JPH0435519Y2 - - Google Patents

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JPH0435519Y2
JPH0435519Y2 JP13410686U JP13410686U JPH0435519Y2 JP H0435519 Y2 JPH0435519 Y2 JP H0435519Y2 JP 13410686 U JP13410686 U JP 13410686U JP 13410686 U JP13410686 U JP 13410686U JP H0435519 Y2 JPH0435519 Y2 JP H0435519Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、固定梯子に可動梯子を上下に調節可
能に組合せた二連梯子の制動装置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の二連梯子の例として、第5図及
び第6図に示すように、凹溝31側を対向して配
置したコ字形の支柱32を両側に有し、且つこの
両支柱32,32の側壁に踏桟33を取付けた固
定梯子34と、凹溝35側を外向きに配置したコ
字形の竪桟36を両側に有し、且つこの両竪桟3
6,36の対面壁間に踏桟37を横設した可動梯
子38と、から構成され、前記両支柱の凹溝31
内の各竪桟36を上下へ滑動可能に嵌装して固定
梯子34に可動梯子38を結合し、一方の支柱3
2の側壁上部にブラケツト39を固着すると共に
このブラケツト39に滑車40を支持し、竪桟3
6の下部に一端を結止したロープ41の中間部を
前記滑車40に掛けて、ロープ41の他端を滑車
40から垂下し、一対の竪桟36の対面壁に固定
梯子の踏桟33に係止するストツパー42を対向
して配設したものがある。
従つて、垂下している側のロープ41を引き下
げれば、結止側のロープが上昇して可動梯子38
を上昇させ、適当な高さ位置まで上昇した際にロ
ープ41を操作し、ストツパー42を固定梯子の
踏桟33に係合してその位置で固定するものであ
る。一方、可動梯子38を下降させる場合には、
ストツパー42の係合を外して自重によつて可動
梯子38を下降させ、ロープ41を手にしつゝ制
動しながら適当な位置で前記と同様にストツパー
42による係合によつて高さを調節するものであ
る。
(考案の解決しようとする問題点) ところで、従来の二連梯子は前述したように、
滑車40とロープ41を利用して可動梯子38を
上下動させ、ストツパー42にて所望の高さ位置
で保持して梯子全体の伸縮調節を自在に出来るも
のであるが、例えば、この二連梯子を使用して屋
根に上り、作業の都合上から屋根の位置より二連
梯子の立て掛け位置を変える必要がしばしばあ
り、この際には屋根から上に出ている可動梯子3
8の上部を持つて引き上げるようにして所定の場
所へ移動させるものである。
しかしながら、可動梯子38の上部を持つて引
き上げるようにすると、可動梯子38が固定梯子
34から引き出されて伸びた状態となり、梯子の
持ち運びに不安定な状態となつて移動が困難とな
ることは勿論、手を離すと可動梯子38が自重に
よつて加速度的に固定梯子34に沿つて下降し、
ストツパー42が働かずにそのまゝ下まで落ち、
梯子が倒れてしまつて頗る危険である、という問
題点があつた。
そこで本考案は上記事情に基づいてなされたも
のであり、可動梯子を持つて引き上げてもブレー
キがかゝつていて可動梯子が伸び出ることなく、
固定梯子と一緒になつて安定状態で持ち上げるこ
とが出来、更に手を離してもストツパーにより可
動梯子の下降が阻止され、従つて使用上安全性に
優れた二連梯子の制動装置を提供することを目的
とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の二連梯子の制動装置は、内側に凹溝を
有する支柱を両側に配し、凹溝を対向せしめて構
成される固定梯子と、外側に凹溝を有する竪桟を
両側に配した可動梯子と、から成り、支柱の凹溝
内に夫々竪桟を嵌装して可動梯子を上下動自在に
結合し、支柱の側壁に取付けられて内方へ突出す
るブラケツトに滑車を支持し、この滑車に掛け渡
した昇降用ロープの一端を可動梯子に結止してい
る二連梯子において、前記ブラケツトが支柱の側
壁に軸ピンによつて上下に揺動可能に取付けると
共に、この揺動範囲を規制するストツパーピンと
復帰用のバネを配設し、ブラケツトに支柱の側壁
から外方へはみ出る係止片を連成し、該係止片に
載置するレバーは、その一端が支柱の外側壁に回
動自在に軸通する軸に取着され、さらに支柱の凹
溝内に通入した軸に取着されるロツク板は、支柱
の凹溝内に嵌装する竪桟の側壁に圧接して制動可
能に配設し、昇降用ロープの上昇方向への引寄せ
によるブラケツトの応動に伴なつてレバーに連動
するロツク板が、竪桟の側壁から離れて制動を解
除するようにしてあることにより構成される。
(作用) 本考案の二連梯子の制動装置においては、ロツ
ク板が支柱の凹溝内に嵌装する竪桟の側壁に圧接
しているので、可動梯子の上方へ引き出しに対し
て制動がかゝり、可動梯子は伸び出ることが阻止
され、一方、可動梯子を上昇させる場合には、ロ
ープの上昇方向への引寄せによつてブラケツトが
応動し、これに伴つてレバーに軸を介して連動す
るロツク板が竪桟の側壁から離れて制動状態を解
除するので、所望の高さ位置まで可動梯子を上昇
させることができる。ロープから手を離せば、ブ
ラケツトは復帰バネによつて元の位置に戻り、ブ
ラケツトの動きに伴なつてレバーに連動するロツ
ク板も元の位置に戻つて、竪桟の側壁を再び圧接
して制動状態を保持するものである。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳
細に説明する。
第1図乃至第2図は本考案の二連梯子の制動装
置の代表的な実施例であつて、1,1はコ字形の
断面形状を有する一組の支柱で、この両支柱1,
1は凹溝2側を相互に対向して両側に配置されて
おり、両支柱1,1の側壁1A,1Aに取付けた
適数本の踏桟3によつて固定梯子4が構成され、
また5,5は凹溝6側を外向きにして配した断面
コ字状の一組の竪桟で、両竪桟5,5の端面壁間
に適数本の踏桟7を横設して可動梯子8を構成
し、前記支柱1,1の各凹溝2内に各竪桟5を嵌
装して、固定梯子4に可動梯子8を上下動自在に
結合している。
9は一方の支柱1の側壁1Aから先部分が内方
側に突出すると共に基端の一部が側壁1Aより外
方側へはみ出る係止片10を有するブラケツト
で、このブラケツト9は軸ピン11によつて揺動
可能に支柱の側壁1Aに取付けられ、軸ピン11
に付設されたバネ12によつてブラケツト9が軸
ピン11を支点として上方向に付勢されており、
軸ピン11を中心とする弧状の長孔13をブラケ
ツト9に穿設すると共に、該長孔13に嵌入する
ストツパーピン14を支柱の側壁1Aに突設し
て、ブラケツト9の揺動範囲を水平位置から斜め
下方位置までに規制するように構成され、さらに
内方側に突出したブラケツト9に支持される滑車
15に、一端を竪桟5の下部に直接結止したロー
プ16が掛け渡され、ロープ16の他端が滑車1
5から垂下されている。
17は前記係止片10上に載置されているレバ
ーで、レバー17の基端部は支柱の外側壁1Bに
回動自在に軸通する軸18に取着されている。支
柱の外側壁1Bから支柱の凹溝2内に通入する軸
18には、凹溝2内において方形状のロツク板1
9が取着され、このロツク板19の角部19Aは
凹溝2内に嵌装した竪桟の側壁5Aに圧接してお
り、さらに軸18の上方向への回動によつてロツ
ク板の角部19Aが竪桟の側壁5Aから離れるよ
うになつている。
尚、20は可動梯子の竪桟5に配設したストツ
パーであつて、固定梯子の踏桟3に係合して可動
梯子8の下降を阻止してその位置で固定するもの
である。
以上構成される二連梯子を立て掛けて屋根から
可動梯子8の上部を持つて引き上げれば、ロツク
板の角部19Aが竪桟の側壁5Aに夫々圧接して
いるので、固定梯子4から可動梯子8が引き出さ
れるのにブレーキがかゝり、第4図に示すよう
に、可動梯子8は固定梯子4と一定の長さ関係を
保持したまゝの状態で固定梯子4と一緒に持ち上
げることができ得る。また、可動梯子8の上部を
持つ上げて移動した後、梯子から手を離しても、
ストツパー20による踏桟3の係合位置にて可動
梯子8はロツク板19を介してブレーキがかゝつ
ているため、可動梯子8が自重によつて加速度的
に落下することなく、ストツパー20により可動
梯子8の下降が確実に阻止されている。
次に、滑車15から垂下しているロープ16を
引き下げれば、バネ12の付勢と逆らつてブラケ
ツト9は、軸ビン11を支点として下方向に回動
して長孔13の他端にストツパーピン14が係止
されるまで傾き、この際、係止片10の位置が上
昇してレバー17を押し上げるので、軸18が上
方向へ回動して、この軸18の回動に連動するロ
ツク板19は、その角部19Aを竪桟の側壁5A
から離す方向に回動移動し、可動梯子8の制動状
態が解除される。従つて、ロープ16を引き下げ
ることによつて可動梯子8を所望する高さ位置ま
で容易に上昇させることが出来る。
次いで、引き下げたロープ16から手を離せ
ば、ブラケツト9はバネ12の付勢力によつて軸
ピン11を支点として上方向に回動して長孔13
の元の端部にストツパーピン14で係止されるま
で戻つて水平状態を保ち、それに伴つて上昇位置
にあつたレバー17が自重によつて係止片10と
共に定位置まで下降するので、下方向へ回動する
軸18に連動するロツク板19は、竪桟の側壁5
Aに圧接する方向に回動移動し、可動梯子8の引
き上げ方向に対して元通りの制動状態を保持する
ものである。
尚、上昇位置にあるレバー17を係止片10と
共に定位置までスムーズに下降させ、且つロツク
板19による竪桟の側壁5Aへの確実な圧接をす
るために、図示しないがレバー17の先端部に重
りを付設しておくことが望ましく、或は、レバー
17が下方に付勢するバネ(軸ピンに付設したバ
ネ12よりも弱い付勢力のもの)を軸18に付設
しておくことが望ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、可動梯子を持つ
て引き上げた際にはロツク板が固定梯子と一体を
保つて可動梯子の側壁に圧接している状態に構成
されているので、可動梯子にブレーキがかゝつて
伸び出ることなく、固定梯子と一緒に安定状態で
持ち上げることが出来、屋根からの梯子の移動が
容易になることは勿論、移動後に手を離しても可
動梯子がストツパーにより確実に係止してその位
置で保持されており、然も可動梯子の昇降調節も
支障なく行ない得る等、使用上における安全性に
優れた二連梯子の制動装置を提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る二連梯子の制動装置の実
施例を示す要部斜視図、第2図はその支柱の外側
壁の一部を切欠した断面図、第3図は本考案の実
施例の全体構造を示す斜視図、第4図はその使用
状態例を示す説明図、第5図は従来の二連梯子の
一例を示す斜視図、第6図はその従来例の二連梯
子の一部を拡大して示す斜視図である。 1……支柱、1A……支柱の側壁、1B……支
柱の外側壁、2……支柱の凹溝、4……固定梯
子、5……竪桟、5A……竪桟の側壁、6……竪
桟の凹溝、8……可動梯子、9……ブラケツト、
10……係止片、11……軸ピン、12……バ
ネ、14……ストツパーピン、15……滑車、1
6……ロープ、17……レバー、18……軸、1
9……ロツク板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内側に凹溝2を有する支柱1を両側に配し、凹
    溝2を対向せしめて構成される固定梯子4と、外
    側に凹溝6を有する竪桟5を両側に配した可動梯
    子8と、から成り、支柱の凹溝2内に夫々竪桟5
    を嵌装して可動梯子8を上下動自在に結合し、支
    柱の側壁1Aに取付けられたブラケツト9に滑車
    15を支持し、この滑車15に掛け渡した昇降用
    ロープ16の一端を可動梯子8に結止している二
    連梯子において、前記ブラケツト9が支柱の側壁
    1Aに軸ピン11によつて上下に揺動可能に取付
    けると共に、この揺動範囲を規制するストツパー
    ピン14と復帰用のバネ12を配設し、ブラケツ
    ト9に支柱の側壁1Aから外方へはみ出る係止片
    10を連成し、該係止片10に載置するレバー1
    7は、その一端が支柱の外側壁1Bに回動自在に
    軸通する軸18に取着され、さらに支柱の凹溝2
    内に通入した軸18に取着されるロツク板19
    は、支柱の凹溝2内に嵌装する竪桟5の側壁5A
    に圧接して制動可能に配設し、昇降用ロープ16
    の上昇方向への引寄せによるブラケツト9の応動
    に伴なつてレバー17に連動するロツク板19
    が、竪桟の側壁5Aから離れて制動を解除するよ
    うにしてあることを特徴とする二連梯子の制動装
    置。
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JP4499305B2 (ja) * 2001-01-25 2010-07-07 株式会社ナカオ 伸縮梯子
JP6999978B1 (ja) * 2020-11-16 2022-02-14 株式会社クリーン・システム・ファクトリー 多目的台

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