JPH018773Y2 - - Google Patents

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JPH018773Y2
JPH018773Y2 JP1982173042U JP17304282U JPH018773Y2 JP H018773 Y2 JPH018773 Y2 JP H018773Y2 JP 1982173042 U JP1982173042 U JP 1982173042U JP 17304282 U JP17304282 U JP 17304282U JP H018773 Y2 JPH018773 Y2 JP H018773Y2
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valve
wiring
solenoid
solenoid valve
hydraulic control
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JP1982173042U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電磁弁の配線装置に関し、とく
に、スタツク形式の複合弁における電磁弁の配線
を簡略にして、誤配線、配線の損傷等に基づく作
動不良を防止するものである。
一般に、この種のスタツク形式の複合弁におい
ては、弁基底体上に電磁弁とその他の油圧制御弁
とを積重ねた弁群を一体に結合して油圧回路を構
成しているが、電磁弁のソレノイド励磁用の電線
の配線方式として、コンジツト方式、グロメツト
方式およびターミナル方式などの各種の方式が用
いられている。
しかしながら、これらの方式は、いずれもそれ
ぞれの電磁弁のソレノイドから2本または複数本
を外部に取り出して配線する必要があるため、電
磁弁の個数や配列数が多い複合弁では、電線の引
出数が増加して配線が複雑に交錯し、配線に誤り
が生じたり、作動中に配線が損傷して作動不良の
事故が起り易く、配線作業もきわめて困難で、手
間を要し、しかも配線作業上電磁弁が最上段に限
定されるため、油圧管路の構成が複雑になるとい
う欠点がある。
また、この種の複合弁は、建設車両等の油圧装
置に使用されるため、水で覆われた作業場では、
結線個所がアースされて電磁弁の起動が円滑に行
なわれず、作業に支障を来す欠点がある。
この考案は、上記の欠点を除去するためになさ
れたものであり、この考案の目的は、配線作業が
簡易に、しかも正確にできる電磁弁の配線装置を
提供することにあり、また、この考案の目的は、
配線の損傷による作動不良やアースによる起動不
良が生ずることのない電磁弁の配線装置を提供す
ることにある。
すなわち、この考案は、後述する実施例および
図面に示すように、弁基底体30上に、電磁弁1
0とその他の油圧制御弁11,12,13とを積
重ねて結合した弁群を少なくとも一群配列してな
るスタツク形式の複合弁において、前記電磁弁1
0を前記弁群の任意の段に配置し、該弁群と弁基
底体30との間に配線ブロツク22を結合し、電
磁弁10のソレノイド励磁用通電部15を、電磁
弁10から電磁弁10よりも下段の油圧制御弁1
1,12,13および配線ブロツク22の内部を
貫通して電気絶縁体16,18,20,25,2
7を介して設け、電磁弁のソレノイド数に対応す
る配線41,42,43,44がなされ、該配線
41,42,43,44の電源側の端子がターミ
ナルコンセント50に接続された配線体40を前
記配線ブロツクの側面に配設して、該配線体40
の弁群側の端子を、配線ブロツク22のソレノイ
ド励磁用通電部に接続したことを特徴とする電磁
弁の配線装置に係る。
以下、この考案の実施例について、図面を参照
して説明する。
第1図は、この考案の実施例を示す正面図、第
2図はその配線構造を示す側面図である。
上図は、1個の電磁弁10を最上段に配置し
て、その下段に電磁弁10とは別の機能を有する
3個の油圧制御弁11,12,13を積み重ねた
弁群を4群配列した構造のスタツク形式の複合弁
を示し、最下段の油圧制御弁13と弁基底体30
との間に配線ブロツク22を介在させて設け、電
磁弁10から弁基底体30の間に挿通した連結ボ
ルト31により一体に結合されている。
上記の電磁弁10には、左右両側にそれぞれソ
レノイド14が取付けてあり、該ソレノイド14
の励磁用通電部15を、電磁弁10から下段の油
圧制御弁11,12,13と配線ブロツク22と
の内部を貫通して設けてある。
このソレノイド励磁用通電部15の詳細構造
は、第3図に一方のソレノイド側について示すよ
うに、電磁弁10の下面にソレノイド14に接続
されたソケツトピン14aを突設し、油圧制御弁
11,12,13には、それぞれ前記電磁弁10
のソケツトピン14aと同一中心線上に電気絶縁
体16,18,20を介して電気導体からなるソ
ケツト17,19,21を取付けて該ソケツト1
7,19,21の下端にそれぞれソケツトピン1
7a,19a,21aを連結して突設し、電磁弁
10のソケツトピン14aが第3段の油圧制御弁
11のソケツト17に嵌合し、第3段の油圧制御
弁11のソケツトピン17aが第2段の油圧制御
弁12のソケツト19に、第2段の油圧制御弁1
2のソケツトピン19aが最下段の油圧制御弁1
3のソケツト21にそれぞれ嵌合するようにして
ある。また、配線ブロツク22にも同様に電気絶
縁体25を介してソケツト26が取付けてあり、
該ソケツト26には最下段の油圧制御弁13のソ
ケツトピン21aが嵌合する。配線ブロツク22
には前記ソケツト26に対して直角方向に端末ソ
ケツト28が電気絶縁体27を介して取付けら
れ、該端末ソケツト28と前記ソケツト26とは
電気的に接続してある。この端末ソケツト28
は、各弁群の隣接する配線ブロツク22のソケツ
ト26の取付位置に対応して、ソケツト26の上
端縁からの上下方向の間隔が順次広くなるよう
に、その部位をずらして取付けてある。
上記の配線ブロツク22の両側面には、第1図
および第2図に示すようにそれぞれ配線体40を
配設している。該配線体40には、各弁群の電磁
弁10のソレノイド数に対応する電線41,4
2,43,44が相互に間隔を保つて長さ方向に
平行に延設してある。該電線41,42,43,
44の弁群側の端子は、各弁群の配線ブロツク2
2の端末ソケツト28に対応する部位に、各電線
に対して直角方向のソケツトピン(図示せず)と
して形成され、このソケツトピンを前記配線ブロ
ツク22の端末ソケツト28に嵌合させてある。
電線41,42,43,44の電源側の端子は、
配線体40の端面に配設したターミナルコンセン
ト50にそれぞれ接続されている。ターミナルコ
ンセント50には、電源接続用コード51が取付
けてある。
配線体40の配線は、上記のように電線41,
42,43,44による構成とするほか、プリン
ト回路基板による配線とすることもできる。
かくして、ターミナルコンセント50のコード
51を電源に接続すると、該ターミナルコンセン
ト50に接続された配線体40の電線41,4
2,43,44の弁群側の端子を経て配線ブロツ
ク22の端末ソケツト28に通電し、該端末ソケ
ツト28から配線ブロツク22のソケツト26に
嵌合された最下段の油圧制御弁13のソケツトピ
ン21aと該ソケツトピン21aと同体のソケツ
ト21とを経て、順次第2段の油圧制御弁12の
ソケツトピン19aとソケツト19、さらに第3
段の油圧制御弁11のソケツトピン17aとソケ
ツト17に通電し、このソケツト17に嵌合され
た電磁弁10のソケツトピン14aを介してソレ
ノイド14が励磁される。
なお、上記複合弁の電磁弁10、各油圧制御弁
11,12,13、配線ブロツク22および配線
体40の各接合面には、ゴムシール(図示せず)
が設けてあり、水で覆われた作業場で使用する場
合でも接合面からの浸水を阻止するようにしてい
る。
第4図および第5図は、この考案の他の実施例
であり、第1図および第2図の実施例における電
磁弁10を最下段に配置し、その上段に別の機能
を有する3個の油圧制御弁11,12,13をス
タツク形式に積み重ねて配列した複合弁に、この
考案を適用した場合を示す。
この実施例では、電磁弁10のソレノイド励磁
用通電部15は、第3図に示した電磁弁10のソ
ケツトピン14aと配線ブロツク22のソケツト
26および端末ソケツト28とから構成され、電
磁弁10のソケツトピン14aを配線ブロツク2
2のソケツト26に嵌合してある。
配線ブロツク22、配線体40およびターミナ
ルコンセント50の構成は、第1図および第2図
の実施例と同一であるから、詳細な説明は省略し
て同一部分には同一符号をもつて示す。
前述した各実施例では、電磁弁10を最上段と
最下段に配置した場合について説明したが、電磁
弁10の配置段は、上記実施例に限らず、油圧制
御弁11と油圧制御弁12との間、あるいは油圧
制御弁12と油圧制御弁13との間等、任意の段
に配置することができる。この場合は、配線ブロ
ツク22と電磁弁10よりも下段の油圧制御弁の
みに、上記構成のソケツトとソケツトピンとを設
ければよい。
また、前述の各実施例においては、電磁弁のソ
レノイド励磁用通電部として、電磁弁のソケツト
ピン、各油圧制御弁のソケツトおよびソケツトピ
ン、配線ブロツクのソケツトおよび端末ソケツト
により構成した場合について説明したが、このほ
か、電磁弁、各油圧制御弁および配線ブロツク
に、電磁弁のソレノイド励磁用電線の挿通孔を貫
通して設け、該挿通孔の内面に電気絶縁体を内張
りして、ソレノイド励磁用電線を挿入するか、あ
るいは、電気絶縁体で被覆されたソレノイド励磁
用電線を前記挿通孔に挿入して、該ソレノイド励
磁用電線の端子を配線体の配線の弁群側の端子に
接続する構成とすることもできる。
以上、説明したところから明らかなように、こ
の考案は、スタツク形式の電磁弁と電磁弁以外の
油圧制御弁とからなる複合弁において、任意の段
に配置された電磁弁のソレノイド励磁用通電部
を、電磁弁よりも下段の油圧制御弁と弁基底体と
の間に配置された配線ブロツクとの内部を貫通し
て設け、配線ブロツクに結集された通電部を、配
線ブロツクの側面に配設された配線体を介してタ
ーミナルコンセントに集約する構成としている。
したがつて、この考案によれば、電磁弁のソレノ
イド励磁用の配線が複合弁自体に内蔵され、きわ
めて簡略な配線となるから、電磁弁を多数配列す
る複合弁であつても配線の誤りが生ずることはな
く、また配線が外部に引出されることがないた
め、作動中の損傷による作動不良や、アース等に
よる起動不良を完全に防止することが可能とな
り、配線作業が簡易であつて、しかも正確な配線
ができる配線装置が得られる。
また、この考案によれば、電磁弁を複合弁の任
意の段に配置することができるから、配線の構成
が簡略になるだけでなく、油圧管路の構成も簡略
になる効果が併せて得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す正面図、第
2図はその側面図、第3図は、ソレノイド励磁用
通電部の詳細構造を示す分解図、第4図は、この
考案の他の実施例を示す正面図、第5図は、その
側面図である。 図中、10は電磁弁、11,12,13は油圧
制御弁、14はソレノイド、14aは電磁弁のソ
ケツトピン、15はソレノイド励磁用通電部、1
6,18,20はそれぞれ油圧制御弁の電気絶縁
体、17,19,21はそれぞれ油圧制御弁のソ
ケツト、17a,19a,21aはそれぞれ油圧
制御弁のソケツトピン、22は配線ブロツク、2
5,27は配線ブロツクの電気絶縁体、26,2
8はそれぞれ配線ブロツクのソケツト、端末ソケ
ツト、30は弁基底体、40は配線体、41,4
2,43,44は配線体の配線、50はターミナ
ルコンセントである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁基底体上に、電磁弁とその他の油圧制御弁と
    を積重ねて結合した弁群を少なくとも一群配列し
    てなるスタツク形式の複合弁において、前記電磁
    弁を前記弁群の任意の段に配置し、該弁群と弁基
    底体との間に配線ブロツクを結合し、電磁弁のソ
    レノイド励磁用通電部を、電磁弁から電磁弁より
    も下段の油圧制御弁および配線ブロツクの内部を
    貫通して電気絶縁体を介して設け、電磁弁のソレ
    ノイド数に対応する配線がなされ、該配線の電源
    側の端子がターミナルコンセントに接続された配
    線体を前記配線ブロツクの側面に配設して、該配
    線の弁群側の端子を、配線ブロツクのソレノイド
    励磁用通電部に接続したことを特徴とする電磁弁
    の配線装置。
JP17304282U 1982-11-16 1982-11-16 電磁弁の配線装置 Granted JPS5977677U (ja)

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JPS6138381U (ja) * 1984-08-14 1986-03-10 エスエムシ−株式会社 電磁弁用マニホ−ルド
JPH0643590Y2 (ja) * 1985-02-21 1994-11-14 エスエムシ−株式会社 ダブルソレノイドバルブ
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JPS648773U (ja) * 1987-07-06 1989-01-18

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