JPH0438428Y2 - - Google Patents

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JPH0438428Y2
JPH0438428Y2 JP1986166776U JP16677686U JPH0438428Y2 JP H0438428 Y2 JPH0438428 Y2 JP H0438428Y2 JP 1986166776 U JP1986166776 U JP 1986166776U JP 16677686 U JP16677686 U JP 16677686U JP H0438428 Y2 JPH0438428 Y2 JP H0438428Y2
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JP
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wire bundle
grommet
wire
holding
sealing material
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JP1986166776U
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JPS6372815U (ja
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【考案の詳細な説明】 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえば車両の電気配線において、
経路の異なる複数の電線束(ワイヤハーネス)を
一つのパネル穴に貫通し、合わせて電線束の保護
および方向規制ができるようにした合体式グロメ
ツトに関する。
(従来の技術) たとえば実公昭57−22653号公報には、電線束
などの第一の被保持部材を押込み保持できる保持
部と、第二の被保持部材を保持するグロメツトを
嵌着できる嵌込孔とを具える親グロメツトおよび
子グロメツトを組合わせて使用することにより、
電線束やスピードメータケーブルを別々の保持部
で保護し、これらを一つのパネル穴に貫通して配
設できるようにしたものが開示されている。
ところが、親、子のグロメツトはいずれもゴム
製品であるために、保持力が弱く子グロメツトが
外れるおそれがあり、また、親グロメツトの嵌込
孔に子グロメツトの端末部品を通す作業があるた
めに、端末部品が多い場合には作業が困難とな
り、さらに子グロメツトを保持するために親グロ
メツトが大型化し、パネル穴を大きくしなければ
ならないという問題があつた。
また、グロメツトを介してパネル穴の一方から
他方に貫通させた複数の電線束は、それぞれの配
設経路に対応して所定の方向に引き回されるが、
上記のようなゴム製の親、子グロメツトでは、そ
の可撓弾性のために引出し方向に規制することが
できず、各電線束を所定方向に曲げたり、あるい
は一方の電線束を引つ張ると他方の電線束が変位
するなど、配設、固定に時間がかかり、作業性が
悪かつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案の目的は、上記の問題点を解決し、電線
束などに対する保持力が強くて、その方向も規制
することができ、しかも端末部品も含めた電線束
のパネル穴貫通作業およびグロメツト取付作業が
容易な合体式グロメツトを提供するにある。
考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 図面を参照して説明すると、本考案の合体式グ
ロメツトは、第1図乃至第4図に示すように、二
つに分割された硬質合成樹脂製のグロメツト本体
1,1′の上端開口部にパネル穴などに取付ける
ためのシール用フランジ2,2′を設けると共に、
グロメツト本体1,1′の底壁または側壁の突合
わせ面3,3′に二つに分割された複数の電線束
保持筒4A,4B…および4A′,4B′…を相対
向して設け、前記突合わせ面3,3′をシール材
5を挟んで固定し、前記複数の相対向する電線束
保持筒4A,4A′,4B,4B′…は電線束の引
出し方向に向けて形成すると共に、各電線束保持
筒内には電線束に対するシール材6を固着したこ
とを特徴とする。
〔作用〕
上記構成において、複数の電線束(図示せず)
をグロメツト本体1,1′および各電線束保持筒
4A,4B…と4A′,4B′…で挟み、シール材
5を介してビス−ナツト7で締付け、固定する。
一つに合体されたグロメツトは、シール用フラ
ンジ2,2′に前記シール材5を添えてパネル穴
(図示せず)に該フランジ2,2′に設けられる取
付穴8を利用してボルトなどで固定すればよい。
電線束のグロメツトによる保持は、電線束をパ
ネル穴に貫通した後または前のいずれでも行なう
ことができるから、とくに端末部品数が多いとき
には、これらの貫通作業が容易である。
また、グロメツト本体1,1′などは硬質の合
成樹脂で成型してあるから、電線束保持筒4A,
4B…などを予め所定の方向に曲げておくことに
より、各電線束はその引出し方向が規制されるか
ら、一方の電線束の引回しによつて他方の電線束
が影響を受けたり、互いに絡みあつたりすること
がなくて、配設が楽になり、電線束に対する保護
が十分に行われることになる。
〔実施例〕
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、
グロメツト本体1,1′および電線束保持筒4A,
4A′…などは、硬質の合成樹脂(たとえばポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル)で一体成型する。
硬質の合成樹脂で成型することにより、前記電線
束保持筒4A,4A′などの方向を規制すること
ができる。
電線束保持筒4A,4B…および4A′,4
B′…は、図示の例ではそれぞれグロメツト本体
1,1′の底壁1a,1a′に設けてあるが、側壁
1b,1b′の突合わせ面に設けることができるの
はもちろんである。
各電線束保持筒間での防水シールを行うため、
分割された保持筒の内面および隣接する保持筒間
には、たとえば発砲樹脂などよりなるシール材6
を接着剤などで固着しておくのが好ましい。
分割されたグロメツト本体1,1′は、その突
合わせ3,3′がフランジとして形成されており、
ビス−ナツト7で固定してあるが、これに代えロ
ツク爪とその嵌合孔のような即知のロツク手段で
固定するようにしてもよい。なお、シール用フラ
ンジ2,2′には、前述のようにパネル穴などに
対する取付穴8が設けられている。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、複数の
電線束を一つのパネル穴に貫通し、一つのグロメ
ツトに設けた複数の電線束保持筒により引出し方
向に合わせてそれぞれ別個に保護、固定すること
ができ、これにより電線束の貫通およびグロメツ
トの取付作業も楽になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す合体式グロメ
ツトの斜視図、第2図は同上の正面図、第3図は
側面図、第4図は平面図である。 1,1′……グロメツト本体、2,2′……シー
ル用フランジ、3,3′……突合わせ面、4A,
4B……4A′,4B′……電線束保持筒、5,6
……シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 二つに分割された硬質合成樹脂製のグロメツト
    本体1,1′の上端開口部にパネル穴などに取付
    けるためのシール用フランジ2,2′を設けると
    共に、グロメツト本体1,1′の底壁または側壁
    の突合わせ面3,3′に二つに分割された複数の
    電線束保持筒4A,4B…および4A′,4B′…
    を相対向して設け、前記突合せ面3,3′をシー
    ル材5を挟んで固定して成り、前記複数の相対向
    する電線束保持筒4A,4A′,4B,4B′…は
    電線束の引出し方向に向けて形成すると共に、各
    電線束保持筒内には電線束に対するシール材6を
    固着したことを特徴とする合体式グロメツト。
JP1986166776U 1986-10-31 1986-10-31 Expired JPH0438428Y2 (ja)

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JP1986166776U JPH0438428Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JP1986166776U JPH0438428Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JPS6372815U JPS6372815U (ja) 1988-05-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS558011B2 (ja) * 1975-05-15 1980-03-01

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JPS6372815U (ja) 1988-05-16

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