JPS5850616Y2

JPS5850616Y2 - 電気機器用端子箱

Info

Publication number: JPS5850616Y2
Application number: JP5306078U
Authority: JP
Inventors: 公子井上; 敏和杉田
Original assignee: シ−ケ−ディ株式会社
Priority date: 1978-04-20
Filing date: 1978-04-20
Publication date: 1983-11-17
Also published as: JPS54155185U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、電気配線用の端子箱に関し、更に詳細には、
電磁弁やモータ等の電気機器ないしは装置に取付けられ
、外部動力線と該電気機器側の電線を取外し可能に接続
できる端子盤を内蔵した端子箱に関する。

従来のこの種端子箱は、第１図イ９口に示すように、端
子箱本体１内に平板状のハーモニカ端子盤２が内蔵固設
され、電気機器側電線３と動力線４が直角方向から導入
されて、端子盤２にネジ止めされている。

そして、電線３，４を端子盤２にネジ止めするには、電
線の端末ないしは端子を図のようにＳ字状等にフォーミ
ングしなければならないが、これらの作業は面倒である
。

接続を簡単確実にするためにも、端子箱内にフォーミン
グされた電線端末を充分収容できるだけのスペースをと
らなければならず、端子箱が大形化する。

また、フォーミングのために電線は予め長目に余裕をも
って準備されるが、端子盤への接続後の冗長分の電線が
端子箱内の空間５をいたずらに占拠することになり、こ
の点でも小形化の妨げとなった。

端子箱本体１は、電線３の導入管６を電磁弁等の電気機
器ないしは装置に直結することにより、直接機器に取付
けて使用されることが多いが、電気機器等の小形化に伴
ない、端子箱の小形化が要求される。

そこで、本考案はこのような問題を一掃し、小形でしか
も端子盤への電線の接続作業が簡便な端子箱を実現する
ものであり、本考案によれば、電気機器や電源から導入
された電線をフォーミングすることなしに、真直のまま
端子盤にネジ止め接続することができる。

このために本考案は、端子盤の両型線接続面を、両電線
の導入方向と一致するように互いに角度をもたせて形成
しである。

第２図イ９口は本考案による端子箱の実施例を示す正面
図と断面図である。

本考案の場合も、電線の導入管７，８は互いに直角をな
し、機器側の導入管７は、電磁弁のソレノイド部９等に
ネジ式その他の手段で直結される。

端子箱中の端子盤１０の電線接続面１１．１２は、夫々
導入管７，８の中心線とほぼ一致ないしは平行になるよ
うに、直角に形成しである。

そして、機器側電線１３および動力電線１４は、フォー
ミングすることなしに、導入管７，８から導入後そのま
ま真直の状態で接続面１１．１２にネジ１５．１６で取
付ける。

１７．１７’は、電線１３．１４の端子間を電気的に接
続する金具である。

１８は端子箱本体の蓋であり、密封用のパツキン１９を
介して本体１′に、ネジ２０・・・・・・で取付けられ
る。

本体１′と蓋１８との合わせ部には、少なくとも一部に
、ドライバーの先端等が入る切欠き状のすき間２１が形
成しである。

このため、長期間使用中にパツキン１９が劣化し、本体
１′や蓋１８に粘着して一体に固着した状態になってい
る場合は、すき間２１にドライバー等の先を差し込んで
こじあければ、容易に蓋１８を取外すことができる。

以上のように本考案によれば、端子盤の電線接続面が機
器側電線および動力線の導入方向と一致するように角度
を威して形成されているので、導入された電線に複雑な
フォーミングを施す必要がなく、真直のままネジ止めす
るだけで接続でき、接続作業が簡便で、しかも確実に接
続され、信頼性が向上する。

また端子箱本体は、電線の複雑にフォーミングされた部
分を収納する場合と違って、電線端末がフォーミングさ
れず直線状のままであるがら、収容スペースが小さくて
すみ、端子箱を小形化して電磁弁等の機器の小形化に対
応することができる。

もちろん、充分な電流容量と絶縁耐圧および絶縁抵抗を
確保するのに必要な寸法りを設けなければならず、無制
限に小形化できるわけではないが、小形化が制限された
としても、それだけ端子箱内に余裕ができ、接続作業・
点検保守等が一層し易くなる。

さらに、本体と蓋の合わせ面において、本体と蓋の両者
あるいはいずれか一方にドライバー等の先が入るすき間
を、パツキンによるシールの妨げとならないように設け
であるので、パツキン１９が劣化固着して蓋１８の取外
しが困難になっても、ドライバー等の先を前記すき間に
差し込んで容易にこじあけることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の端子箱を示すもので、イ図は正面図、口
図はイ図のローロ′断面図であり、第２図は本考案によ
る端子箱の実施例で、イ図は正面図、口図はイ図のロー
ロ′断面図である。図において、７，８は電線導入管、９は電磁弁等の機器
、１０は端子盤、１１．１２は電線端末の接続面、１３
゜１４は電線、１８は蓋、１９はパツキン、２１はすき
間である。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）電気機器ないしは電気装置に取付けられ、該電気
機器ないしは装置側の電線に対し動力線が角度をなして
導入され内部の端子盤に接続される端子箱において、端
子盤の電線接続面が、それぞれ電気機器ないしは装置側
電線および動力線の導入方向と一致するように互いに角
度をなして形成されていることを特徴とする電気機器用
端子箱。
（２）端子箱本体と蓋との合わせ部の少なくとも一部に
、工具等の先が入るすき間を備えていることを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第（１）項記載の電気機器用
端子箱。