JPH0440135Y2 - - Google Patents

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JPH0440135Y2
JPH0440135Y2 JP1984121768U JP12176884U JPH0440135Y2 JP H0440135 Y2 JPH0440135 Y2 JP H0440135Y2 JP 1984121768 U JP1984121768 U JP 1984121768U JP 12176884 U JP12176884 U JP 12176884U JP H0440135 Y2 JPH0440135 Y2 JP H0440135Y2
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JP
Japan
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capillary tube
section
inlet pipe
muffler
cooler
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JP1984121768U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は冷却器の入口部分で発生する冷媒の突
発音を防止する冷却器の消音装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
冷凍サイクルにおいて、そのキヤピラリチユー
ブ内を流れる冷媒は気泡を含んでいるため、キヤ
ピラリチユーブ出口での冷媒の挙動が不安定にな
ることがある。この不安定な状態で冷媒が径大な
冷却器の入口パイプ内に噴射されると、気泡がキ
ヤピラリチユーブから一気に噴出し、このとき突
発音を発生する。これを防止するために消音装置
が設けられているが、従来の消音装置は第4図に
示すように、コンデンサ(図示せず)に接続され
た主キヤピラリチユーブ1の先端部をマフラー用
パイプ2の一端側に挿入してろう付けにより固着
すると共に、冷却器の入口パイプ3にろう付けし
た補助キヤピラリチユーブ4の先端部をマフラー
用パイプ2の他端側に挿入してろう付けにより固
着して成る構成で、主キヤピラリチユーブ1から
の冷媒をマフラー用パイプ2内に貯え、この貯え
られた冷媒により主キヤピラリチユーブ1から噴
射される冷媒の突発音を低減せしめると共に補助
キヤピラリチユーブ4により冷媒を整流して安定
状態のもとで入口パイプ3内に流入させるように
している。
しかしながら、上記構成では、ろう付け箇所が
三箇所も有りろう付け作業に手間がかかる上、特
に整流作用をなす補助キヤピラリチユーブ4がマ
フラー用パイプ2内に突出しているため、冷媒の
流速が速い状態ではうず流音が発生する傾向があ
り、また補助キヤピラリチユーブ4固着用のろう
材のマフラー用パイプ2内への回り込み状態によ
つては効果が不十分になる。更には、補助キヤピ
ラリチユーブ4の入口パイプ3内への挿入量が不
足していると、ろう材が入口パイプ3内に侵入し
て固化し、整流されて補助キヤピラリチユーブ4
から流出する冷媒の流れを乱してしまうという問
題であつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、
その目的は、ろう付け箇所が少く、しかもろう材
がマフラー部や冷却器の入口パイプ内に浸入する
虞がなく、消音効果及び整流効果の大なる冷却器
の消音装置を提供するにある。
〔考案の概要〕
本考案の冷却器の消音装置は、所定長さのマフ
ラー部と、このマフラー部に漸次径小となる絞り
部を介して連続するように形成された径小な所定
長さの整流部とからなる一本の連結パイプにより
構成し、該連結パイプの前記マフラー部に前記キ
ヤピラリチユーブを挿入してろう付けにより固着
すると共に、前記整流部を前記冷却器の入口パイ
プに前記絞り部が入口パイプの先端に当接するま
で挿入してろう付けにより固着する構成としたこ
とを特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例を第1図に基づいて説明
する。
11はコンデンサ(図示せず)に接続されたキ
ヤピラリチユーブ、12は連結パイプ、13は冷
却器の入口パイプである。連結パイプ12は、キ
ヤピラリチユーブ11に連結されるマフラー部1
4と、このマフラー部14に漸次径小となる絞り
部15を介して連続形成され冷却器の入口パイプ
13に連結される径小な整流部16とから成る。
そして、マフラー部14内にキヤピラリチユーブ
11を挿入しろう付けにより固着すると共に、整
流部16を冷却器の入口パイプ13内に絞り部1
5が当該入口パイプ13の先端に当接するまで挿
入しろう付けにより固着している。
上記構成において、キヤピラリチユーブ11か
ら噴出する冷媒はまず連結パイプ12のマフラー
部14内に貯えられ、この貯えられた冷媒により
以後キヤピラリチユーブ11から噴出してくる冷
媒の突発音が低減されると共に、マフラー部14
から冷却器に向つて流れる冷媒は整流部16によ
り整流されて安定状態のもとで冷却器の入口パイ
プ13内に流入し蒸発する。このようにして冷媒
が冷却パイプ13内に流入する際の突発音が防止
される。
ここで連結パイプ12の各部の寸法について述
べる。まずマフラー部14の内径Dはキヤピラリ
チユーブ11を挿入する関係で該キヤピラリチユ
ーブ11の外径(1.8mm)よりもやや大きな寸法
例えば2mm以上に設定し、長さL1はろう材が回
り込んできてキヤピラリチユーブ11を詰まらせ
ることがないようにするためにキヤピラリチユー
ブ11の挿入長さl1が或る程度以上必要なこと及
びマフラー部14の消音効果を有効に発揮するた
めにキヤピラリチユーブ11の先端から整流部1
6までの距離l2が10mm以上必要なこと等の理由で
30mm以上に設定している。また整流部16は、実
験により内径0.9mm、長さ30mmのものでは良好な
る結果が得られなかつたが、内径0.55〜0.6mm、
長さ20mmで良好なる結果が得られたという事実か
ら、内径dをキヤピラリチユーブ11の内径と略
同等の0.6mm以下に設定し、長さL2を20mm以上に
設定している。
以上のように構成した本実施例によれば、ろう
付け箇所が従来の三箇所から二箇所に減少するの
で、ろう付け作業を短時間で済ますことができ
る。また、マフラー部14と整流部16との間に
は漸次径小となる絞り部15が設けられているか
ら、マフラー部14内に流入した冷媒は絞り部1
5に案内されて円滑に整流部16へと流れるよう
になり、しかも整流部16はマフラー部14と一
体で、従来の整流部として別体の補助キヤピラリ
チユーブを挿入連結するものとは異なり、整流部
16側にろう材が存在することは本来的になくな
るから高い消音効果を発揮する。
その上、整流部16は入口パイプ13内に絞り
部15が該入口パイプ13の先端に当接するまで
挿入されるので、所定長さに設定された整流部1
6が過不足なく入口パイプ13内に挿入された状
態でろう付けされることとなり、ろう材が入口パ
イプ13内にまで侵入する虞がない。このため、
整流部16により整流された冷媒が、入口パイプ
13内に侵入して固化したろう材により乱される
虞が本来的になくなる。
ところで、一本のパイプからマフラー部と整流
部とを形成するものとして近時第3図に示す構成
のものが提案されている。これは一本のパイプを
圧着して製造するもので、このものでは圧着時に
マフラー部A及び整流部Bまで圧潰されることの
ないように心金を入れて圧着する必要があるた
め、圧着後、心金が抜けなくなり実現性に乏しい
という問題がある。然るに本実施例ではパイプの
絞り成形で絞り部1.5及び整流部16を形成でき
るから、上述の如き問題は全く生じない。
第2図は本考案の他の実施例を示すもので、第
1図との相違は、マフラー部14を径大にしキヤ
ピラリチユーブ11の挿入側端部に片側に絞つて
径小にしたところにある。この場合にキヤピラリ
チユーブ11は第2図に実線で示すように挿入固
着してもよいし、二点鎖線で示すように「へ」字
状に曲げて挿入固着するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、連結パイプの製
造性が良い上、ろう付け箇所が二箇所と少なく、
しかもマフラー部と径小な整流部とは漸次径小と
なる絞り部により連ねられていると共に整流部側
にろう材が侵入することもないため、高い消音効
果を発揮する上に、整流部は入口パイプ内に絞り
部が該入口パイプの先端に当接するまで挿入され
てろう付けされるので、入口パイプ内にろう材が
侵入する虞がなく、整流部により整流された冷媒
の流れが乱される虞がないという優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は本考案の他の実施例を示す断面図、第3図は
比較のために連結パイプの他の構成例を示す斜視
図、第4図は従来の消音装置の断面図である。 図中、11はキヤピラリチユーブ、12は連結
パイプ、13は冷却器の入口パイプ、14はマフ
ラー部、15は絞り部、16は整流部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷凍サイクルを構成するキヤピラリチユーブと
    冷却器の入口パイプとの間に設けられるものであ
    つて、所定長さのマフラー部と、このマフラー部
    に漸次径小となる絞り部を介して連続するように
    形成された径小な所定長さの整流部とからなる一
    本の連結パイプにより構成され、該連結パイプの
    前記マフラー部に前記キヤピラリチユーブを挿入
    してろう付けにより固着すると共に、前記整流部
    を前記冷却器の入口パイプに前記絞り部が入口パ
    イプの先端に当接するまで挿入してろう付けによ
    り固着したことを特徴とする冷却器の消音装置。
JP12176884U 1984-08-08 1984-08-08 冷却器の消音装置 Granted JPS6138459U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12176884U JPS6138459U (ja) 1984-08-08 1984-08-08 冷却器の消音装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP12176884U JPS6138459U (ja) 1984-08-08 1984-08-08 冷却器の消音装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6138459U JPS6138459U (ja) 1986-03-11
JPH0440135Y2 true JPH0440135Y2 (ja) 1992-09-21

Family

ID=30680545

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JP12176884U Granted JPS6138459U (ja) 1984-08-08 1984-08-08 冷却器の消音装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006097947A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Fuji Koki Corp 電動弁

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5324682U (ja) * 1976-08-09 1978-03-02

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49142664U (ja) * 1973-04-02 1974-12-09

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JPS5324682U (ja) * 1976-08-09 1978-03-02

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JPS6138459U (ja) 1986-03-11

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