JPH0439920Y2 - - Google Patents

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JPH0439920Y2
JPH0439920Y2 JP12882488U JP12882488U JPH0439920Y2 JP H0439920 Y2 JPH0439920 Y2 JP H0439920Y2 JP 12882488 U JP12882488 U JP 12882488U JP 12882488 U JP12882488 U JP 12882488U JP H0439920 Y2 JPH0439920 Y2 JP H0439920Y2
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は立坑工事、深礎工法工事などで形成さ
せた穴へ下りるために使用するタラツプの中間部
に設置する踊り場に関する。
(従来の技術) 立坑工事などでは掘つた穴の底に下りるためタ
ラツプを取り付ける。そのタラツプの長さが一定
以上になると、タラツプの中間部に踊り場を取り
付けることが義務付けられている。
従来の踊り場は、実公昭第60−5118号、実開昭
第61−97496号公報に見られるように、タラツプ
を構成する側板に人が通ることができる輪を形成
させた枠を固定し、この枠に半板状の踏台をその
輪で囲まれた空間を開閉できるように取り付けた
ものが知られている。踏台は枠のタラツプから最
も離れた位置、穴の中心側にヒンジで取り付けら
れている。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように従来の踊り場は、タラツプの昇降
の通路を妨げるように踏台が配置され、それがヒ
ンジで開閉できるように取り付けてある。したが
つて通過時にはこれを開け、通過後には閉じなけ
ればならない。下りる場合は、踏台が下にあるの
で足をその上のステツプに載せた状態でかがんで
手で開けるか、足の甲をステツプと踏台との間の
隙間に差し込んで引き上げるかしなければならな
い。通常、タラツプには安全のため背当枠を設け
ているので、作業者はこれらとステツプとに囲ま
れて身動きできる範囲が狭い。そのため、かがん
で手で開けるのは困難となる。また、足の甲をス
テツプと踏台との間に差し込むのは、作業者はス
テツプの方を向いているので、足の向きが逆にな
り同様に開けにくい。
本考案はこのような踏台を開けるときの操作性
の悪さを改善することを目的としてなされたもの
で、通過時に簡単に開閉することができるタラツ
プ用踊り場を提供することを目的とするものであ
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案踊り場は、タラツプのステツプを支持す
る支持柱に片足で踏み込む駆動棒を取り付け、こ
の駆動棒を押すことによつて、踏台を昇降に邪魔
にならない位置に退避させるようにしたことを特
徴とするものである。
そのため、本踊り場は、平面状の踏台の下面に
ステツプに載せたその踏台が外れないように引掛
部材を形成させ、その踏台の引掛部材を取り付け
た側と反対側に形成させた垂下部に支持部材の一
端を回転できるように取り付け、この支持部材の
他端を前記踏台を載せるステツプの下側のステツ
プに回転できるように設置して、前記駆動棒の先
端をこの支持部材に連結し、駆動棒の押し下げで
支持部材を回転させるようにしたことを特徴とす
るものである。
この支持部材には回転させた後に引き戻すとき
に扱い易くするため取つ手を設ける。
踏台を矩形の平板状とした場合、前記支持部材
はその矩形の両側辺に設け、前記取つ手は双方の
支持部材に渡して取り付けることが望ましい。
また、前記取つ手には支持部材を回転させてそ
の先端をタラツプの支持柱の位置まで移動させて
踏台を退避位置に移動させ、支持部材の先端から
踏台を吊り下げたとき双方が重ならずに離れるよ
うにする隔離具を取り付けておくことが望まし
い。
(作用) 実施例に対応する図面によつて本踊り場の作用
について以下説明する。踏台10は一端側がステ
ツプ12に載せられ引掛部材11でステツプ12
に掛けてずれ落ちないようにしている。踏台10
の他端は垂下部13を介して支持部材14の一端
の連結板15に回転できるように取り付けられて
いる。また、この支持部材14の他端は下側のス
テツプ12aに回転板16で回転できるように支
持されている。
したがつて駆動棒17が下に押されると支持部
材14は反時計方向に回転する。踏台10の垂下
部11と支持部材の連結板15とは回転できるよ
うに連結されているので、この回転によつて踏台
10は第3図に示すように先端が持ち上げられ、
回りながら傾斜する。引掛部材11はステツプ1
2に単に掛てあるだけなので、踏台10はステツ
プ12に接触しながら下ろされる。そのまま支持
部材14が回転し続けると結局第4図図示のよう
に支持部材14の先端はタラツプ20の支持柱2
1の位置にまで移動する。踏台10は、支持部材
14の先端の連結板15に垂下部11で連結され
ているので、吊り下げられるようになる。その場
合、支持部材14の先端の位置によつては吊り下
げられた踏台10が支持部材14と重なり、ステ
ツプ12に接触してそのステツプに足を掛けにく
くなる。しかし、本考案は支持部材14に取つ手
18が取り付けられ、この取つ手に隔離具19が
突出させて取り付けられているので、踏台10が
これに押され支持部材14から離れ、ステツプ1
2,12aから離れた位置に保たれる。
(実施例) 本実施例はタラツプ20へ取り付けるためのも
のである。このタラツプ20は、第2図に示すよ
うにほぼ並行に配置した支持柱21,21に一定
間隔でステツプ12を渡したハシゴ状のものを穴
の深さに応じてつないである。
踏台10は図示のように長方形の板であり、そ
の両側及び先端部を折り曲げてある。この踏台1
0は乗るための台であるので、平板状に形成さ
れ、乗れるようになつていさえすれば、正確な平
板でなくとも、また、長方形でなくともよい。さ
らには網目状の板でも差支えない。
この踏台10の後端部下面にタラツプ12に掛
けて止める引掛部材11が取り付けてある。この
引掛部材11は断面L字状のアングル材で構成さ
れ、短いものが第2図に示すように踏台10の両
側に取り付けられている。上記のようにこの実施
例では引掛部材11はアングル材を使用している
が、単に垂直な板でも差支えない。要するに踏台
10の後端をステツプ12に載せて、第1図図面
上で右方向への力が働いたときにステツプ12か
ら外れなければよい。また、逆方向への力に対し
ては移動できる形状である。そのために単にステ
ツプ12へ引掛る構成としている。
垂下部13は支持部材14を回転できるように
止めるものであり、本実施例は踏台10の先端部
下側に板を取り付けている。しかし、それにこだ
わるものではなく、踏台自体の両側で折り曲げた
部分を垂下部としても差支えない。
支持部材14は断面L字状のアングル材であつ
て一端に連結板15、他端に回転板16が同一方
向に突出するように取り付けられている。そして
一方の支持部材14(駆動棒17が取り付けられ
る側)には駆動棒17の先端を取り付けるための
駆動棒取付部22が形成されている。回転板16
と駆動棒取付部22とはアングル材の幅を保つて
並行に取り付けられている。
本実施例は第2図図示のように支持部材14を
踏台10の両側に2体設け、その中間部に取つ手
18を渡して、さらに両回転板16に補強棒23
を渡して取り付けてある。
連結板15は、支持部材14を踏台10に回転
できるように取り付けるための補強部材であり、
本実施例では別の板を支持部材14に溶接して固
定しているが、支持部材14の先端部自体を連結
板15となるように成形してもよい。
回転板16はステツプ12を入れる切欠き24
を形成させた板である。図示のように支持部材1
4の長手方向に対して直角に近い角度で突出させ
て取り付けている。このように回転板16は、そ
の切欠き24内にステツプ12aを入れている。
したがつて、支持部材14はこのステツプ12a
を回転中心として回転することができる。
支持部材14に形成させた駆動棒取付部22は
回転板16とほぼ同一方向に回転部材14の一端
から切欠き24の位置よりさらに出る位置まで突
出させて形成させてある。その先端に駆動棒17
の先端を回転できるように取り付けてある。
駆動棒17は単なる棒でもよいが、本実施例は
上端部17aを曲げ、足で踏み易くするとともに
足の甲で引き上げ易くしている。上端部17aを
曲げる代りに他の部材、例えばペダル状のものを
取り付けてもよい。この駆動棒17は、支持柱2
1に取り付けたアイボルト25のリング状の部分
を通して上下動できるように支持柱21に取り付
けられている。
本実施例のタラツプ20は所定の長さのものを
穴の深さによつて連結して使用するもので、通常
上下のタラツプの支持柱21をボルトで連結する
ようになつている。アイボルト25はそのボルト
に替えて使用するもので、リング状の主体部とそ
れに連結されたボルト部とからなり、そのボルト
部を支持柱21に設けた孔(図示せず)に通して
ナツト26で締て固定する。
本実施例は、支持部材14の下端の回転板16
及び駆動棒取付部22を支持部材14からほぼ直
角方向に突出させて取り付けている。これは保安
のためにタラツプに取り付けなければならないリ
ング状の背当枠、すなわちガード30を逃げるた
めである。したがつて、踊り場を設置した箇所に
ガードを設けないようにするならば、回転板16
及び駆動棒取付部22は支持部材14自体を長手
方向に伸ばし形成させてもよく、また、支持部材
14と別部材とするならその取付角度は任意であ
る。
上記のように設置された踊り場では、踏台10
がステツプ12と支持部材14とで両端が支持さ
れほぼ水平に支えられている。踏台10は当然タ
ラツプ20から突出していて、タラツプを降りて
来た者がそこに乗ることができる。
ここを通過して下りる場合には、踏台10のす
ぐ上のステツプ12bに片足を乗せ、他の足で駆
動棒17の上端部17aを踏み下ろす。すると駆
動棒取付部22が回転して支持部材14がステツ
プ12aを回転中心として回転する。したがつて
前述のように踏台10が第3図から第4図の状態
へと移動する。そのとき、取つ手18に隔離具1
9が突出しているので、必要以上に踏台10がタ
ラツプ20に接近しない。したがつてステツプ1
2と踏台10との間が空き、足をステツプ12に
乗せるのに邪魔にならない。踏台10がタラツプ
20の後ろ側に移動させられるので、自由に下り
ることができる。通過後は取つ手17を持つて引
けば前とは逆に支持部材14が回転し、踏台10
を第1図の状態に戻すことができる。
逆にタラツプ20を登るときは、取つ手17を
持つて押し上げれば駆動棒17を下げたときと同
様に支持部材14を回転させることができる。通
過後は第4図の状態から駆動棒17の先端部17
aを足の甲に当てて引き上げれば、同様に支持部
材14が回転して、踏台14を第1図の状態に戻
すことができる。
[考案の効果] 以上のように本考案踊り場は、駆動棒を押し下
げることによつて踏台をタラツプでの昇降の邪魔
にならない位置に退避させることができる構成と
なつており、その駆動棒がタラツプの支持柱に取
り付けてあるので、タラツプの通過を開ける操作
を片足で踏む操作だけで行なうことができる。し
たがつて本踊り場は、ガードで覆われた狭い場所
でも簡単に開けることができる。
下りるときに踊り場としての状態に戻すときは
単に取つ手を引くだけでよいので同様にその操作
は簡単である。
また、登るときに踏台を開けるには単に取つ手
を持つて押し上げればよく、ごく簡単である。
さらに登るとき踏台を戻すには足の甲に駆動棒
を引掛て引き上げればよい。前記のようにこの駆
動棒がタラツプの支持柱に取り付けてあるので足
の甲を使う場合でも足の向きはそのままでよく、
面倒なことは一切ない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案一実施例に係わるもので、第1図が
側面図、第2図が正面図、第3図は踏台を開ける
途中の側面図、第4図は開けた状態の側面図であ
る。 10……踏台、11……引掛部材、12……ス
テツプ、13……垂下部、14……支持部材、1
5……連結板、16……回転板、17……駆動
棒、18……取つ手、19……隔離具、20……
タラツプ、21……支持柱。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ほぼ並行な2本の支持柱の間に一定間隔で棒
    状のステツプを取り付けたタラツプの中間部に
    設置する踊り場であつて以下の構成要件を有す
    るもの。 平面状の踏台、 この踏台の一端部をステツプに載せた状態で
    その端部がステツプから外れるのを止めるため
    に踏台の下面に取り付た引掛部材、 踏台の引掛部材を取り付けた側と反対側の端
    部に形成させた垂下部、 支持部材、 前記踏台を載せたステツプの下側のステツプ
    に前記支持部材を回転自在に止めるために支持
    部材の一端部に取り付けた回転板、 前記踏台の垂下部を回転自在に取り付けるも
    のであつて、支持部材の回転板を取り付けた側
    と反対側に形成した連結板、 支持部材に取り付けた取つ手、 タラツプの支持柱に上下に移動できるように
    支持させ、その押し下げによる移動で支持部材
    を前記踏台の先端を持ち上げる方向に回転させ
    るように一端をその支持部材に取り付けた駆動
    棒。 (2) 踏台を矩形とし、前記垂下部をその両側に設
    けるとともに、支持部材を踏台の両側に設け、
    かつ、取つ手を支持部材の中間部に両側のもの
    に渡して取り付けた請求項1記載の踊り場。 (3) 垂下部と連結板で回転自在とした踏台と支持
    部材とがそれぞれの他端が接近するように回転
    したときに、踏台を支持部材から離すように突
    出させて前記取つ手に固定した隔離具を設けた
    請求項1又は2記載の踊り場。
JP12882488U 1988-10-03 1988-10-03 Expired JPH0439920Y2 (ja)

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JPH0250495U JPH0250495U (ja) 1990-04-09
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