JPH09137723A - 内燃機関の排気装置 - Google Patents

内燃機関の排気装置

Info

Publication number
JPH09137723A
JPH09137723A JP29539395A JP29539395A JPH09137723A JP H09137723 A JPH09137723 A JP H09137723A JP 29539395 A JP29539395 A JP 29539395A JP 29539395 A JP29539395 A JP 29539395A JP H09137723 A JPH09137723 A JP H09137723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collar
front tube
internal combustion
combustion engine
exhaust system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29539395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinichi Sakamoto
欽市 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP29539395A priority Critical patent/JPH09137723A/ja
Publication of JPH09137723A publication Critical patent/JPH09137723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は内燃機関の排気装置に関し、フロン
トチューブの先端内部に挿着するカラーに改良を加え
て、フロントチューブ先端の補強を図り、併せてバリ音
対策上有効な内燃機関の排気装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 請求項1に係る発明は、フランジ19を
介してエキゾーストマニホールドに接続されるフロント
チューブ17の先端内部に、車両排気系の圧力損出を高
める抵抗体を設けた筒状のカラー21を挿着したことを
特徴とし、請求項2に係る発明は、請求項1記載の内燃
機関の排気装置に於て、カラー21を、下流側にテーパ
状の縮径部21aを介して小径部21bが成形された絞
り管とし、当該縮径部21a及び小径部21bを抵抗体
としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の排気装置
に係り、詳しくはバリ音対策上有効な内燃機関の排気装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両走行時の排気騒音を低減するため、
一般に車両排気系には実公平5−36979号公報に開
示されるような消音器が装着されており、斯かる消音器
の拡張室での拡張減衰作用や共鳴室での共鳴減衰作用に
よって排気騒音を低減している。ところで、昨今、高性
能エンジンの増加に伴い、冷間時に排気吐出口から発生
する高周波のバリ音がユーザークレームとして多発の傾
向にある。そして、斯かるバリ音は、一般にエンジンの
急加減速時やエンジンの暖気が完全になされていない場
合に発生し、上述の如き構造の消音器ではバリ音を消音
し得ないのが実情であった。
【0003】そこで、従来、バリ音対策上グラスウール
チャンバーが車両排気系(特にフロントチューブ側)に
装着されており、エンジンから放出された高周波成分の
排気エネルギーと共にバリ音をこのグラスウールチャン
バーで吸音していた。然し、グラスウールチャンバーは
高価であるため、原価低減を図る目的からグラスウール
チャンバーの廃止が検討されている。
【0004】そして、グラスウールチャンバー廃止後の
バリ音対策として、昨今、実開平1−124016号公
報又は図3に示すように、車両排気系のフロントチュー
ブ1内に、テーパ状の縮径部3aを介して下流側に小径
部3bが成形された絞り管3を挿入,溶接し、或いは
又、図4の如くオリフィス5を穿設したプレート7をフ
ロントチューブ1内に挿入,溶接して車両排気系の圧力
損出(エンジンに対する背圧)を高めることが、バリ音
の消音を図る上で効果的であることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し、斯様に絞り管3
やプレート7をフロントチューブ1内に挿着することが
バリ音対策上効果的ではあるが、絞り管3やプレート7
をフロントチューブ1内に挿入してこれらを管路中に溶
接する作業は非常に面倒であり、又、グラスウールチャ
ンバーを廃止して部品点数の削減を狙ったにも拘わら
ず、斯様にフロントチューブ1内に絞り管3やプレート
7を別途挿着するため、結果的に部品点数の削減を図る
ことができない欠点があった。
【0006】ところで、図5に示すようにエキゾースト
マニホールド9を接続するフロントチューブ11の先端
11aには高い応力がかかるため、実開昭62−180
622号公報又は図6に示すように、従来、フランジ1
3が取り付くフロントチューブ11の先端11a内部に
短尺な筒状のチューブからなるカラー15を挿入,溶接
して、フロントチューブ11の補強を図ったチューブの
補強構造が知られている。
【0007】そこで、本出願人は、グラスウールチャン
バー廃止後のバリ音対策として斯かるチューブの補強構
造に着目し、フロントチューブの先端内部に挿着するカ
ラーに改良を加えて、フロントチューブ先端の補強を図
り、併せてバリ音対策上有効な内燃機関の排気装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る内燃機関の排気装置は、フランジを
介してエキゾーストマニホールドに接続されるフロント
チューブの先端内部に、車両排気系の圧力損出を高める
抵抗体を設けた筒状のカラーを挿着したことを特徴とす
る。
【0009】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載の内燃機関の排気装置に於て、カラーを、下流側に
テーパ状の縮径部を介して小径部が成形された絞り管と
し、当該縮径部及び小径部を抵抗体としたものであり、
請求項3に係る発明は、請求項1記載の内燃機関の排気
装置に於て、カラーを、底部を有する断面略コ字状に成
形すると共に、当該底部にオリフィスを設けて抵抗体と
したものである。
【0010】(作用)請求項1に係る発明によれば、カ
ラーがフロントチューブ先端の補強を図ると同時に、カ
ラーに設けた抵抗体がエンジンに対する背圧を高めて、
冷間時に排気吐出口から発生する高周波のバリ音の消音
を図ることとなる。そして、請求項2に係る発明によれ
ば、カラーに設けた縮径部と小径部がエンジンに対する
背圧を高めてバリ音を消音し、又、請求項3に係る発明
によれば、カラーの底部に設けたオリフィスがエンジン
に対する背圧を高めてバリ音を消音する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づき詳細に説明する。図1は請求項1及び請求項2に係
る発明の一実施例を示し、図に於て、17はフランジ1
9を介してエキゾーストマニホールド(図示せず)に接
続される車両排気系のフロントチューブで、図6に示す
従来例と同様、その先端17a内にカラー21が挿入,
溶接されており、斯かるカラー21によって、高い応力
がかかるフロントチューブ17の先端17aの補強が図
られている。
【0012】そして、本実施例は、グラスウールチャン
バー廃止後のバリ音対策として、上記カラー21を、図
3で既述した従来の絞り管3と同様、テーパ状の縮径部
21aを介して下流側に小径部21bが成形された絞り
管とすることにより、当該縮径部21a及び小径部21
bを車両排気系の圧力損出を高める抵抗体としたもので
ある。
【0013】本実施例に係る内燃機関の排気装置はこの
ように構成されているから、従来と同様、カラー21が
フロントチューブ17の先端17aの補強を図ると同時
に、カラー21に設けた縮径部21a及び小径部21b
がエンジンに対する背圧を高めて、冷間時に排気吐出口
から発生する高周波のバリ音の消音を図ることとなる。
このように、本実施例は、従来、フロントチューブ17
に挿着されていたカラー21に着目して、当該カラー2
1に車両排気系の圧力損出を高める縮径部21aと小径
部21bを設けたものであるから、本実施例によれば、
フロントチューブ17の先端17a内に上述の如き構造
のカラー21を溶接すればよく、その結果、グラスウー
ルチャンバー廃止後のバリ音対策として、図3の如き絞
り管3をフロントチューブ17内に別途挿入して管路中
に溶接する煩わしさがなくなると共に、斯かる従来例に
比し部品点数の削減が図れることとなった。
【0014】図2は請求項1及び請求項3に係る発明の
一実施例を示し、図中、23はフロントチューブ17の
先端17a内に挿入,溶接されたカラーで、当該カラー
23によってフロントチューブ17の先端17aの補強
が図られている。そして、本実施例は、グラスウールチ
ャンバー廃止後のバリ音対策として、上記カラー23を
底部23aを有する断面略コ字状に成形すると共に当該
底部23aにオリフィス25を設けて、これを車両排気
系の圧力損出を高める抵抗体としたものである。
【0015】本実施例に係る内燃機関の排気装置はこの
ように構成されているから、同じくカラー23がフロン
トチューブ17の先端17aの補強を図ると同時に、カ
ラー23に設けたオリフィス25がエンジンに対する背
圧を高めて高周波のバリ音の消音を図ることとなる。こ
のように、本実施例も、従来、フロントチューブ17に
挿着されていたカラー23に着目して、当該カラー23
自体に図4で示すプレート7と同様の機能を持たせたも
のであるから、本実施例によっても、フロントチューブ
17の先端17a内に上述の如き構造のカラー23を溶
接すればよく、その結果、グラスウールチャンバー廃止
後のバリ音対策として、図4の如きプレート7をフロン
トチューブ17内に別途挿入して管路中に溶接する煩わ
しさがなくなると共に、斯かる従来例に比し部品点数の
削減が図れることとなった。
【0016】尚、上記各実施例の構成に代え、図6に示
すカラー15内に触媒を担持したメタルハニカム体を挿
入,溶接してこれを車両排気系の圧力損出を高める抵抗
体とすれば、部品点数は上記各実施例に比し増加するも
のの、バリ音対策上有効であると共に、排ガスの浄化を
図ることができる利点を有する。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係る内燃
機関の排気装置は、従来、フロントチューブに挿着され
ていたカラーに着目して、当該カラー自体に車両排気系
の圧力損出を高める抵抗体を設けたものであるから、本
発明によれば、フロントチューブの先端内に斯かる構造
のカラーを溶接すればよく、その結果、グラスウールチ
ャンバー廃止後のバリ音対策として、従来の如き絞り管
やオリフィスを設けたプレートをフロントチューブ内に
別途挿入してこれらを管路中に溶接する煩わしさがなく
なると共に、斯かる従来例に比し部品点数の削減が図れ
ることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2に係る発明の一実施例の
要部断面図である。
【図2】請求項1及び請求項3に係る発明の一実施例の
要部断面図である。
【図3】絞り管を挿着した従来のフロントチューブの要
部断面図である。
【図4】オリフィスを設けたプレートを挿着した従来の
フロントチューブの要部断面図である。
【図5】フロントチューブが取り付くエキゾーストマニ
ホールドの正面図である。
【図6】カラーを挿着した従来のフロントチューブの要
部断面図である。
【符号の説明】
17 フロントチューブ 17a 先端 21,23 カラー 21a 縮径部 21b 小径部 23a 底部 25 オリフィス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ(19)を介してエキゾースト
    マニホールドに接続されるフロントチューブ(17)の
    先端内部に、車両排気系の圧力損出を高める抵抗体を設
    けた筒状のカラー(21,23)を挿着したことを特徴
    とする内燃機関の排気装置。
  2. 【請求項2】 カラー(21)を、下流側にテーパ状の
    縮径部(21a)を介して小径部(21b)が成形され
    た絞り管とし、当該縮径部(21a)及び小径部(21
    b)を抵抗体としたことを特徴とする請求項1記載の内
    燃機関の排気装置。
  3. 【請求項3】 カラー(23)を、底部(23a)を有
    する断面略コ字状に成形すると共に、当該底部(23
    a)にオリフィス(25)を設けて抵抗体としたことを
    特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気装置。
JP29539395A 1995-11-14 1995-11-14 内燃機関の排気装置 Pending JPH09137723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29539395A JPH09137723A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 内燃機関の排気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29539395A JPH09137723A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 内燃機関の排気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09137723A true JPH09137723A (ja) 1997-05-27

Family

ID=17820041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29539395A Pending JPH09137723A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 内燃機関の排気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09137723A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006065087A1 (en) * 2004-12-17 2006-06-22 Gang-Hwi Kim Exhaust pipe structure for turbo charger
CN103470511A (zh) * 2013-09-30 2013-12-25 云南大红山管道有限公司 一种罗茨鼓风机排气口消声装置及其制作方法
JP2015158193A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 井関農機株式会社 トラクタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006065087A1 (en) * 2004-12-17 2006-06-22 Gang-Hwi Kim Exhaust pipe structure for turbo charger
CN103470511A (zh) * 2013-09-30 2013-12-25 云南大红山管道有限公司 一种罗茨鼓风机排气口消声装置及其制作方法
JP2015158193A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 井関農機株式会社 トラクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4290501A (en) Exhaust silencer, especially for small vehicles
US6158214A (en) Exhaust silencer arrangement
JP3656917B2 (ja) 車両用排気装置のスパークアレスター装置
US7552797B2 (en) Vehicular exhaust system
TWI384120B (zh) 機車用四衝程引擎之排氣系統
US6382347B1 (en) Exhaust muffler for an internal combustion engine
US20010045322A1 (en) Perforated end pipe of silencer unit
CN112049710A (zh) 排气消声装置
US7243757B2 (en) Exhaust muffler
US20040216951A1 (en) High performance muffler
JPH09137723A (ja) 内燃機関の排気装置
US6052990A (en) Exhaust pipe and method and system for enhancing engine performance
JP3334540B2 (ja) 自動車用排気消音装置
JP3495487B2 (ja) 車両の排気装置
JP2943366B2 (ja) 自動二輪車等の排気浄化装置
JPH037534Y2 (ja)
JPH08185189A (ja) アクティブノイズコントロール方式の消音装置
JPH0415929Y2 (ja)
JPS6115210Y2 (ja)
JP2004060523A (ja) 消音器
US3298458A (en) Exhaust pipe silencers with telescoped gas passage tubes
JPH0218260Y2 (ja)
JP2002364332A (ja) 車両用排気消音器
JP2980192B2 (ja) 乗用自動車用消音装置
JPH0536979Y2 (ja)