JPH0439542B2 - - Google Patents

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JPH0439542B2
JPH0439542B2 JP16523787A JP16523787A JPH0439542B2 JP H0439542 B2 JPH0439542 B2 JP H0439542B2 JP 16523787 A JP16523787 A JP 16523787A JP 16523787 A JP16523787 A JP 16523787A JP H0439542 B2 JPH0439542 B2 JP H0439542B2
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eaves
eave
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horizontal
roof
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軒棟方向の少なくとも一部に大きな
段差を有する横葺き屋根に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の前記のような横葺き屋根を第7図につい
て説明する。
第7図において、1はC型鋼からなる母屋であ
り、これらの母屋1上には木製の垂木2が架設さ
れ、垂木2上には大、小横木3,4が軒棟方向の
交互の架設され、軒棟方向に隣接する1組の大、
小横木3,4上に下地材5がそれぞれ敷設され、
軒棟方向に隣接する下地材5間に大きな段差が形
成されている。下地材5上に横葺きした隣接する
面板6のうち、軒側が面板6の棟側縁部6aが起
立され、また、隣接する棟側の面板6の軒側縁部
6bが軒側の面板6の棟側縁部6aに当接するよ
うに下方に屈曲され、屈曲部の下縁から軒側の下
地材5裏面に沿つてさらに折曲げられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述のように構成された従来の大きな段差を有
する横葺き屋根は、大、小横木3,4が母屋1と
平行に垂木2上に固定されているので、通気性が
乏しくなり、大、小横木3,4や垂木2が腐蝕し
やすく、また隣接する軒側の面板6の起立した棟
側端部6aが隣接する棟側の面板6の軒側端部6
bの下方に屈曲する屈曲部の軒側面に当接してい
るだけであるため、大きな段差がある部分から、
雨水などが建物内部に侵入し、雨漏りが生じやす
いという問題点があつた。
本発明は、前述した問題点を解決して、横方向
に延びる段付け部材が腐蝕しにくく、また雨漏り
しにくく、さらにデザインをよくすることができ
ると共に、屋根の作業者のみで施工できる横葺き
屋根を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、軒棟方向の少なくとも一部に大きな
段差を有する横葺き屋根において、躯体コンクリ
ート、母屋などの支持部材上に横方向に延びる所
要高さの段付け部材を軒棟方向に通気性をもたせ
て固定し、垂木の軒側端部を前記段付け部材上に
支持させ、前記垂木の棟側端部を前記支持部材上
に支持させ、前記垂木を下地材を支持させ、下地
材上に面板を横葺きすると共に、軒棟方向に隣接
する面板間の段付け部材軒側に近接する部分に雨
押えを介在させ、軒棟方向に隣接する面板間に大
きな段差を形成したものである。
〔作用〕
本発明による横葺き屋根は、躯体コンクリー
ト、母屋などの支持部材上に横方向に延びる段付
け部材を通気性をもたせて固定したので、従来の
横葺き屋根の大横木に相当する段付け部材が通気
性をもち、また従来のものの小横木に相当する部
材がなく下地材裏面側部分より建物内側部分での
通気性がよく、段付け部材が腐蝕しにくい。さら
に、本発明の横葺き屋根は、隣接する両面板間の
段付け部材の軒側近くに雨押えを介在させたの
で、大きな段差を有する部分から建物内側に雨水
などが入り込むのを防ぐことができ、雨漏りしに
くい。そして、前述した構成の大きな段差を有す
る部分の位置と数を任意に選択して通常の小さな
段差を有する部分の間に適宜介在させるなどで、
屋根のデザインをよくすることができ、しかも段
付け部材、垂木、下地材、および面板を組立てれ
ばよいので、建物の躯体を施工する作業者とは別
の屋根の作業者のみで施工できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例につき第1図ないし第
5図を参照して説明する。
第1図において、7は建物の躯体、8は屋根の
段差が大きい部分であり、段差が大きい部分8
は、第2図、第3図に示すように構成されてい
る。すなわち、僅かな勾配がある躯体コンクリー
ト9の上面に所定間隔を設けて段付け部材10の
取付け部10aがアンカーボルト11によつて固
定されている。段付け部材10は、第5図にも示
すように、取付け部10aの一端から起立部10
bが上方に折曲げられ、起立部10bの上端から
取付け部10aと反対側に支持部10cが折曲げ
られ、前記取付け部10aは躯体コンクリート9
との間に扁平な三角形の空間部12が形成される
ように構成され、起立部10bには多数の通気孔
10dが長手方向に沿つて一定間隔で形成されて
いる。また、段付け部材10は鋼板のような金属
板の曲げ加工品からなり、躯体コンクリート9の
横方向に延びる長尺のものである。段付け部材1
0の支持部10c上には、断面がハツト型の金属
垂木13の軒側端部がボルト14aとナツト14
bによつて支持固定され、前記垂木13の棟側端
部が躯体コンクリート9上に支持され、適宜の手
段で固定されている。第4図に示すように垂木1
3のフランジ13aには木毛をセメントで連結し
た下地材15が支持固定され、垂木13間に下地
材15が敷設されている。下地材15および垂木
13上には、長尺の塗装鋼などの金属板からなる
面板16が横葺きされ、軒棟方向に隣接する面板
16間には段付け部材10の起立部10b軒側面
に近接して雨押え17が介在され、軒棟方向に隣
接する面板16の間に大きな段差8が形成されて
いる。すなわち、第2図に示すように、軒側の面
板16の棟側縁部16aが従来のものと同様に起
立され、通常の軒先唐草とほぼ同様な断面形状の
雨押え17の上縁部17aが棟側の垂木13の軒
側端部13bを抱持し、上縁部17aから下方に
屈曲した垂下部17bが段付け部材10の起立部
10b軒側面に近接して配置され、垂下部17b
が軒側の面板16の棟側縁部16a軒側面上部に
重ねられ、垂下部17bの下端には軒側に突出す
る膨出部17cが一体に設けられている。また、
雨押え17の上縁部17aから軒側に突出する係
合部17dを棟側の面板16の軒側縁部に設けた
係合部16bが抱持して、この係合部16bが雨
押え17の係合部17dに下方から係合され、係
合部17d下方から水切り片17eが垂下されて
いる。以上のように構成された大きな段差8が形
成された部分は、第1図に示すように、軒棟方向
の2個所に形成され、これら以外の部分は、段付
け部材を用いることなく、第2図に示すように、
躯体コンクリート9上に設けられた垂木13上で
軒側の面板16の軒側係合部16dと棟側に隣接
する面板16の軒側係合部16dとが小さな段差
18をもつ構造で結合されている。そして、この
実施例では、大きな段差8の高さが約120mm、小
さな段差18の高さが約45mmにしてある。
なお、この発明において、段付け部材は、第6
図に示すように通気孔のない短寸のものを躯体コ
ンクリートのような支持部材上に横方向に相互間
隔を設けて破線状に配設してもよく、この場合に
は、前記相互間隔が第5図に示す段付け部材の通
気孔の役目をする。なお、第6図中の第5図と同
符号は対応する部分を示す。
本発明において、支持部材は躯体コンクリート
に限られることなく、C型鋼などからなる金属製
母屋でもよい。また、前記実施例では軒棟方向に
同じ位置にある垂木に対し軒棟方向に複数枚ずつ
面板を横葺きし、すベての面板の有効幅を同じに
したが、大きな段差の棟側に位置する面板のみは
軒棟方向に同じ位置にある垂木に対し有効幅を広
くした1枚の面板を横葺きしてもよく、このよう
にすると屋根全体のデザインがさらによくなる。
そして、大きな段差を有する部分は、屋根の軒棟
方向の任意の個所に任意の数だけ設けることがで
き、全体を大きな段差を有する部分にしてもよ
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、支持部
材上に横方向に延びる所要高さの段付け部材を、
軒棟方向に通気性をもたせて固定し、垂木の軒側
端部を前記段付け部材上に支持させ、前記垂木の
棟側端部を前記支持部材上に支持させ、前記垂木
に下地材を支持させ、下地材上に面板を横葺きす
ると共に、軒棟方向に隣接する面板間の段付け部
材軒側に近接する部分に両押さえを介在させ、軒
棟方向に隣接する前記面板間に大きな段差を形成
したので、大きな段差を有する部分の数と位置を
任意に選択することができ、デザイン的にすぐれ
た横葺き屋根が、屋根の作業者のみで容易に得ら
れ、また段付け部材が通気性を有することによ
り、段付け部材などが錆びたり腐つたりすること
を防止でき、さらに隣接する両面板間の段付け部
材の軒側近くに雨押えを介在させたことにより、
大きな段差を有する部分での雨漏りを防止できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による横葺き屋根を
示す概略斜視図、第2図は第1図の−線に沿
う拡大断面図、第3図は第1図に示す横葺き屋根
の支持部材、段付け部材および垂木を示す側面
図、第4図は第3図の−線に沿う拡大断面
図、第5図は第1図に示す横葺き屋根の段付け部
材を示す拡大斜視図、第6図は段付け部材の変形
例を示す拡大斜視図、第7図は従来の横葺き屋根
を示す部分側断面図である。 7……建物の躯体、8……段差が大きな部分、
9……躯体コンクリート、10……段付け部材、
10a……取付け部、10b……起立部、10c
……支持部、10d……通気孔、11……アンカ
ーボルト、12……空間部、13……垂木、13
a……フランジ、13b……軒側端部、14a…
…ボルト、14b……ナツト、15……下地材、
16……面板、16a……棟側縁部、16b……
係合部、16c……棟側係合部、16d……軒側
係合部、17……雨押え、17a……上縁部、1
7b……垂下部、17c……膨出部、17d……
係合部、17e……水切り片、18……小さな端
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 軒棟方向の少なくとも一部に大きな段差を有
    する横葺き屋根において、躯体コンクリート、母
    屋などの支持部材上に横方向に延びる所要高さの
    段付け部材を、軒棟方向に通気性をもたせて固定
    し、垂木の軒側端部を前記段付け部材上に支持さ
    せ、前記垂木の棟側端部を前記支持部材上に支持
    させ、前記垂木に下地材を支持させ、下地材上に
    面板を横葺きすると共に、軒棟方向に隣接する面
    板間の段付け部材軒側に近接する部分に雨押えを
    介在させ、軒棟方向に隣接する前記面板間に大き
    な段差を形成したことを特徴とする横葺き屋根。 2 段付け部材は、横方向に長く多数の通気孔を
    形成した金属製のものである特許請求の範囲第1
    項記載の横葺き屋根。 3 段付け部材は、短寸の金属製のものを横方向
    に相互間隔を設けて破線状に配設してなる特許請
    求の範囲第1項記載の横葺き屋根。 4 面板は、軒棟方向に同じ位置にある垂木に対
    し軒棟方向に1枚横葺きしてある特許請求の範囲
    第1項、第2項または第3項記載の横葺き屋根。 5 面板は、軒棟方向に同じ位置にある垂木に対
    し軒棟方向に複数枚ずつ横葺きしてある特許請求
    の範囲第1項、第2項または第3項記載の横葺き
    屋根。
JP16523787A 1987-07-03 1987-07-03 Transverse shingled roof Granted JPS6410857A (en)

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