JPH0440185Y2 - - Google Patents

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JPH0440185Y2
JPH0440185Y2 JP1985043023U JP4302385U JPH0440185Y2 JP H0440185 Y2 JPH0440185 Y2 JP H0440185Y2 JP 1985043023 U JP1985043023 U JP 1985043023U JP 4302385 U JP4302385 U JP 4302385U JP H0440185 Y2 JPH0440185 Y2 JP H0440185Y2
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JP
Japan
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glass substrates
plate
rubber
plates
pair
Prior art date
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JP1985043023U
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JPS61176529U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、液晶セルの分野に利用できる接着
用治具に関するものである。
(従来の技術) 液晶セルを構成する一対のガラス基板を接着す
るための治具があり、これは第9図に示すよう
に、金属製の当板aの上にゴム板bが置かれ、こ
のゴム板上に一対のガラス基板c,c′がセツトさ
れ、このガラス基板の周端部の間には、ギヤツプ
コントロール用の微粒子dを含む接着剤eが塗布
されており、さらにガラス基板cの上にゴム板f
を載せ、金属製の当板gを配し、所定の圧力でプ
レスした後、ボルト・ナツト(図示せず)締め
し、この状態で加熱し前記接着剤eを熱硬化させ
て、ギヤツプの均一な液晶セルを形成できるよう
にしてある。なお、通常は、接着すべきガラス基
板をゴム板で両側から挾み、中間の当板を介して
多層積み重ねてプレスする方法が採られている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来の液晶セル接着用治具において、
第9図に示すように、ゴミ等の異物hが挾まつた
ままプレスされると、前記ゴム板fだけでは吸収
できずに、前記ガラス基板cが局部的に押され、
そのままの状態で接着されることがある。そうす
ると、第10図に示すように、異物hにより局部
的に押された部分iが接着幅の拡大をきたし、製
品不良の原因になることがある。
また、前記ゴム板b,fはガラス基板c,c′に
対し加圧状態で長時間放置されるので、強固に密
着し、作業完了後にゴム板b,fを剥す作業が厄
介である。
本考案は、このような従来の問題点を解決する
ためになされたものである。
(問題点を解決するための手段) 問題点の解決にあたつて、本考案は、合わせ面
に接着剤を塗布した一対のガラス基板を挾むゴム
板と、前記ゴム板に挟まれた前記一対のガラス基
板を夫々の間で上下から挾む少なくとも二枚の金
属製の当板とからなり、前記一対のガラス基板を
圧締、加熱して接着する液晶セルの接着用治具に
おいて、前記上下の当板の内面側に鋸歯状の溝を
互いに直交する方向に設け、前記ゴム板のガラス
基板に接する面側には、四フツ化エチレンをそれ
ぞれ貼着した手段を要旨とするものである。
(作用) 前記当板の鋸歯状の溝により、ゴミ等の夾雑物
を吸収するゴム板のクツシヨン性を向上させ、ガ
ラス基板への局部的な押圧力を防止することがで
き、またゴム板の四フツ化エチレンにより、ガラ
ス基板への密着を防止し、ゴム板の剥離作業を容
易にすることができる。
(実施例) 以下、図示の実施例により本考案を具体的に説
明すると、1は硬質アルミニウムで形成された下
部の当板であり、上面に鋸歯状の溝1aが形成さ
れ、要所に複数のボルト2と位置合せ用のピン3
が立設されている。4,4′は一対のガラス基板
であり、このガラス基板の合せ面の周端部に接着
剤5が塗布され、従来と同様に均一の大きさのギ
ヤツプコントロール用微粒子6が混入されてい
る。7,7′はガラス基板4,4′をサンドイツチ
状に挾むゴム板であり、ガラス基板に接する面側
に四フツ化エチレン8,8′がそれぞれ貼着され
ている。このようにして、ガラス基板4,4′を
挾んだゴム板7,7′は、前記当板1の上に載置
される。9はゴム板7の上に置かれる中間の当板
であり、上下面に鋸歯状の溝9a,9bが形成さ
れ、これらの溝9a,9bは互いに直交方向とな
るように形成されており、ゴム板7に接する面側
の溝9bが、前記当板1の溝1aの方向と直交す
るようにして、ゴム板7の上に置かれている。
この中間の当板9の上には、第2図に示すよう
に、前記と同様に接着すべきガラス基板4,4′
をゴム板7,7′で挾んだ状態で載せると共に、
さらにその上に前記と同じ構成の中間の当板9が
載置され、このような要領で順次多段重ねされ
る。このとき、複数枚の中間の当板9は、互いに
対向する面の溝方向が直交するように配設され
る。そして、各中間の当板9は、第6図に示すよ
うに前記当板1のボルト2とピン3を挿通するた
めの孔9c,9dがそれぞれ形成されており、位
置合せが容易にでき、かつ位置ずれが生じないよ
うにしてある。
図例では、4段重ね(中間の当板は3枚使用)
され、さらに一番上に上部の当板10が載せられ
る。この当板10は、下面に鋸歯状の溝10aが
形成され、この溝の方向と、最上位の中間当板9
における上面の溝の方向とが直交するようになつ
ている。そして、当板10には、前記下部の当板
1のボルト2とピン3を挿通するための孔10
b,10cがそれぞれ形成され、前記中間の当板
9と同様に、位置合せ及び位置ずれ防止が配慮さ
れている。
このようにセツトされた後、プレスにより所定
の圧力が掛けられ、第2図に示すように、上部の
当板10から突出した前記ボルト2の上端部にナ
ツト11が締着クランプされ、さらに、加熱手段
により接着剤5の熱硬化がなされる。
上下の当板1,10及び中間の当板9は、いず
れも硬質アルミで形成されているので、加熱効果
が良好であり、熱吸収に適した色(例えば黒色)
に着色しておけば、さらに熱効果の向上が期待で
きる。なお、ガラス基板4,4′の間にギヤツプ
コントロール用の微粒子12を散在させて実施す
ることがある。
本考案は、上記のようにして液晶セルが形成さ
れるが、第8図に示すように、ゴミ等の夾雑物1
3が介在したとしても、当板の溝例えば中間の当
板9の溝9aにゴム板7が入り込んで、夾雑物1
3が吸収される状態となるので、従来のように夾
雑物13がガラス基板4を局部的に強く押圧する
ことがなくなる。従つて、従来生じたような接着
幅の局部的な拡大を未然に防止することができ
る。また、ガラス基板4,4′を挾み込む当板は、
いずれも相対する面の溝が直交方向をなしている
ので、プレス時にガラス基板4,4′を安定的に
受止することができる。溝が同方向をなしている
場合には、双方の溝が噛合う傾向となるので、ガ
ラス基板4,4′を異常に挾圧し、波状の歪力を
発生させ、液晶セルとしての均一なギヤツプが得
られないおそれがある。
一方、ガラス基板4,4′の接着後には、治具
のクランプを解除し液晶セルを取り出すが、本考
案の場合には、ガラス基板4,4′に接するゴム
板7,7′に四フツ化エチレン8,8′がそれぞれ
貼着されているので、従来のようにゴム板が強固
にガラス基板に密着することはなく、ゴム板7,
7′の剥離作業を容易に行なうことができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、ガラス
基板を押圧する当板に鋸歯状の溝を設けたので、
ゴム板を介して夾雑物を良好に吸収することがで
き、液晶セルとしての適正なギヤツプを保証し、
またゴム板に四フツ化エチレンを貼着したので、
作業性が良い等のすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す要部の断面
図、第2図は、治具の使用状態での立面図、第3
図は、同じく平面図、第4図は同側面図、第5図
は、下部の当板を示すもので、イはその一部の平
面図、ロは立面図、ハは側面図、第6図は、中間
の当板を示すもので、イはその一部の平面図、ロ
は立面図、ハは側面図、第7図は、上部の当板を
示すもので、イはその一部の底面図、ロはイのA
−A線断面図、ハは平面図、第8図は、夾雑物が
介在しているときのプレス時の状態図、第9図
は、従来例を示す要部の断面図、第10図は、従
来の不良の一例を示す説明図である。 1……下部の当板、1a……溝、2……ボル
ト、3……ピン、4,4′……ガラス基板、5…
…接着剤、6……微粒子、7,7′……ゴム板、
8,8′……四フツ化エチレン、9……中間の当
板、9a,9b……溝、10……上部の当板、1
0a……溝、11……ナツト、12……微粒子、
13……夾雑物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合わせ面に接着剤を塗布した一対のガラス基板
    を挾むゴム板と、前記ゴム板に挟まれた前記一対
    のガラス基板を夫々の間で上下から挾む少なくと
    も二枚の金属製の当板とからなり、前記一対のガ
    ラス基板を圧締、加熱して接着する液晶セルの接
    着用治具において、前記上下の当板の内面側に鋸
    歯状の溝を互いに直交する方向に設け、前記ゴム
    板のガラス基板に接する面側には、四フツ化エチ
    レンをそれぞれ貼着したことを特徴とする液晶セ
    ルの接着用治具。
JP1985043023U 1985-03-25 1985-03-25 Expired JPH0440185Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985043023U JPH0440185Y2 (ja) 1985-03-25 1985-03-25

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JP1985043023U JPH0440185Y2 (ja) 1985-03-25 1985-03-25

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Publication Number Publication Date
JPS61176529U JPS61176529U (ja) 1986-11-04
JPH0440185Y2 true JPH0440185Y2 (ja) 1992-09-21

Family

ID=30554308

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JP1985043023U Expired JPH0440185Y2 (ja) 1985-03-25 1985-03-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55159414A (en) * 1979-05-30 1980-12-11 Alps Electric Co Ltd Production of liquid crystal cell
JPS56117215A (en) * 1980-02-21 1981-09-14 Casio Comput Co Ltd Manufacture of cell container

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55159414A (en) * 1979-05-30 1980-12-11 Alps Electric Co Ltd Production of liquid crystal cell
JPS56117215A (en) * 1980-02-21 1981-09-14 Casio Comput Co Ltd Manufacture of cell container

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JPS61176529U (ja) 1986-11-04

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