JPH0439175Y2 - - Google Patents

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JPH0439175Y2
JPH0439175Y2 JP4784986U JP4784986U JPH0439175Y2 JP H0439175 Y2 JPH0439175 Y2 JP H0439175Y2 JP 4784986 U JP4784986 U JP 4784986U JP 4784986 U JP4784986 U JP 4784986U JP H0439175 Y2 JPH0439175 Y2 JP H0439175Y2
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wall
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cylindrical
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JP4784986U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器に係り、特にキヤツプの螺着に
よる封緘手段に関する。
〔従来の技術〕
従来、容器の口部にキヤツプを螺着した封緘手
段にあつて、キヤツプによる密封を確実にするに
は、キヤツプを強く締め付けるか、あるいは、シ
ールパツキンを介在させる等の手段によるのが一
般的である。このタイプの容器構造としては実開
昭59−143953号公報(第3図)に記載されたもの
が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このようにキヤツプの締め付けや、シ
ールパツキンのみにより頼るだけでは、容器使用
者が常にきちんとキヤツプを締め付ければ問題な
いが、きちんと締め付けることをしなかつた場合
は問題である。
とりわけ、化粧用クリーム等外気に触れると変
質しやすい内容物を収容する容器である場合は、
このような締め付け忘れのないことが望まれる。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、キヤツプを容器口部に螺着するタイプの容器
構造において、たとえキヤツプの締め付け忘れを
しても、常にキヤツプによる密封を良好に保てる
ようにすることを技術的課題とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、次
のような技術的手段をとつた。
すなわち、底板2に円筒状の内壁3を立設する
とともに、この内壁3との間に空所5を形成する
よう筒状の外壁4で内壁3を取り囲んで容器本体
1を形成する。その際、前記内壁3の高さより外
壁4の高さを低く形成する。
そして、前記空所5内に内壁3の外径より径大
で外壁4の内径より径小の筒状体11を回転不
能、かつ、上下摺動自在に挿入する。
この筒状体11の上端外周部に雄螺条12を形
成しておき、また、この筒状体11をばね14で
底板2側へと付勢する。
さらに、天板22の周囲に螺子筒23を垂設し
たキヤツプ21を形成するとともに、このキヤツ
プ21の螺子筒23内面に前記雄螺条12に噛合
する雌螺条24を形成する。
そして、この螺子筒23の下端を前記外壁4の
上端に当接させた状態で筒状体11の雄螺条12
にキヤツプ21の雌螺条24を噛合せしめるよう
に構成して容器とする。
〔作用〕
キヤツプ21を締め付ける場合、キヤツプ21
の螺子筒23に下端を前記外壁4の上端に当接さ
せた状態でキヤツプ21を回し、筒状体11の雄
螺条12にキヤツプ21の雌螺条24を噛合せし
めるが、これにより螺着が進むと、ばね14の付
勢力に抗して筒状体11がキヤツプ21により空
所5内から引き上げられる。
そして、締め付けが完全に終了すると、筒状体
11の上端はキヤツプ21の内面に当接して容器
を密封する。
また、キヤツプ21の締め付けが完全でなく中
途半端の状態であつても、筒状体11はばね14
で常に底板2側へと付勢されているため、筒状体
11の雄螺条12とキヤツプ21の雌螺条24と
がしつかりと噛み合い、キヤツプ21の螺子筒2
3の下端を外壁4の上端にしつかりと密着させて
密封状態を保持する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。
まず、容器本体1の構造について説明すると、
円形をした底板2の周縁部に円筒状の内壁3が立
設されているとともに、この底板2の周縁に筒状
の外壁4が嵌合して接着されており、この外壁4
と前記内壁3との間に円筒状をなす空所5が形成
されている。このように、底板2、内壁3、外壁
4により容器本体1が形成されているが、ここ
で、前記外壁4の高さは内壁3の高さより低く形
成してある。また、内壁3の下部外周には縦方向
に延びる凹凸状3aが形成され、外壁4の上端内
周面には第1環状突部6が突設されているととも
に、この外壁4の上端面上に環状のガイド突起7
が突設されている。
そして、前記空所5内に内壁3の外径より径大
で外壁4の内径より径小の筒状体11が上下摺動
自在に挿入され、そして、この筒状体11の下部
内周に縦方向の凹凸条11aが形成され、この凹
凸条11aと前記内壁3の凹凸条3aとが噛み合
い、筒状体11が空所5内で回動しないようにな
つている。また、この筒状体11の上端外周部に
は雄螺条12が形成されているとともに、筒状体
11の下端外周部には第2環状突部13が突設さ
れている。この第2環状突部13と前記第1環状
突部6との間にコイルばね14が張設され、この
コイルばね14により筒状体11は底板2側へと
付勢されている。
さらに、円形をした天板22の周囲に螺子筒2
3を垂設したキヤツプ21が形成されている。こ
のキヤツプ21の螺子筒23内面には、前記筒状
体11の雄螺条12に噛合する雌螺条24が形成
されているとともに、螺子筒23の下端面には、
前記外壁4の上端面上に突設したガイド突起7を
摺動自在に嵌入せしめる環状のガイド溝25が形
成されている。また、キヤツプ21の天板22内
面に添つて円形のシールパツキン26が張り付け
られている。また、このキヤツプ21を容器本体
1に被冠した時、容器本体1の内壁3の上端が天
板22内面のシールパツキン26に当接するよう
になつている。
そして、キヤツプ21を外している状態の時、
筒状体11の上端は外壁4の上端より上方にやや
突出しており、この状態でこの螺子筒23の下端
面を前記外壁4の上端面に当接させ、ガイド溝2
5内にガイド突起7を嵌入させてキヤツプ21を
回すと、筒状体11の雄螺条12にキヤツプ21
の雌螺条24が螺合し、さらにキヤツプ21を回
すとコイルばね14の付勢力に抗して筒状体11
が上昇してきて、キヤツプ21の締め付けが完了
すると筒状体11の上端はキヤツプ21の天板2
2内面に張り付けられたシールパツキン26に当
接してその間をシールする。
このキヤツプ21の締め付け時には、筒状体1
1がコイルばね14で常に底板2側へと付勢され
ているため、筒状体11の雄螺条12がキヤツプ
21の雌螺条24へと食い込むように作用し、キ
ヤツプ21の締め付けをより確実にするととも
に、両者間を気密に当接せしめ、さらに、螺子筒
23の下端を外壁4の上端に密着せしめてシール
性を高める。
このことは、キヤツプ21を完全に締め付け
ず、筒状体11の上端がキヤツプ21の天板22
内面から離れた状態で締め付けを終わらせた場合
も同様であり、締め付けが中途半端にした場合で
もシール性が保たれる。この場合はとりわけばね
14の付勢力によつて雄螺条12と雌螺条24と
の噛み合いを介して螺子筒23の下端が外壁4の
上端に密着せしめられるので、この部分のシール
性が良くなる。
このように、この実施例の容器によれば、キヤ
ツプ21を完全に締め付けた場合、内壁3の上端
とシールパツキン26との間、筒状体11の上端
とシールパツキン26との間、筒状体11の雄螺
条12とキヤツプ21の雌螺条24との間、外壁
4上端と螺子筒23下端との間においてシールが
なされ、キヤツプ21の締め付けが中途半端に終
わつた場合でも、内壁3の上端とシールパツキン
26との間、筒状体11の雄螺条12とキヤツプ
21の雌螺条24との間、外壁4上端と螺子筒2
3下端との間においてシールがなされるため、シ
ール性が極めて良好である。
なお、前記筒状体11を回動不能に形成するた
めの凹凸条3a,11aは筒状体11の外周と、
外壁4の内周とに形成することもできる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、キヤツプ21の締め付けが完
全でなく中途半端の状態であつても、筒状体11
がばね14で常に底板2側へと付勢され、筒状体
11の雄螺条12とキヤツプ21の雌螺条24と
を密着せしめ、そして、キヤツプ21の螺子筒2
3の下端を外壁4の上端にしつかりと密着させる
ため、キヤツプ21による密封状態が良好に保持
でき、内容物を保護できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すキヤツプ締め
付け前の半断面図、第2図はそのキヤツプ締め付
け後の半断面図、第3図は従来例の断面図であ
る。 1……容器本体、2……底板、3……内壁、4
……外壁、5……空所、11……筒状体、12…
…雄螺条、14……ばね、21……キヤツプ、2
2……天板、23……螺子筒、24……雌螺条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板2に円筒状の内壁3を立設するとともに、
    この内壁3との間に空所5を形成するよう筒状の
    外壁4で内壁3を取り囲んで容器本体1を形成
    し、前記内壁3の高さより外壁4の高さを低く形
    成し、そして、前記空所5内に内壁3の外径より
    径大で外壁4の内径より径小の筒状体11を回転
    不能で、かつ、上下摺動自在に挿入するととも
    に、この筒状体11の上端外周部に雄螺条12を
    形成し、かつ、この筒状体11をばね14で底板
    2側へと付勢し、さらに、天板22の周囲に螺子
    筒23を垂設したキヤツプ21を形成するととも
    に、このキヤツプ21の螺子筒23内面に前記雄
    螺条12に噛合する雌螺条24を形成して、この
    螺子筒23の下端を前記外壁4の上端に当接させ
    た状態で筒状体11の雄螺条12にキヤツプ21
    の雌螺条24を噛合せしめることを特徴とする容
    器。
JP4784986U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0439175Y2 (ja)

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JPS62159459U JPS62159459U (ja) 1987-10-09
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