JPH0438131Y2 - - Google Patents

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JPH0438131Y2
JPH0438131Y2 JP1990112757U JP11275790U JPH0438131Y2 JP H0438131 Y2 JPH0438131 Y2 JP H0438131Y2 JP 1990112757 U JP1990112757 U JP 1990112757U JP 11275790 U JP11275790 U JP 11275790U JP H0438131 Y2 JPH0438131 Y2 JP H0438131Y2
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manifold
solenoid
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、流体圧または真空圧を利用する各種
産業機械に使用されるダブルソレノイドタイプの
電磁弁について、弁本体の電磁操作部と電源接続
端子とを印刷配線板によつて接続する電磁弁の構
造に関するものであり、形状をコンパクトに組立
を正確にして印刷配線板の脱落又は折損を防止す
るとともに、既製の弁本体およびマニホールドを
有効利用することを目的としている。
(従来の技術及びその問題点) 従来のダブルソレノイドタイプの電磁弁では、
弁本体両側のソレノイドに夫々個別に電源回路を
配線接続するか又は、弁本体の内部空間に通した
リード線を利用して両ソレノイドに対する電源接
続部を電磁弁の片側に集合させていた。
上記のように各ソレノイドに個別に配線するタ
イプでは、作業性が悪く誤配線等の問題があり、
片側に電源接続部を集合させるタイプでも、特殊
な弁本体やソレノイドが必要なためにコストアツ
プ等の問題点があつた。
上記のような点を改良するために最近では実開
昭61−97886号公報に記載されているように弁本
体の電磁操作部に接続する受電端子とプラグとを
給電端子を配設した印刷配線板によつて接続する
ことが実施されている。
しかしながらこの電磁弁の構造では受電端子と
して弁本体に設けた突起状端子又は嵌合孔端子
を、給電端子として印刷配設板に配置した嵌合孔
端子又は突起状端子にそれぞれ圧挿入されるから
特殊な接続端子を必要とする。またマニホールド
に印刷配線板を支持するために、別に片持梁状の
支持部を設けて弁本体の受電端子と印刷配線板の
給電端子とを圧接する方法をとつている。したが
つて前記実開昭61−97886号公報による電磁弁の
構造では印刷配線板が脱落又は折損する危険性が
多大である上に、印刷配線板が弁本体から突出し
て使用中に支障があり、さらには従来の個別配線
の電磁弁よりも大形化する等の問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記のような従来の問題点を解決し得
る電磁弁を提案するものであつて、上記のような
ダブルソレノイドタイプの電磁弁に於いて、前記
弁本体を支持するマニホールドの両側部に、当該
マニホールドと弁本体との結合により前記両ソレ
ノイドの電源端子と各々接続するソレノイド接続
端子を装着する一方、前記マニホールドには、一
側部に電源接続端子を装着すると共に、外部表面
に前記電源接続端子と前記両ソレノイド接続端子
とを接続する配線を有する印刷配線板を装着する
が、この場合前記マニホールドの上部両隅に設け
た端子嵌合凹部とマニホールドの一側面に定設凹
面部とに前記ソレノイド接続端子および前記印刷
配線板をそれぞれ嵌合しており、前記電源接続端
子を印刷配線板の張出部に固設して該マニホール
ドの外部側面に接した構造を有する点を特徴とし
ている。
(作用) ダブルソレノイドタイプの電磁弁における両電
源端子がそれぞれマニホールド両側部のソレノイ
ド接続端子に電気接続され、且つ両ソレノイド接
続端子が当該マニホールドの一側部の電源接続用
端子に接続されているから、両ソレノイドに対す
る電源接続部がマニホールドの片側に集合するこ
とになり、外部からの電源配線の接続が極めて容
易となる。
しかも、両ソレノイド接続端子と前記電源接続
端子との配線をマニホールドの外部表面に装着さ
れた印刷配線板によつて行うようにしているか
ら、この配線作業自体も非常に容易である上、各
ソレノイドに個別配線が必要な従来の一般的なダ
ブルソレノイドタイプの電磁弁をそのまま利用し
て、そのマニホールドに前記両ソレノイド接続端
子および電源接続用端子と印刷用配線板の装着を
行うだけで本考案の電磁弁に転用できる。
ところで印刷配線板がマニホールドの凹面部に
嵌合されて固設されているので該印刷配線板が使
用中にはがされたりすることがない。また電源接
続端子が前記印刷配線板の張出部に固設されてマ
ニホールドの側面に定接しており、マニホールド
に装着したソレノイド接続端子は該マニホールド
の凹部をガイドとしてこれに嵌合定設されてお
り、ソレノイド電源端子は弁本体に埋設されてい
るから、本考案の電磁弁に用いる接続端子の取付
けがしつかりする。したがつて本考案による印刷
配線板付電磁弁の構造が全体として強度が著しく
増大すると共に正確な組立ができる。
また前記マニホールドの上部両隅に嵌合凹部を
配設して印刷配線板に固設したソレノイド接続端
子を当該凹部をガイドとして嵌合せしめると共に
マニホールドの一側面に凹面部を設けてこれに前
記印刷配線板を嵌合せしめているので本考案の電
磁弁の構造がシンプルで全体としてコンパクトに
なる。
さらには通常の弁本体にソレノイド電源端子を
埋設し、同じく通常のマニホールドに嵌合凹部お
よび凹面部を設けたのみであるから大幅に仕様変
更したり特殊な弁本体やマニホールドを製作する
必要がなく既製品の有効利用ができるという著し
い長所がある。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付の例示図に基づ
いて説明する。
第1図及び第2図に於いて、1は電磁弁であつ
て、弁本体2とこの両側に付設された一対のソレ
ノイド3a,3bから構成され、ガスケツト5を
介してマニホールド4上に取り付けられている。
前記マニホールド4は周知の分割積層タイプの
マニホールドであつて、その上面に前記ガスケツ
ト5を嵌合した状態で弁本体2の下側にボルト6
で結合されることにより、弁本体2側の各ポート
7とマニホールド4側の各ポート8とが連通す
る。
しかして、マニホールド4の正面(又は背面)
の略上半部には各ポート8の出入口開口8aを避
ける形で凹面部9が形成され、また該マニホール
ド4の両側上部には上方および正面(又は背面)
と側方の3方に開放した端子嵌合凹部10,11
が形成されており、前記凹面部9に印刷配線板1
2が嵌合されてビス等により固定されると共に、
該印刷配線板12の裏面両側部に固設されたソレ
ノイド接続端子13,14がマニホールドの凹部
10,11に嵌合するようになされている。そし
て両ソレノイド接続端子13,14は、当該マニ
ホールド4を弁本体2に結合したときに、各ソレ
ノイド3a,3bの下側に埋設されたソレノイド
電源端子15,16と電気接続する。
また該印刷配線板12の一側下部にはマニホー
ルド4の側端よりも外方へ突出する張出部12a
を有しており、この張出部12aの裏面に固設さ
れた電源接続端子17と前記両ソレノイド接続端
子13,14とが当該印刷配線板12の印刷配線
(図示省略)によつて電気接続されると共に、電
源接続端子17は印刷配線板12をマニホールド
4に取付けた際に該マニホールド4の一側部に配
置するように設定されている。なお、電源接続端
子17はリード線を固定するビス18aを備えた
所謂端子台18にて構成されている。
上記構造によれば、電磁弁1の片側に位置する
一つの電源接続端子17に当該電源接続端子に適
合する接続端子を利用して電源回路を接続するこ
とにより、印刷配線板12の印刷配線、マニホー
ルド4側のソレノイド接続端子13,14、及び
ソレノイド側の電源端子15,16を介して各ソ
レノイド3a,3bに電力を供給して所要動作を
行わせることが出来る。
尚、ソレノイド3a,3b側の電源端子15,
16とマニホールド4側のソレノイド接続端子1
3,14は図示のような差し込み方式のコネクタ
ーに限定されない。例えばマニホールド4と弁本
体2とを結合させたとき、端子部材が互いに圧接
する方式の端子を利用することも出来る。又、電
源接続端子17としても図示の端子台18の他、
第2図仮想線で示すような所謂カードエツジ式接
続端子19等も利用することができる。
第3図に示す実施例では、前記印刷配線板12
にその張出部12aより上方へ延出する部分12
bを設け、この延出部12bに電磁弁の作動上必
要な保護回路や表示回路20を形成している。
(考案の特有の効果) 以上のように本考案のダブルソレノイドタイプ
の電磁弁によれば、マニホールドの片側に位置す
る一つの電源接続端子に両方のソレノイドの電源
端子を電気接続させてあるので、各ソレノイドに
個別に配線しなければならない場合と比較して電
磁弁に対する配線の作業性が著しく向上し、誤配
線の防止に役立つ。
しかも本考案の構造によれば、この種の電磁弁
に当然必要なマニホールドにソレノイド接続端子
及び電源接続端子を装着すると共に、前者の両端
子と後者の端子とを当該マニホールドの嵌合凹面
部に設けた印刷配線板の印刷配線によつて接続す
るようにしているから、各ソレノイドに個別配線
が必要な従来の一般的なダブルソレノイドタイプ
の電磁弁をそのまま利用して、本考案の電磁弁と
することができ、該従来の電磁弁に対して大幅な
仕様変更が不要であると共に既存のものを有効利
用することが可能であり、もつて従来の特殊な弁
本体やソレノイドを必要とする場合や前記配線を
保持するための専用部品を追加しなければならな
い場合と比較して大幅なコストダウンを図ること
ができる上、マニホールドの内部や弁本体との接
合面に配線を施す場合に比較して、該マニホール
ドの製作及び配線操作が非常に容易であり、既存
のマニホールドを活用する場合の加工も極めて簡
単となる利点がある。又、マニホールドは他の併
用部品、例えばガスケツト等と比較して、前記の
ようにソレノイド接続端子や電源接続端子及び印
刷配線板を取付けるのに大きさや強度が充分であ
るため、実施が極めて容易である。
以上により本考案による印刷配線板付電磁弁の
構造について特有の効果を要約すると次の通りで
ある。
(1) 印刷配線板がマニホールドの凹面部に嵌合さ
れて固設されているため使用中にはがれない。
(2) 電源接続端子が印刷配線板の張出部に固設さ
れてマニホールドの外部側面に定接しており、
マニホールドに装着したソレノイド接続端子は
その凹部をガイドとして嵌合定設置さており、
ソレノイド電源端子は弁本体に埋設されている
から接続端子の取付けがしつかりする。
(3) 電磁弁の組立が正確に行える。
(4) 電磁弁の構造がシンプルとなり、形状がコン
パクトとなつて強度が増大する。
(5) 通常の弁本体にソレノイド電源端子を埋設す
るための孔部、同じく通常のマニホールドに嵌
合凹部および嵌合凹面部を設けたのであるか
ら、大幅に仕様変更したり、特殊な弁本体やマ
ニホールドを製作することなく既製品の有効利
用ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る電磁弁の正面
図、第2図は同電磁弁におけるマニホールド側の
分解斜視図、第3図は他の実施例を示す要部の斜
視図である。 1……電磁弁、2……弁本体、3a,3b……
ソレノイド、4……マニホールド、5……ガスケ
ツト、7,8……各ポート、12……印刷配線
板、13,14……ソレノイド接続端子、15,
16……各ソレノイドの電源端子、17……電源
接続端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁本体の両側にソレノイド電源端子を設け、マ
    ニホールドに接続端子を装着し、該弁本体とこれ
    を支持する該マニホールドとの結合によつて上記
    両端子が接続され、前記マニホールドの一側部に
    配設した電源接続端子と前記ソレノイド接続端子
    とを印刷配線板によつて配線接続するダブルソレ
    ノイドタイプの電磁弁において、前記マニホール
    ドの上部両隅に設けた端子嵌合凹部とマニホール
    ドの一側面に突設した凹面部とに、前記ソレノイ
    ド接続端子および前記印刷配線板をそれぞれ嵌合
    しており、前記電源接続端子を印刷配線板の張出
    部に固設して該マニホールドの外部側面に接した
    構造を有する電磁弁。
JP1990112757U 1990-10-26 1990-10-26 Expired JPH0438131Y2 (ja)

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