JPH0439537B2 - - Google Patents
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- JPH0439537B2 JPH0439537B2 JP61183666A JP18366686A JPH0439537B2 JP H0439537 B2 JPH0439537 B2 JP H0439537B2 JP 61183666 A JP61183666 A JP 61183666A JP 18366686 A JP18366686 A JP 18366686A JP H0439537 B2 JPH0439537 B2 JP H0439537B2
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- tile
- eaves
- straw
- roof
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Links
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 28
- 241000287127 Passeridae Species 0.000 claims description 14
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- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、軒先がわらを軒先に葺設する方法
に関するものである。
に関するものである。
[従来技術とその問題点]
従来、軒先がわらを軒先に葺く場合には、軒先
がわらの下に葺土を盛ると共に、横瓦桟より延出
させた銅線でこの軒先がわらを引張るようにして
吊り、軒先がわらを軒先に保持させるようにして
いた。
がわらの下に葺土を盛ると共に、横瓦桟より延出
させた銅線でこの軒先がわらを引張るようにして
吊り、軒先がわらを軒先に保持させるようにして
いた。
しかし、このようにして軒先がわらを屋根の軒
先に葺く場合、その瓦の位置決めが困難であると
共に、葺土の量やこの瓦を押え付ける力の調整等
が困難で、瓦の勾配決めも困難であり、葺くのに
熟練を要するという問題があつた。
先に葺く場合、その瓦の位置決めが困難であると
共に、葺土の量やこの瓦を押え付ける力の調整等
が困難で、瓦の勾配決めも困難であり、葺くのに
熟練を要するという問題があつた。
また、上記のように軒先がわらを、横瓦桟に銅
線で引張るようにして吊つて保持させただけで
は、軒先側への瓦のずれを防止することができて
も、瓦のがたつきや、屋根の横方向へのずれや揺
動並びに斜め方向へのひねり等を防止することが
できず、地震や強風等によつて、軒先がわらがが
たつき、横方向にずれて地上に落ちたり、屋根か
ら吹飛ばされたりするおそれがあつた。
線で引張るようにして吊つて保持させただけで
は、軒先側への瓦のずれを防止することができて
も、瓦のがたつきや、屋根の横方向へのずれや揺
動並びに斜め方向へのひねり等を防止することが
できず、地震や強風等によつて、軒先がわらがが
たつき、横方向にずれて地上に落ちたり、屋根か
ら吹飛ばされたりするおそれがあつた。
さらに、上記のように軒先がわらを葺いた場
合、軒先がわら間の下に雀口が生じ、この雀口か
ら蛇や鼠が屋根裏に侵入したり、この雀口に雀等
が巣を作つたり、また、強風の際には、この雀口
から風が入込み、瓦が吹飛ばされやすくなるとい
う問題があつた。また、このような雀口をなくす
ためには、軒先がわらを葺設した後で、この雀口
を漆喰等で塗りつぶすという面倒な作業を行わな
ければならなかつた。
合、軒先がわら間の下に雀口が生じ、この雀口か
ら蛇や鼠が屋根裏に侵入したり、この雀口に雀等
が巣を作つたり、また、強風の際には、この雀口
から風が入込み、瓦が吹飛ばされやすくなるとい
う問題があつた。また、このような雀口をなくす
ためには、軒先がわらを葺設した後で、この雀口
を漆喰等で塗りつぶすという面倒な作業を行わな
ければならなかつた。
[問題点を解決するための手段]
この発明は、軒先がわらを軒先に葺設する場合
における上記のような問題を解決することを目的
としてなされたものであり、軒先がわらを以下に
示すようにして軒先に葺設するようになつてい
る。
における上記のような問題を解決することを目的
としてなされたものであり、軒先がわらを以下に
示すようにして軒先に葺設するようになつてい
る。
この発明においては、屋根10の横方向に横瓦
桟12を配設するとともに、この横瓦桟12の上
に屋根の勾配方向に沿つて縦瓦桟11を配設し、
また軒先がわら20を葺設した際に該軒先がわら
20間の下に生じる雀口の形状に対応する瓦保持
材30を、上記縦瓦桟11に対応して屋根10の
軒先上の適当な位置に所要間隔毎に立設する。
桟12を配設するとともに、この横瓦桟12の上
に屋根の勾配方向に沿つて縦瓦桟11を配設し、
また軒先がわら20を葺設した際に該軒先がわら
20間の下に生じる雀口の形状に対応する瓦保持
材30を、上記縦瓦桟11に対応して屋根10の
軒先上の適当な位置に所要間隔毎に立設する。
そして、軒先がわら20の前部をこの瓦保持材
30上に載置させると共に、軒先がわら20の前
部をこの瓦保持材30上に載置させると共に、後
部を横瓦桟12に係止させ、さらに軒先がわら2
0の瓦当22とは反対側の側端部の底面後部に形
成した嵌込み凹部21を前記縦瓦桟11に嵌合し
て縦瓦桟11に係止させるようにして葺設する。
30上に載置させると共に、軒先がわら20の前
部をこの瓦保持材30上に載置させると共に、後
部を横瓦桟12に係止させ、さらに軒先がわら2
0の瓦当22とは反対側の側端部の底面後部に形
成した嵌込み凹部21を前記縦瓦桟11に嵌合し
て縦瓦桟11に係止させるようにして葺設する。
[作用]
この発明においては、上記のように軒先がわら
20を屋根10の軒先に葺設するにあたり、その
前部を瓦保持材30上に載置させると共に、後部
を横瓦桟11に係止させ、さらに一側端部の底面
後部に形成した嵌込み凹部21を前記縦瓦桟11
に嵌合して係止させるため、軒先がわら20間の
下に生じる雀口が、雀口の形状に対応して形成さ
れた瓦保持材30によつて閉塞されるばかりか、
軒先がわら20の前部は瓦保持材30によつて保
持され、後部は横瓦桟12と縦瓦桟11とに係止
して保持されて、軒先がわら20を葺設する方向
及び位置が定まり、軒先がわら20のがたつき
や、横方向および勾配方向のいずれの方向のずれ
も生じず、安定性よく葺設することができる。
20を屋根10の軒先に葺設するにあたり、その
前部を瓦保持材30上に載置させると共に、後部
を横瓦桟11に係止させ、さらに一側端部の底面
後部に形成した嵌込み凹部21を前記縦瓦桟11
に嵌合して係止させるため、軒先がわら20間の
下に生じる雀口が、雀口の形状に対応して形成さ
れた瓦保持材30によつて閉塞されるばかりか、
軒先がわら20の前部は瓦保持材30によつて保
持され、後部は横瓦桟12と縦瓦桟11とに係止
して保持されて、軒先がわら20を葺設する方向
及び位置が定まり、軒先がわら20のがたつき
や、横方向および勾配方向のいずれの方向のずれ
も生じず、安定性よく葺設することができる。
特に、上記の本発明方法によると、軒先がわら
20の瓦当22とは反対側の一側端部が、該部の
底面に有する嵌込み凹部21の嵌合により、横瓦
桟12上に配設されて横瓦桟12よりも高くなつ
ている縦瓦桟11に支持され、一方、瓦当22側
の側端部は隣接する軒先がわらの側端部上に載置
される。そのため、軒先がわら20は、中央部で
下方への凹状をなすように湾曲しているものであ
つても、その中央部が尾根面よりやや浮いたよう
になつて両側端部で支持されることとなり、従つ
て中央部底面が屋根面に当接する場合のような揺
動のおそれがなく、一層安定性がよくなり、隣接
する軒先がわらとの重ね合せ部に隙間が生じるお
それもない。
20の瓦当22とは反対側の一側端部が、該部の
底面に有する嵌込み凹部21の嵌合により、横瓦
桟12上に配設されて横瓦桟12よりも高くなつ
ている縦瓦桟11に支持され、一方、瓦当22側
の側端部は隣接する軒先がわらの側端部上に載置
される。そのため、軒先がわら20は、中央部で
下方への凹状をなすように湾曲しているものであ
つても、その中央部が尾根面よりやや浮いたよう
になつて両側端部で支持されることとなり、従つ
て中央部底面が屋根面に当接する場合のような揺
動のおそれがなく、一層安定性がよくなり、隣接
する軒先がわらとの重ね合せ部に隙間が生じるお
それもない。
[実施例]
以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。
する。
この実施例では、軒先がわら20を屋根10の
軒先に葺設するにあたり、第2図に示すように、
屋根10の野地板13上に、横瓦桟12を屋根1
0の横方向に配設し、この横瓦桟12の上に、縦
瓦桟11を屋根10の勾配方向に配設する一方、
軒先がわら20を葺設した際に、軒先がわら20
間の下に生じる雀口の形状に対応する瓦保持材3
0を形成し、この瓦保持材30を屋根10の軒先
に沿つて野地板13に取付けられた広小舞い14
上の適当な位置に立設させている。
軒先に葺設するにあたり、第2図に示すように、
屋根10の野地板13上に、横瓦桟12を屋根1
0の横方向に配設し、この横瓦桟12の上に、縦
瓦桟11を屋根10の勾配方向に配設する一方、
軒先がわら20を葺設した際に、軒先がわら20
間の下に生じる雀口の形状に対応する瓦保持材3
0を形成し、この瓦保持材30を屋根10の軒先
に沿つて野地板13に取付けられた広小舞い14
上の適当な位置に立設させている。
ここで、第1図及び第2図に示す実施例におい
ては、瓦保持材30をプラスチツクの型成形によ
り、あるいは金属で形成しており、雀口の形状に
対応した瓦保持材本体31の下縁より、広小舞い
14上に取付ける取付部32を広小舞い14上面
14aの傾斜に対応した角度で延出させ、この取
付部32の適当な位置に、縦瓦桟11と位置合せ
を行なう目印として切込み33を設けると共に、
広小舞い14上に取付けるための釘孔34を形成
したものを用いている。
ては、瓦保持材30をプラスチツクの型成形によ
り、あるいは金属で形成しており、雀口の形状に
対応した瓦保持材本体31の下縁より、広小舞い
14上に取付ける取付部32を広小舞い14上面
14aの傾斜に対応した角度で延出させ、この取
付部32の適当な位置に、縦瓦桟11と位置合せ
を行なう目印として切込み33を設けると共に、
広小舞い14上に取付けるための釘孔34を形成
したものを用いている。
そして、この瓦保持材30を、第2図に示すよ
うに、その取付部32の切込み33を縦瓦桟11
に合わせ、取付部32の釘孔34より広小舞い1
4に釘40を打込んで取付部32を広小舞い14
の上面14aに取付け、瓦保持材30を広小舞い
14上に立設させるようにしており、このような
操作を繰返し、瓦保持材30を縦瓦桟11の間隔
に対応させて広小舞い14上に順々に立設させる
ようにしている。
うに、その取付部32の切込み33を縦瓦桟11
に合わせ、取付部32の釘孔34より広小舞い1
4に釘40を打込んで取付部32を広小舞い14
の上面14aに取付け、瓦保持材30を広小舞い
14上に立設させるようにしており、このような
操作を繰返し、瓦保持材30を縦瓦桟11の間隔
に対応させて広小舞い14上に順々に立設させる
ようにしている。
しかし、瓦保持材30は上記のようなものに限
られず、第3図に示す例のように、適当な厚みの
木材を雀口の形状に形成し、その底面を広小舞い
14上面14aの傾斜角度に対応した角度に傾斜
させた瓦保持材30を用い、この瓦保持材30を
広小舞い14上に釘打ち等により立設させること
も可能である。
られず、第3図に示す例のように、適当な厚みの
木材を雀口の形状に形成し、その底面を広小舞い
14上面14aの傾斜角度に対応した角度に傾斜
させた瓦保持材30を用い、この瓦保持材30を
広小舞い14上に釘打ち等により立設させること
も可能である。
そして、上記のように屋根10の軒先側に立設
させた瓦保持材30に、軒先がわら20の前部を
載置させると共に、屋根10に配設された縦瓦桟
11及び横瓦桟12に、軒先がわら20の後部を
係止させて軒先がわら20を屋根10の軒先に葺
設するのである。
させた瓦保持材30に、軒先がわら20の前部を
載置させると共に、屋根10に配設された縦瓦桟
11及び横瓦桟12に、軒先がわら20の後部を
係止させて軒先がわら20を屋根10の軒先に葺
設するのである。
ここで、この実施例においては、軒先がわら2
0として、第4図に示すような軒先桟がわら20
を用いている。図のようにこの軒先桟がわら20
の下方にやや湾曲した略平坦な部分において、瓦
当22と反対側の側端部の底面後部には、一対の
挟持片23,23が所要間隔を介して下方向きに
突設され、これら挟持片23,23間に、縦瓦桟
11と嵌合させる嵌込み凹部21が形成されると
共に、瓦当側の底面後部には、横瓦桟12に係止
させる係止突起24が下方に突設されている。ま
た、この軒先桟がわら20の略平坦な部分の上面
後部には、瓦当側及びその反対側に夫々釘孔25
を有する円形突部26が設けられており、反対側
の釘孔25は上記嵌込み凹部21に貫通されてい
る。
0として、第4図に示すような軒先桟がわら20
を用いている。図のようにこの軒先桟がわら20
の下方にやや湾曲した略平坦な部分において、瓦
当22と反対側の側端部の底面後部には、一対の
挟持片23,23が所要間隔を介して下方向きに
突設され、これら挟持片23,23間に、縦瓦桟
11と嵌合させる嵌込み凹部21が形成されると
共に、瓦当側の底面後部には、横瓦桟12に係止
させる係止突起24が下方に突設されている。ま
た、この軒先桟がわら20の略平坦な部分の上面
後部には、瓦当側及びその反対側に夫々釘孔25
を有する円形突部26が設けられており、反対側
の釘孔25は上記嵌込み凹部21に貫通されてい
る。
そして、このような軒先桟がわら20を葺設す
るに当つては、軒先桟がわら20の前部において
は、屋根10の軒先における広小舞い14上に、
縦瓦桟11の間隔に対応して順々に立設された一
対の瓦保持材30間に、軒先桟がわら20を挟み
込むようにし、その瓦当側の底面前部を、一方の
瓦保持材30の頂部30aより下方に彎曲しなが
ら傾斜した一側部30b上に載置させ、第1図に
示すように、この軒先桟がわら20の瓦当側を、
先に葺設された軒先桟がわら20上に載置する。
その一方、この軒先桟がわら20の瓦当22と反
対側の端面を、他方の瓦保持材30の頂部30a
より垂下された垂下部30cに当接させると共
に、その底面前部をこの瓦保持材30の垂下部3
0cより下方に彎曲しながら緩かに傾斜した他方
の側部30d上に載置させるようにする。これに
より軒先がわら20間の下に生じる雀口が、瓦保
持材30によつて閉塞される。
るに当つては、軒先桟がわら20の前部において
は、屋根10の軒先における広小舞い14上に、
縦瓦桟11の間隔に対応して順々に立設された一
対の瓦保持材30間に、軒先桟がわら20を挟み
込むようにし、その瓦当側の底面前部を、一方の
瓦保持材30の頂部30aより下方に彎曲しなが
ら傾斜した一側部30b上に載置させ、第1図に
示すように、この軒先桟がわら20の瓦当側を、
先に葺設された軒先桟がわら20上に載置する。
その一方、この軒先桟がわら20の瓦当22と反
対側の端面を、他方の瓦保持材30の頂部30a
より垂下された垂下部30cに当接させると共
に、その底面前部をこの瓦保持材30の垂下部3
0cより下方に彎曲しながら緩かに傾斜した他方
の側部30d上に載置させるようにする。これに
より軒先がわら20間の下に生じる雀口が、瓦保
持材30によつて閉塞される。
また、この軒先桟がわら20の後部を、縦瓦桟
11と横瓦桟12とに係止させるにあたつては、
縦瓦桟11と横瓦桟12とが交差する箇所の近傍
において、軒先桟がわら20底面後部に形成され
た嵌込み凹部21を縦瓦桟11に嵌合させ、軒先
桟がわら20を縦瓦桟11に係止させて屋根10
の横方向にずれないようにすると共に、その両側
の挟持片23,23及び係止突起24を縦瓦桟1
1と交差する横瓦桟12に係止させて軒先桟がわ
ら20を屋根10の勾配方向にずれないようにす
る。
11と横瓦桟12とに係止させるにあたつては、
縦瓦桟11と横瓦桟12とが交差する箇所の近傍
において、軒先桟がわら20底面後部に形成され
た嵌込み凹部21を縦瓦桟11に嵌合させ、軒先
桟がわら20を縦瓦桟11に係止させて屋根10
の横方向にずれないようにすると共に、その両側
の挟持片23,23及び係止突起24を縦瓦桟1
1と交差する横瓦桟12に係止させて軒先桟がわ
ら20を屋根10の勾配方向にずれないようにす
る。
特に、上記のようにすることにより、軒先がわ
ら20の瓦当22とは反対側に一側端部が横瓦桟
12上に配設されて横瓦桟12よりも高くなつて
いる縦瓦桟11に支持され、一方、瓦当22側の
側端部は隣接する軒先がわらの側端部上に載置さ
れるため、軒先がわら20は、中央部で下方への
凹状をなすように湾曲しているものであつても、
その中央部が尾根面よりやや浮いたようになつて
両側端部の2点で支持されることとなる。従つて
中央部底面が屋根面に当接する場合のような揺動
のおそれがなく、一層安定性がよくなり、隣接す
る軒先がわらとの重ね合せ部に隙間が生じるおそ
れもない。
ら20の瓦当22とは反対側に一側端部が横瓦桟
12上に配設されて横瓦桟12よりも高くなつて
いる縦瓦桟11に支持され、一方、瓦当22側の
側端部は隣接する軒先がわらの側端部上に載置さ
れるため、軒先がわら20は、中央部で下方への
凹状をなすように湾曲しているものであつても、
その中央部が尾根面よりやや浮いたようになつて
両側端部の2点で支持されることとなる。従つて
中央部底面が屋根面に当接する場合のような揺動
のおそれがなく、一層安定性がよくなり、隣接す
る軒先がわらとの重ね合せ部に隙間が生じるおそ
れもない。
なお、第1図に示す例では、上記のように葺設
した軒先桟がわら20を、縦瓦桟11と横瓦桟1
2とにより一層強固に取付けるため、軒先桟がわ
ら20の瓦当側における釘孔25から横瓦桟12
に釘40を打込むと共に、その反対側の釘孔25
から縦瓦桟11に釘40を打込むようにしてい
る。
した軒先桟がわら20を、縦瓦桟11と横瓦桟1
2とにより一層強固に取付けるため、軒先桟がわ
ら20の瓦当側における釘孔25から横瓦桟12
に釘40を打込むと共に、その反対側の釘孔25
から縦瓦桟11に釘40を打込むようにしてい
る。
[発明の効果]
以上詳述したように、この発明においては、軒
先がわらを屋根の軒先に葺設するにあたり、軒先
がわらの前部を瓦保持材上に載置させるととも
に、後部を横瓦桟に係止させ、さらに一側端部の
底面後部に形成した嵌込み凹部を横瓦桟上の縦瓦
桟に嵌合して係止させるため、軒先がわらの前部
は瓦保持材によつて保持され、後部は横瓦桟と縦
瓦桟とにより保持されて、軒先がわらの方向及び
位置が定まり易く、従来のように熟練を要さずと
も、簡単に正確な位置および方向に葺設できるよ
うになる。また地震や強風等による軒先がわらの
がたつきや横方向および勾配方向のずれを防止で
き、また吹飛ばされたりするということもなくな
る。
先がわらを屋根の軒先に葺設するにあたり、軒先
がわらの前部を瓦保持材上に載置させるととも
に、後部を横瓦桟に係止させ、さらに一側端部の
底面後部に形成した嵌込み凹部を横瓦桟上の縦瓦
桟に嵌合して係止させるため、軒先がわらの前部
は瓦保持材によつて保持され、後部は横瓦桟と縦
瓦桟とにより保持されて、軒先がわらの方向及び
位置が定まり易く、従来のように熟練を要さずと
も、簡単に正確な位置および方向に葺設できるよ
うになる。また地震や強風等による軒先がわらの
がたつきや横方向および勾配方向のずれを防止で
き、また吹飛ばされたりするということもなくな
る。
特に、本発明によれば、軒先がわらの瓦当とは
反対側の一側端部が、横瓦桟上に配設されて横瓦
桟よりも高くなつている縦瓦桟に載接して支持さ
れ、一方、瓦当側の側端部は隣接する軒先がわら
の側端部上に載置されため、軒先がわらは、中央
部で下方への凹状をなすように湾曲しているもの
であつて、その中央部が尾根面よりやや浮いたよ
うになつて両側端部で支持されることとなる。従
つて地震や強風によつても、中央部底面が屋根面
に当接している場合のような揺動のおそれがな
く、一層安定性がよく、隣接する軒先がわらとの
重ね合せ部に隙間が生じるおそれもなく、体裁良
好なものとなる。
反対側の一側端部が、横瓦桟上に配設されて横瓦
桟よりも高くなつている縦瓦桟に載接して支持さ
れ、一方、瓦当側の側端部は隣接する軒先がわら
の側端部上に載置されため、軒先がわらは、中央
部で下方への凹状をなすように湾曲しているもの
であつて、その中央部が尾根面よりやや浮いたよ
うになつて両側端部で支持されることとなる。従
つて地震や強風によつても、中央部底面が屋根面
に当接している場合のような揺動のおそれがな
く、一層安定性がよく、隣接する軒先がわらとの
重ね合せ部に隙間が生じるおそれもなく、体裁良
好なものとなる。
もちろん、軒先がわら間の下に生じる雀口は瓦
保持材によつて閉塞されるため、この雀口を漆喰
等で塗りつぶすという面倒な作業を行なう必要も
ない。
保持材によつて閉塞されるため、この雀口を漆喰
等で塗りつぶすという面倒な作業を行なう必要も
ない。
図面はこの発明の実施例を示し、第1図は軒先
桟がわらを葺設する状態を示す斜視図、第2図は
屋根に縦、横の瓦桟及び瓦保持材を取付ける状態
を示す斜視図、第3図は他の瓦保持材を用いた例
を示す斜視図、第4図はこの実施例に用いる軒先
桟がわらの背面側の斜視図である。 符号の説明、10……屋根、11……縦瓦桟、
12……横瓦桟、20……軒先がわら、21……
嵌込み凹部、30……瓦保持材。
桟がわらを葺設する状態を示す斜視図、第2図は
屋根に縦、横の瓦桟及び瓦保持材を取付ける状態
を示す斜視図、第3図は他の瓦保持材を用いた例
を示す斜視図、第4図はこの実施例に用いる軒先
桟がわらの背面側の斜視図である。 符号の説明、10……屋根、11……縦瓦桟、
12……横瓦桟、20……軒先がわら、21……
嵌込み凹部、30……瓦保持材。
Claims (1)
- 1 屋根10の横方向に横瓦桟12を配設すると
ともに、この横瓦桟12の上に屋根の勾配方向に
沿つて縦瓦桟11を配設し、また軒先がわら20
を葺設した際に該軒先がわら20間の下に生じる
雀口の形状に対応する瓦保持材30を、上記縦瓦
桟11に対応して屋根10の軒先上に所要間隔毎
に立設しておき、軒先がわら20の前部をこの瓦
保持材30上に載置させると共に、後部を横瓦桟
12に係止させ、さらに軒先がわら20の瓦当2
2とは反対側の側端部の底面後部に形成した嵌込
み凹部21を前記縦瓦桟11に嵌合して縦瓦桟1
1に係止させるようにして葺設することを特徴と
する軒先がわらの葺設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18366686A JPS6340048A (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 軒先がわらの葺設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18366686A JPS6340048A (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 軒先がわらの葺設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6340048A JPS6340048A (ja) | 1988-02-20 |
JPH0439537B2 true JPH0439537B2 (ja) | 1992-06-29 |
Family
ID=16139803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18366686A Granted JPS6340048A (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 軒先がわらの葺設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6340048A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2138912C1 (ru) | 1994-09-03 | 1999-09-27 | Интернэшнл Бизнес Машинз Корпорейшн | Оптический передающий и приемопередающий модуль для беспроводной передачи данных |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5332529B2 (ja) * | 1973-11-14 | 1978-09-08 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4712014U (ja) * | 1971-03-10 | 1972-10-13 | ||
JPS5332529U (ja) * | 1976-08-26 | 1978-03-22 | ||
JPS5930097Y2 (ja) * | 1979-12-10 | 1984-08-28 | 日出夫 岩崎 | 引掛け桟瓦の止着装置 |
-
1986
- 1986-08-04 JP JP18366686A patent/JPS6340048A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5332529B2 (ja) * | 1973-11-14 | 1978-09-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6340048A (ja) | 1988-02-20 |
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