JPH043867Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH043867Y2
JPH043867Y2 JP1987003821U JP382187U JPH043867Y2 JP H043867 Y2 JPH043867 Y2 JP H043867Y2 JP 1987003821 U JP1987003821 U JP 1987003821U JP 382187 U JP382187 U JP 382187U JP H043867 Y2 JPH043867 Y2 JP H043867Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
cylindrical body
outer cylindrical
inner cylindrical
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987003821U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63112142U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987003821U priority Critical patent/JPH043867Y2/ja
Publication of JPS63112142U publication Critical patent/JPS63112142U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH043867Y2 publication Critical patent/JPH043867Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の回転シートに関し、主にワン
ボツクスカーの中央シートに利用されるものであ
る。
(従来の技術) 自動車の回転シートとしては、第3図に示すよ
うに、シートクツシヨンaを支持する上部パネル
b、車体床面に固定される下部パネルc、及び下
部パネルcの中央部材に配されるリング部dから
主構成されるものがある(実開昭59−70833号公
報参照)。
この回転シートは、リング部材dと下部パネル
c間に摺動溝部eが設けられ、この摺動溝部eに
前記上部パネルbの先端部が緩く嵌合されること
によりシートクツシヨンaが回転可能に構成さ
れ、前記リング部材dの外向きフランジ部d1と上
部パネルcの内向きフランジ部c1の組合せにより
シートクツシヨンの上方への抜け止め作用がなさ
れている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし上記従来例によると、上部パネルbと下
部パネルcとの接触面が狭小であるので、自動車
走行中の振動などに対して不安定であり、回転支
持部の強度、剛性が不十分であるという問題点を
有する。
又各構成部材の組付作業に手間がかかり、組付
け後はシート本体の取外しが容易にできず、修理
面で不利になるという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、シートク
ツシヨンの底面略中央に、下方に突出する内円筒
体を設ける一方、この内円筒体に套嵌する外円筒
体をシート支持体に立設し、この外円筒体の前部
及び後部の夫々に抜け止め用ストツパー部材を設
けると共に、前記シートクツシヨンにこれが前後
方向に位置したとき前記抜け止め用ストツパー部
材に係合してシート本体が上方へ抜け出ることを
防ぐ係止部材を設け、且つこの係止部材は前記シ
ート本体が左右方向に位置したとき前記抜け止め
用ストツパー部材に係合しないように形成されて
いることを特徴とする。
(作用) 本考案によれば、シート本体の回転支持部は外
円筒体と内円筒体とで主構成され、外円筒体の前
部及び後部の夫々に抜け止め用ストツパー部材を
設け、シートクツシヨンに、これが前後方向に位
置したときこの抜け止め用ストツパー部材に係合
してシート本体が上方へ抜け出ることを防ぐ係止
部材を設けているので、通常の固定位置であるシ
ート前後方向において、シート本体の上方への抜
け止めを確実に行うことができ、安全性において
有利である。しかもシート本体は外円筒体と内円
筒体との嵌合による回転支持部によつて回転可能
に支持されるので、十分な回転支承面積を得るこ
とができ、シート本体を安定して支持できると共
に回転支持部の強度、剛性が確保される。
又係止部材はシート本体が左右方向に位置した
ときはストツパー部材に係合しないように形成さ
れているので、シート本体、内円筒体及び係止部
材からなる回転シートの上部分と、シート支持
体、外円筒体及び抜け止め用ストツパー部材から
なる回転シートの下部分を夫々別に組付けてか
ら、回転シートの上部分を左右方向に組付けた
後、左右方向から前後方向に回転させることによ
り下部分に取付けることができる。この結果、組
付作業を容易にすることができる。又組付後にも
上記のようにシートクツシヨンを左右方向に回転
させて、抜け止め用ストツパーと係止部材との係
合を解除できるので、シート本体の取付け、取外
しを簡単に行うことができ、構成部材の修理等を
するときにも便利である。
(実施例) 第1図及び第2図は、本考案の自動車用回転シ
ートを、ワンボツクスカーの中央シートに適用し
た場合の実施例を示している。
シートクツシヨン1及びシートバツク12から
なるシート本体13は、その回転位置を自由に設
定し、その位置で固定できるように支持されてい
る。前記シートクツシヨン1はその底面1aに取
付けられる支持パネル2によつて支持されてお
り、この支持パネル2の後部左右2箇所には、シ
ートベルト(図示せず)の一端を支持するシート
ベルトアンカ3が夫々取付けられている。
前記支持パネル2は逆台形状に形成され、その
底面2aの中央は円形に凹設され、この凹部2b
に、内円筒体4の上端が溶接されている。
車体床面上には、固定レール6aと可動レール
6bとからなるシートトラツク6が配設され、前
記可動レール6b上にシート支持体5がボルト7
により取付けられている。
前記シート支持体5はその周辺部を残して円錐
台状に隆起するように形成され、その頂面に円環
状の凹陥部5aが形成されている。この凹陥部5
a上に立設される外円筒体8はその下端において
シート支持体5に溶接されている。この外円筒体
8には前記内円筒体4が嵌合状態に組付けられて
いる。そして内円筒体4はその下端が前記凹陥部
5aに当接してシート支持体5上に支承されてい
る。又内円筒体4の外径は前記外円筒体8の内径
と略等しくなるように設定され、内円筒体4の外
周が外円筒体8の内周に滑動状態に接触するよう
にされている。なお、外円筒体8の内周には複数
のグリース溝9が周設され、潤滑用グリースが封
入されている。
前記外円筒体8の外周前部と後部には夫々抜け
止め用ストツパー部材10f,10rが溶接され
ており、前記支持パネル2の底面2aの前部と後
部には係止部材11f,11rが溶接されてい
る。前記抜け止め用ストツパー部材10f,10
rは、上半部10bが外円筒体8の外周に溶接さ
れる一方、下半部10aが外方に膨出するように
形成されており、この下半部10aと外円筒体8
の外周との間には隙間12が形成されている。一
方係止部11f,11rは、その上端水平部11
aが支持パネル2の底面2aに溶接される一方、
その下端部11bがフツク状に形成され、上方に
起立するフツク先端部11cが、前記隙間12に
嵌合状態に係合される。
前記抜け止め用ストツパー部材10f,10r
と前記係止部材11f,11rは共に、第2図に
示すように円弧状に形成されており、これらの円
弧中心は内円筒体4及び外円筒体8の中心と一致
している。又抜け止め用ストツパー部材10f,
10rと係止部材11f,11rは共にその円弧
角θが90°以下(例えば60°)になるように定めら
れていると共に、前後方向の中心線Lに対し対称
形状に形成されている。
かくしてシート本体13が前記前後方向の中心
線Lに一致する方向に設定されたときには前記係
止部材11f,11rと前記抜け止め用ストツパ
ー部材10f,10rとが互いに係合し、シート
本体13が前後方向の中心線Lよりθ以上左右方
向に回転したときには係止部材11f,11rと
抜け止め用ストツパー部材10f,10rとの係
合は外れ、シート本体13を上方に取外すことが
できる。他方、シート本体13の組付け時には、
シート本体13を前記中心線Lよりθ以上回転さ
せた状態で、内円筒体4を外円筒体8に嵌合させ
ればよい。
前記内円筒体4と外円筒体8は上記のように構
成され、回転支持部の強度、剛性を確保できるこ
とは(作用)の項で述べたが、その外、シートベ
ルト着用時の前記シートベルトアンカ3の強度、
剛性を確保し、シートベルトの引つ張りに十分耐
えることができる。
本考案は上記実施例に示す外、種々の態様に構
成することができる。例えば、上記実施例では内
円筒体4の下端が直接シート支持体5の凹陥部5
aに当接してシート本体13の荷重を支承してい
るが、両者の間にスラストベアリングを介在させ
ると好適である。又支持パネル2の底面2aと外
円筒体8の上端とを当接させて、荷重を支承する
ように構成することも可能である。
(考案の効果) 本考案は上記構成、作用を有するので、シート
本体の支持強度及び回転支持部の強度、剛性を確
保できると共に、組付作業が容易で、組付け後も
シート本体の取付け、取外しが容易にできる自動
車用回転シートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部を断面した
縦断側面図、第2図は要部を断面した平面図、第
3図は従来例を示す縦断側面図である。 1……シートクツシヨン、4……内円筒体、5
……シート支持体、8……外円筒体、10f,1
0r……抜け止め用ストツパー部材、11f,1
0r……係止部材、13……シート本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートクツシヨンの底面略中央に、下方に突出
    する内円筒体を設ける一方、この内円筒体に套嵌
    する外円筒体をシート支持体に立設し、この外円
    筒体の前部及び後部の夫々に抜け止め用ストツパ
    ー部材を設けると共に、前記シートクツシヨンに
    これが前後方向に位置したとき前記抜け止め用ス
    トツパー部材に係合してシート本体が上方へ抜け
    出ることを防ぐ係止部材を設け、且つこの係止部
    材は前記シート本体が左右方向に位置したとき前
    記抜け止め用ストツパー部材に係合しないように
    形成されている自動車用回転シート。
JP1987003821U 1987-01-14 1987-01-14 Expired JPH043867Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987003821U JPH043867Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987003821U JPH043867Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63112142U JPS63112142U (ja) 1988-07-19
JPH043867Y2 true JPH043867Y2 (ja) 1992-02-05

Family

ID=30783936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987003821U Expired JPH043867Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH043867Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63112142U (ja) 1988-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100442302B1 (ko) 차량용 시이트의 회전 및 조정 기구
CN104114408A (zh) 用于车辆座椅的配件和车辆座椅
JPH043867Y2 (ja)
CN214641406U (zh) 底架焊接工装
GB2287923A (en) Steering lock apparatus
JP5434101B2 (ja) 車両用回転シート装置
JPH0511795Y2 (ja)
JPH059944Y2 (ja)
JPH0511070Y2 (ja)
JPH0811600A (ja) シート回転装置
JPH0430920Y2 (ja)
JPH0430921Y2 (ja)
JP3503811B2 (ja) 車両連節部内装構造
JPS633315Y2 (ja)
JP3670813B2 (ja) ステアリング装置
KR890002316B1 (ko) 자동차형 휠 디스크의 결합 록킹장치
JPS6337330Y2 (ja)
JPS6419572U (ja)
JP3497635B2 (ja) 旋回体取付装置
JPH0625173Y2 (ja) 自動車用シートのアームレスト
JPH0745406Y2 (ja) 車体構造
JPH0143958Y2 (ja)
JPH0736033Y2 (ja) ステアリングロック装置
US1189446A (en) Demountable rim.
JPH0541946Y2 (ja)