JPH0439354B2 - - Google Patents

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JPH0439354B2
JPH0439354B2 JP5294484A JP5294484A JPH0439354B2 JP H0439354 B2 JPH0439354 B2 JP H0439354B2 JP 5294484 A JP5294484 A JP 5294484A JP 5294484 A JP5294484 A JP 5294484A JP H0439354 B2 JPH0439354 B2 JP H0439354B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、電気バリカンに関し、握り部ケー
スに首振り自在に枢結された頭部ケースに対し
て、可動刃および固定刃を有する刃ユニツトを如
何にして着脱可能に装着するかの点に工夫を凝ら
したものである。
〔背景技術〕
この種首振り形態の電気バリカンについては、
先に本出願人によつて既に提案済みであるが、こ
れは第2図に示すごとく、その本体ケース1が握
り部ケース1aと、固定刃63およびこれの上面
に摺動する可動刃64を備えた頭部ケース1bと
からなり、握り部ケース1aと頭部ケース1bと
は、頭部ケース1bが握り部ケース1aと略一直
線状になる基本姿勢と上向きに傾斜する姿勢とに
わたつて支軸3まわりに首振り回動自在に枢支連
結されている。
このように固定刃63および可動刃64を有す
る頭部ケース1bが握り部ケース1aに対し首振
り可能に構成されている場合は、一般の電気バリ
カンのごとき本体ケースの刃先側の頭部と握り部
とが一直線状に完全に一体に構成されていて固定
刃が本体ケースの頭部に対し一定角度のままの姿
勢で装備されているものに比し、刈り方に汎用性
を持たせることができるとともに、各々の刈り方
に好適な使用形態をとることができる。すなわ
ち、頭部ケース1bが握り部ケース1aに対し一
直線状となる基本姿勢のもとでは、刈り上げ、産
毛刈り、頭頂部カツトなどに際して使い勝手が良
く、頭部ケース1bが握り部ケース1aに対し上
向き傾斜させる姿勢のもとでこれを上下反転させ
て使用した場合は、耳回りの揃えカツト、きわ刈
り、すき刈り、前髪カツト等に好適に使用でき
る。
しかるに、かかる電気バリカンにおいては固定
刃63および可動刃64の手入れや毛屑を除去し
易くする必要がある。このため、固定刃63およ
び可動刃64をユニツト化してこの刃ユニツト3
3を頭部ケース1bに対し着脱可能に装着する。
問題はこの刃ユニツト33の着脱可能な装着手段
である。
たとえば、第1図に示すごとく、この種首振り
形態の電気バリカンにおいて、刃ユニツト33が
この刃先とは反対の後端側を頭部ケース1bに対
しヒンジ80を介して前後揺動自在に枢着すると
ともに、その前端側を頭部ケース1bにロツク手
段81を介して係脱自在に保持するものとしたと
する。そうした場合は、頭部ケース1bから刃ユ
ニツト33を取り外すに際し、頭部ケース1bの
前方に突出する刃ユニツト33の刃先に指を掛け
て刃ユニツト33を下方に強く押して前記ロツク
手段81による係合を外し、ヒンジ80まわりに
下向き後方に揺動させたうえで、該ヒンジ80で
の係合個所を分離することになるが、このように
刃ユニツト33を取り外す際にこれを下方に強く
押すと、この押下げ時に頭部ケース1bの前端部
をも下方に強く押すことになつて頭部ケース1b
の首振り軸部や首振り角規制部に過度の負担をか
けたり、こじれを加えてそれら首振り軸部および
首振り角規制部の外れや破損を招きやすい。ま
た、刃先に付着の毛屑や油が指先に付く不快感を
与え、指が刃先に触れて痛く、特に婦女子は恐怖
感を抱き取扱い上に難が生じる。
〔発明の目的および概要〕
この発明は、かかる難点を解消するためになさ
れたもので、首振り形態の電気バリカンにおい
て、刃ユニツトを頭部ケースの首振り方向と直交
する前後方向にスライド突条とこれが嵌合摺動す
るガイド溝とによる係合スライド手段を介してス
ライド自在として着脱操作可能にすることによ
り、ヘツドケースの首振り軸部や首振り角規制部
に過度の負担をかけないで、また刃先に指を触れ
なくとも刃ユニツトが取り外せるようにすること
を第1の目的とする。また、刃ユニツトの頭部ケ
ースに対する係合スライド手段を刃ユニツトの首
振り支軸の中心を通る前後方向線と略同一線上に
位置設定し、もつて刃ユニツトの装着時に頭部ケ
ースが不測に首振りをすることのないようにして
その装着操作の確実容易化を図ることを第2の目
的とする。以下、本発明の実施例を図面に基づき
説明する。
〔実施例〕
第2図ないし第19図は本発明に係る電気バリ
カンの実施例を示す。
(本体ケースの首振り構造) 第2図ないし第4図において、この電気バリカ
ンの本体ケース1は前後方向に長い長箱状の握り
部ケース1aと、頭部ケース1bとからなり、握
り部ケース1aの前部に頭部ケース1bが左右の
支軸3,3まわりに上下方向に首振り回動自在に
枢支連結されている。具体的には、頭部ケース1
bは握り部ケース1aの前方に一直線状になる基
本姿勢(第18図実線状態)と、上向き姿勢(第
18図仮想線状態)とに切換え操作可能である。
(首振りロツク手段) 第8図ないし第12図において、左右の支軸
3,3のうち一方の支軸3は握り部ケース1a側
に一体形成してあり、他方の支軸3は頭部ケース
1bの首振りロツクボタンを兼ねていて、頭部ケ
ース1bは前述の一直線状になる基本姿勢と上向
き姿勢とにそれぞれ切り換え可能に保持される。
すなわち、第8図に示すごとくそのロツク兼用
の支軸3は割りリベツト状にプラスチツク成形さ
れたもので、頭部4および4本の弾性脚部5,
5,6,6を有し、そのうちの相対向する一対の
脚部5,5を各先端に逆止爪7を設け、余りの相
対向する一対の脚部6,6の各先端の外面にリブ
8を設ける。そして、握り部ケース1aの前端の
側壁9とこの外側に重合する頭部ケース1bの側
壁10にはそれぞれ、内周に4個の凹部11a,
11a,11b,11bを有する軸孔12と、内
周に4個の突部13を有する軸孔14とを互いに
連通状に開口し、該軸孔12,14に前記支軸3
を挿通する。このさい、支軸3は、第11図に示
すごとく4本の脚部5,5,6,6を頭部ケース
1b側の軸孔14の突部13,13間に対し挿入
嵌合して回止め状に挿入されるが、第12図に示
すごとく握り部ケース1a側の軸孔12に対して
は4本の脚部5,5,6,6を可回動に挿入し、
かつ脚部5の逆止爪7を軸孔12の内側開口端に
係合して軸方向外方へ抜止め状になすとともに、
脚部6のリブ8を軸孔12の凹部11a,11a
又は11b,11bに選択的に係合する。
また、支軸3は前記軸孔12,14に対し軸方
向移動可能に挿入されるとともに、常に、内装ば
ね15によつて軸方向外方へ突出付勢されてリブ
8が凹部11a,11a又は11b,11bのい
ずれかに係合する状態に保持される。なお、その
内装ばね15は支軸3と後述の板ばね73との間
に介装されている。
いま、頭部ケース1bが略一直線状の基本姿勢
にあるときは、第9図および第12図に示すごと
く支軸3がリブ8を握り部ケース1a側の軸孔1
2の凹部11a,11aに係合しているととも
に、この係合状態をばね15の付勢力で保持した
ロツク状態としている。
頭部ケース1bを上向き傾斜姿勢に変えるに
は、第10図に示すごとくロツク兼用の支軸3を
ケース内部方向に押し動かしてリブ8を凹部11
a,11aから抜き外し、この状態下のままで頭
部ケース1bを所定角度だけ上方へ回動させて上
向き傾斜姿勢とする。このさい、その頭部ケース
1bの回動に伴いロツク兼用の支軸3が頭部ケー
ス1bと一体となつて同一角度だけ同方向に回動
してリブ8が凹部11b,11bに合致する状態
が得られる。したがつて、このときに支軸3の押
圧力を解除すると、支軸3はばね15の付勢力で
ケース外部方向に押し戻されてリブ8,8を凹部
11b,11bに係合し、頭部ケース1bを上向
き傾斜姿勢にロツクすることになる。
頭部ケース1bをもとの略一直線状の基本姿勢
に戻すには、再度支軸3をケース内部方向に押圧
してリブ8を凹部11bから抜き外すとともに、
頭部ケース1bを前記と反対方向に同一角度だけ
回動操作すれば、リブ8が凹部11aに合致する
状態が得られ、支軸3の押圧を解除すると同時に
自動的にロツクされる。
(可動刃の駆動機構) 第4図および第5図において、握り部ケース1
aには可動刃駆動機構の動力源であるモータ17
や電池18などが内蔵される。該モータ17はこ
の軸突出側端が握り部ケース1aの前部に固定し
たモータ取付台26にビス30で固定される。そ
して頭部ケース1bの内部には振動子19を装備
し、この振動子19の後端面に形成された上下方
向に長い凹溝20に前記モータ17の軸上に固着
した偏心ピン21を係合し、振動子19の前端に
一体形成した振動レバー22を頭部ケース1bの
前部外方へ水平に突出し、モータ17の駆動で振
動子19を偏心ピン21を介して左右に往復振動
させると、これと一体の振動レバー22が同方向
に往復振動する。
(スイツチノブの構造) 第4図、第5図、第13図および第14図にお
いて、握り部ケース1aの外表面にはモータ17
をオン・オフするスライド式のスイツチノブ23
を備えるが、このスイツチノブ23はプラスチツ
ク成形された断面コ字形状で、矩形状のノブ本体
24と、ノブ本体24の上下端から同一側方へ平
行に連出形成したスライド壁片25,25とから
なり、スライド壁片25,25間の間隔はモータ
17の平坦な上下面17a,17b間の間隔と略
等しく寸法設定する。しかるときは、スイツチノ
ブ23のスライド壁片25,25をモータ17の
上下面17a,17b上に嵌め込もで弾性的に挾
み付けると、スイツチノブ23がモータ17に対
して上下左右方向に位置決め状態で仮止め可能と
なるとともに、モータ17の上下面17a,17
bをガイドにして前後方向に安定良くスライド可
能となる。
握り部ケース1aの上壁29および下壁30の
各外表面にスイツチノブ23のオン・オフ位置が
表示してある。すなわち、第2図ないし第4図に
示すごとく上壁29および下壁30の各外表面に
は透明な覗き窓31を設け、第4図に示すごとく
スイツチノブ23の上下のスライド壁片25,2
5にそれぞれ「切」、「カツト」、「スキ刈多」、「ス
キ刈少」の文字表示を記し、該文字表示がスイツ
チノブ23の段階的なスライド移動に伴い前述し
た上下の各覗き窓31に順次臨むようにしてあ
る。このさい、その文字表示を有するスライド壁
片25,25は前述したようにモータ17の上下
面17a,17bをガイドにして安定良くスライ
ド可能としてあるため、スライド表示の安定性を
図り得る。
頭部ケース1bにはすき刈り櫛32が頭部ケー
ス1bの前端から出退操作可能に、また刃ユニツ
ト33および刈り高さ調整アタツチメント34が
着脱可能にそれぞれ組み付けられる。
(刈り高さ調整アタツチメント) 第15図ないし第17図において、頭部ケース
1bの前部には刈り高さ調整アタツチメント34
が着脱可能に装着される。この刈り高さ調整アタ
ツチメント34はプラスチツク成形品で、その装
着状態で刃ユニツト33の前方上り傾斜状の下面
33aに対し対向配備される櫛基板35と、この
基板35の左右端から上向きに連出形成された側
板36,36からなる櫛基台37を有し、櫛基板
35の前端から互いに平行な複数の櫛歯38を左
右方向に並べて前方上向き姿勢に突出する。左右
側板36,36からはスライド係合壁片39,3
9を後方へ連出形成するとともに、このスライド
係合壁片39,39の後端部間は上壁40で一体
に接続形成してなる。そして、スライド係合壁片
39,39の各内面側には係合突起41,42を
前端に設ける。その前側の係合突起41はスライ
ドガイド作用を兼ねたものである。そして後側の
係合突起42はスライド係合壁片39とは別体に
構成されたスライドロツク片43の後端部内面に
一体に突設し、スライドロツク片43の前端部外
面には指掛け部44を有する。このスライドロツ
ク片43はスライド係合壁片39の一部に開口し
た透孔部45に嵌め込まれるとともに、該スライ
ド係合壁片39の透孔部45内に上下方向に一体
形成した縦軸部46に、スライドロツク片43の
前後方向の中間部に有する軸受け部47を回動自
在に係合する。縦軸部46には弾性舌片48が片
持ち状に一体形成され、該弾性舌片48の弾性力
でスライドロツク片43をこの係合突起42が常
にアタツチメント内部方向に突入するように付勢
して、指掛け部44をアタツチメント外部方向に
突出させる。
而して、この刈り高さ調整アタツチメント34
は左右の係合突起41,42を、頭部ケース1b
の前方から該ケース1bの左右側壁10,10に
前後方向に凹設したガイド溝49,49にスライ
ド自在に差し込むとともに、ガイド溝49内に前
後方向に段階的に列設した鋸歯状の係合部50に
係脱自在とする。かかる刈り高さ調整アタツチメ
ント34を順次スライド係合させて行くことによ
り、その櫛歯38と後述の固定刃63間の間隔を
段階的に可変調整できて所望の刈り高さを得るこ
とができる。この場合、スライドロツク片43の
縦軸部46より後方側に係合突起42を設けると
ともに、該突起42を弾性舌片48で突入付勢し
てあるため、使用時に櫛歯38を肌に当てたとき
この肌圧により係合突起42が係合部50,50
間に強く食い込むよう作用してこのアタツチメン
ト34の外れ止めがより確実になる。
(すき刈り櫛の出退操作構造) 第16図および第18図において、すき刈り櫛
32は第16図に示すごとく、その前端に浅溝5
2と深溝53とを左右方向に交互に列設したすき
歯54を有し、このすき歯54が頭部ケース1b
の上壁55の前端と刃ユニツト33の刃先との間
隙から出退する。第18図に示すごとく、その出
退操作機構としてはすき歯54の後端にくの字形
状のすき刈りレバー56を連結し、該レバー56
の中間に前後方向に長く形成したスロツト57を
握り部ケース1a側に支軸3と同軸線上に位置す
べく形成されたピン58に摺動自在に嵌合し、レ
バー56の後端に突設したガイドピン59を前記
スイツチノブ23の内面側に形成したくの字形状
のガイド溝60に摺動自在に嵌合してなる。そし
て、すき刈り櫛32は、頭部ケース1bが支軸3
まわりに首振り回動するときガイドピン59がガ
イド溝60内を摺動してピン58まわりに頭部ケ
ース1bと一体となつて同方向に回動する。
頭部ケース1bが一直線状の基本姿勢にあると
き、すき刈り櫛32はガイドピン59がガイド溝
60の円弧状の上半溝60aの上端に位置してい
て、第4図に示すスイツチノブ23を「切」の文
字位置から前方の「スキ刈多」の文字位置にまで
スライドさせると、すき歯54が頭部ケース1b
の上壁55から前方に少し突出する。この突出状
態では浅溝52と傾斜姿勢の両方が刃ユニツト3
3の刃先とラツプするため、浅溝52と深溝53
の両方に導入する毛がすき刈りされる。更にスイ
ツチノブ23を「スキ刈少」の文字位置にまで前
方スライドさせると、すき歯54が浅溝52を刃
ユニツト33の刃先より更に前方に突出させて深
溝53のみが刃ユニツト33の刃先とラツプす
る。この突出状態では傾斜姿勢に導入する毛のみ
がすき刈りされる。
頭部ケース1bが上向き姿勢にあるとき、すき
刈り櫛32はガイドピン59がガイド溝60の直
線状の下半溝60bに位置しており、この状態で
スイツチノブ23を「切」の文字位置から「スキ
刈多」の文字位置にまでスライドさせると、前述
のように浅溝52と傾斜姿勢の両方に導入する毛
をすき刈りする状態が得られ、更に「スキ刈少」
の文字位置にまでスライドさせると深溝53に導
入する毛のみがすき刈りされる状態が得られる。
なお、上記すき歯54の後端とレバー56の前
端との連結構造は、第5図および第16図に示す
ごとくすき歯54の後端に弾性変形自在な逆止爪
54aを設け、該逆止爪54aを有するすき歯5
4の後端部をレバー56の前端に開口した細い横
溝56aにこの前方から挿入したうえで前記逆止
爪54aの弾性変形を介してレバー56の前端部
に抜け止め状に結合してなる。
(刃ユニツト自体の構造) 第5図ないし第7図、および第15図におい
て、刃ユニツト33は、その左右に側壁61,6
1を有する断面コ字形のユニツト台62の内部に
櫛形の固定刃63をこれの刃先が前方に突出する
よう固着してあり、同じく櫛形の可動刃64がユ
ニツト台62上に固定したばね66にて固定刃6
3の上面に押圧付勢されている。そのばね66と
しては、捩りコイルばねが使用され、一対の円筒
コイル部66a,66aがユニツト台62の内面
の凹部65,65内に載置されるとともに、円筒
コイル部66a,66a間の中間端部66bが固
定刃63の後端下面側に接当係合され、両端の自
由腕部66c,66cが可動刃64の上面に対し
弾接係合されている。前記中間端部66bは、固
定刃63を刃ユニツト部62に熱かしめする際に
予めこれら固定刃63と刃ユニツト部62間に挾
着させておけば、その間により確実に固着でき
る。勿論、固定刃63を刃ユニツト部62にアウ
トサート成形する場合はその成形後に前記中間端
部66bを挿入係合させればよい。そして、第4
図および第5図に示すごとく可動刃64の上面側
に固着した受動ピース67に前記振動レバー22
の先端を係脱可等に係合してあり、可動刃64は
モータ17の回転で振動子19を介して固定刃6
3の上面を左右方向に往復摺動する。
(刃ユニツトの装着構造) 第4図ないし第7図において、かかる構造の刃
ユニツト33の頭部ケース1bに対する装着構造
に本発明の特徴があるが、その装着構造は頭部ケ
ース1bに対して刃ユニツト33が、頭部ケース
1bの首振り方向と直交する前後方向に、頭部ケ
ース1bおよび刃ユニツト33に設けたスライド
突条68とこれが嵌合摺動するガイド溝69とに
よる係合スライド手段を介して、スライド自在と
して着脱可能とされるとともに、該係合スライド
手段が支軸3の中心を通る前後方向線Sと略同一
線上に位置設定されるものとする。
具体的には、第4図、第5図および第7図に示
すごとく刃ユニツト33の左右側壁61,61の
各上端面内にスライド突条68,68を前後方向
に形成し、頭部ケース1bの左右側壁10,10
の各外面に前記スライド突条68,68が前後方
向に摺動自在に嵌合するガイド溝69,69を支
軸3,3のそれぞれの中心と略同一線上に設け
る。図示例ではガイド溝69が支軸3の中心を通
る前後方向線Sより僅かに(1〜2mm程度)上方
へ偏する前後方向線上に位置させてある。因にガ
イド溝69は、前記刈り高さ調整アタツチメント
34のガイド溝49の下側に平行に形成されてい
る。そして、刃ユニツト33と頭部ケース1b間
に刃ユニツト33を装着姿勢に保持するためのロ
ツク手段を有する。そのロツク手段は、ユニツト
部62の左右側壁61,61の後端内面に係合凹
部71,71をスライド突条68,68の後方に
位置するよう形成し、頭部ケース1bの左右側壁
10,10のガイド溝69,69の後方部位に係
合子72,72を板ばね73,73を介して出没
自在に装着し、刃ユニツト33の着脱操作に伴い
該係合子72,72が係合凹部71,71に係脱
するものとなつている。
しかるときは、刃ユニツト33の左右側壁6
1,61を把持して刃ユニツト33のスライド突
条68,68を頭部ケース1bのガイド溝69,
69に前方から差し込んで後方へ真つ直ぐに押し
込むと、刃ユニツト33の左右側壁61,61の
テーパ後端部61a,61aの押力で係合子7
2,72が一旦ばね73,73に抗して没入した
うえで係合凹部71,71に突出係合するととも
に、受動ピース67が振動レバー22の先端部に
係入し、刃ユニツト33はこの刃先が頭部ケース
1bの前方に突出する使用可能な姿勢に保持され
る。このさい、スライド突条68とガイド溝69
とが支軸3の中心を通る前後方向線と略同一線上
に位置設定してあるので、刃ユニツト33の装着
時に頭部ケース1bに不要の回転モーメントが加
わることがなくなり、頭部ケース1bが基本姿勢
から上向き傾き姿勢に首振りしたり、上向き傾き
姿勢から基本姿勢に首振りすることがない。また
この場合、本考案は上記首振りロツク手段を限定
するものでないがこのロツク手段が付設されてい
るときは、そのロツク手段の、例えばリブ8を欠
損する等の危害が刃ユニツト33の装着時に加え
られることもない。
刃ユニツト33を取り外すには、刃ユニツト3
3の左右側壁61,61を把持して刃ユニツト3
3をガイド溝69,69の案内下で前方に引き出
すと、左右側壁61,61の係合凹部71内の後
面壁の押力で係合子72がばね73に抗して没入
してその係合ロツクが解除されるとともに、受動
ピース67が振動レバー22の先端部から抜き出
され、刃ユニツト33が頭部ケース1bから前方
へ取り外される。
(別実施例) 図示する実施例の全容は以上の通りであるが、
本発明はこれに限られるものではない。例えば、
スライド突条68とガイド溝69との配置関係は
上記実施例とは逆に設定してもよく、つまりスラ
イド突条68を頭部ケース1b側に、ガイド溝6
9を刃ユニツト33側にそれぞれ設けてもよい。
また、係合凹部71,71と係合子72,72と
の配置関係も上記実施例とは逆に設定してもよ
く、また係合子72の出没のためのばね73は左
右の係合子72のいずれか一方側に設けるだけで
も能である。
本発明の電気バリカンは充電式と交流式の両用
タイプのほかに、充電式専用、あるいは交流式専
用タイプのものにも同様に適用できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、頭部
ケース1bに刃ユニツト33を頭部ケース1bの
首振り方向と直交する前後方向にスライド係合自
在として着脱できるものとしたので、この刃ユニ
ツト33を着脱するに際し、頭部ケース1bの首
振り軸部や首振り角規制部に過度の負担をかけた
り、こじれを加えたりすることなく、その着脱が
安全かつ簡易な操作で行われる。また刃ユニツト
33を取り外すに際し、刃ユニツト33の刃先に
指先を直接に掛けずに刃ユニツト33の左右側壁
61,61の外面を掴んで刃ユニツト33を取り
外すことができて、取扱いが便利である。
とくに、この発明では、刃ユニツト33の係合
スライド手段を支軸3の中心と略同一線上に形成
してあるので、刃ユニツト33の装着時に頭部ケ
ース1bり不測に首振りするのを防止できてその
装着操作が確実容易に行え、この点でも使い勝手
が頗る良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明との比較例を示す電気バリカン
の要部側面図である。第2図以下は本発明に係る
電気バリカンを例示しており、第2図は全体斜視
図、第3図は全体平面図、第4図は内部平面図、
第5図は要部の縦断面図、第6図は刃ユニツトを
取り外した状態の側面図、第7図は刃ユニツトを
取り外した状態を示す頭部ケースの断面図、第8
図は首振りロツク部分の分解斜視図、第9図は首
振りロツク部分をロツク状態で示す拡大断面図、
第10図は首振りロツク部分をロツク解除状態で
示す拡大断面図、第11図は第9図におけるA−
A線断面図、第12図は第9図におけるB−B線
断面図、第13図は第3図におけるC−C線拡大
断面図、第14図はスイツチノブおよびモータの
斜視図、第15図は刈り高さ調整アタツチメント
を装着した状態で示す頭部ケースの側面図、第1
6図は刈り高さ調整アタツチメントを装着した状
態で示す頭部ケースの内部平面図、第17図は刈
り高さ調整アタツチメントを取り外す過程を示す
平面図、第18図はすき刈り櫛の出退操作機構を
示す本体ケースの内部側面図、第19図は刃ユニ
ツトの平面図である。 1……本体ケース、1a……握り部ケース、1
b……頭部ケース、3……支軸、33……刃ユニ
ツト、63……固定刃、64……可動刃、68…
…スライド突条、69……ガイド溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 本体ケース1が握り部ケース1aと、該握り
    部ケース1aに対して支軸3まわりに上下方向に
    首振り回動自在に枢支連結された頭部ケース1b
    とからなり、固定刃63およびこれに摺接する可
    動刃64を有する刃ユニツト33が支軸3より前
    方の頭部ケース1bに対し該頭部ケース1bの首
    振り方向と直交する前後方向に、頭部ケース1b
    および刃ユニツト33に設けたスライド突条68
    とこれが嵌合摺動するガイド溝69とによる係合
    スライド手段を介して、スライド自在で着脱操作
    可能に装着され、前記係合スライド手段が前記支
    軸3の中心を通る前後方向線と略同一線上に位置
    設定されていることを特徴とする電気バリカン。
JP5294484A 1983-12-15 1984-03-19 電気バリカン Granted JPS60198184A (ja)

Priority Applications (5)

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JP5294484A JPS60198184A (ja) 1984-03-19 1984-03-19 電気バリカン
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DE8484308675T DE3477356D1 (en) 1983-12-15 1984-12-13 Electric hair clipper
EP84308675A EP0147134B1 (en) 1983-12-15 1984-12-13 Electric hair clipper
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JP5294484A JPS60198184A (ja) 1984-03-19 1984-03-19 電気バリカン

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JPS60198184A (ja) 1985-10-07

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