……樹脂、4……セラミツク基
板、5……凹部、6……引け、7……切れ目、8
……樹脂に設けた突起である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板の外縁部に樹脂を塗布したキヤツプに於い
    て、その樹脂の一部に切れ目を設けたことを特徴
    とする樹脂封止形キヤツプ。
JP1986004213U 1986-01-14 1986-01-14 Expired JPH0440279Y2 (ja)

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JP1986004213U JPH0440279Y2 (ja) 1986-01-14 1986-01-14

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Publication Number Publication Date
JPS6316454U JPS6316454U (ja) 1988-02-03
JPH0440279Y2 true JPH0440279Y2 (ja) 1992-09-21

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5621350A (en) * 1979-07-31 1981-02-27 Fujitsu Ltd Manufacture of semiconductor device
JPH0343699A (ja) * 1989-07-06 1991-02-25 Daikin Ind Ltd ファンの周期性騒音の消音装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58191645U (ja) * 1982-06-15 1983-12-20 三菱電機株式会社 半導体装置のパツケ−ジ

Patent Citations (2)

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JPS5621350A (en) * 1979-07-31 1981-02-27 Fujitsu Ltd Manufacture of semiconductor device
JPH0343699A (ja) * 1989-07-06 1991-02-25 Daikin Ind Ltd ファンの周期性騒音の消音装置

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JPS6316454U (ja) 1988-02-03

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