JPH0419942Y2 - - Google Patents

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JPH0419942Y2
JPH0419942Y2 JP1987045706U JP4570687U JPH0419942Y2 JP H0419942 Y2 JPH0419942 Y2 JP H0419942Y2 JP 1987045706 U JP1987045706 U JP 1987045706U JP 4570687 U JP4570687 U JP 4570687U JP H0419942 Y2 JPH0419942 Y2 JP H0419942Y2
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JP
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clamp
adhesive
hole
fixed
present
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JP1987045706U
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JPS63153721U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、偏平状に集束した線状体を、パネル
等の所定位置に固定するためのクランプに関する
もので、より具体的には偏平集束物に接着された
クランプが剥れることを防止する技術に関するも
のである。
〔従来の技術〕
自動車には種々の電装品が装備されており、こ
れら多くの電装品を能率よく配線するために、通
常ワイヤーハーネスが使用されている。そして配
線後のワイヤーハーネスを車体に固定して、自動
車が走行中に受ける振動等により線が外れて配線
上のトラブルが生じることを防止している。
これら多くのワイヤーハーネスを車体に固定す
るものとしてクランプが用いられている。このク
ランプの従来知られているものについて第5図、
第6図により説明する。
第5図において、ワイヤーハーネス1をフラツ
ト状に並べ、クランプ2をゲルタイプの接着剤3
でワイヤーハーネス1に接着固定する。クランプ
2には車体に設けられた取付孔(不図示)に固定
される為の嵌着部2bがあり、この嵌着部2bに
は、傾斜した可撓係止片2cが両側にあり、取付
孔に嵌着後に容易に外れないような構成となつて
いる。
第6図はクランプ2が接着剤3によつてフラツ
ト状ワイヤーハーネス1に接着されている様子を
示している。そしてワイヤーハーネス1の絶縁部
1aとクランプの基部2a及び接着剤3は、同一
の材質のもの(例えば塩化ビニール)が使用さ
れ、接着による固定力が強固になるように配慮さ
れている。
しかしながら、このような従来技術にあつて
は、第5図に示すクランプ基部2aの接着面積だ
けでは矢符Dの示す方向の引張力に対して充分な
接着強度が得られず、配線後に剥れるおそれがあ
るという欠点があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来技術の欠点を克服するために、本考案
は、フラツト状の集束物に接着固定されるクラン
プに、充分な接着強度を与え、剥れるおそれのな
いものとすることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の目的を達成するために、所定
位置に嵌合固定される嵌着部と、その嵌着部を設
けたクランプ基部とからなり、該クランプ基部の
一端面に接着面を有し、接着剤を介して固定物に
固定されるクランプにおいて、 クランプ基部は、前記接着面から反対側に向け
て穿けられた接着剤が侵入固化する空所を有し、
該空所は接着面から離れた位置に拡大部を有して
いる構成を特徴としている。
なお上記の空所には、貫通しているものと、貫
通していないものの双方が含まれる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。ただしこの実施例に記載されている構成部品
の形状、材質、その相対配置などは、特に特定的
な記載がないかぎりは、この考案の範囲をそれら
のみに限定する趣旨ものではなく、単なる説明例
にすぎない。
第1図aからcにおいて、クランプ2の基部2
aには接着面2dから反対側面2eに達する貫通
孔4が穿けられており空所が形成されている。こ
の空所である貫通孔4は、接着面2dから離れた
位置であつて、接着面2dと反対側面2eの中間
に拡大部5を有している。
即ち第1図に示される本考案の実施例について
言えば、貫通孔4はその中途から反対側面2eに
向つて漸次拡大している。
固定物としてのフラツト状のワイヤーハーネス
1とクランプ2の接着面2dを接着剤3により接
着する際に、上記の貫通孔4にも接着剤3を侵入
させ固化させると、第1図b,cに示されるよう
に、クランプ2はワイヤーハーネス1に接着され
ると同時に、貫通孔4内で固化した接着剤がビス
やリベツト等で両者を固着したのと同様に作用す
る。したがつて、接着固定後矢符Dの方向の引張
力が加わつても、従来の引張力の程度であれば剥
れるおそれがなくなるように接着強度を増加させ
ることができる。この貫通孔4の数は、第1図に
示された2個に限らず、加えられる引張力や貫通
孔の断面積等々の諸条件によつて選ばれた任意の
数でよい。
第2図及び第3図はそれぞれ本考案の他の実施
例を示している。
第2図は貫通孔4の中間に球形の拡大部5が形
成されたものである。又第3図は貫通孔4が四角
の長孔となつており、中間にステー6が固設され
ている。この場合の拡大部5は、ステー6がない
部分となる。
以上説明した本考案の実施例では、貫通孔4の
みを対象としているが、本考案においては貫通孔
に限らず行き止り状態の穴であつても、中間に拡
大部があれば同様の目的及び効果を達成できる。
第4図は本考案の実施例によるクランプの取付
作業手順を示している。フラツト状に並べたワイ
ヤーハーネス1(a)の上にゲルタイプの接着剤3を
塗布する(b)。その上からクランプ2を押し気味に
取り付ける(c)。クランプの基部2aに穿けられた
貫通孔4内にも接着剤が侵入し固化する(d)。な
お、接着剤3が貫通孔4の上部より露出しない場
合は、上部より補充することによつて、貫通孔4
内の全体に充填し固化させる。又接着剤は面2e
より盛り上がる状態の方が強度も増し望ましいと
いえる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、クランプ
と固定物との固定力が、従来のクランプ基部の接
着力に加えて、空所内で固化した接着剤によつて
も増加されるので大幅に上昇し、クランプがワイ
ヤーハーネス等の固定物に固定された後、剥がれ
るおそれがなくなるという格別の効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例のクランプの図、a
はクランプをワイヤーハーネスに接着した状態を
示す斜視図、bはaのC−C線で切断した断面
図、cはbのB部の拡大図、第2図は本考案の他
の実施例の断面図、第3図は本考案の他の実施例
を示す図、aは斜視図、bはaのA−A線で切断
した断面図、第4図aからdはワイヤーハーネス
にクランプを接着する各工程を示す図、第5図は
従来のクランプをワイヤーハーネスに接着した状
態を示す斜視図、第6図は第5図を矢符号A視の
図である。 1……ワイヤーハーネス、2……クランプ、2
a……クランプ基部、2b……嵌着部、2d……
接着面、2e……反対側面、4……貫通孔、5…
…拡大部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所定位置に嵌合固定される嵌着部と、その嵌
    着部を設けたクランプ基部とからなり、該クラ
    ンプ基部の一端面に接着面を有し、接着剤を介
    して固定物に固定されるクランプにおいて、 クランプ基部は、前記接着面から反対側に向
    けて穿けられた接着剤が侵入固化する空所を有
    し、該空所は接着面から離れた位置に拡大部を
    有していることを特徴とするクランプ。 (2) 前記空所が貫通孔であることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のクランプ。
JP1987045706U 1987-03-30 1987-03-30 Expired JPH0419942Y2 (ja)

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JP1987045706U JPH0419942Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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JP1987045706U JPH0419942Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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Publication Number Publication Date
JPS63153721U JPS63153721U (ja) 1988-10-07
JPH0419942Y2 true JPH0419942Y2 (ja) 1992-05-07

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012212400A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Toshiba Corp 紙葉類搬送装置
JP6289523B2 (ja) * 2016-02-26 2018-03-07 大和化成工業株式会社 ワイヤーハーネスの製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5930624B2 (ja) * 1976-02-03 1984-07-27 住友重機械工業株式会社 トラツクロ−ダ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5930624U (ja) * 1982-08-20 1984-02-25 愛知機械工業株式会社 自動車用ハ−ネスプロテクタ

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JPS63153721U (ja) 1988-10-07

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