JPS6224102Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6224102Y2
JPS6224102Y2 JP1982181757U JP18175782U JPS6224102Y2 JP S6224102 Y2 JPS6224102 Y2 JP S6224102Y2 JP 1982181757 U JP1982181757 U JP 1982181757U JP 18175782 U JP18175782 U JP 18175782U JP S6224102 Y2 JPS6224102 Y2 JP S6224102Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
head
resin member
nut
cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982181757U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5985410U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18175782U priority Critical patent/JPS5985410U/ja
Publication of JPS5985410U publication Critical patent/JPS5985410U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6224102Y2 publication Critical patent/JPS6224102Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はねじ本体頭部あるいはナツト等に樹脂
部材を係着しておき締着時、ねじ締着具自体をシ
ールパツキンしてしまうねじ締着具に関する。
今、一般に提供されている第1図に示すような
形状の樹脂頭ねじは、このねじを被締結物にねじ
込んだとき、樹脂頭2が外気或いは外液からねじ
本体1を遮断するのでシール効果が生じ、湿気及
び腐食性気体或いは液体に頭部3が接触する場
合、ねじの寿命を著しく長くすることができ、ま
た絶縁効果も極めて大であり、しかも樹脂頭2に
任意の色彩を与え得るので装飾効果もあるなど多
くの利点を有している。しかしながら、この種の
ねじにおいてはこの樹脂頭2がねじ締結時或いは
使用時に頭部3から抜け落ちはしないか、また樹
脂頭2がねじ本体1に対し空転しはしないか、更
には樹脂頭2が無理な締付けや衝激的な締付けに
より破損したり変形したりしないかといつた懸念
については特に解消策は採られていなかつた。そ
こで、実公昭52−18375号公報で上記懸念を解消
するものとして、抜け止め回り止めをねじ頭の加
工及び工夫で行うという構成を採つた樹脂頭ねじ
が開示され、ある程度の効果を上げていることは
認められているところである。しかし、これでは
ねじ頭に樹脂頭が一体的に包囲されているという
構成を有することにより、逆に締結時或いは使用
時に該樹脂頭が締付工具(レンチやスパナ)によ
つて破損或いは変形するという欠点を有し、加え
てこのような不都合が締結中に発生でもすれば、
ねじの取替えに非常に困難となり手間をかけなけ
ればならず、代替性がなくねじ頭に対する樹脂頭
の抜け止め回り止めは防止できても、樹脂頭に対
する締付工具の抜け外れや空転が生じてしまうと
いう全く意味のない事態を起しているという事実
もあつた。
そのため、例えば特開昭52−109069号のよう
に、ねじの頭部に取り付けられる樹脂部材をシー
ルパツキン部とキヤツプ部とを着脱自在に分離形
成し、両者を連結したねじも提供されている。と
ころが、シールパツキン部とキヤツプ部とを分離
形成した場合、シールパツキン部とねじ頭部との
密着を完全になさなければ完全なシール効果を挙
げられないという問題がある。
そこで、本考案は、ねじ本体の頭部又はナツト
の下部に環状突起5,5′を形成し、シールパツ
キン部の上端を環状突起5,5′の周面まで延設
し、当該延設部分にキヤツプ部に対する係止部1
0を形成すると共に、当該係止部10より外方斜
め下に延びるつば部15,15′を形成すること
により、ねじ締着時につば部15,15が被締着
面Aに押圧密着して外方向Dに広がりパツキン部
分となると同時に、同方向Dの力により係止部1
0が内方向Gに押され環状突起5,5′に密着す
るよう構成したことを特徴とする樹脂部材を係着
したねじ締着具を提供することにより上記の問題
点を解決する。
以下、本考案に係る一実施例を図面に基づき説
明する。先ず、第2図に示す如く、本考案に係る
ねじ締着具は脚部4にねじ山を有するねじ本体1
と、該ねじ本体1のねじ頭部3にこれを包囲すべ
く係着する樹脂部材2′とからなつており、該ね
じ頭部3は脚部4より若干大径に形設されてい
る。ここで、ねじ頭部3は脚部4の上端に設けら
れた環状突起5及びこの環状突起5の上面5bに
設けられた上方突起6からなり、この頭部3には
実質的に該頭部3の座面5aとなる環状突起5の
裏面からねじ頭部3を包囲する樹脂部材2′が設
けられている。尚上記上方突起6は本考案におい
ては従来公知の六角柱状に鍛造されたものが設け
られているが、特にこの形状に限られるものでは
ない。そして、このねじ頭部3を包囲する樹脂部
材2′は主に上方突起6までを上位から包囲する
キヤツプ部7と、下位から該キヤツプ部7と着脱
自在に弾発嵌合する様形成され且つ脚部4を内設
の縮部13を介して緊縮しながら挿通させる透孔
12を穿設したシールパツキン部8とに分離形成
されており、この弾発嵌合は、キヤツプ部7にお
いてはその周縁全周に断面内巻き状の鉤で形成さ
れる係止部9と、シールパツキン部8においては
同じくその周縁全周に断面外巻き状の鉤で形成さ
れる係止部10の互いの係合にて構成されてい
る。11は上記キヤツプ部7とシールパツキン部
8を相互に連結する屈曲自在の帯片である。ここ
で、上記シールパツキン部8は上面にて、前記キ
ヤツプ部7が包囲する上方突起6を除くねじ頭部
3(即ち、環状突起5)をその座面5aから適宜
嵌合させており、しかも、シールパツキン部8の
係止部10が形成された周側面14から下方斜め
下にはつば部15が延設されている。加えて、シ
ールパツキン部8の裏面にある該つば部15と前
記透孔12間には、該つば部15より若干短寸の
環状隆起部16及び17が該透孔12と同心円状
に形設されている。
而してなる本考案の樹脂部材を係着したねじの
使用方法及び作用・効果を説明すると、先ず第2
図に示される如く、ねじ頭3を包囲している樹脂
部材2′のキヤツプ部7を第3図の如く矢印Bに
開離させ、露出された上方突起6に締付工具(図
示略)を直接当て、順次被締着面Aにシールパツ
キン部8のつば部15が当接する位置までねじ込
んでゆく。そして更に、第4図々示の矢印Cのよ
うに締付工具での締付けが行われると、シールパ
ツキン部8のつば部15は被締着面Aに押圧密着
して広がりパツキン部分となる。次に、環状隆起
部16及び17が被締着面Aに押圧密着して矢印
E及びFの方向に広がりシール部分となる。この
時、特に環状隆起部17は矢印Fの作用により近
傍の透孔12内の縮部13をして脚部4を緊縮さ
せ、脚部4による穿設孔をシールせしめ、また矢
印D及びEで示される力は同時に係止部10を矢
印Gの方向に押し、既にシールパツキン部8上面
に嵌合している環状突起5の座面5aを密着せし
める。この様にして、所定の締着が終了すれば締
付工具は露出しているねじ頭上方突起6から外さ
れ、キヤツプ部7がシールパツキン部8に互いの
係止部9及び10を介して弾発嵌合される。尚、
本考案でいうねじは木ねじ、ボルトセルフドリリ
ングスクリユー等区別されることはなく脚部にい
わゆるねじ山を有する緊締具であればよいことは
当然である。
ところで、上述の実施例ではねじ本体1の頭部
3に係着される樹脂部材2′について述べてきた
が、次に、第5図に示される如く、本考案に係る
樹脂部材2″は、ねじ本体の脚部4に螺嵌するい
わゆるナツト18側にも係着し、これを包囲する
ことができるということについて説明する。即
ち、このナツト18を前実施例でのねじ頭3とほ
ぼ同形に形成するとして、締付工具が係合される
部分を六角柱にし、その下部に環状突起5′を設
ければ、ナツト締付けに際してはその裏面が実質
的にナツト18の座面5a′と設定することができ
るということに着目し、この座面5a′に前実施例
と同様の樹脂部材2″のシールパツキン部8′を下
位から該座面5a′に嵌合せしめれば容易に実施で
きるということになる。よつて、この場合も前実
施例と同様の作用・効果を生ぜしめることは言を
またない。尚、第5図においてはナツト18の環
状突起5′は、その座面5a′中央部に設けられる
シールパツキン部8′の透孔12′に更に嵌合密着
すべく縮径段部19を形設しており、従つて上記
透孔12′には前実施例で見られる様な脚部4を
緊縮する為の縮部は不用としている。また、環状
隆起部16′,17′はつば部15′と面一に形成
されているがこれらは単に設計変更上のことであ
る。また、本樹脂部材2″がねじ頭3に、逆に前
述の樹脂部材2′がナツト18に夫々係着される
ことは当然可能である。
以上、本考案にかかる樹脂部材を係着したねじ
締着具は、ねじ締結の際、締付工具が確実にかか
る部分(即ち、ねじ頭部:本考案では上方突起、
あるいはナツト等)がキヤツプ部の開離で露出し
ていることにより、樹脂部材の破損・変形につい
て考慮する必要なく直接ねじ本体を緊締すること
ができ、締結終了時には最も錆、腐食が発生する
とされる穿設孔が既にシールパツキンされてお
り、しかもそれが幾重にも施されるという形に完
全であり、連結されているキヤツプ部分の簡便な
弾発嵌合でもつてねじ頭あるいはナツトの密閉包
囲をも完了することができるというものである。
従つて本考案での樹脂部材を係着したねじには、
ねじ頭部あるいはナツト等に対する樹脂部材への
回り止め抜け止めの配慮は不要となり、ねじ頭の
上方突起あるいはナツト等に別段特殊な加工を必
要としない。この事は使用されるねじ本体または
ナツトの代替可能を意味するものである。しか
も、本考案は、シールパツキン部とねじ頭部又は
ナツトとが上記の独特な構成により係着されてお
り、ねじ締着時に完全なシール効果を奏するもの
である。即ち、係止部10の外方斜め下に延びる
環状のつば部15が被締着面に押圧され外方向D
に広がることにより、被締着面との間にパツキン
作用を奏することはもちろん、これと同時に、外
方向Dに広がる力の反作用として、内方斜め上に
設けられた係止部10が内方向Gに押され、これ
により、ねじ頭部或はナツトの下部に設けられた
環状突起5に対して係止部10が密着し、ねじ頭
部又はナツトに対しても完全なシール効果を奏す
るものである。而して本考案の実際の使用におけ
る効果は画期的なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の樹脂頭ねじの斜視図、第2図乃
至第4図は本考案に係る樹脂部材を係着したねじ
の一実施例を示すものであつて、第2図はねじ本
体1上部分における一部切欠正面図、第3図はね
じ本体1上部分を包囲した樹脂部材2′の開離状
態での断面図、第4図は第3図における樹脂部材
2′のシールパツキン作用を示す説明断面図、第
5図はナツトに嵌着された樹脂部材2″の説明断
面図である。 図面の符号:1……ねじ本体、2……樹脂頭、
2′,2″……樹脂部材、3……ねじ頭、4……脚
部、5,5′……環状突起、6……上方突起、7
……キヤツプ、8,8′……シールパツキン部、
9,10……係止部、11……帯片、12,1
2′……透孔、13……縮部、14……周側面、
15,15′……つば部、16,17,16′,1
7′……環状隆起部、18……ナツト、19……
縮径段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脚部にねじ山を有するねじ本体の頭部、あるい
    はねじ本体脚部に螺嵌されるナツトなどにその座
    面から一体的に包囲する樹脂部材を設け、該樹脂
    部材を上記座面側に設けられるシールパツキン部
    と、該シールパツキン部に着脱自在に係合するキ
    ヤツプ部とに分離形成し、該キヤツプ部とシール
    パツキン部を連結してなるねじ締着具において、
    ねじ本体の頭部又はナツトの下部に環状突起5,
    5′を形成し、シールパツキン部の上端を環状突
    起5,5′の周面まで延設し、当該延設部分にキ
    ヤツプ部に対する係止部10を形成すると共に、
    当該係止部10より外方斜め下に延びるつば部1
    5,15′を形成することにより、ねじ締着時に
    つば部15,15′が被締着面Aに押圧密着して
    外方向Dに広がりパツキン部分となると同時に、
    同方向Dの力により係止部10が内方向Gに押さ
    れ環状突起5,5′に密着するよう構成したこと
    を特徴とする樹脂部材を係着したねじ締着具。
JP18175782U 1982-11-29 1982-11-29 樹脂部材を係着したねじ締着具 Granted JPS5985410U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18175782U JPS5985410U (ja) 1982-11-29 1982-11-29 樹脂部材を係着したねじ締着具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18175782U JPS5985410U (ja) 1982-11-29 1982-11-29 樹脂部材を係着したねじ締着具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5985410U JPS5985410U (ja) 1984-06-09
JPS6224102Y2 true JPS6224102Y2 (ja) 1987-06-19

Family

ID=30393789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18175782U Granted JPS5985410U (ja) 1982-11-29 1982-11-29 樹脂部材を係着したねじ締着具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5985410U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007032680A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 First:Kk 掲示部材取付具
JP4725852B2 (ja) * 2006-06-08 2011-07-13 イイファス株式会社 取り外し防止具
JP5830289B2 (ja) * 2011-07-20 2015-12-09 株式会社カネカ 固定具、太陽電池モジュールの取付け具の取付け方法及び屋根構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147973U (ja) * 1974-10-08 1976-04-09
JPS52109069A (en) * 1976-03-08 1977-09-12 Matsushita Electric Works Ltd Dress-cover-loaded screw

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147973U (ja) * 1974-10-08 1976-04-09
JPS52109069A (en) * 1976-03-08 1977-09-12 Matsushita Electric Works Ltd Dress-cover-loaded screw

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5985410U (ja) 1984-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0372497B1 (en) Plastic encapsulated nut and washer assembly
US3016941A (en) Fastening devices
US1923647A (en) Lock bolt, nut, or screw
JPS6224102Y2 (ja)
JP2554969Y2 (ja) カム座金
JPH06201081A (ja) 管継手
JPH083701Y2 (ja) ボルト・ナット用キャップ
JP3019615U (ja) ねじ部材
US3137197A (en) Sheet metal nut with sealer escapement ports
TWM507986U (zh) 螺帽結構
JPH0539211Y2 (ja)
JPH02138512A (ja) ねじ付ファスナの緩み止め装置
JP2002081430A (ja) 押し込み式プラスチックナット
JPH0738738U (ja) ボルトのシール装置
JPS5854726Y2 (ja) シ−ル装置
JPH0135998Y2 (ja)
JPS6336168Y2 (ja)
JPS6222234Y2 (ja)
JPS627405B2 (ja)
JPS6234027Y2 (ja)
JPH026812U (ja)
JPS6123933Y2 (ja)
JPS6034810Y2 (ja) 弛止めナツト
JPH0763211A (ja) 緩み止めシールナット
JP3100027U (ja) 多重緩み防止ナット装置